時代の中に埋もれてしまった強力なゾイド オルディオス

  • 2018.09.21 Friday
  • 14:38

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

昨日はゴジュラスギガのことを書きました。
強いけど強いと思ってもらえにくい。
だからオルディオスと重なって見えると書きましたが、今日はそのオルディオスについて書きます。
オルディオスは旧大戦の末期に開発されたペガサス型のゾイドです。
開発目的は対ギルベイダー用です。
当時最強の共和国ゾイドであったマッドサンダーをいとも簡単に切り裂いてしまう化物のような強さのギルベイダー。
マッドに負けないほどの体格に、マッドを掴んだまま飛び上がるほどのパワー。
マッハ4で飛行して単機での大気圏の離脱と突入が可能。さらに無補給での大陸間の往復も可能。
最大の目玉武器あるビームスマッシャーは、デスザウラーの荷電粒子砲を完全に無効化してしまうマッドのシールドが紙切れのように切り裂きます。これを四つも装備しています。
飛行型でありながら重武装、重装甲で、しかも戦闘モードの切替で陸戦もこなします。
地上で戦ってもマッドを倒したことがあるほどで、キングゴジュラスを除けばこいつも充分にチートです。
こんな怪物に対抗するべく生み出されたのがオルディオスです。
対空攻撃が苦手なマッドに代わり、空戦においてギルベイダーを倒すことを期待されていました。
その性能は非常に高く、飛行速度はマッハ3.5。空戦と地上戦の両方が可能で、武装も強力です。
デスザウラーの重装甲でも貫通するほどのグレートバスターなるビーム砲を二門。
さらには接近戦用の武器として、ユニコーンのような一本角のサンダーブレードを備えています。
飛行速度、装甲、火力の面ではギルベイダーに劣りますが、俊敏性はオルディオスが上回ります。
正面からの戦いだと不利になりますが、その俊敏さを活かして翻弄し、隙をついて攻撃を叩き込めば勝機はあると言われていました。
しかし実際は大きな戦績は残せていません。
超優秀なパイロットが相討ち覚悟で一機のギルベイダーを落としただけです。
本当に相討ちになってしまったので、オルディオスも撃墜されています。
しかし当時無敵を誇っていたギルベイダーを沈めたのは大きな前進です。
共和国はオルディオスを500機配備したと偽の情報を流し、帝国側はこれを真に受けてしまいました。
これ以上のギルベイダーの損失を恐れ、前線から徹底させることにしました。
相討ちに終わった戦いだったけど、そのあとの展開を考えれば、これはオルディオスの勝利といえるでしょう。
なにせ初めてギルベイダーを撃墜したのですから。
しかし帝国側はすぐに手を打ってきました。
対オルディオス用のゾイドとして、ギルベイダーの小型版ともいえるガンギャラドを開発したからです。
小型といってもその戦闘力は非常に高く、大きさ的にもオルディオスとそう変わりません。
なにせギルベイダーは飛行ゾイドとは思えないほどの大型だからです。
ガンギャラドの大きさはオルディオスと変わらない準大型クラス。
しかも武装はオルディオスよりも強力で、飛行速度もマッハ3.7。わずかながらオルディオスを上回っています。
それでいて量産機でもあるので、数の上でもオルディオスに負けません。
さらにギルベイダーより小型ということもあり、俊敏性も高くなっています。
帝国側はギルベイダーをメインにしつつ、ガンギャラドというそれに次ぐ強力なゾイドを有しました。。
こうなってはオルディオスに勝ち目はありません。
総合的に見ればマッドサンダーを上回るであろうオルディオス。
デスザウラーと戦ってもほぼ一方的に勝てるであろう武装と性能。
にもかかわらず、敵があまりに強すぎる為に影が薄くなってしまいました。
それにデザインも賛否両論あるようです。
カッコイイと言う人もいれば、子供っぽすぎるという意見もあります。
そもそもオルディオスが発売された頃ってゾイドの人気が落ちていたんですよ。
ガンダムはBB戦士という低価格で簡単に組み立てられるオモチャを作り、しかも家庭用ゲーム機が普及した始めた時代でもあります。
多くのオモチャは隅に追いやられ、ゾイドもその波に逆らうことは出来ませんでした。
キングゴジュラスで全てを終わらせたのは、いろんな意味で全てをご破産にしないといけなかったのかもしれません。
そしてゾイドは新しい時代に突入します。
デスザウラー、マッドサンダーといったような決戦機という概念は薄れ、代わりにライガー系やジェノザウラー系の中型で高速機動のゾイドがメインになります。
大鑑巨砲主義の終了です。
まるで大和のような巨大戦艦が廃れ、代わりに航空機の時代に突入したかのごとく。
パワーではなくスピードが重視され、決戦機ではなく汎用性の高い機体の量産が重視されるようになります。
仕方ありませんね。どんなにパワーがあってもスピードで負ければ当たらないし、どんなに強い機体でも戦略的に攻めてくる複数の機体には勝てません。
ゾイドの流れは現実の兵器のごとくであり、オルディオスという名機はその流れの中に埋もれていきました。
強いのに影が薄い。
活躍もしたのに認知度が低い。
オルディオスはとても切ないゾイドかもしれません。

強いけど不遇なゾイド ゴジュラスギガ

  • 2018.09.20 Thursday
  • 14:25

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

ゾイドでもっとも最凶、最恐の機体といえばデスザウラーです。
強さは最強とまではいきませんが、最強クラスの一つといえる存在です。
共和国ゾイドで完全にこれを打ち負かしたのはマッドサンダーだけです。
そのマッドもデスザウラーを遥かに上回るギルベイダーの登場によって、最強の座を追われました。
ですからギルベイダーもデスザウラーを圧倒する強さを持っています。
ちなみに最強ゾイドのキングゴジュラスはチート過ぎるのでどの機体とも比較対象にはなりません。
個人的にはアニメ版のデスザウラーですら勝てないと思っています。
サウンドブラスターで粉々にされるか、スーパーガトリング砲で蜂の巣にされるか。
最悪は常識外れの腕力で力任せに引き裂いてしまいそうな気もします。
とにかく共和国で正面きってデスザウラーを倒したのはマッドサンダーだけでしたが、これに続いた機体がいます。
ゴジュラスギガです。
新バトルストーリーでは、強化版デスザウラー30機VS弱体化したマッドサンダー20機。
この戦いで互いに全滅、共和国は全てのマッドサンダーを失ってしまったので、デスザウラーに対抗できる機体がなくなってしまいました。
特にバーサークフューラーを中心とした精鋭部隊にはやられっぱなしで、こらイカンと思って開発したのがゴジュラスギガです。
初陣は華々しいものでした。
ゴジュラスジオーガの奮闘で、敵を操る能力を持ったダークスパイナーは粉砕され、ギガは残ったサックスティンガーを瞬く間に蹴散らしました。
しかしそのあとが続きませんでした。
デスザウラーとの初戦では不覚を取ってしまいます。
地中から現れた敵ゾイドに足をやられ、あわや撃破されるのではというところまで追い詰められます。
しかし仲間が身を挺して守ってくれたおかげで、どうにか撃破しました。
そのあとは快調に帝国を蹴散らしていきます。
デスザウラーに勝てることが証明されたのだから、もはや帝国で敵うゾイドはいません。
バーサークフューラー、ジェノブレイカーなど、帝国の精鋭機も相手にはならなかったでしょう。
具体的な描写はありませんが、おそらく圧倒的に蹴散らしていると思います。
しかしすぐさまセイスモサウルスという強敵が登場し、短い最強時代を終えました。
今度はゴジュラスギガが一方的にやられてしまい、またもや共和国は追い詰められます。
そのあと東方大陸の協力のおかげで、セイスモサウルスの砲撃を無力化するゾイドを開発したおかげで、ギガはどうにか逆転勝利を収めました。
共和国最強の歴代ゾイドは、ゴジュラス、ウルトラザウルス、マッドサンダー、ゴジュラスギガです。(くどいけキングは除きます)
ゴジュラスもウルトラザウルスもマッドサンダーも強烈なインパクトがありました。
それ1機で戦況を変えてしまうほどの存在だったからです。
しかもレッドホーン、アイアンコング、デスザウラーと、当時のライバルたちをことごとく打ち負かしています。
マッドサンダーにいたっては暗黒大陸の強靭なゾイドを相手に前線で戦い続けました。
ギルベイダーという化物にやられながらも、それでも踏ん張って戦い続けた猛者です。
名実ともに共和国の英雄たちなんですよ。
けどゴジュラスギガにはどうしてかそれを感じません。
もちろん強いのは強いです。
それは間違いありません。
しかし歴代最強の共和国ゾイドほどのインパクト、カリスマ性みたいなものは持っていないように思います。
正直なところ、印象としてはデスザウラーに勝るほどの機体にも思えません。
格闘戦になれば勝てるけど、しかしマッドのように接近戦なら圧勝できるかというと、これは難しいように思います。
それに防御に関しても心もとないところがあります。
いくら整備不良とはいえグランチャーというそこまで強くもないゾイドに傷を負わされるなんて。
それで危うくデスザウラーに負けそうになるなんて。
ゴジュラスなら、ウルトラザウルスなら、マッドサンダーなら、こういった初歩的な不覚を取ることはないでしょう。
ゴジュラスギガってどこかオルディオスと重なって見えます。
オルディオスは対ギルベイダー用に開発された、当時としては共和国最強のゾイドです。
高速飛行で高火力だから、総合的な性能ではマッドサンダーを上回るでしょう。
ですが期待されただけの成果は上げられず、しかも帝国側はすぐに対オルディオス用のゾイド、ガンギャラドを量産してきました。
これによってオルディオスは完全に封殺。
キングゴジュラスが開発されるまで、結局は前線はマッドサンダーが支え続けました。
そんな不遇なオルディオスとゴジュラスギガ、やはり重なって見えます。
最強の機体として登場したはずなのに、すぐにそれを上回る機体が出てきてしまって、あまりおいしい所がありません。
強さは折り紙つきなのはずなのに、そこまで強いと思えないのは活躍した場面が少ないからでしょう。
なんとも不運なゾイドです。
アニメ版でもセイスモサウルスのレーザー一発でやられたりと踏んだり蹴ったりです。
あれ、さすがにちょっと酷すぎると思いました。
せめて荷電粒子砲で撃破してあげてよって。
好きな人には申し訳ないけど、フューザーズが酷評されるのも仕方ないかなと思いました。
ゴジュラスギガは強いのに、そこまで強いと思ってもらえない悲しい機体です。
いつかもっとスポットを当ててあげてほしいですね。

最強魔法対決!メドローアとドルオーラとどっちが強いのか?

  • 2018.09.04 Tuesday
  • 12:09

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

メドローアとドルオーラ。
ドラクエ漫画、ダイの大冒険に登場する魔法です。
最強の双璧を成す二つの呪文。
いったいどっちが強いのか?
ポップの師匠である大魔導師マトリフ曰く、メドローアはあらゆる物を消滅させる究極の呪文です。
単純な力ではダメージの通らないミストバーンですらメドローアは警戒していました。
大魔法バーンもフェニックスウィングで弾いていましたから、直撃を食らったらマズイということなんでしょう。
威力は比類ないものですが、いかんせんマホカンタに弱いというのが玉に瑕です。
反射されるってことは術者が危険に晒されるってことですから。
頭の良いポップはその性質を逆手にとってシグマを撃破しましたけど。
あのシーンは震えました。
シグマの装備であるシャハルの鏡(マホカンタと同様の効果)でメドローアの反射を受けたと見せかけて、実はその魔法は威力を調整したベギラマ。
これで勝ったと油断したシグマの隙をついてメドローアをブチ込みました。
それにキルバーンの仕掛けた炎の罠から逃げる際にも役に立ちました。
ダイ、ポップ、ハドラーが灼熱の炎の中に閉じ込められるんです。
そいつはキルバーンの仕掛けた特殊な炎で、単純な力では打ち破れません。
マァムの拳どころか、ヒュンケルのグランドクルスですら消し去ることは出来ませんでしたから。
けどポップの放ったメドローアはその炎を貫き、穴を空けました。
おかげでダイは脱出に成功します。
ポップは逃げる力が残されておらず、そのまま炎の中。
そして敵であったはずのハドラーは、ポップの男気に心を打たれ、身を呈して灼熱から守ろうとしました。
最後はアバン先生がやってきて炎を消し去ってくれましたけど。
憎き宿敵、アバンの中の息を引き取った魔王ハドラー。
アバンは弟子を守ってくれたことに感謝し、ハドラーはライバルだった男の腕の中で最期を迎えられたことに喜びを感じていました。
メドローアは威力だけでなく、作中の要所で活躍しています。
対してドルオーラは竜の血を引く者だけが使える特別な魔法です。
人間を遥かに超える闘気を持つ竜人バラン。
その闘気を両手の中に溜め込んでから、一気に放出するのです。
一撃で一つの国を滅ぼすほどの威力を秘めています。
しかもマホカンタで反射も無理です。
とてもじゃないけど反射とか弾き返せるような代物じゃないからです。
バラン亡き後はダイだけがこの魔法を使えます。
メドローアと違って反射の心配がなく、しかも攻撃範囲も広いので、多数の敵を一掃することも可能。
ただし描写を見る限りかなりのエネルギーを使うようです。
メドローアのような連発は難しいでしょう。
それに竜の血を引く者じゃないと使えないという制約もあります。
ドルオーラはドラゴンの圧倒的な闘気がモノをいう魔法です。
人間の魔力じゃあそこまでのパワーは出せません。
そういう意味では魔法というよりかはカメハメ波に近い技です。
とにかく膨大なエネルギーで敵を吹き飛ばすんですから。
当たれば勝利は確実だけど、反射されたり弾かれたりする恐れがあるメドローア。
反射や弾かれる心配もなく、広範囲に渡ってトンデモ威力を発揮するドルオーラ。
ただし燃費が悪そうなのと、竜人にしか使えない限定的な技。
それぞれの一長一短を比べると、どちらが最強かとは言えないですね。
人間からすれば自分たちも使用可能なメドローアしか選択肢がないし、ミストバーンのように禁断の魔法でダメージを喰らわない肉体を持っている相手にも有効です。
竜人からすればドルオーラの方がいいでしょう。
有り余るほどの闘気を活かしたドルオーラは竜人にうってつけの魔法です。
相手が単体だろうが大軍だろうが関係なしに吹き飛ばすことが出来ますし。
欠点があるとすれば、威力が大きすぎて味方にも被害を与えかねないところです。
要するに使用者や状況によってどっちが最強かは変わるってことだと思います。
ただ一つ言えることは、この二つの魔法に匹敵するものはそうそうないってことです。
あるとするならマダンテくらいじゃないでしょうか。
あれはある意味で人間版のドルオーラともいえます。
ただしバーバラのような天賦の才と計り知れないほどの高いポテンシャルが必要になると思うので、誰でも使えるわけじゃなさそうですけど。
最強は一つじゃなくてもいい。
メドローアとドルオーラ。
この二つこそが最強の魔法と言えると思います。

アニメーションのゴジラ映画 怪獣惑星を見て・・・

  • 2018.07.19 Thursday
  • 15:33

JUGEMテーマ:映画

JUGEMテーマ:特撮

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

アニメ版のゴジラ、怪獣惑星を見ました。
日本では初めてのアニメーションゴジラです。
アメリカではイグアナゴジラの続編をアニメでやったそうです。
けど向こうのとはまったく違う感じのアニメーションが今回の怪獣惑星。
シンゴジラで再び怪獣王が注目を浴び、こうして新作が生まれるのはとても嬉しいことです。
・・・・さて、映画を見た感想を書きますが、最初に言っておかないといけないのは、かなり批判的な内容になるということです。
私は作品名を名指しで批判するのはなるべく避けるようにしているんですが、この怪獣惑星に関しては思うところがあったので書かせて下さい。
もしこのアニメを好きだという方がいたら、ここで読むのをやめることをオススメします。
では以下に批判を書いていきます。
パソコンに借りてきたDVDを入れながら、ドキドキした気持ちで画面を見つめました。
アニメーションのゴジラはいったいどんな作品になっているんだろうか。
・・・・開始五分のこと、少し不安が出てきました。
・・・・開始十分のこと、マウスを持ち、早送りボタンのところにカーソルを合わせました。
・・・・開始二十分くらいのこと、早送りを開始しました。
・・・・それ以降、早送りしては通常に戻し、通常に戻しては早送りの繰り返しです。
ああ、これってなんという失礼な見方なんだろうと申し訳ない気持ちになりつつ、でもそうせざるを得ない自分がいました。
この映画を作った人たちは一生懸命頑張ったはずなのに、どうしても通常の速度で見ることが出来ませんでした。
本当に申し訳ないです・・・・。
そうした理由はただ一つ・・・・つまらなかったんです。
自分の中で色々と考えました。
これが理由かな?あれが理由かな?
ここをこうしていたらとか、なにか大人の事情でこうなってしまったのかなと。
けどそれら一つ一つのことを考えるのに意味なんてないのかなと思うようになりました。
どれも正解でどれも間違いな気がしたからです。
こうなればもう自分の素直な気持ちに従うしかありません。
面白くなかったんだ。
この一言が一番自分の中でしっくりきました。
この作品はもちろんプロが作ったものです。
スタッフの中にアマチュアなんて一人もいないでしょう。
その道で生活している人たちがきちんと作ったんです。
でもどうしてか・・・半分はプロ、もう半分はアマチュアが作ったんじゃないかと思える出来栄えでした。
漫画に例えると、半分はプロが描いた商業作品だけど、もう半分はアマチュアの同人作品のような、そんな風に感じてしまったんです。
どういう内情があって、こういう作品になったのかは分かりません。
よんどころない何かがあったのかもしれないし、そうじゃないのかもしれないし。
こればっかりは中の人間じゃないと分かりません。
けど作品を見た一観客としての感想は上にも書いたとおり、つまらなかったんです。
この映画を作った方々、好きな方々、ごめんなさい。
ひどい物言いになってしまいました。
怪獣惑星は三部作構成になっているので、一部だけ見てどうこう言えないのは分かっています。
けれどそういうレベルではないような、もっと大きな何かが立ちはだかるほどの、これ以上は期待できないのではないかという印象を受けました。
あくまで私個人の感想です。
二部、三部と進むにつれて面白くなるのかもしれません。
ただ私は見ないでしょう。
もしこの映画が大きくコケたとしても、ゴジラがなくなるわけじゃありません。
ハリウッド版ゴジラの次回作に期待しています。

光学兵器なのにガトリングにするメリット

  • 2018.06.30 Saturday
  • 16:38

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

ガンダムやゾイドみたいなロボットアニメにはよくビームとかレーザーが登場します。
ガンダムのビームライフルやビームサーベルは理解できます。
もしあったらすごい強い武器だろうなって。
ゾイドの重力砲やレーザークロウも分かります。
これももしあったら強い武器だろうなって。
けど一つ疑問に思うことが。
たまにガトリングビームとかレーザーバルカンなるものが出てくるんですが、これはいったいどういう事なんだろうと。
ガトリングから発射されるビームやレーザーは確かにカッコイイです。
名前もカッコイイし、ゲームでもけっこう強い武器だったりします。
でも不思議なのが、それにどういうメリットがあるのかってことです。
ガトリングっていわゆるバルカン砲みたいなやつで、何本もの砲身を束ねて回転させながら撃つ武器のことです。
この武器のメリットは連射がすごいってところです。
一つの砲身で連射しすぎると、火薬の熱で熱くなりすぎます。
けどガトリングならそうはなりません。
複数の砲身から発射するおかげで、一つの砲身にかかる負担が少ないからです。
それに回転することによって放熱も行えます。
だから単身の砲よりも連射が利くのが最大のメリットです。
戦艦に搭載してある機関砲だと、一秒間に100発、一分間に6000発撃ぐらいのレベルで撃つことができます。
たくさん撃てば当たる確率も上がるわけで、航空機やミサイルの迎撃に使われます。
またミニガンという小型のガトリングだと、一秒間に50発、一分間に3000発の連射です。
これだけ連射が利けば、敵を制圧するのに威力を発揮します。
他の武器よりも連射が利くこと、これがガトリング最大のメリットです。
しかしビームやレーザーというのは、弾丸のように物体が飛んでいくわけじゃありません。
照射し続けている限りは一本の線となって敵に襲いかかります。
実弾だとどんなに連射しても弾と弾の間に間隔でができますが、ビームやレーザーにはそれがないんですよ。
もしも一秒間に10000発撃つガトリングがあったとしても、やはり弾と弾の間には間隔ができます。
ビームやレーザーって、照射している限りは途中で途切れることがありません。
連射なんて概念を超えるレベルで連続的に攻撃出来るんですよ。
なのにわざわざガトリングビームとかレーザーバルカンみたいなのを作って、攻撃の連続性を落とす事にどういうメリットがあるのか?
一つの砲身でも充分なのに、複数の砲身を束ねる意味はなんなのか?
なんのメリットもないように思えるんですが、どうにかメリットを考えてみました。
ビームもレーザーも照射し続けていると砲身が熱くなるから、ガトリングタイプの方がいいのかもしれません。
敵のロボットを貫いたり溶かしたりするほどですから、相当な熱を持っているはずです。
そんなもの一つの砲身から撃ち続けていたら、すぐに武器がダメになってしまうでしょう
あとエネルギーの節約もできます。
ずっと照射し続けているとすぐにエネルギーは尽きるでしょう。
けどガトリングだと実弾のように途中で間隔が空くから、連続で照射し続けるよりエコなのかもしれません。
例えばゴジラの熱戦とガメラのプラズマ火球なら、後者の方が無駄なエネルギーの消費は少ないはずです。
(ゴジラは体内に原発を持っているようなものなので、エネルギー消費なんて気にせずバンバン撃ちますけど)
一見するとメリットがないように思えるSF兵器も、実は理に適っているのかもしれませんね。

漫画やアニメの実写化

  • 2018.06.25 Monday
  • 16:13

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

JUGEMテーマ:映画

漫画やアニメの実写化って賛否両論ありますが、私は賛成です。
デスノートや20世紀少年、それにルーキーズなど、ヒットを収めた作品もちゃんとあるからです。
特にデスノートの実写版は好きでした。
藤原竜也さんと松山ケンイチさんが主演しているやつです。
鹿賀丈史さんや戸田恵梨香さんも良い味を出していました。
レッチリの主題歌も素晴らしく、これほど完成度の高い実写版はそうそうないと思うほどでした。
もちろん全ての実写化が成功するわけじゃなくて、中にはひどく叩かれるものもあります。
だけど禁止にしてしまったらそういったヒット作だって出てこなくなります。
デスノートの実写版でLを演じた松山ケンイチさんは、これでブレイクしました。
そう考えると一人の才能ある役者さんが世に出るキッカケにもなりました。
大好きな漫画やアニメが実写化で駄作になってしまったら、ファンにとっては許せないことでしょう。
だったら禁止にしてしまえって気持ちは分かりますが、作らなきゃ何も生まれてこないのも事実です。
かつては小説が原作の映画が多かったですが、今は漫画やアニメが原作の実写もたくさんあります。
もしも駄作ばかりでヒットしなかったら、ここまで作られないはずです。
ということは全体を見た時、ちゃんと黒字になっているんだと思います。
どうせ実写化するなら、私は原作とは違った展開やオリジナリティが欲しいです。
ただ忠実になぞるだけなら実写化する意味がありません。
かといってあまりに原作を無視しすぎると、それはそれで「じゃあなんでその漫画やアニメを選んだんだ?」って批判を受けるでしょう。
この辺のバランスはすごく難しいと思います。
それでもどちらかというと、実写ならではのオリジナリティがあった方が、私は面白いと思います。
漫画やアニメの実写化は今に始まったことではありません。
昔からあるんですよ。
例えば子連れ狼とか、「姉さん、事件です」のホテルとか。
実写が人気が出ればコミックスやアニメの人気に繋がることもあります。
ちゃんと持ちつ持たれるの関係になっているので、私は実写化は全然アリだと思います。
原作がどうであろうと面白ければ評価されるはず。
10個作ったうちの1個しかヒットしなくてもやるべきだと思います。
上にも書いたデスノートのような名作が出てくることもあるんですから。

ゾイドの造形美

  • 2018.05.25 Friday
  • 13:53

JUGEMテーマ:メカ系 いろいろ

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

あるアプリをインストールしました。
画像検索アプリです。
とにかくゾイドの画像を見たくてGoogleで検索していたら、そのアプリに行き着き、アカウント登録しました。
すると出るわ出るわ!
ゾイドの画像がいっぱい!
ゴドスやゴルドス(長距離キヤノン装備型)などの初期の機体から、フューラーやジ・オーガなどのエース級の機体まで。
オリジナルのカラーリングや改造を施したゾイドもたくさんあって超満足です。
青色にカラーリングしたウルトラザウルス、カッコよかった!
随伴機にゴドスがついている画像だったんですが、なんか色々とイメージが膨らみます。
青色ってことは特別部隊なのかなとか、ヘリック共和国VSゼネバス帝国の第一次大戦の頃かなとか。
随伴機にゴドスってのがゾイダーの心をくすぐります。
一つの画像の下に幾つものゾイドの画像が表示されるもんだから、気づけばけっこう長い時間見ていました。
改造機もけっこうカッコイイのが多かったです。
ケーニッヒにビームキヤノン二つ積んだりしてるのとか、重装タイプみたいなギガとか。
ゾイドって拡張性がすごいです。
普通は素体の完成度が高いと、あとから手を加えるとカッコ悪くなるものです。
けどゾイドってそうならないんですよ。
それどころかかなりゴテゴテした武装を施しても上手くまとまります。
ダークホーンなんて背中にかなりごつい装備を付けています。
でっかいビームガトリングとそこに付属するキヤノン砲みたいなのとか。
でもダサいどころかカッコイイんですよね。
レッドホーンと比べてかなりゴツくなってるに、全然デザインが破綻していないんです。
カノントータスも感嘆ものです。
元々が大型砲を背負っているにも関わらず、ヘビーガンになるとさらに重武装になります。
背中の大砲の上にさらに大きなビームキャノンを背負っているんだけどカッコイイんですよ。
大砲の上に大砲を背負っているのにカッコイイって中々ないですよ。
これ、やっぱりゾイドのデザインが秀逸なんだと思います。
ゾイドはガンダムやエヴァンゲリオンと違って、まず先に玩具があります。
ストーリーやアニメはあとから出来たんですよ。
つまりゾイドはプラモデルとしての造形に拘っています。
しかも動くっていうギミック付き!
だからゴジュラスやウルトラザウルスのような細かいデザインの機体って、アニメだと長時間動かすのが大変なんだそうです。
それだけCGを作りこまないといけませんから。
最近のツルっとしたゾイドて、CGで動かすことが前提だからかもしれません。
けどそれはそれでカッコイイんですけどね。
造形を追求したロボット、ゾイド。
いつ見てもカッコイイです。

ゾイド ギルベイダーの陰に隠れている化物級の機体ガンギャラド

  • 2018.04.26 Thursday
  • 11:36

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

JUGEMテーマ:メカ系 いろいろ

ゾイドの世界にはにはたった1機で戦局をひっくり返してしまうとんでもゾイドが幾つかいます。
アニメ版のデスザウラーやセイスモサウルスは今回は置いておきます。
バトルストーリーのゾイドの話です。
その中でも特にヤバいのが旧大戦時のガイロス帝国のゾイドです。
なんといっても特筆すべきはギルベイダーです。
全ての能力においてほぼ最強を誇っており、デスザウラーやマッドサンダーでさえ足元にも及びません。
飛行速度マッハ4、無補給で大陸間の往復が可能、単独で大気圏の離脱と突入が可能。
マッドのシールドと装甲を易々と切り裂くビームスマッシャーを4基も装備。
デスザウラーを一撃で倒したデッドボーダーの重力砲も4基装備。
ゾイドを内部から熱で溶解させてしまうツインメーザー砲、その他武装多数です。
また飛行形態から地上形態へと体勢を変えることも可能で、大きなチタンクローで格闘戦もこなします。
それとマッドを掴んで飛び上がるほどのパワーも有し、装甲もデスザウラーと同等かそれ以上と思われるほど硬いです。
こいつに勝てるのはキングゴジュラスだけで、しかもそのキングゴジュラスにダメージを与えた唯一のゾイドでもあります。
しかもこの性能で量産機。もはや悪魔を通り越して魔王です。
共和国最強はキングゴジュラス、帝国最強はギルベイダー。
ゆえにこの二体は今でもなおあらゆるゾイドの上に君臨し、最強の機体として認知されています。
しかしながらこの二体が凄すぎるがゆえに、その陰に霞んでいる化物級のゾイドがいます。
それはガンギャラドです。
こいつは帝国製のゾイドで、対オルディオス用に開発されました。
一言で表すならギルベイダーの弟分。
体格も性能もギルベイダーより劣りますが、俊敏性だけは勝ります。
ギルベイダーは相討ちとはいえオルディオスに落とされました。
あらゆる面でギルの方が上だったんですが、俊敏性だけはオルディオスに分があったんです。
低い勝率の中、凄腕のパイロットがどうにか相討ちまで持ち込んだので、オルディオスはそれなりのインパクトがあります。
とはいっても断然ギルの方が強いんですが、帝国としては万が一を考慮してギルを下げました。
共和国が上手く情報戦を展開して撤退させたのが真実ですが。
そこで帝国が開発したのがガンギャラド。
ギルの弟分のこの機体は、ギルをそのまま小さくしたかのようなドラゴン型ゾイドです。
性能もまんま廉価版のような感じで、これは対オルディオス用として俊敏性と量産コストを考慮した結果です。
ちなみにビームスマッシャーは持っていません。
搭載する案もあったようですが、生産コストを考慮してハイパー荷電粒子砲という武装に変更されました。
こいつはデスザウラーと同等の威力の荷電粒子砲を連射できるという優れものです。
しかもレーザーやビームなどの光学兵器を反射してしまうアイスメタルプロテクターというのを六つも搭載しています。
マッハ3.7という飛行速度に加え、低空を這うように飛び回り、名刀さながらの翼で敵を切り裂くという、空戦ゾイドならではの格闘もこなします。
もちろんギルと同じく地上形態に体勢を変えられます。
・・・で、このガンギャラドがどう活躍したかというと・・・・。
基地へ迫ってくるマッドサンダーを撃破し(基地のエネルギーを借りてですが)、反撃に打って出たあとはオルディオスを撃破し、続けてゴジュラス部隊を壊滅。
しかも小型で小回りも利くので、突撃、空爆、拠点防衛、ドッグファイト、地上戦などなど、幅広いを通り越した正にオールランドな運用が可能です。
私は思うんですが、本当の意味で共和国を追い詰めたのはこのガンギャラドではないかと。
この機体が登場してから、もう本当に成す術なく共和国は追い詰められました。
対空戦が苦手で動きが遅いマッドは的にされてしまうだけだし、頼みの綱であったオルディオスはほぼ完封されてしまうし。
ゴジュラスももはや何の戦力にもならない状態。
そりゃあ共和国もキングゴジュラスを生み出しますよ。
地球のテクノロジーを総動員したゾイドなんて禁忌と分かっていても、それをやる決断をさせたのはギルに加えてギャラドが登場したからだと思っています。
ギルとギャラドが組めば、新旧のバトストの中でも勝てるゾイドなんていません。
唯一キングゴジュラスを除いて。
そういう意味では、真に共和国を追い詰めたのはやはりギャラドの登場だと言えるでしょう。
旧大戦末期のゾイドは好みが分かれます。
強さならギルベイダーが帝国最強だと認める人も、好き嫌いでいえばデスザウラーを支持する人の方が圧倒的に多いでしょう。
オルディオスだってあのファンタジックなデザインが受け付けない人がいます。
となればガンギャラドってもっとファンが少ないんですよね。
でも私は好きです。
いくら大雑把でファンタジックなデザインと言われようが、旧大戦末期のゾイドにはそれなりの魅力がありますから。
だからギャラドやオルディオスをどうかアニメに登場させてほしい!
ギルやキンゴジュが無理なのは分かります。
この二体にアニメ補正を掛けてしまったら、破滅の魔獣どころの騒ぎではなくなりますから。
そんなのもう惑星Ziの崩壊待ったなしです。
強すぎるがゆえにアニメに登場させてもらえないんですよ。(ギルは一応登場しているけど大昔の回想シーンのみ)
けどギャラドならどうにか行けるんじゃないかと思っています。
ブレードやゼロやジェノブレやフューラーのような人気機体になれないのは分かっています。
けどもうちょっと光を当ててあげてもいいんじゃないかと。
温故知新、新しい物だけを求めるのが正解とは限りません。
ギャラドやオルディオスが登場したら、それはそれでアニメに新しい風をもたらすんじゃないかと思います。

架空の兵器

  • 2018.04.08 Sunday
  • 12:46

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

アニメやゲームなどで登場する架空の兵器はどれも強力です。
たった一発で戦況をひっくり返す威力の物もあります。
もしもそういった武器が現実に存在したらどうなるのか?
SFにはよくビーム兵器が登場します。
ガンダムのメガ粒子砲、ゾイドの荷電粒子砲、エヴァの陽電子砲など。
これらは全て荷電粒子ビームと呼ばれるものだそうです。
ある物質に大量の電気を与え、そいつを特定の方向に向けて発射するというものです。
大量に電気を与えられた物質は高い熱を帯び、数万度から数十万度といった灼熱の光線へと変化します。
こんなものが直撃したら、現在の兵器では耐えられません。
戦車さえ一撃で装甲を打ち抜かれ、場合によっては数秒で蒸発しするかもしれません。
もしも実現したらすさまじい兵器ですが、実際はかなり難しいようです。
エヴァが陽電子砲を撃つ時、日本中の電力を必要としました。
ものすごいエネルギーが必要になるってことですね。
ガンダムの世界にはミノフスキー粒子という、未だ人類にとって未発見の物質があります。
ゾイドのいる惑星Ziでは、大気中に大量の電気の帯びた粒子が浮遊しているそうです。
どちらも地球では手に入らない物質なので、ガンダムやゾイドの世界のようにバンバンとビームを撃つことは出来ません。
エヴァのように大量の電力をかき集めて、やっと高威力のビームが撃てるんだそうです。
エヴァはこのビームのおかげでATフィールを貫き、使徒を撃沈することに成功しました。
アニメとしてはとてもカッコイイ演出ですが、現実の世界で実用化できるかというと、理論上可能ではあるけど、おそらく誰も作らないだろうとのこと。
というのも使用するエネルギーに対し、効果が低いからです。
ビームは確かに強力ですが、敵の兵器を破壊するだけならミサイルや砲弾で充分になります。
また現実にビームを撃てる装置を作った場合、あまりに巨大すぎて移動させることがほとんど無理なのだとか。
固定兵器を置くなら、やっぱりミサイルや大砲の砲が効率がいいということになります。
また地球ではビームはまっすぐに飛ばないそうです。
磁気の影響により曲がってしまうからです。
そして大気がビームの威力を大きく削いでしまいます。
大気中を進めば進むほど、かなりのスピードで威力が落ちてしまうんだとか。
となると射程も短いわけで、実用的ではなくなってしまいます。
あとこれを知って一番驚いたんですが、兵器として使えるレベルで荷電粒子を発射すると、荷電による高熱よりも粒子がぶつかる衝撃の方が強いから、荷電させる意味って無いんだそうです。
分かりやすく言うと、熱湯をウォーターカッターで発射するようなものです。
お湯の持つ熱よりも、水をぶつける力の方が強いのだから、熱湯にする意味はないということです。
兵器として使えるレベルで粒子を飛ばすなら、それだけで破壊の力を秘めています。
となれば荷電させる必要なんてないので、そういう意味でもエネルギー効率が悪いんだそうです。
ただしレーザーや超電磁砲は実用化の動きがあります。
実際にアメリカ軍はレーザーを開発し、偵察機などを撃墜する実験に成功しています。
超電磁砲は磁力を利用して弾丸を加速させ、従来の銃や大砲よりも高速で弾を飛ばすことができます。
射程も威力も伸びるので、高価な弾薬や砲弾を使う必要もなく、実用化されたらとても効率的な武器になるそうです。
SFに登場する架空兵器であっても、すでに実用化へ向けて研究されている物があるんですね。
しかしそれが人類にとって良い結果をもたらすのかどうかは分かりません。
強すぎる武器の為に、かえって争いが起きなくなるのか?
それとも余計に戦争を煽ってしまうのか?
できれば良い未来へ繋がる結果であってほしいものですね。

 

キャラクターと作者の理想の関係 鬼太郎と水木しげる先生

  • 2018.04.02 Monday
  • 14:24

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

JUGEMテーマ:芸術

天才クリエイターはどこが歪んだ人格をしているもの。
そして誰よりも強い我を持ったものだと思います。
周りがこうだからとか、世の中こうだからとか、そういうものに囚われない強引さが必要なんでしょう。
ゲド戦記を作った宮崎吾朗さんは、原作者の方に挨拶に行った時、父である宮崎駿さんとちょっとしたトラブルがあったそうです。
宮崎さんはずっと前からゲド戦記を作りたいと思っていて、でもそれが叶わずにここまで来ました。
なのに息子の吾朗さんがゲド戦記をやることに決まって、とても悔しかったのだとか。
吾朗さん、駿さん、プロデューサーの鈴木敏夫さん。
三人で原作者のお宅へ伺った時、鈴木さんが「彼が監督を務めます」と吾朗さんを紹介している最中、それを押しのけて駿さんが前に出てきたそうです。
そして吾朗さんのことをケチョンケチョンにけなし、「これが私が描いたイメージボードです」と自分の絵を見せたそうです。
この時、鈴木さんは初めて駿さんのことを殴ってやろうかと思ったんだそうですよ。
息子を押しのけ、自分がゲド戦記の監督をやるつもりなのか?
誰もがそう思いますが、駿さんはこう続けたそうです。
私はあなたの作品をやるつもりはない・・・・と。
監督である息子を押しのけ、自分のアピールをしたかと思えば、別に俺は関わる気はないという態度。
この一連の意味不明にも取れる行動は嫉妬からか?それとも息子を失脚させる為か?
多分ですけど、どれでもないんだろうなと思います。
一流のクリエイターって、芸術家としては最高でも、人としてはそうではない場合があります。
おそらくですけど宮崎駿さんは、かつて憧れた作品の原作者を前にして、じっとしていられなかったんじゃないでしょうか。
だからこの一連の行動に意味はないと私は思っています。
理屈じゃない激情というか感性というか、そういうものに突き動かされた故の行動なんじゃないかと。
息子の初監督作品なのに、しかもその原作者に挨拶に行っている時なのに、こういう行動を起こしてしまう。
凡人ならば「何やってんねん!」と批判を食らうでしょうが、そこは天才宮崎駿。
こういった逸話でさえ、彼がいかに天才であるかという裏付けとして捉えられてしまいます。
どこかに歪んだ部分があって、自分でも制御できないほどの我の強さがあって、でもそういったものがなければあれだけの名作を生み出すなんて無理なんだろうと思います。
礼儀正しく丁寧に、常に周りを気遣う人間では、一流のクリエイターに並ぶ仕事は難しいであろうと思います。
むしろ「こっちの方が面白いんだからこっちに変えろ!」とか、「この作品を理解しない奴は何も分かっていない!」みたいな勢いがいるんだと思います。
ダウンタウンの松本さんも、かつては「俺の笑いを理解できない奴はクソだ」みたいなことを言っていましたが、あれって本心なんだと思います。
貶す為に言ってるんじゃなくて、虚勢を張る為に言ってるんでもなくて、自分こそが最高の笑いを提供しているという自覚があったからでしょう。
哲学者の池田晶子先生も仰ってますが、天才は自分の才能を自覚しているんだそうです。
それは根拠のない思い上がりなんかじゃなくて、高いレベルに立っているからこそ、周りが低く見えるから「自分はすごいんだな」と嫌でも自覚するってことなんだと思います。
ただし天才=評価されるという図式にはなりません。
というのも宮崎駿さんは紛うことなき天才ですが、もしも鈴木敏夫さんという名プロデューサーに出会っていなければ、ここまでの成功は治められなかったはずだからです。
自分だけの力じゃないんですよね。
それに天才にも色々種類がいます。
サッカーの天才なら億万長者になれるだろうけど、哲学や文学の天才では難しいと思います。
才能と収入は別と心得よ。
御大、水木しげる先生の幸せの七か条の一つですが、水木先生もまた天才です。
そういえばまた新しい鬼太郎が始まったみたいです。
今回はかなり絵柄が変わっていて、特に猫娘の変貌ぶりがすごいです。
顔だけでなくスタイルそのものが変化しています。
ものすごく足が長くてモデルみたいな感じなんですよ。
こういった変化には賛否両論があるでしょう。
もしも宮崎駿さんなら「ナウシカをこんな風に変えやがって!」と怒るかもしれません。
しかし水木先生はそうではありませんでした。
猫娘に限らず、鬼太郎のキャラクターって年代によって様変わりしているんですよ。
私が昔に見ていた鬼太郎と、そのあとのシリーズではやはり絵柄が違います。
だんだんと萌えの要素が強くなっていったように思います。
ファンの間ではやはり賛否両論あるようですが、当の水木先生はあまり気にしておられない様子。
その理由を端的に書くとこうです。
「私は長い間妖怪にコキ使われていた。でもそのおかげで私の元へお金を運んで来てくれるようになった。
これから先、時代と共に鬼太郎や猫娘がどう変わろうが、お金を運んで来てくれるならそれでいい。」
とあるインタビューでの記事です。
記者が分かりやすく水木先生の言葉を解説してくれていました。
これ、要するに鬼太郎という漫画を連載する上で、土日祝日もなく描き続け、それどころか睡眠時間も奪われるほど鬼太郎たちの為に時間を使ったってことなんでしょう。
けどその頑張りがあったからこそ、鬼太郎は人気作となって水木先生の懐を潤した。
先生は鬼太郎たちに命を与え、その代わりに鬼太郎たちは先生に楽な生活が出来るようにしてあげたんだと思います。
持ちつ持たれつ、まさに作者とキャラクターの理想の関係ではないかと思います。
鬼太郎や猫娘がどのような形に変貌しようとも、この関係さえ変わらないのであれば、水木先生はとやかく言う気はないってことです。
水木先生は実際に戦争を経験して、その時に片腕を無くされています。
それに現地の村人と共に生活し、とても仲良くなって「ここに留まってくれないか」とお願いされたこともあるそうです。
宮崎駿さんは間違いなく天才だけど、実際に戦地で過ごした経験を持つ水木先生の死生観の前には、その天才たるイメージ力も想像の域を出ることはありません。
水木先生ってすごくお金にこだわる人だったそうです。
あと食べることと寝ることが大好きなんだとか。
戦時中にしろ戦後間もない頃にしろ、食料や物資が乏しい中で生きてこられた方なので、お金のありがたみを知っているんだと思います。
また好きな時に食べたり寝たりできることの平和さも知っているんだと思います。
鬼太郎や猫娘は自分が生み出したキャラクターではあるけど、じゃあなんの為に生み出したのか?
きっと生きる為だったんだろうと思います。
「ゲゲゲの女房」でも描かれていますが、水木先生は最初から漫画家として成功したわけじゃありません。
むしろ貧乏な生活をしてこられました。
だから先生も奥さんも辛い時期を乗り越えて、その先での鬼太郎の成功なんですよね。
先生はきっと妖怪を信じていたと思います。
と当時に生きる為に漫画を描いたわけだろうから、本気で妖怪たちを愛しつつ、クリエイター特有の「俺の領域に触れるな!」という感覚がありません。
鬼太郎たちが人気者になって、次の世代の人たちにも愛されて、そして自分の元にお金が入るなら全然構わない。
これって昔からの鬼太郎ファンも、そして新しい鬼太郎ファンも納得する言葉なんじゃないかと思います。
同じ天才であっても、宮崎駿さんは空を見ている人。
水木先生は現実を映し身として異界を見ている人。
そんな印象を持っています。
どちらが上とかどちらが優れているとかじゃありません。
天才って一括りにされがちだけど、人間である以上個性が出ます。
好き嫌いは誰にでもあれど、それを超えて多くの人を納得させる力がある。
そういう人を天才と呼ぶのかもしれませんね。

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