高利多売
- 2020.10.30 Friday
- 22:32
JUGEMテーマ:社会の出来事
お菓子やらオニギリやらサンドイッチやら、お値段はそのままに中身が少しずつ減っていっています。
メーカーやお店からすれば仕方のない対応策なのでしょう。
しかし買う側からすれば残念な結果でしかありません。
私は経済に明るいわけではないですが、もうそろそろ薄利多売という商売が通用しなくなっているのだろうと思います。
昔は景気が良かったです。
高度経済成長があり、やがてバブルがやって来て、あちこちに飲食店やスーパー、コンビニが建ちました。
そして外食やテイクアウトも増え、それが当たり前のように生活してきました。
なぜなら景気が良かったからです。
たくさん作ってたくさん消費する。
社会全体にお金があればいいですが、そうではなくなってしまった時、薄利多売は通用しなくなるでしょう。
では今はどうなったか?
一度安くした商品の値段はそうそう上げることは出来ません。途端に売れなくなってしまいます。
だったら取る方法は一つ。
値段はそのままに内容量を下げ、利益率を上げること。
つまり薄利多売ではなく高利多売です。
一つ一つの商品の値段が安くても、原価が下がれば利益は上がります。
それをたくさん売ることが出来れば尚更です。
これからもっともっと商品の内容量は下がっていくだろうと思います。
となると安いと思っていた商品も、実質的に値段は二倍とかになったりするかもしれません。
もっと言うなら多売というシステムもどこまで維持できるのか疑問です。
昔に比べて物が売れにくくなったと言われています。
そうすると余計に一つの商品で利益を出さないといけないから、やはり内容量は下がっていくでしょう。
根本的に経済モデルを組み換えることが出来ればいいですが、そう簡単にというわけにはいかないはずです。
たくさん作ってたくさん買う。だから安くて内容量も多い。
今までは当たり前だったことが、そう遠くない未来では「あの頃はよかったなあ」と懐かしむことになるかもしれませんね。
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