格闘技は誰かと戦ってみるまで本当の強さは分からない

  • 2018.07.17 Tuesday
  • 17:03

JUGEMテーマ:格闘技全般

伝統空手の動画が好きでちょくちょく見てるんですが、この前ちょっとだけアレ?って思うことがありました。
伝統派の異なる流派の先生同士が手合わせをするというものです。
もちろんどちらも達人だし、すごい技を持っています。
そして本気じゃなくてマススパー的な組手をしようということになりました。
お互いに素手なので本気で顔面を殴ることはしません。
蹴りもライトコンタクトな感じです。
その二人の戦いを見て思ったんですが、お互いにすごく遠慮している感じでした。
もちろんマススパーなので本気は出しませんが、そういう意味とは違って、互いに先生だから気を遣っているのかなと思ってしまったんです。
マススパーとはいえあまりに手数が少なかったからです。
ボクシングやキックのマススパーだとけっこうガンガン攻めます。
もちろん当てないようにやるんですが、勢い余って当たることはしょっちゅうです。
そして一発当たったからっていちいち止めたりはしません。
まあそういうこともあるよねって感じで普通に続けます。
だけど先生同士の戦いを見ていると、とても手数が少なく、しかもバチンって顔面に入った時点でちょっと止まっている感じでした。
すいませんとか大丈夫ですかみたいな感じで。
もちろん素手だから心配するのは当然です。
怪我したらマススパーじゃないですから。
だけどやっぱりすごく遠慮していたというか・・・・。
こんなこと書いたら空手をやっている人にすごく怒られるでしょう。
お前が何知ってんだ!って。
私は空手に関して素人ですから。
けどそういうお叱りを覚悟の上で言わせて下さい。
ずっと二人のマススパーを見ていて思ったのが、スパーリングとか組手に慣れていないのかなということです。
片方の先生は明らかに腰が引けていて、もう片方の先生も動きがとても固いというか。
型を披露する時や技を披露する時はすごい動きをするんです。
でもいざ戦いになると・・・・・。
空手にはたくさん流派があって、よく言われるのが伝統派とフルコンタクトとどっちが強いか?ってやつです。
でも私は思うんですが、伝統派がどうとかフルコンがどうとか以前に、実際に痛みを伴う実戦練習をしていなければ絶対に強くならないということです。
私は空手は素人ですが、ボクシングはちょこっとだけ経験があります。
シャドーボクシングの上手い人、ミット打ちの上手い人、サンドバッグで轟音を響かせる人。
そういう人はよくいます。
だけどそれ=強いにはなりません。
実際に顔やボディを殴り合うスパーリングをこなさないと強くならないからです。
もっと言うならここで格闘技に向いているかどうかが分かるんですよ。
痛みや恐怖に負けるならそれ以上は続けない方がいいです。
上達するどころかただ怖さが増して、心も体も傷ついていくだけですから。
かのマイクタイソンも言っていますが、筋トレだけじゃ強くなんかならなくて、殴られる痛みを経験してこそ強くなるんだそうです。
この部分だけは技術や体力だけでどうこう出来ません。
精神的な問題なんですよね、あと慣れです。
下手なシャドーをする人でも、闘争心いっぱいで根性のある人は強いです。
きっと空手も同じだろうと思います。
型を競う競技なら実戦は必要ないけど、戦って勝つ強さを求めるなら実戦練習は必要不可欠なんじゃないでしょうか。
少林寺拳法や合気道を弱いと言う人がたまにいますが、それは実戦練習をしない道場の話であって、組手やスパーリングをしている道場は強いですよ。
あくまで素人の意見なので、あの二人の先生の本当の実力は分かりません。
めちゃくちゃ強いのかもしれないし、そうでないのかもしれないし。
だけどどの格闘技においても、実戦練習をしない限り強くなりません。
強さとは痛みに慣れること。そして恐怖に負けないこと。
本当に強いかどうかは誰かと戦ってみるまで分かりませんね。

人を倒す拳

  • 2018.07.16 Monday
  • 14:18

JUGEMテーマ:格闘技全般

格闘技の経験者が素人に負けることってたまにあります。
ボクシングでも素人がプロを追い詰めたりってごく稀にあります。
私がボクシングジムに通っていた頃、実際にそういう出来事がありました。
八回戦のプロがスパーリング経験がほとんどない練習生に負けたんです。
技術では圧倒的にプロが勝っていたし、体力面もプロが上です。
だけど練習生が勝ちました。
理由は凄まじいほどの猛攻を仕掛けたからです。
喧嘩のようにむちゃくちゃに殴ったわけじゃありませんよ。
ちゃんとボクシングの戦い方をしていました。
ただ打たれても打たれても後ろへ下がらないし、一切攻撃の手を緩めなかったんです。
一発一発を渾身の力で打ちまくっていました。
そんな戦い方だとすぐにスタミナが切れるんですが、そうなる前に決着がついたんです。
八回戦のプロは猛攻に耐えきれずにダウン。
どうにか立ち上がって巻き返そうとするも、相手はここぞとばかりに攻めてきてまたダウン。
トレーナーさんがスパーを止めました。
そのプロの方はとても悔しがっていました。
油断したと言っていたけど後の祭りです。
これが本当の試合ならどうすんだ!ってトレーナーさんから怒られていました。
逆にその練習生はものすごく褒められていました。
なにがなんでも倒してやるって気持ちがすごかったからです。
人を倒すには技術とか腕力だけじゃなくて、絶対に倒すって気持ちがこもっていないといダメなんですね。
たまに元世界チャンピオンのボクサーがテレビに出たりしています。
そして口を揃えて「殺す気じゃないと勝てない」といいます。
以前に竹原さんがある番組で、村田亮太選手の試合についてコメントしていました。
疑惑の判定で負けてしまったあの試合です。
その時、竹原さんはこう言っていました。
僕らの時代は殺す気でやっていたと。
言葉が悪いけど、リングの上は戦争みたいなものだとも。
いくら技術や腕力があったって、それくらいの気持ちがないと勝てないよってことなんでしょう。
練習生が八回戦のプロに勝つなんて普通はありえないんですが、あの時は気持ちだけは練習生の方が勝っていたんでしょう。
もしかしたら殺すくらいの気持ちで殴っていたのかもしれません。
そうするといくら八回戦のプロでも、油断していると負けてしまうんでしょうね。
人を倒す拳っていうのは、なによりも殺気が必要なんだと思いました。
格闘技って人間同士で壊し合いをする世界です。
そんな世界で勝ち続けようと思ったら、ただ強くなりたいとか夢を叶えたいってだけじゃ弱いんでしょうね。
殺してでも勝つ!
そうなる前にもちろんレフェリーやセコンドが止めますが、それはあくまで周りの仕事。
竹原さんの言った通り、選手は殺し合うつもりで戦っているんだと思います。
人を倒す拳、普通の人には打てそうにありませんね。

正々堂々と戦うからカッコイイ

  • 2018.07.01 Sunday
  • 14:34

JUGEMテーマ:格闘技全般

西部劇のガンマンの決闘、カッコイイです。
よく日本の格闘漫画で昔の闘いは殺し合いだったとか、命のやり取りだったとか、古武術系の達人が言ったりします。
今のスポーツ格闘技と違って、剣豪の時代は命懸けでうんぬんと・・・・。
でもそれって日本だけじゃなくてアメリカでも同じなんですよね。
西部劇の闘いって素手か銃のどちらかです。
酒場での闘いは素手でのどつき合いです。
あれがカッコイイんですよ。
正々堂々としてるっていうか、小細工無しなのが好きです。
銃での決闘も最高です。
互いに離れたところに立って、一対一で向き合って、どちらがより早く撃ち抜くかって勝負です。
撃つまではすごい緊張感があります。
そしていざどちらかが抜くと勝負は一瞬です。
これもまた小細工なし。
正々堂々としています。
だけどマニアックな格闘技の漫画だと、武術の達人は意外とせこい手を使ったりします。
油断を誘って技を掛けたりとか、いきなり襲いかかったりとか。
そういうのを見た時、これって武術が関係あるのかなと疑問に思ってしまいます。
どんな手を使っても勝っていいのなら、そもそも武術じゃなくていいじゃんって。
背後から銃で撃ち抜くとか、毒を盛るとか、いくらでもやりようがあります。
奇襲奇策で勝つなら武術をやるメリットなんてないのに。
汚い手も平気で使うし、騙し討ちや不意打ちも平気で使うなら、そんな武術はちっともカッコイイとは思えません。
しかも負けた相手に対して説教まですることすらあります。
「これはスポーツじゃないんだぜ」みたいな。
確かに殺し合いとスポーツは違います。
でも殺しの技術=武術とは限らないので、やっぱり武術の達人が卑怯なことをする理由が分かりません。(護身の場合なら別だけど)
もちろん漫画の話なので難癖を付けるのは野暮ですが。
だけどいかに卑怯な手を平気で使うかを誇るようなキャラクターからは強さを感じません。
それって手の内バレたら終わりじゃんって思うし、なんでもまかり通るならその達人だってとうに殺されてるだろうし。
実際の達人やガンマンがどうであったのかは分かりません。
けど少なくともそういうキャラクターにはヒーローであってほしいと思います。
元々が凶悪犯だとか極悪人っていうキャラクターなら違和感はありません。
ああ、コイツはヒール役なんだなと分かりやすくていいですから。
西部劇でも敵役は汚い手を使ったりします。
けど銃の達人は堂々と戦うものです。
弱いから卑怯な手を使うんであって、本当に強いなら堂々としているでしょう。
命のやり取りだからって、卑劣な手を使わない西部劇のガンマンは最高にカッコイイです。

格闘技の防御

  • 2018.06.14 Thursday
  • 16:29

JUGEMテーマ:格闘技全般

空手では受け技を多く使いますが、ボクシングでは避けることを重視します。
自分が受けきれる攻撃なら、ブロックした方が安全です。
攻撃をかわすってけっこう難しいからです。
がっちりガードしておけば、それだけで容易に攻撃を喰らわなくなるもの。
だけどあまりにパワーのある相手だと、ブロックの効果は薄くなります。
ハードパンチャーはわざとガードさせる為にパンチを打つことすらありますから。
かのマイクタイソンのガードの上からでもパンチを叩きつけています。
自分のパワーなら相手のブロックを崩せることを知っているからです。
タイソンのパンチをまともに受けた相手は、ブロックどころか体勢さえ崩れてしまいます。
そうやって隙が出来たところにパンチを打ち込み、KOを量産しました。
こういう相手には避けるの方が効果的でしょう。
どんなにパワーのある攻撃でも、当たりさえしなければノーダメージですから。
長丁場のボクシングでは、最初はブロックで防ぐことが出来ても、ラウンドを重ねるごとにダメージが蓄積していきます。
もし避け続けることが出来たなら、最終ラウンドに突入しても一切のダメージがありません。
ありませんが、それってまず無理です。
さっきも書いたけど避けるって難しいからです。
攻撃を見てかわすのって不可能に近いので、予測を立てて回避するしかありません。
上手くいけばいいけど、失敗したら大ダメージです。
ダメージの蓄積はあるけど、防げる確立が高いのがブロッキングです。
特に空手では受け技が充実しているので、達人レベルともなれば攻撃は通らないでしょう。
ていうかあれって痛いんですよね。
鍛えられた空手家の腕でバシっと払われると、それだけで戦意喪失するほどです。
悪いと骨折までいくこともあるそうですから。
ボクシングは空手のような受け技はないけど、ダッキングやウィービング、ヘッドスリップなど、避ける技術がたくさんあります。
ギリギリで避けることが出来れば、そのまま反撃してカウンターを取ることも可能です。
攻撃はブロックするのがいいのか?
それとも避けるのがいいのか?
理想を言えば避け続けられるのが一番ですが、現実的にはまず無理なので、やはりブロックする方がいいのかもしれません。
空手家の受け技なら防御しながらダメージを与えることも出来ますからね。
プロボクサーはひょいひょいパンチをかわすけど、普通はあそこまで出来ません。
最初の頃はとにかくガードを上げろと教えられるので、防御の基本はブロックなのかもしれませんね。

一撃必倒の拳

  • 2018.05.20 Sunday
  • 11:20

JUGEMテーマ:格闘技全般

餓狼伝という格闘小説があります。
バキの板垣先生作画で漫画にもなっています。
この板垣先生作画の漫画版では日本拳法の使い手(原作では伝統空手)が出てくるんですが、彼は一撃必倒を理念にしています。
パッと見は金髪の厳つい兄ちゃんなんですが、中身は根っからの武道家。
ですから近代格闘技のようなコンビネーションブローは使わず、一発で倒すことに重きを置いているんです。
「動く時は倒す時」
その言葉通り、一発がとても重いです。
拳を回転させず、縦にしたまま打つ日本拳法の直突きが得意です。
重量級の選手でも一撃でノックアウトする威力です。
初戦は元ボクサーの空手家。
しかし一撃でこれを沈めました。
次はレスリング選手との対決。
相手はとにかくパワーがあり、そしてタフです。
しかしこの時もコンビネーションブローは使いませんでした。
前蹴りで動きを止めてから直突きを打ったんですが、逆にカウンターをもらってしまいます。
一気にピンチに追い込まれるんですが、それでも最後は直突きの一撃でKOしました。
三戦目では古武術の使い手と戦います。
下馬評はほぼ10対0で自分が有利だったんですが、その慢心からか相手の企みに自ら乗ってしまい、膝を折られて負けました。
もしも慢心がなかったとしたら、ほぼ確実に勝っていたでしょう。
コンビネーションを重視する現代の格闘技では、一撃必倒を理念に置いて戦う人は少ないでしょう。
一発で無理なら二発三発と叩き込む。
それもなるべく速く。まるでマシンガンのように。
一撃の重さよりも手数が重視されるということです。
大砲が廃れて機関砲が主流ということですね。
たくさん打った方がヒットする確率が上がるし、その分ダメージを与えられます。
もし判定になっても、積極的に攻めたと評価されて勝てるかもしれないですしね。
けど格闘技好きとしてはやはり一撃必殺は見たいです。
もちろん華麗なコンビネーションもカッコイイですが、一撃KOのインパクトに勝るものはないですから。
「動く時は倒す時」
実際はとてつもなく難しいけど、もし実行できる選手がいたら人気爆発でしょうね。
ワンパンチで全てを終わらせる。
これほどカッコイイ格闘家はいませんよ。

究極の拳の握り方 菩薩の拳

  • 2018.05.09 Wednesday
  • 12:47

JUGEMテーマ:格闘技全般

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

小指から人差し指までゆっくり折り畳んでいき、最後に親指でしっかりと握る。
拳の握り方です。
空手でもボクシングでも、正拳の握り方はほぼ変わりません。
殴った瞬間に拳が緩んでいると、相手にダメージを与えるどころか、下手すれば自分の指が骨折します。
だからインパクトの瞬間は硬く握り込むのが基本です。
しかしかの大谷倍達総裁は、晩年に拳の握り方に疑問を感じていたそうです。
果たして本当にこの握り方でいいのか・・・・?
格闘漫画の刃牙に愚地独歩という空手の達人が出てきますが、彼は菩薩の拳という究極の握り方を発案しました。
寝ている時、耳元でうるさい蚊を仕留める為、ガバっと起き上がって正拳突きを放ちました。
その瞬間、聞いたこともないような炸裂音が響き、拳には粉々になった蚊が張り付いていました。
いったいどんな殴り方で、どんな握り方をすればこんな音が・・・・・。
自分の手をまじまじと見つめると、それは赤ん坊がよくやる手の握り方でした。
中に折り込むのは人差し指から薬指までで、親指と小指は少し立たせる感じです。
そして拳を硬く握り込むのではなく、脱力するように隙間を作っておきます。
赤ん坊が自然にやる手の握りこそが、究極の拳の握り方だったのです。
そしてその握り方は菩薩も同じです。
菩薩の手って赤ん坊と同じような握り方をしているんですよ。
その拳に相手を傷つけようという殺意はなく、また赤ん坊の拳にも相手を倒そうという敵意などありません。
敵意、殺意を持たない拳は、合気の達人である渋川剛気でさえ防ぐことが出来ませんでした。
本来は敵を打ち倒す為の拳なのに、敵意や殺意を込めてはいけない。
それこそが究極のパンチなんですね。
そういえばあの長谷川穂積さんも、シャドーボクシングでは拳を握っていませんでした。
なんと握るどころか手を開いた状態でパンチを繰り出すシャドーをしていたのです。
武道でいうバラ手ってやつですね。
本来は目打ちなどで使うやり方なんですが、その状態でパンチを打っていたわけです。
硬く拳を握ると確かに威力は上がるんですが、その分動きが硬くなるんですよね。
どんなに威力があっても当たらないと意味がないわけだから、まずはかわされない打ち方っていうのが重要になるわけです。
たまにパンチングマシンで思いっきり振りかぶって殴る人がいますが、あれは威力は出ても実際の戦いでは当たりません。
どの格闘技でもパンチはコンパクトに打つのはその為です。
そして握り方が大事なんです。
ボクシングだとインパクトの瞬間までは拳を握りません。
けど愚地独歩はインパクトの瞬間さえも握りませんでした。
漫画の話じゃないかと思ってはいけません。
あれだけ格闘技に精通し、自身も格闘技経験者の板垣先生が描く漫画なんだから、現実的じゃないと切り捨てることは出来ないからです。
握らない拳こそが最高の握り方。
逆説的だけと、意外と真実だったりするのかもしれませんね。
もちろん達人レベルになればの話ですけど。
初心者がやれば拳を痛めること請け合いです。
基本の先に奥義がある!
武術を極めた達人なら菩薩の拳こそが最強かもしれません。

とんでもなく速い突き!伝統派空手の凄さ

  • 2018.05.03 Thursday
  • 10:48

JUGEMテーマ:格闘技全般

最近、黒帯ワールドという武術を紹介する動画にハマっています。
中達也さんという空手の達人が色んな武術の技を紹介してくれるんです。
私は格闘技が好きなもので、ボクシングやK-1や総合などの試合はよく見ます。
武術系も好きだからたまに動画を検索したりとかしていましたが、とても奥が深いです。
同じ空手であっても極真と伝統派では理論が異なります。
型はよく似ているんですが、実戦の動きはかなり違っていて、極真はタフで力強く、伝統派はとにかく速いです。
中達也さんの突きって動画で見ていても動きが分からないほどなので、いざ正面に立ったなら絶対にかわせないでしょう。
以前にもこのブログで書きましたが、ボクシングと伝統派空手ってパンチの出し方が違います。
ボクシングは回転、伝統派は体重移動って感じです。
回転で出すパンチは動きが覚られやすいので、初弾でクリーンヒットは難しいです。
けどその分フックやアッパーは出しやすく、多彩で素早いコンビネーションを打つことが出来ます。
体重移動で打つパンチは無駄な動きがなく、しかも速いしリーチも長いしで、初弾でもかわすことは困難です。
「今から右のストレートを打ちますよ」って宣言されてもまずかわせないでしょう。
それくらいにモーションが少なくて速いんですよ。
一発目で相手の懐まで飛び込んで、次の手もとにかく速いです。
しかも高速で上下に打ち分けます。
まるでマシンガンのような連射なので、これを完全にかわしきるなんてまず無理なように思いました。
ただボクシングのようにフックやアッパーは混じらず、ストレートの連打です。
かわすのは無理でも、初弾をサイドステップなどで捌かれた場合、相手を追いかけるのは難しいのではないかとも思いまた。
武術系の動きって直線の出入りはとにかく速いです。
一瞬で懐に飛び込んで、一瞬で後ろに下がってって感じで、まるで後退を覚えた香車のようです。驚異ですよこれは。
けどその分サイドへの動きがあまりなく、あくまで直線の動きを意識したものなのではないかなと、素人ながらに推察しました。
だけど武術系の方がボクシングやK-1へ転向して活躍することはよくあります。
日本拳法出身の渡辺二郎さんや自演乙雄一郎さんはプロ格闘技の世界で活躍しました。
もちろんそのままでは通用しなかったでしょうから、きちんとボクシングやキックのトレーニングは積んだ上での話です。
だけどそれでも滅茶苦茶強いんですよ。日本拳法というバックボーンがそれを可能にしたのだと思います。
逆に魔裟斗さんや那須川天心さんは元々ボクシングを習っていました。
後にキックに転向して、誰もが認める強者になったのは言うまでもありません。
別にどの格闘技や武道が優れているってわけじゃなくて、それぞれに良さがあるってことなんだと思います。
中達也さんの空手は本当に凄いです。
あのスピードって近代格闘技でも全然通用するし、むしろ相手は面食らうと思います。
事実、共演した様々な武術家の誰もが凄いと認めています。
すごすぎて笑みがこぼれてしまうほど驚いているんです。
体の使い方そのものが近代格闘技と違っていて、それはとても新鮮なんだけど、昔からあった動きであるというのがまた面白いです。
こんなにすごい技が元々あったのに、それが今では主流にはなっていないのはなぜか?
おそらくだけど、時代が明治に変わってからあらゆるものが西洋化したせいだと思います。
政治や経済や軍事は西欧が勝っていたけど、文化という面では日本・・・いや、東洋はまったく劣ってなんかいなかったはずです。
むしろ向こうにはない素晴らしいものをたくさん持っていて、けど西洋化の波の中で見向きもされなくなってしまった、素晴らしいものがたくさんあります。
その中の一つが伝統派空手や古武術なんだと思います。
近代格闘技が科学的な動きをしているのは事実ですが、科学の導き出す答えは一つとは限りません。
数学や物理でさえ、答えに辿り着く道が一つとか限らないんですから。

古武術や居合や伝統派空手の技術を学び、成果を上げたアスリートたちもいます。
今、伝統系の武術が注目されつつあるのは、西洋式の理論が全てじゃないということが認知されてきた証です。
東洋式の理論が再興し、西洋式の理論と上手く融合すれば、格闘技や武術は今までにない新たな進化を遂げるかもしれませんね。

 

時代と共に変わる格闘技の常識

  • 2018.04.29 Sunday
  • 16:00

JUGEMテーマ:格闘技全般

時代と共に格闘技の常識も変わります。
今から100以上前、ボクサーは背筋を伸ばし、やや上体を引くような構えでした。
しかしジャックデンプシーの登場によって歴史は変わります。
後ろへ重心を預けるのではなく、前に加重することによって、突進力をいかした戦い方をしました。
ハードパンチャーのデンプシーにとってはこの方が戦いやすかったのでしょう。
前傾姿勢で突進するタイプのボクサーが生まれる中、後ろに加重するタイプのボクサーは後手に回るだけで苦戦を強いられました。
しかし永遠にそのスタイルが続いたわけではありません。
フットワークを駆使しながらリードブロウで翻弄するスタイルには勝てなくなったからです。
どんなにパワーがあろうとも、軽快なフットワークの前ではパンチは届きません。
昔のボクシングの試合(白黒時代のもの)を見ればよくわかりますが、ベタ足なボクサーが多いです。
アウトボクシングの登場によって、腕力とガッツがあれば勝てるという時代は終わりました。
しかしこのアウトボクシングも新たなスタイルによって肩身を狭くしていきます。
前傾姿勢のインファイトスタイルと、アップライトに構えるアウトボクシングスタイルの中間、ボクサーファイターの登場によって。
はじめの一歩の中でも、今の時代に一歩や宮田のようなボクサーは珍しいというようなことを鷹村が言っています。
どちらか一つに傾くよりも、なんでも出来た方がお得だと。
相手がインファイターならアウトボクシングでかわし、その逆ならインファイトで応じることが出来ると。
時代によってボクシングの常識もどんどん変わっていきます。
キックや総合も同じです。
キックはパンチの比重が大きくなり、総合は打撃の比重が大きくなりました。
初期の総合格闘技、アルティメットはブラジリアン柔術が猛威を振るったけど、今では柔術の技だけで勝つのは難しくなっています。
初期の頃にはほとんど見られなかった打撃でのKOも増えているし、色んな格闘技をバックボーンにする選手が増えています。
ボクシングにしろキックにしろ総合にしろ、時代と共に常識が変わるものですが、ある共通項があると思います。
それはシンプルになっていくということです。
今やデンプシーロールは役に立たないし、アリのような華麗なフットワークをする人もいません。
突き詰めて洗練されていくと、格闘技ってすごく地味になるものです。
研究が進めば進むほど隙がなくなって、シンプルな技でシンプルに攻めるのが一番になっていくからです。
進化するって新しい力を獲得することでもあるけど、それと同時に無駄な物を削ぎ落とすことでもあります。
古代生物の図鑑には、神様が酔っ払ってデザインしたんじゃないかと思うような生き物がたくさん出てきます。
けど今では数は減っています。
シンプルな姿形の生き物の方が生存に有利だからです。
けどそれは見た目の問題であって、中身は複雑なんです。
体の内部は大昔の生き物の方が単純に出来ていたそうですよ。
格闘技も同じで、見た目はシンプルであっても、実はものすごく高度な戦いを繰り広げています。
だから簡単なように見えても素人は真似出来ません。
ボクシングだって、初めての人には構えだけでも窮屈に感じて、真っ直ぐに腕を伸ばしてパンチを出し続けるのも難しいものです。
見た目はとにかくシンプルに、けど中身はどんどん複雑で高度に。
格闘技の進化は生き物の進化と似ていますね。

立ち関節の意義

  • 2018.04.04 Wednesday
  • 11:46

JUGEMテーマ:格闘技全般

格闘技には実に様々な技がありますが、目にすることが多い技とそうでない技があります。
実際の試合で目にすることが多いのは地味な技です。
ストレート、ローキック、タックル、アームロックなどなど。
逆に飛び蹴りやパワーボムやガゼルパンチなど、見栄えのする技は目にすることはほとんどありません。
理由は簡単。
派手な技ほど決まりにくいからです。
沖縄の古流空手にはこんな言葉があるそうです。
「帯より上は蹴るな。」
かのブルースリーも、試合用と映画用の技は使い分けていました。
実戦では地味な技の方がいいという意味です。
派手=動きが大きいわけだから、相手に悟られやすいんですよね。
よほどの実力差があるとか、トリッキーな技として上手く戦術に組み込んでいるとか、そうでもない限りはなかなか決まらないものです。
だけど地味な割になかなか決まりにくい技もあります。
それは「立ち関節」です。
時代劇などでよく見ますよね、相手の手首を捻って動きを封じるアクション。
さらにそこから投げに繋げたりということもあります。
こういった技はまず格闘技の試合で目にすることはありません。
名前は忘れたけど、ある格闘家が言っていました。
「試合で立ち関節を決めた人を見たことがない」と。
地味だけど決まればカッコイイ技です。
なんたって片手で相手の動きを制することも可能ですから。
そこからクイっと手を捻って投げたりなんかすれば、もう最高のカッコイイでしょうね。
しかしながら私自身も試合でこの手の技を目にしたことはありません。
誤解のないように言っておきますが、そういった技がインチキだと言っているんじゃありません。
私自身、少林寺拳法や合気道の先生に技を掛けられたことがあります。
あれって本当に掛かるんですよ、それも一瞬で。
「胸ぐらを掴んでみて」と言われてその通りにすると、次の瞬間には技を決められているんですよ。
そのまま地面に転がされて終わりでした。
ほんとに反応できないほど一瞬の早技なんです。
だけど試合で目にすることがないのはなぜか?
立ち関節と似た技で立っての絞め技があります。
代表的なものだとフロントチョークです。
この技は相手の頭が自分よりも低い位置にある時に使えます。
正面から相手の首の下に腕を回し、もう一方の腕でそれをガッチリとロックして絞め上げる技です。
とても汎用性の高い技で、例えば相手がタックルをしてきた時にカウンター技としても使えます。
しっかりと踏ん張ってタックルを受け止め、そのまま首の下に腕を回してフロントチョーク!
カウンターで使える絞め技なんてなかなかないですよ。
それにスタンディングでもグランドでも使えるので非常に便利です。
実際にフロントチョークで決着がつくこともしばしばだし、タップは奪えなくても相手の動きを封じるという効果があります。
それに対して立ち関節はそこまで汎用性が高くないのかもしれません。
腕を掴まれたとか、胸ぐらを掴まれたとか、そういった状況で相手が無防備に手を出したきた時は有効な技だと思います。
上手くいけば傷つけずに取り押さえることが可能なので、過剰防衛にもなりくいです。
要するに護身技としては非常に優れているわけです。
ただし技の難易度は高いです。
素人や酔っ払いが無防備に手を出してきた時はともかく、格闘技の試合のように実力者同士が激しく動きながら戦う中では、力を発揮しにくいんだろうと思います。
だから決して立ち関節が劣った技というわけじゃありません。
護身の時は最高の技だけど、試合だと極めるのが難しい技ってことです。
また上に書いた飛び蹴りやパワーボム、それにガゼルパンチなどは、決まりにくい反面威力は抜群なので、一発逆転の可能性を秘めています。
追い詰められた中、起死回生を掛けるなら大技は頼りになる存在です。
もちろん決まる確率は低いですけど、勝利の可能性は秘めているんです。
立ち関節もこれと同じく、護身という状況においては最高の技でしょう。
いくら身を守る為とはいえ、格闘技や武道の経験者が手を出すと怪我をさせる可能性が大です。
軽く殴ってもすごい威力ですからね。
こんな時、人体の構造を利用して技をかけ、傷つけることなく制圧できる立ち関節は、ある意味格闘家や武道家にとって頼りになる存在でしょう。
互いに怪我がないのなら事件になる可能性は低いです。
相手が「格闘家なのに手え出した!」と喚いても「じゃあ怪我してるの?」と反論出来ますから。
そもそも相手が先に手を出したきたんだから、怪我のない決着なら相手が悪いということになるでしょう。
格闘家や武道家はその強さゆえ、日常において安易に戦うことは出来ません。
酔っ払いやチンピラが手を出してきても、相手にしないか逃げるのがベストと言われるくらいですから。
もちろんながら自分から手を出すなんて御法度中の御法度です。
しかし夜の盛り場などでは、酒が入ったり大勢でつるんだりと、気が大きくなって絡んでくる人がいるのも事実。
格闘家だって人間ですから、何をされても黙っている必要はないでしょう。
大事な人を守る為とか、相手が過剰なほど手を出してきた時とか、そういった時はぜんぜん反撃してもいいと思います。
だけど殴ったり蹴ったり投げたりすると、やはり怪我を負わせてしまいます。
となると結果的に自分が悪者にされてしまうこともあるでしょう。
だったら怪我をさせずに反撃する必要があります。
不遜な輩から止むことのない火の粉を飛ばされた時、立ち関節は心強い味方になってくれるんじゃないかと思います。

素手じゃ武器には勝てない

  • 2018.03.03 Saturday
  • 13:43

JUGEMテーマ:格闘技全般

史上最強の弟子ケンイチで、無手組と武器組というのが出てきました。
無手組は素手の格闘技。武器組は武器を使う格闘技です。
漫画の中ではやや無手組の方が強かったです。
ケンイチは漫画だからいいんですが、現実の戦いとなると素手で武器に勝つのはほぼ無理だそうです。
映画や漫画だと、主人公がナイフを持った暴漢に立ち向かってボコボコにしたりしていますが、現実だとあっさりと返り討ちに遭います。
かの力道山やアントニオ猪木ですら、ナイフを持った暴漢には対処できませんでした。
二人共怪我を負っているんですよ。
15人のチンピラ相手に喧嘩したガッツ石松さんも、刃物を持った相手との戦いは避けています。
日本刀を持って乗り込んできた暴漢がいたそうですが、謝ることでお引取り願ったそうです。
これを情けないと思うなかれ!
ガッツさんの対処は一番正しいものなんです。
謝って引き下がってくれるなら、それに越したことはありません。
なんたって日本刀が相手ですから、いくらボクサーでは分が悪すぎます。
たま〜に刃物を持った暴漢を撃退!とニュースで流れることがありますが、これはとても珍しい例です。
滅多にないことだからニュースになっているんですね。
バキの板垣先生の本でも書いてありましたが、強い人ほど刃物を相手に戦いたくないと答えていました。
自分は格闘技をやってるから余裕!なんて言ってる人がいたら、それが一番危ないってことなんでしょう。
強い人ほど修羅場をくぐっていますから、刃物を相手にするのはどれだけ危険か知っているんだと思います。
そしてどうしても戦いが避けられない時は、決して素手では挑まないそうです。
バッグでもなんでもいいから、身近にある物を持つと答えていました。
空手の師範レベルの人さえそう答えるんだから、いかに素手で刃物に挑むのが無謀かよく分かります。
例えば相手のパンチを一発受けました。
痛いけど死にません。
けどナイフで切られました。
出血により命の危険があります。
刃物の恐ろしいところは、簡単に外傷を受けてしまうってことです。
二箇所も傷つけられたらもうアウトでしょう。
出血のせいでまともに立っていられなくなるし、足を切られたら逃げることもできません。
いくら強いからといって、素手で刃物に挑むのは間違い。
ナイフを持った相手に無双できるには、創作物の中だけです。

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