格ゲーの必殺技は現実の格闘技でも使えるか?

  • 2019.02.05 Tuesday
  • 13:09

JUGEMテーマ:格闘技全般

JUGEMテーマ:ゲーム

格ゲーといえば必殺技が大事です。
必殺技のない格ゲーなんて無いっていうくらいに当たり前のものになっています。
ゲームの中ではとても強い技として重宝しますが、本物の戦いで使ったらどうなるのか?
ちょっと考えてみたいと思います。
まず波動拳やソニックブームのような飛び道具は除外します。
瞬間移動やサイコパワーみたいな超能力系も同じくです。
現実の人間でも再現可能な技に限って考えてみます。
まずは昇竜拳。
波動拳と並んでストリートファイターを代表するこの技、本物の格闘技で使えるのか?
答えはYESです。
昇竜拳って、要はジャンプしながらのアッパーです。
まずアッパーそのものが強力だし実用性の高いパンチです。
ゲームでは対空用のカウンター技として使われますが、現実の格闘技でもカウンターで威力を発揮することが多々あります。
ただし本物のアッパーはジャンプしません。
そして出来る限りコンパクトに打ちます。
元々の動作が大きいので、コンパクトに打たないと当てるのが難しいからです。
しかしこれを逆手に取ったのが輪島功一さんのカエルパンチ。
まさかそんな打ち方してこないだろうって相手の裏をかいた、全身のバネを使ったジャンピングアッパー。
一見すると遊んでいるかのようなパンチですが、威力はかなり高いです。
屈んでからのジャンピングアッパーなんて、まともにくらったら最悪は首が折れてしまうかもしれません。
元々が強力なパンチなのに、そこへジャンプという動作を加えることで、威力だけでなく奇襲性をも高めています。
昇竜拳はこれとまったく同じです。
全身を使ったトリッキーで威力抜群のアッパー。
相手の隙をつけば現実の格闘技でも使える技でしょう。
サガットのタイガーアッパーカットも同じ理由で使えると思います。
逆に同じ対空技でもガイルのサマーソルトキックは実用性は低いでしょう。
全身を使って蹴り上げるというのは悪くありませんが、その後に一回転するのは大きな隙を生んでしまいます。
もし着地に失敗すればセルフバックドロップの危険性するあります。
しかし動きを逆にすれば話は別です。
相手の正面を向いて蹴るのではなく、背中を向けた状態から後ろへ一回転し、そのまま蹴り下ろす。
これなら使える技になるかもしれません。
言うなればサッカーのオーバヘッドキックで、そのまま一回転して背後の敵を蹴る感じです。
空手には胴回し回転蹴りという技があります。
体を斜めに傾けながら側転し、その勢いで相手に蹴りを浴びせる技です。
まともに決まれば一撃KOする威力に加え、トリッキーな動きなので予測もしづらいです。
それに速射性にも優れるので、カウンターとして使われることもあります。
起死回生の大技という面も持っていますよ。
サマーソルトキックもこれと同じように、回転した後に蹴り下ろせば充分に実用性のある技になると思います。
次はザンギエフのダブルラリアット。
ザンギエフといえばスクリューパイルドライバーが代名詞ですが、あれは現実の人間では再現不可能なので除外します。
ダブルラリアットの特性は飛び道具をすり抜ける、前後同時に攻撃できることです。
ですが前者も現実にはありえないので除外、後者のメリットについて考えます。
基本的に格闘技の試合は一対一で行います。
となると後方からの攻撃は想定しなくていいわけですから、前後同時攻撃というのは大きなメリットにはなりえません。
ファイナルファイトのハガー市長も同じ技を使いますが、あのゲームは複数の敵が同時に襲いかかってきます。
ああいった状況ならばダブルラリアットはこの上ない強力な攻撃になるでしょう。
ダブルラリアットは腕力のある格闘家なら、威力は抜群と思います。
最初の一撃をかわしても、続いて裏拳が飛んできて、それをかわしてもまた次の攻撃が飛んでくるわけですから、連続性もかなり高いです。
パワーのある格闘家ならば使える技だと思いますが、格闘技の試合だと前後同時攻撃という最大のメリットを活かせないので、あえてこの技を選択する意味はないでしょう。
同じ回転系の技であれば竜巻旋風脚の方が強力かもしれません。
この技は竜巻のごとく回転しながら蹴る技ですが、空中に浮かんだまま水平に移動していくという、現実の人間ではありえない動きをします。
しかし水平移動じゃないといけないという決まりはありません。
なぜならジャンプしてからの竜巻旋風脚は放物線を描くからです。
つまり回転しながら連続蹴りが出せるのであれば、それは竜巻旋風脚と呼んでも問題ないということです。
蹴り技を主体としたテコンドーやカポエラでは、空中で回転しながら蹴る大技があります。
テコンドーの試合ではけっこうな頻度で使用され、しかも命中率も悪くなく、KO率も高いです。
回転しながらの蹴りは、相手からすれば予測のしづらい動きなので、ついつい食らってしまうというパターンが多いようです。
しっかりと防御していても、飛び蹴り自体に高い威力があるので、ガードごと蹴り飛ばされるということもあります。
喰らわない方法としては、蹴りの届かない場所へ避けるか、あえて接近して蹴り技の間合いを潰すかの二択しかありません。
蹴り技主体の格闘技では、竜巻旋風脚と同じ理論の技は普通に使われるので、これも現実の格闘技では実用性があると言えます。
では最後にもう一つだけ考察をします。
最初に飛び道具は除外と書きました、一つだけ可能かもしれない技があります。
それはヨガファイヤー。
口から火の玉を飛ばすこの技は、工夫次第では可能かもしれません。
まず口の中に可燃性の液体を塗ったボールを入れておきます。
さらにグローブか服の中にライターを隠し持っておきます。
そして相手が間合いに入ってきた瞬間、吹き矢を吹くように口元に手を当て、見つからないようにライターの火を点けます。
次に口の中から可燃性の液体を塗ったボールを吹き出せば、ライターの火で着火したボールが火の玉のように飛んでいくでしょう。
コツとしては口の中にボールを隠す前、あらかじめ干し椎茸などを噛んで。口の中の水分を減らしておくといいでしょうね。
そうすれば唾液で可燃性の液体が燃えにくくなるのを防ぐことが出来ます。
しかしこの技を使ってしまったら最後、間違いなく反則負けになるでしょう。
それに可燃性の液体は有毒なものは使えません。口の中に隠している間に毒に侵されてしまうからです。
ベストはアルコール度数の高いお酒です。
しかしモタモタしていたら酔っ払ってしまう可能性があります。
さらには口の中にボールを隠している最中にパンチを受けたら、顎の踏ん張りが効かなくて一撃KOされる危険性もあります。
もし技が成功しても反則負けになるんだから、負けることに変わりはありませんが。
飛び道具の中では実現性の高いヨガファイヤーですが、デメリットが多すぎるので実用性はゼロと言えるでしょう。
格ゲーの必殺技でも現実の格闘技で使えるものはちゃんとあります。
「だからなやんやねん?」って言われたらそれまでなんだけど、こういう妄想をするのは楽しいものです。
色々考察したら、他にも使える技があるかもしれませんね。

異種格闘技は本気になった方が不利なルールを強いられる

  • 2019.01.19 Saturday
  • 11:39

JUGEMテーマ:格闘技全般

先日、メイウェザーと那須川戦のことを書きました。
体重差は結果に大きな影響をもたらすという記事です。
ではもしルールがキックだったらどういう結果になっていたのか?
こればっかりは想像するしかありません。
那須川選手がキックで圧倒するのか、それともかえってメイウェザーを本気にさせて危険な試合になったのか?
実現していない試合の議論は結論のでないものです。
異種格闘技の一番の問題はルールです。
異なるルールの者同士が戦うんですから、とうぜん一筋縄ではいきません。
みんなが納得するようなルールというのは存在しないからです。
どの格闘技であれ、それぞれのルールの中で合理的に戦えるような技術体系になっています。
もし空手と柔道が戦うことになれば、パンチとキックを禁止にすれば柔道が勝つし、投げ技と寝技を禁止にすれば空手が勝つということです。
ルール一つ変わるだけで、結果もまったく変わってしまいます。
だからなるべく自分に有利なルールで戦いたいわけですが、異種格闘技においては本気になっている方が不利なルールを押し付けられます。
メイウェザーは現役時代にワンマッチ100億とか200億を稼いでいた選手です。
今回の試合は10億という大金ですが、今までの彼のファイトマネーからすればとても安い金額になります。
つまりメイウェザーからすれば、試合を受けるもの断るも、自分の気分次第ということになってしまいます。
もしも100億や200億を用意できたなら、この試合の運営側は自分たちに有利な条件を突きつけることができたでしょう。
けどそんなに払ってしまったらイベントそのものが成り立たなくなってしまう可能性があります。
これはあくまでエキシビション、やってもやらなくてもどっちでもいいというスタンスのメイウェザー。
対して大晦日の目玉として絶対に呼びたい運営側。
となると運営側の方が譲歩しないといけなくなります。
かのアントニオ猪木さんも、モハメド・アリと試合をする直前、とんでもなく不利なルールを突きつけられました。
なんとプロレス技のほとんどを禁止にされてしまったんです。
もし条件が飲めないなら、アリ陣営が試合をキャンセルすると言ってきました。
アリ陣営からすれば、猪木さんとの試合が不意になっても、特に困ることはありません。
しかし猪木さん陣営からすると、この試合を実現させる為にたくさんのお金と労力を使っているわけだから、キャンセルだけはなんとしても避けたい事態です。
結果、猪木さんはとても不利なルールで戦うことになりました。
異種格闘技というのは、名声を得ている人からすると、そこまで旨味のないイベントです。
逆に名声が低い人からすれば、大きなチャンスとなります。
猪木さんは日本やプロレス界では大きな名声を得ている人でしたが、世界的なスターであるアリには及びません。
今回のメイウェザーと那須川選手の試合も同じで、試合が実現したということだけで、那須川選手・・・というより運営側には大きなメリットがあったはずです。
異種格闘技はあくまでエンターテイメントと捉える大スター。
異種格闘技は自分を世界に売り込むチャンスと考える対戦相手。
本気度が違うからこそ、大スターからは足元を見られてしまうことになります。
異種格闘技は本気になった方が不利になる。
しかし今回の試合、せめて体重差だけでもカバーできるように、もう少し配慮があっても良かったんじゃないかなと思います。

倒すか倒されるかが戦いの全てじゃない 他の格闘技にはないプロレスの魅力

  • 2019.01.12 Saturday
  • 11:46

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最近、格闘技の人気が下がってプロレスの人気が上がっていると聞きました。
以前は逆でした。
プロレスは人気が下がり、格闘技はK-1やプライドで空前のブームでしたから。
でもその前はプロレスが大人気でした。
アントニオ猪木、ジャイアント馬場といった大スター。
そしてハルクホーガンやタイガージェットシンなど、スターに引けを取らないヒールもいました。
私はリアルタイムでは見ていないけれど、それでもあの時代のプロレスは大好きです。
プロレスって少し前までは台本ありきだとか、ガチンコじゃないとか言って非難する人がいました。
倒すか倒されるかが格闘技の全てなのだと。
でも果たしてそうでしょうか?
勝つ負けるとか、KOするかされるかだけが戦いの全てなのでしょうか?
バキの作者の板垣先生の本にこんなことが書いてありました。
けっこう昔にあった格闘技のイベントで、色んな格闘家が出てたくさんの試合をしていたんだそうです。
最初はみんな盛り上がっていたけど、後半になるにつれてトーンダウンしていったと。
試合に飽きたわけじゃありません。
殴る蹴る、流血する、倒す倒される。
そういったシーンを見るのにうんざりしてきたからだそうです。
極端な話、格闘技好きの人でも、倒れた相手の顔を踏みつけるフットスタンプという技は引く人がいます。
ルールによっては認められた攻撃なんですよ。
でもね、いくらなんでも倒れた相手の顔を踏みつける行為は、どう贔屓に見ても暴行にしか思えません。
格闘技は倒すか倒されるかが全てなので、相手に意識があれば何度でも踏みつけます。
鼻が折れようが流血しようが、勝つまでは徹底的にやるんです。
いくら格闘技好きでもやっぱり引きますよこれは。
ファンが見たいのは格闘であって、暴力ではないんです。
今となっては見かけなくなった技です。
いくら競技といえども、私は問題のある行為だと思います。
選手にではなく、そんな技を認めた運営側に対してそう思うんです。
でもプロレスでも相手を踏みつけるフットスタンプはあります。
あるんだけど、格闘技のように凄惨な状態にはなりません。
なぜならプロレスは倒すか倒されるかが全てではないからです。
勝敗はもちろん重要だけど、それ以上にお客さんを楽しませるって意味合いが強いのがプロレスです。
だから格闘技なら引いてしまいような技だって、プロレスの場合ならお客さんが楽しめるような技として魅せてくれるんです。
迫力があり、興奮があり、ドキドキがあり、でも引いてしまうような凄惨なものにはならない。
それがプロレス・・・いや、プロレスラーのすごいところだと思います。
本気で戦えばめちゃくちゃ強い人たちです。
なのにただ勝ち負けに拘るんじゃなくて、どうすれば魅せられるかを追求しているんだから、素晴らしいクリエイターでもあるんです。
倒すか倒されるかの戦いは生々しいものです。
最初は面白いです。でも延々と見せつけられたら、どこか暗い気持ちになってしまうんですよ。
板垣先生の本の話に戻りますが、生々しい戦いの連続に観客たちがトーンダウンする中、最後にジャイアント馬場さんが登場したそうです。
その瞬間、会場は大盛り上がり。
さっきまでのトーンダウンはどこへやら。
脳天チョップや十六文キックが炸裂する度に歓声が上がったそうです。
馬場さんの動きはとてもスローリーで、生粋の格闘技ファンには馴染みにくいもののはずなのに、それでも歓声が上がるんですよ。
板垣先生は本の中でこう書いていました。
ゆっくりなんだけど、一つ一つの動きに重みがあるというか、長く戦ってきた人の深みのようなものがあると。
そういう意味のことを書いていました。
これがプロレスの真骨頂だと思います。
倒すか倒されるかだけの世界には存在しない、例えるなら歌舞伎の間というか、相撲でいうところの立ち会いの前にやる四股や塩を投げるみたいな感じというか。
馬場さんのゆっくりした動きがあるからこそ、脳天チョップや十六文キックが映えるんですよ。
そういうなんとも言えない間がプロレスにはあるんです。
倒す倒されるだけが戦いじゃない。
観客を魅了する技を持つプロレスは偉大な存在ですよ。

パンチだけだと残酷なまでに階級差が影響する メイウェザーVS那須川天心

  • 2019.01.02 Wednesday
  • 13:46

JUGEMテーマ:格闘技全般

メイウェザーと那須川天心の試合を見ました。
間違いなく今年一番の格闘技イベントでしょう。
ルールはボクシング、階級差があるのでグローブでハンデをつけることで考慮。
那須川選手にとってはどう考えても不利な戦いでした。
キックは封じられ、しかも自分よりも階級が上の相手。
パンチって自分よりも大きな相手には通用しづらいんですよ。
逆に大きな相手からのパンチはめちゃくちゃ聞きます。
実際に試合でもガードごと崩される場面がありました。
キックがあれば応戦できたと思いますが、パンチだけだとどうしても不利です。
ましてや相手はあのメイウェザー。
確実にボクシング史に名を刻む名チャンピオンです。
序盤、メイウェザーは遊ぶような感じで挑発していました。
しか那須川選手が本気だと知った途端、遊びをやめました。
まず始めに強烈な左フックをお見舞いし、ダウンを奪います。
続いてボディから顔面への右フック二連打。
二発目の右フックをまともに受けてしまった那須川選手はまたしてもダウンしてしまいます。
しかしそれでも立ち上がりました。
足はかなりふらついていましたが、戦う気概は衰えていません。
しかしメイウェザーは手を緩めません。
またしても左フックでダウンを奪います。
那須川選手はフラつきながらも気合で立ち上がりますが、ここで試合はストップとなりました。
結果はメイウェザーの一ラウンドTKO勝ち。
この試合が示したものは、階級差というものがいかに大きな影響をもたらすかということです。
那須川選手は一流の格闘家です。それは間違いありません。
しかし10キロも重い相手と試合すれば、自分のパンチはほとんど通用せず、逆に相手のパンチは残酷なまでにダメージを与えてきます。
体格、体重、そういった差がモロに出てくるのがパンチです。
キックがあるなら、寝技があるなら、ある程度の体格差は埋められたでしょう。
しかしパンチだけとなると難しいです。
武器に例えるなら、軽量級のパンチは自動小銃、中量級は機関銃、重量級は機関砲といった感じです。
目標に向かって連続で、そして狙いを付けて撃てる武器という意味では同じですが、だからこそ威力の差がハッキリと出てしまいます。
キックや寝技という他の武器があれば、結果は変わっていたかもしれません。
ただしパンチ以外の攻撃を認めたら、メイウェザーはぜったいに試合は受けなかっただろうとは思いますが。
ワンマッチで100億以上稼ぐような選手でしたから、わざわざ受けるメリットがありません。
今回の試合は大晦日を盛り上げる為のビッグイベント。
両選手はそのことを分かったうえで臨んだ試合だったと思います。
メイウェザーはあくまでエンターテインメントとして、那須川選手はもちろん勝つ為に戦いました。
しかし元々が無理のあるマッチメークです。
この試合を企画した陣営は、今年最後のビックイベントとして、視聴者やファンの記憶に残るようにという意図で仕掛けたんでしょう。
ただし試合内容を振り返っても分かるように、あの階級差はあまりにも危険でした。
もしキックがアリだったら、メイウェザーはもっと本気を出して大変なことになっていたかもしれない。
そういう意見があるのも頷けます。
いくら試合を盛り上げる為とはいえ、選手を危険に晒すようなマッチメークは避けるべきだと思いました。

筋トレはやって損なことはない

  • 2018.12.27 Thursday
  • 14:51

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筋トレを日課にしている私ですが、筋肉を鍛えてなんの役に立つのって?言われたことがあります。
世の中にはスポーツも格闘技もしていないのに、筋トレをする意味を理解できない人もいるようです。
三島由紀夫は言いました。
筋肉はただ筋肉であればよいと。
でも私はまったくそうは思いません。
筋肉の本当の意味は体を強くすることだからです。
筋トレをする以前の私はとにかく貧相な体つきでした。
まさに華奢って言葉がピッタリだったんです。
何かにぶつかれば折れてしまいそうな細い体は、自分より小柄な同級生と腕相撲をしても勝てない始末。
別に腕相撲が弱くてもい生きていくうえで問題はないんですが、それで良しとするのが嫌でした。
強くなりたいなら格闘技が一番だけど、あれは向き不向きがあります。
特にボクシングのように顔を殴り合う格闘技は、向いていない人がやったら強くなるどころか、ただただ傷ついていくだけなんですよ。
でも筋トレは違います。
誰も傷つけず、自分も傷つかず、肉体を強くすることが出来るからです。
不思議なもので、華奢だった頃はよく風邪を引いていたんですが、筋トレを始めてからはほとんど引かなくなりました。
怪我も減ったし、疲れることも少なくなりました。
あと冬に強くなります。
発達した筋肉は代謝を良くしてくれるので、冷え性の解決にも良いんですよ。
じゃあ夏はどうかというと、これも筋トレのおかげで過ごしやすくなりました。
代謝が良くなるということは、汗を掻きやすくなるということ。
つまり暑くても体温を維持しやすい体質になるんです。
それに仕事で重い物を持つ時にも役に立ちます。
昔やった食品工場のバイトで、30キロの米袋を幾つも運ばないといけなかったんです。
細身の人は苦労していましたが、私はすんなりと運べました。
肉体系の仕事をしても楽だし、筋肉痛にもなりくいんですよ。
だから当然日常生活でも役に立ちます。
ちょっとした重い物くらいならぜんぜん余裕で運べます。
もしインフルエンザにかかって寝込んでしまっても、筋肉があれば動きやすいです。
辛いのは辛いんですが、体を支える力があるから、ちょっと力を込めると動けるんですよね。
細々したことばかりかもしれないけど、筋トレから受けられる恩恵は多いです。
ただし注意点もあります。
いくら筋トレだけやっても、実際の戦いには強くなれないということです。
格闘技、武道、喧嘩。
痛みを伴う戦いに必要なのは経験と慣れ、そして度胸です。
最後の度胸ってのが一番難しくて、こればっかりは生まれ持った要素が大きいです。
元世界チャンピオンの畑山さんも言っていましたが、いくらトレーニングをしても、ハートがチキンな奴はチキンなんだと。
筋肉による武装は心までは強くしてくれません。
だから筋トレして良いガタイになったからって、調子に乗っていると痛い目に遭うと思います。
喧嘩したことのないムキムキマッチョよりも、喧嘩慣れしている細身のヤンキーの方が強いでしょう。
実際の戦いってそういうものです。
でもからといって筋トレは無意味じゃありません。
筋トレが力を発揮するのは戦いの場ではなく、むしろ健康とか仕事とか日常的な場が多いんですよ。
それに激しいスポーツと違って、何歳からでも始められるのが魅力です。
筋トレの恩恵は絶大、やって損なことはありません。

 

タックルを打撃で迎え撃つのは難しい

  • 2018.12.21 Friday
  • 12:14

JUGEMテーマ:格闘技全般

総合格闘技でよく使われるタックル。
初期の異種格闘技では、タックルを打撃で迎え撃とうとするストライカーがけっこういました。
でもほとんど無理です。
体ごと突っ込んでくるタックルは、パンチやキックで止まるものじゃありません。
格闘技は同体重の選手で戦うので、例えばミドル級だと70キロ以上はあるわけです。
70キロの塊が突っ込んできて、それをパンチやキックで止められるか?
アッパーで迎撃しようとしても、そんなものはタックルの威力に負けて簡単に弾かれます。
キックも同じです。
足は腕の三倍の筋力がありますが、それでも体ごと突っ込んでくるタックルには不利です。
迎え撃つどころか、バランスを崩してそのままテイクダウンってこともあります。
唯一有効な打撃としては膝蹴りがあります。
膝は人体の中でもかなり硬い部位で、しかも膝蹴りそのものが他の攻撃よりも力強いです。
太ももを前に突き出していると、タックルがぶつかってもなかなか引っ込んだりしません。
ただ膝を出しておくだけでも有効です。
タックルした相手が勝手にぶつかってダメージを受けてくれるからです。
しかしタイミングが合わなければ膝蹴りも無効です。
タックルをする側は当然膝蹴りを警戒しているので、そうそう決まったりはしないものです。
じゃあタックルをされたらどうするのがベストなのか?
打撃で迎え撃とうとするのをやめることです。
相手がタックルを仕掛けてきたら、自分も腰を落とし、足を後ろに引き、覆いかぶさるようにして上から潰すのです。
そうすればペチャっと下敷きになり、タックルは不発です。
いわゆるタックルを切るってやつです。
タックルさえ防げれば、そうそう寝技に持ち込まれることはありません。
スタンディングレスリングならストライカーでもある程度もちこたえらえるからです。
打撃で反撃することも可能ですしね。
漫画だと体ごと突っ込んでくる相手をパンチやキックで迎撃とかありますが、実際にはほぼ無理でしょう。
重さの順番でいえば、タックル、キック、パンチです。
重い物と軽い物がぶつかれば、重い物が勝つのは当然のこと。
タックルを切れなかった異種格闘技の初期のストライカーは、パンチやキックで迎え撃とうとしてそのままテイクダウンされていました。
警察やボディガードも、敵を取り押さえる時は体ごとぶつかります。
手首をひねって投げるとか、関節を決めてから取り押さえるなんてほぼありません。
まずは体ごとぶつかる。
そうやって押し潰してしまえば、あとはどうにでも出来ます。
逆に言えば体ごとぶつからないと、必死に逃げる犯人を捕まえるなんて出来ないってことです。
タックルを打撃で迎え撃つことは不可能ではないけど、明らかにパンチやキックが不利になります。
タックルを切れないと、組み技を使う相手と戦うのは難しいと思います。

鎖鎌やヌンチャクは夢のある武器

  • 2018.12.12 Wednesday
  • 13:12

JUGEMテーマ:格闘技全般

以前に鎖鎌最弱説っていうのを水曜日のダウンタウンでやっていました。
あれすごく面白かったです。
結局鎖鎌は負けてしまったけど、「鎖鎌が弱いんじゃなくて私が弱かった」って言った達人、すごくカッコよかったです。
刀や槍が強いのは当然として、ああいう一風変わった武器の最強ってどれなのか気になります。
まずトンファーですが、これはアメリカの警備員も普通に使うそうです。
攻防一体の武器だし、素手の武術も活かせるし。
ヌンチャクは実用性はほとんどないそうです。
あれはブルースリーが映画で使って有名になりましたが、アクションの見栄えはよくても、構造上の問題で実践には不向きだそうです。
まあ当然でしょう。敵を叩いたら反動で自分に跳ね返ってくるんですから。
同じ理由で三節棍も実用性は低そうです。
ていうかヌンチャク以上に難しいでしょう。
三つも棒が繋がっているんですから。
十手は岡っ引きが使っていたし、同心も装備していたので、けっこう強いんじゃないかと思います。
刀には負けるでしょうけど、鉄の棒なんだから弱いわけがありません。
手元の鈎で防御もできますし、取っ手に巻いた紐は捕縛にも使えますから。
棒術は現代も普通に使用されます。
警察官は警棒の使い方を習うし、警備員も長い棒を持っていることがあります。
あれでパンと叩かれたら簡単に骨が折れてしまうそうですよ。
そして肝心の鎖鎌ですが、これは強いのか弱いのか分かりません。
鎌の部分は当然強いでしょう。
なんたって刃物が付いているんですから。
あれで斬られたり刺されたりしたら普通に大怪我を負います。
問題は鎖分銅の方です。
うまく決まれば一撃で勝てるけど、当てるのは難しそうです。
ていうか扱いそのものが難しいでしょう。
基本的に攻撃は初弾の一撃のみ、かわされたら次の攻撃を繰り出す前に距離を詰められてしまいます。
それに防御には向かないでしょうね。
刀に絡ませて奪い取ることも可能なんでしょうけど、絡ませようとした瞬間に斬られてしまいそうです。
しかし初めて鎖鎌と戦う敵にとっては、威嚇効果は抜群でしょう。
分銅に気を取られている間に、鎌の方でグサっとやられそうです。
世の中には色んな武器があるけど、基本的にはシンプルな武器が強いと思います。
棒や十手のようにコントロールがしやすく、それなりの威力もあり、攻撃にも防御にも向く。
連続攻撃もしやすいですしね。
一撃で決まるってなかなかないですから、コンビネーションが打てる武器は強いと思います。
とはいえヌンチャクや鎖鎌には夢があります。
だからこそ映画や漫画の中では大活躍なわけですし。
武器の魅力は実用性が全てじゃないですね。
人を傷つけるには向かないけど、夢を与えることが出来るんだから。
最強ではないかもしれないけど、最高の武器であることは間違いないと思います。

打撃と組技

  • 2018.12.09 Sunday
  • 10:59

JUGEMテーマ:格闘技全般

打撃系と組技系はどちらが強いのか?
異種格闘技の初期では組技系が打撃を圧倒しました。
言わずもがな、グレイシー柔術です。
ボクサーや空手家は組技に成す術がありませんでした。
初弾で決めないと打撃系は一気に不利になるんです。
そして初弾で決めるなんてほぼ不可能に近いです。
組技系の人は打撃が得意じゃないとは言っても、素人じゃありません。
反応は速いし肉体は頑丈だし。
初弾のパンチ一発、キック一発で仕留めるなんてまず無理で、むしろ攻撃した時にこそ隙が出来て掴まれてしまいます。
そして寝技に持ち込まれたらもう終わりです。
そもそもただ掴まれるだけで打撃って威力を発揮できないんですよ。
打撃の力は正しいフォームから生まれます。
でも相手に掴まれるともうそれが無理なんですよね。
例えば柔道家に腕や胸ぐらでも掴まれようものなら、打撃を打つどころじゃありません。
揺さぶられたり引っ張られたりして、立っているのさえやっとの状態です。
異種格闘技の初期では、打撃系はただただ不利な戦いを強いられていました。
しかし現在は変わりました。
打撃系、いわゆるストライカーが活躍する時代です。
始まりはミルコクロコップ。
超が付くほどの精密打撃で、一発でノックアウトしてしまいます。
タックルはうまくかわし、下手に掴みにいこうものならカウンターをもらって終わりです。
これってただ単にストライカーが組技の練習をして慣れたってわけじゃありません。
今まではストライカーはストライカー同士で戦っていたので、組技系であるグラップラー相手にKOできるタイミングを計りかねていただけなんだと思います。
例えばボクサー同士なら簡単にKOを取ってしまうボクサーでも、相手がキックボクサーや空手家となると、なかなかKOを取れなかったりします。
パンチだけで戦ってもそうなるんですよ。
キックボクサーも空手家もボクサーとは戦いのリズムが違うから、KOを狙うタイミングが計りづらいんですよ。
それと同じで、ストライカーはグラップラーのリズムに慣れていませんでした。
現在、異種格闘技をたくさん経験したストライカーなら、グラップラーの動きやリズムをちゃんと把握しています。
以前は当てられなかったパンチやキック。
それが初弾でヒットして秒殺KOとかもありますからね。
打撃系と組技系だと、初見で戦うなら組技系が有利です。
掴むなり転がすなりすれば勝ちも同然なんですから。
でも異種格闘技の経験を積んだストライカーなら立場は逆になると思います。
相手の動きやリズムさえ分かれば、一流のストライカーは正確な打撃を当てられますから。
だからって必ずストライカーが勝つわけじゃありませんけどね。
もし打撃をミスれば一気に追い込まれてしまいます。
格闘技は一言でいえないほど奥が深いです。

イップマンとブルースリー

  • 2018.11.23 Friday
  • 12:58

JUGEMテーマ:格闘技全般

ブルースリーの師匠、詠春拳の達人イップマン。
映画にもなりました。
全部観ました。
面白いです。
ジャッキーやブルースリーとは全然違った形のカンフーアクションです。
主人公、イップマンが使う武術はもちろん詠春拳。
これは相手のパンチに自分の腕を絡みつかせるようにして攻撃を無効化し、さらには防御まで無力化してしまうすごい武術です。
足技も凄いです。
飛び蹴りや回し蹴りはほとんど使いませんが、その代わりに要所を狙って足払いや前蹴りを打つことで、敵の攻撃を寸断させてしまいます。
出足を払われると次の攻撃に移れないんですよ、バランスを崩してしまうから。
投げ技も使います。
でもイップマンのカッコイイところは、決して殺したり大怪我をさせたりしないところです。
勝敗は重要じゃなくて、自分の身を守ること、または大切な人を守ることが出来ればそれでいいからです。
それに敵にさえもなるべく怪我を負わせないようにします。
誰も傷つかずに争いを止められるならそれが一番だからです。
これって一方的に勝利を収めるよりも難しいことです。
イップマンは弟子であるリーに老子の言葉をよく言って聞かせていたそうです。
「生きとしいけるものは 全てたおやかである」
「硬いものは砕けやすく 強いものは転がり落ちる」
若い頃のリーはとにかく強さと勝利を求める青年で、しょっちゅう喧嘩をして、相手を怪我させてしまうこともあったそうです。
師匠であるイップマンは、それは間違った武術の使い方だと諭したかったのでしょう。
強さや勝利ばかり求めて、いったいなんの意味があるのかと。
それどころかいつかは自分にしっぺ返しがきて、痛い目に遭うぞと忠告していたんだと思います。
リーは師匠の言葉を大事に胸にしまいますが、それと同時にアメリカでの名声にこだわりました。
白人が支配する世界で頂点をとってみせると、武術にも映画にも予断がないほど心血を注ぎました。
その無理がたたったのか、若くしてこの世を去ってしまいました。
リーの生き方が正しいのかどうかなんて誰にも言えません。
あれだけの大スターですから、凡人には見えない景色や、理解できない考えの中で生きていたと思うからです。
現に彼を超えるほどのアクションスターは未だ現れていません。
ジャッキーもジェットリーもすごいスターですが、それはやっぱりブルースリーという存在があってこそでしょう。
イギリス人が支配する時代の中国で生まれ、バリバリの白人社会であるアメリカに単身乗り込み、支配者だった白人たちに、映画でも武術でも自分という存在を認めさせたんですから。
ブルースリーが命懸けで道を切り開いたんです。
もしそれがなければ、ジャッキーもジェットリーも、ここまでの成功を収めることが出来たかどうかは分かりません。
でもリーの師匠であるイップマンの言葉も正しいと思います。
勝つことだけや強さだけが全てじゃないし、武術は戦いの為だけの道具でもない。
東洋的な思想と西洋的な思想があって、どちらも一長一短だと思っています。
長い目で見れば正しいのだろうけど、今目の前にある問題に具体的に対処しづらい東洋思想。
今目の前にある問題に具体的に対処できるけど、長い目で見れな新たな問題が出てきそうな西洋思想。
イップマンは完全に東洋思想の人で、ブルースリーは東洋思想を大事にしながらも、西洋思想を取り入れようとした人だと思います。
そしてリーの功績は彼個人だけを見ていても決して分かりません。
後に与えた偉大な影響を考えると、やっぱり彼を超えるほどのアクションスターはいないからです。これからもおそらく現れないでしょう。
そしてリーに武術を教え、その思想に大きな影響を与えたイップマン。
イップマンとブルースリー。
どちらも偉大な人です。
出会うべくして出会ったんだろうなと思います。

パンチの進化はグローブと共にあり

  • 2018.10.14 Sunday
  • 10:41

JUGEMテーマ:格闘技全般

パンチには主に三種類あります。
ストレート、フック、そしてアッパー。
他にも裏拳や鉄槌という打ち方がありますが、オーソドックスなパンチは上の三種類になります。
そして面白いのが、素手で殴る時代のボクシングには、ほとんどフックやアッパーは見られないということです。
現代でも素手で殴る格闘技はストレート系が多いです。
それはなぜか?
実はパンチというのはグローブの有り無しで大きく変わってしまうからです。
例えばボディブローを打つ場合、グローブ有りならふフックやアッパーの方が効かせやすいです。
でも素手の場合だとストレートの方が効きます。
それはなせか?
グローブの重み、厚みを利用して、さらに手首のスナップを効かせることによって、フックやアッパーは威力を発揮するからです。
素手だとグローブの利点は使えません。
となるとボディを打つ場合でも、ストレートの方がいいのです。
上から下に打ち下ろすように、そして自分の体重を相手に預けるようにして打つとよく効きます。
コツはパンチを戻さないことです。
普通は打ったらすぐに引くものですが、素手で効かせる場合は、打ったあとに全身を固めた方が体重が乗りやすいからです。
人には無数の関節があるので、当たった瞬間に全身を固めないと、衝撃が自分に跳ね返ってきます。
ストレートだと関節を固定しやすいので、より相手に威力が伝わります。
逆にグローブの場合だと、グローブそのものが重みとなるので、スナップを利かせた方がよく効きます。
当たった瞬間に全身を固めてしまうと、グローブの厚みが威力を吸収してしまい、パンチの威力は削がれてしまいます。
グローブ有りのパンチは体を柔らかくしないと威力が出ません。
だからこそ関節を固定しないでもすむフックやアッパーも使いやすくなります。
グローブは安全の為に開発されたものですが、実は武器にもなりえます。
KOってグローブ有りの方が多いんですよ。
なぜなら威力が相手の内部に伝わるからです。
例えば自分で自分の頭を叩くとわかります。
グーで殴ると表面が痛く、パーで叩くと頭の中がクラ〜っとします。
顎を叩いても同じです。
グーは表面が痛く、パーは脳が揺れます。
硬い物は外部破壊に向いていて、柔らかい物は内部破壊に向いているからです。
拳との間にグローブというクッションを置くことで、衝撃は相手の脳、もしくは内蔵へと伝わり、KO率が高くなるというわけです。
パンチはグローブの登場によって大きく変わりました。
フックやアッパーの重要性が増し、さらにスナップを利かせたしなるような打ち方が大事になりました。
ボクサーはパンチのスペシャリストですが、グローブ無しで殴り合うなら空手家の方が強いかもしれません。
素手で殴る場合はまったく違う打ち方になるからです。
逆にグローブの経験がない空手家の場合だと、ボクシングの試合だと思うように威力を発揮できないでしょう。
体を固めた打ち方だと、グローブによって威力が削がれてしまうからです。
自分の拳を守る為、そして相手を怪我から守る為に開発されたグローブ。
しかしそれは扱いに慣れた格闘家が使えば立派な武器になります。
パンチの進化はグローブと共にあり。
道具一つとっても、格闘技の歴史に大きな影響を与えていますね。

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