鎖鎌やヌンチャクは夢のある武器

  • 2018.12.12 Wednesday
  • 13:12

JUGEMテーマ:格闘技全般

以前に鎖鎌最弱説っていうのを水曜日のダウンタウンでやっていました。
あれすごく面白かったです。
結局鎖鎌は負けてしまったけど、「鎖鎌が弱いんじゃなくて私が弱かった」って言った達人、すごくカッコよかったです。
刀や槍が強いのは当然として、ああいう一風変わった武器の最強ってどれなのか気になります。
まずトンファーですが、これはアメリカの警備員も普通に使うそうです。
攻防一体の武器だし、素手の武術も活かせるし。
ヌンチャクは実用性はほとんどないそうです。
あれはブルースリーが映画で使って有名になりましたが、アクションの見栄えはよくても、構造上の問題で実践には不向きだそうです。
まあ当然でしょう。敵を叩いたら反動で自分に跳ね返ってくるんですから。
同じ理由で三節棍も実用性は低そうです。
ていうかヌンチャク以上に難しいでしょう。
三つも棒が繋がっているんですから。
十手は岡っ引きが使っていたし、同心も装備していたので、けっこう強いんじゃないかと思います。
刀には負けるでしょうけど、鉄の棒なんだから弱いわけがありません。
手元の鈎で防御もできますし、取っ手に巻いた紐は捕縛にも使えますから。
棒術は現代も普通に使用されます。
警察官は警棒の使い方を習うし、警備員も長い棒を持っていることがあります。
あれでパンと叩かれたら簡単に骨が折れてしまうそうですよ。
そして肝心の鎖鎌ですが、これは強いのか弱いのか分かりません。
鎌の部分は当然強いでしょう。
なんたって刃物が付いているんですから。
あれで斬られたり刺されたりしたら普通に大怪我を負います。
問題は鎖分銅の方です。
うまく決まれば一撃で勝てるけど、当てるのは難しそうです。
ていうか扱いそのものが難しいでしょう。
基本的に攻撃は初弾の一撃のみ、かわされたら次の攻撃を繰り出す前に距離を詰められてしまいます。
それに防御には向かないでしょうね。
刀に絡ませて奪い取ることも可能なんでしょうけど、絡ませようとした瞬間に斬られてしまいそうです。
しかし初めて鎖鎌と戦う敵にとっては、威嚇効果は抜群でしょう。
分銅に気を取られている間に、鎌の方でグサっとやられそうです。
世の中には色んな武器があるけど、基本的にはシンプルな武器が強いと思います。
棒や十手のようにコントロールがしやすく、それなりの威力もあり、攻撃にも防御にも向く。
連続攻撃もしやすいですしね。
一撃で決まるってなかなかないですから、コンビネーションが打てる武器は強いと思います。
とはいえヌンチャクや鎖鎌には夢があります。
だからこそ映画や漫画の中では大活躍なわけですし。
武器の魅力は実用性が全てじゃないですね。
人を傷つけるには向かないけど、夢を与えることが出来るんだから。
最強ではないかもしれないけど、最高の武器であることは間違いないと思います。

打撃と組技

  • 2018.12.09 Sunday
  • 10:59

JUGEMテーマ:格闘技全般

打撃系と組技系はどちらが強いのか?
異種格闘技の初期では組技系が打撃を圧倒しました。
言わずもがな、グレイシー柔術です。
ボクサーや空手家は組技に成す術がありませんでした。
初弾で決めないと打撃系は一気に不利になるんです。
そして初弾で決めるなんてほぼ不可能に近いです。
組技系の人は打撃が得意じゃないとは言っても、素人じゃありません。
反応は速いし肉体は頑丈だし。
初弾のパンチ一発、キック一発で仕留めるなんてまず無理で、むしろ攻撃した時にこそ隙が出来て掴まれてしまいます。
そして寝技に持ち込まれたらもう終わりです。
そもそもただ掴まれるだけで打撃って威力を発揮できないんですよ。
打撃の力は正しいフォームから生まれます。
でも相手に掴まれるともうそれが無理なんですよね。
例えば柔道家に腕や胸ぐらでも掴まれようものなら、打撃を打つどころじゃありません。
揺さぶられたり引っ張られたりして、立っているのさえやっとの状態です。
異種格闘技の初期では、打撃系はただただ不利な戦いを強いられていました。
しかし現在は変わりました。
打撃系、いわゆるストライカーが活躍する時代です。
始まりはミルコクロコップ。
超が付くほどの精密打撃で、一発でノックアウトしてしまいます。
タックルはうまくかわし、下手に掴みにいこうものならカウンターをもらって終わりです。
これってただ単にストライカーが組技の練習をして慣れたってわけじゃありません。
今まではストライカーはストライカー同士で戦っていたので、組技系であるグラップラー相手にKOできるタイミングを計りかねていただけなんだと思います。
例えばボクサー同士なら簡単にKOを取ってしまうボクサーでも、相手がキックボクサーや空手家となると、なかなかKOを取れなかったりします。
パンチだけで戦ってもそうなるんですよ。
キックボクサーも空手家もボクサーとは戦いのリズムが違うから、KOを狙うタイミングが計りづらいんですよ。
それと同じで、ストライカーはグラップラーのリズムに慣れていませんでした。
現在、異種格闘技をたくさん経験したストライカーなら、グラップラーの動きやリズムをちゃんと把握しています。
以前は当てられなかったパンチやキック。
それが初弾でヒットして秒殺KOとかもありますからね。
打撃系と組技系だと、初見で戦うなら組技系が有利です。
掴むなり転がすなりすれば勝ちも同然なんですから。
でも異種格闘技の経験を積んだストライカーなら立場は逆になると思います。
相手の動きやリズムさえ分かれば、一流のストライカーは正確な打撃を当てられますから。
だからって必ずストライカーが勝つわけじゃありませんけどね。
もし打撃をミスれば一気に追い込まれてしまいます。
格闘技は一言でいえないほど奥が深いです。

イップマンとブルースリー

  • 2018.11.23 Friday
  • 12:58

JUGEMテーマ:格闘技全般

ブルースリーの師匠、詠春拳の達人イップマン。
映画にもなりました。
全部観ました。
面白いです。
ジャッキーやブルースリーとは全然違った形のカンフーアクションです。
主人公、イップマンが使う武術はもちろん詠春拳。
これは相手のパンチに自分の腕を絡みつかせるようにして攻撃を無効化し、さらには防御まで無力化してしまうすごい武術です。
足技も凄いです。
飛び蹴りや回し蹴りはほとんど使いませんが、その代わりに要所を狙って足払いや前蹴りを打つことで、敵の攻撃を寸断させてしまいます。
出足を払われると次の攻撃に移れないんですよ、バランスを崩してしまうから。
投げ技も使います。
でもイップマンのカッコイイところは、決して殺したり大怪我をさせたりしないところです。
勝敗は重要じゃなくて、自分の身を守ること、または大切な人を守ることが出来ればそれでいいからです。
それに敵にさえもなるべく怪我を負わせないようにします。
誰も傷つかずに争いを止められるならそれが一番だからです。
これって一方的に勝利を収めるよりも難しいことです。
イップマンは弟子であるリーに老子の言葉をよく言って聞かせていたそうです。
「生きとしいけるものは 全てたおやかである」
「硬いものは砕けやすく 強いものは転がり落ちる」
若い頃のリーはとにかく強さと勝利を求める青年で、しょっちゅう喧嘩をして、相手を怪我させてしまうこともあったそうです。
師匠であるイップマンは、それは間違った武術の使い方だと諭したかったのでしょう。
強さや勝利ばかり求めて、いったいなんの意味があるのかと。
それどころかいつかは自分にしっぺ返しがきて、痛い目に遭うぞと忠告していたんだと思います。
リーは師匠の言葉を大事に胸にしまいますが、それと同時にアメリカでの名声にこだわりました。
白人が支配する世界で頂点をとってみせると、武術にも映画にも予断がないほど心血を注ぎました。
その無理がたたったのか、若くしてこの世を去ってしまいました。
リーの生き方が正しいのかどうかなんて誰にも言えません。
あれだけの大スターですから、凡人には見えない景色や、理解できない考えの中で生きていたと思うからです。
現に彼を超えるほどのアクションスターは未だ現れていません。
ジャッキーもジェットリーもすごいスターですが、それはやっぱりブルースリーという存在があってこそでしょう。
イギリス人が支配する時代の中国で生まれ、バリバリの白人社会であるアメリカに単身乗り込み、支配者だった白人たちに、映画でも武術でも自分という存在を認めさせたんですから。
ブルースリーが命懸けで道を切り開いたんです。
もしそれがなければ、ジャッキーもジェットリーも、ここまでの成功を収めることが出来たかどうかは分かりません。
でもリーの師匠であるイップマンの言葉も正しいと思います。
勝つことだけや強さだけが全てじゃないし、武術は戦いの為だけの道具でもない。
東洋的な思想と西洋的な思想があって、どちらも一長一短だと思っています。
長い目で見れば正しいのだろうけど、今目の前にある問題に具体的に対処しづらい東洋思想。
今目の前にある問題に具体的に対処できるけど、長い目で見れな新たな問題が出てきそうな西洋思想。
イップマンは完全に東洋思想の人で、ブルースリーは東洋思想を大事にしながらも、西洋思想を取り入れようとした人だと思います。
そしてリーの功績は彼個人だけを見ていても決して分かりません。
後に与えた偉大な影響を考えると、やっぱり彼を超えるほどのアクションスターはいないからです。これからもおそらく現れないでしょう。
そしてリーに武術を教え、その思想に大きな影響を与えたイップマン。
イップマンとブルースリー。
どちらも偉大な人です。
出会うべくして出会ったんだろうなと思います。

パンチの進化はグローブと共にあり

  • 2018.10.14 Sunday
  • 10:41

JUGEMテーマ:格闘技全般

パンチには主に三種類あります。
ストレート、フック、そしてアッパー。
他にも裏拳や鉄槌という打ち方がありますが、オーソドックスなパンチは上の三種類になります。
そして面白いのが、素手で殴る時代のボクシングには、ほとんどフックやアッパーは見られないということです。
現代でも素手で殴る格闘技はストレート系が多いです。
それはなぜか?
実はパンチというのはグローブの有り無しで大きく変わってしまうからです。
例えばボディブローを打つ場合、グローブ有りならふフックやアッパーの方が効かせやすいです。
でも素手の場合だとストレートの方が効きます。
それはなせか?
グローブの重み、厚みを利用して、さらに手首のスナップを効かせることによって、フックやアッパーは威力を発揮するからです。
素手だとグローブの利点は使えません。
となるとボディを打つ場合でも、ストレートの方がいいのです。
上から下に打ち下ろすように、そして自分の体重を相手に預けるようにして打つとよく効きます。
コツはパンチを戻さないことです。
普通は打ったらすぐに引くものですが、素手で効かせる場合は、打ったあとに全身を固めた方が体重が乗りやすいからです。
人には無数の関節があるので、当たった瞬間に全身を固めないと、衝撃が自分に跳ね返ってきます。
ストレートだと関節を固定しやすいので、より相手に威力が伝わります。
逆にグローブの場合だと、グローブそのものが重みとなるので、スナップを利かせた方がよく効きます。
当たった瞬間に全身を固めてしまうと、グローブの厚みが威力を吸収してしまい、パンチの威力は削がれてしまいます。
グローブ有りのパンチは体を柔らかくしないと威力が出ません。
だからこそ関節を固定しないでもすむフックやアッパーも使いやすくなります。
グローブは安全の為に開発されたものですが、実は武器にもなりえます。
KOってグローブ有りの方が多いんですよ。
なぜなら威力が相手の内部に伝わるからです。
例えば自分で自分の頭を叩くとわかります。
グーで殴ると表面が痛く、パーで叩くと頭の中がクラ〜っとします。
顎を叩いても同じです。
グーは表面が痛く、パーは脳が揺れます。
硬い物は外部破壊に向いていて、柔らかい物は内部破壊に向いているからです。
拳との間にグローブというクッションを置くことで、衝撃は相手の脳、もしくは内蔵へと伝わり、KO率が高くなるというわけです。
パンチはグローブの登場によって大きく変わりました。
フックやアッパーの重要性が増し、さらにスナップを利かせたしなるような打ち方が大事になりました。
ボクサーはパンチのスペシャリストですが、グローブ無しで殴り合うなら空手家の方が強いかもしれません。
素手で殴る場合はまったく違う打ち方になるからです。
逆にグローブの経験がない空手家の場合だと、ボクシングの試合だと思うように威力を発揮できないでしょう。
体を固めた打ち方だと、グローブによって威力が削がれてしまうからです。
自分の拳を守る為、そして相手を怪我から守る為に開発されたグローブ。
しかしそれは扱いに慣れた格闘家が使えば立派な武器になります。
パンチの進化はグローブと共にあり。
道具一つとっても、格闘技の歴史に大きな影響を与えていますね。

格闘技が日常で力を発揮しないのはとても良いこと

  • 2018.09.26 Wednesday
  • 11:49

JUGEMテーマ:格闘技全般

格闘技の源流は護身と言われています。
そして多くの格闘技の元々の姿は戦場格闘技です。
刀が折れたら?弓矢が尽きたら?
現在の軍隊ではそこまで格闘技に時間を割かないそうですが、昔は違ったのでしょう。
戦場で素手になってしまったらどうするのか?
そのまま素手で戦うしかありません。
戦線を離脱するにしたって、それまでは敵の攻撃にさらされます。
合気道の元になった柔術では、鎧や刀で武装した相手との戦いを想定しています。
だから現代の格闘技から見ると不合理な動きかもしれないけど、戦場ではとても合理的だったはずです。
完全武装した相手にパンチやキックで戦うのは無謀です。
タックルも同じでしょう。
刀や槍を持った相手に接近するのは危険すぎます。
であれば敵の攻撃をさばき、手首をひねったて投げたり、組み伏せてしまった方が戦いやすいと思います。
グランドに持ち込まれると、敵は簡単に起き上がれません。重たい武装が逆効果になってしまうからです。
そこで相手の武器を奪い、トドメをさす。
そのあとは奪った武器で戦えばいいだけです。
やがて時代は太平となり、戦は縁遠いものになりました。
でも格闘技は廃れません。
日常においても危険はいっぱいあるからです。
誰かに襲われた時、何もできないままではやられてしまいます。
武器を携帯していればいいけど、そうじゃないならやはり素手での応戦になります。
だから江戸時代でも柔術は活躍したそうですよ。
けどどんな格闘技でも護身になりえます。
ボクシングでも空手でも柔道でも。
喧嘩に強い格闘技は当然身を守る手段としても有効です。
でも現代では法律という壁があるので、いくら護身の為とはいえ、格闘技で身を守るのはデメリットがあります。
その場の戦いでは勝利しても、あとから警察のご厄介になったりとか。
右ストレートで顎を砕いてしまったとか、上段蹴りで頭蓋骨にヒビを入れてしまったとか、背負投げで脊椎を損傷させてしまったとかになれば過剰防衛です。
合気道や少林寺拳法の場合でも、護身の為に自由に腕を振るうことは出来ないでしょう。
投げ技も関節技も、加減を間違えれば大怪我をさせてしまうからです。
よほどの熟練者でもない限り、互いで無傷で取り押さえるのは難しいと思います。
格闘技をやれば身を守れるけど、法律がある以上は簡単に手は出せません。
一番必要なのは、応戦してもいいのかどうかを判断す能力ですが、それこそ普通の人には無理です。
警察官でさえ犯人を取り押さえる時になるべく怪我を負わせないようにしています。
本気で応戦してもいいのは、相手がナイフを持ってるとか、明らかに殺しにかかってくるような時だけでしょう。
警察24時なんかを見ていても、少々手を出されたくらいでは殴り返したりはしていません。
格闘技は護身が源流なのに、それを上手く使うには警察官以上に瞬時に状況を把握する能力が必要なんだから、役立てるのは難しいです。
今、格闘技が生き残るは道は、礼儀作法を教える為とか、趣味で楽しむ為とか、スポーツ競技としてくらいです。
でもきっとそれでいいんでしょうね。
合気道の達人である塩田剛三曰く、「もう合気道が実戦で使われる必要はない。私が最後でいいんだ。これからは和合の道として歩めばよい。」
格闘技が日常で力を発揮するということは、治安が悪化している証拠。
格闘技を身につけても、練習や試合以外でそれを使う機会が少ないのは良いことですね。

ナックルを返さずにパンチを打つ!不合理なようで合理的な江戸時代のパンチ

  • 2018.09.12 Wednesday
  • 14:42

JUGEMテーマ:格闘技全般

もし現代で喧嘩が起きたらどう殴るか?
おそらくボクシングのようにナックルを返して殴るでしょう。
ナックルを返すっていうのは、殴る瞬間に手首をひねるってことです。
そうすると手の甲が上になります。
指の付け根のゴツゴツした部分が相手に当たるわけなのでかなり痛いです。
でも江戸時代の喧嘩はそうではなかったようです。
昔の絵には拳を返さずに殴るような描写があるそうです。
構えもボクシングのような感じじゃなくて、手の甲が相手の方に向く感じです。
しかも拳をかなり高い位置に構えます。
現代だと顔を守るように構えるけど、昔は顔より高い位置に拳を構えていたみたいです。
そしてそのまま殴る!
ナックルを返さずにカナヅチのように打ち下ろしたんじゃないかと言われています。
正直言ってこの殴り方じゃ威力は出ません。
なぜならほとんど腕の力だけで殴ることになるからです。
しかもナックルを返さないから、当たった瞬間に力を込めることも出来ません。
ものすごく不合理です。
でもこれ、わざと不合理にしていたんじゃないかと思います。
例えば世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲは、仲間同士で本気の喧嘩をすることは少ないそうです。
なぜなら本気で戦うとどちらかが大怪我をしたり命を落としたりするからです。
でも喧嘩をまったくしないわけじゃありません。
ならどうするか?
レスリングをするんだそうです。
普段は四足歩行だけど、この時だけは後ろの二本足で立ち上がります。
そしてお互いにとっ組み合うんです。
要するに力比べをしているわけです。
そしてレスリングに負けた方が引き下がります。
こういう喧嘩ならお互いに傷つくことはありません。
爪が鋭いので引っかき傷くらいは出来るかもしれませんが、硬い鱗で覆われているので大怪我はしないでしょう。
本気で相手を傷つけずに勝敗を決める。
なぜなら同族同士で殺し合っても意味がないからです。
江戸時代の喧嘩ってこれと同じだったのかもしれません。
空手やボクシングのような殴り方だと本気で傷つけてしまいます。
それこそたった一発のパンチで死ぬことだってあるんです。
それを避けるためにあえて不合理なパンチの打ち方をしたんじゃないかと思います。
殴るのは殴るけど、本気で痛めつけるほどじゃない。
そして勢いに負けた方が大人しく引き下がると。
そもそも江戸時代は刃物の携帯が許可されていたはずです。
刀は無理だけど、短刀なら誰でも持ってよかったそうですから。
マジでやり合うなら短刀を抜くでしょう。
でもそこから先は殺し合い。喧嘩じゃありません。
お互いが本気で傷つかない喧嘩で治めるには、傷つけない程度のパンチで戦う。
そう考えると、この不合理なパンチも合理的に思えてきます。
時に戦いは避けられないもの。
けど本気で傷つけ合うのはよくありません。
だったら本気で傷つかない方法で戦う。
スポーツの原点がまさにこれです。
オリンピックって元々は代理戦争なんですよ。
今のオリンピックは違うけど、古代のオリンピックは死者や流血のない戦争なんです。
平和な方がいいに決まってるけど、争いはゼロにはならない。
江戸時代の人たちがコモドオオトカゲのレスリング的な意味で不合理な殴り方をしていたなら、それはとても合理的なパンチの打ち方だと思います。

素手の暴漢が相手なら護身術は役に立つのか?

  • 2018.08.19 Sunday
  • 13:07

JUGEMテーマ:格闘技全般

ちょっと前に護身術対刃物の記事を書きました。
私なりの結論は、いかに護身術を身につけても刃物には勝てないです。
では素手対素手ならどうか?
護身術を習っている人が、素手の暴漢に襲われたら撃退できるのか?
護身術で定番なのは金的蹴りです。
それに目突きもありますし、喉を狙う場合もあるようです。
要するに急所を攻撃しろってことです。
他に多いのは手首を捻る関節技です。
胸ぐらを掴まれたらとか、ネクタイを引っ張られたらとか、腕を掴まれたらとか。
クイっと手首を捻る技って実際にかかります。
少林寺拳法や合気道の先生に掛けてもらったことがあるので体験済みです。
あれって本当に抵抗できないんですよ。
無理してると手首とか肘が折れるから、自分から回るしかなくなるんです。
そうして転んだところを取り押さえられてしまいます。
ただ道場の演舞では掛かっても、実際の試合で使う人は見たことがありません。
手首を捻って投げたり押さえ込んだりするのを「立ち関節」というんですが、これってすごく難しいからです。
テレビでもたくさん格闘技の試合をやっていますが、一度でも目撃した人はいるでしょうか?
基本的に相手を投げたり押さえ込んだりする場合は、自分も体ごとぶつかっていきます。
レスリングのタックルですね。
あとは柔道の投げ技も決まることがあります。
柔術のように足に絡みついて倒す戦法も有効です。
しかし手首を捻って投げるシーンはまず見かけません。
互いにプロだから決まりにくいのでしょうか?
では相手が素人ならどうか?
動画サイトにはよくストリートファイトの映像が上がっていますが、ああいった戦いでも立ち関節はまず見かけません。
警察や警備員が暴漢を取り押さえる場合でも、パンチやキックでKOしてからやっています。
あとは体当たりで転ばせたり、レスリングや柔道の技で倒したり。
また急所を狙う攻撃もほとんど見かけません。
金的、目、喉は一撃でも入れば倒せる弱点ですが、そう易々と決まるものではないからです。
急所って本能的に防御するから、正確に当てるのは難しいのです。
例えば目の前に手を持ってこられただけで瞼を閉じるでしょう。防衛本能です。
ボクシング、空手、柔道の選手は間違いなく強いです。
ボクサーに喧嘩を売れば殴り倒されるし、空手家に喧嘩を売れば蹴り飛ばされるし、柔道家に喧嘩を売れば投げ飛ばされます。
他にもプロレス、総合、それになぜか弱いという印象が根付いているテコンドーも実際はものすごく強いです。
韓国では軍隊格闘技に採用されているほどですから。
ちなみに軍用のは実践タイプのITF、オリンピック競技にもなっている蹴り技主体のはWTFという団体です。
スポーツ要素の強いWTFのテコンドーもかなり強く、素人ではまず歯が立たないでしょう。
けど護身術となると・・・その強さは疑問です。
なぜなら強くなるにはハードなトレーニングをこなさないといけないからです。
徹底的に肉体を鍛え、さらに組手やスパーリングのような実戦練習を重ね、試合に出るなどして初めて強くなれます。
相手がこう来たらこう返す!みたいなお約束は実際の戦いでは通用しません。
ボクサーが喧嘩を売ってきたらこうすればいい!みたいな理屈もあるけど、喧嘩だったらボクサーもパンチ以外の攻撃を使います。
膝蹴りしたり頭突きをしたり。
柔道家だって殴ってくるし、テコンドーの選手だって普通にパンチを打ってくるでしょう。
自分にとって都合の良い状況を想定したって、実際の戦いではなんの役にも立たないものです。
かのマイクタイソン曰く「誰でも作戦を持っているものさ、パンチを食らうまでの話だが。そのあとはネズミのように怯えるのさ」
都合の良い戦いは自分の頭の中だけで可能であり、実際の戦いは痛みや恐怖が満載だから、妄想は役に立たないよって意味なんだと思います。
護身術は素手の暴漢が相手だからって勝てるとは限りません。
何もしないより習った方が良いという人もいるだろうけど、生兵法は怪我の元とも言います。
中途半端に強くなることを目指すくらいなら、争いに巻き込まれないように注意する方が大事でしょう。
護身術は意味がないとは言いませんが、習えば強くなるというものでもないと思います。

刃物相手に護身術は役に立つのか?

  • 2018.08.07 Tuesday
  • 11:39

JUGEMテーマ:格闘技全般

相手がこうナイフで襲ってきたら手首をこう捻る!
もしくは靴先で柄の部分を蹴り飛ばす!
世に溢れる様々な護身術では、相手が刃物を持っていても、こうすれば助かるみたいなことが言われています。
色々ある割にけっこう似たようなのが多いんですが、果たして本当に役に立つのか?
ユーチューブのとある動画で、それを実験したものがあります。
オモチャのナイフで斬りかかってくる相手を倒せるか?というものです。
まず最初はよくある護身術のパターンを披露します。
相手の手首を捻り、ナイフを落とさせます。
そして格闘技の技で制圧!
でもこれはファンタジーバージョンと銘打ってあります。
要するに台本ってことです。
相手も本気で襲いかかっていなくて、わざと護身術にかかっているわけです。
そしてその次にリアルバージョンを見せます。
最初と同じようにオモチャのナイフで斬りかかってくるわけですが・・・・もうメッタ刺しです。
ファンタジーバージョンのように、相手は自分の思い通りになんて動いてくれません。
動きも速いし連続で攻撃してくるしで、護身術を使う方は成す術なくやられていました。
オモチャのナイフだから遊びですんでいましたが、もしこれが本物だったと思うと・・・見たくないですね。
人の体って、一箇所を斬られたり刺されたりしただけでも、ものすごくショックを受けるんだそうです。
そうすると体が硬直して、思い通りに動かなくなるそうですよ。
心は戦う気満々でも、肉体が拒絶するということなのでしょう。
それにナイフで斬られれば出血は免れません。
戦いが長引けばどんどん血を失い、勝つどころか命に関わります。
バキの作者の板垣先生が、色んな武術家にインタビューした本があります。
空手や拳法のレジェンド級の達人に話を聞くんですが、誰もがこう言っていました。
素手で刃物に挑むのは無謀だと。
もし私ならなんでもいいから物を持ちますねと。
女物のバッグでもいいから、素手で挑むよりはマシだと。
武術の師範たちも素手じゃ刃物に勝つのは相当難しいと認めていました。
かのブルースリーも、素手で武器に挑むのは良くないと言っていたそうです。
もし相手がナイフを持っているのなら、私は拳銃を持つことを選ぶと言ったそうです。
それに格闘家の山本キッドさんも、喧嘩だったら武器を持ちたいと答えていました。
物騒に聞こえるけど、でも喧嘩って相手が何をしてくるか分かりません。
複数で襲ってくるかもしれないし、ナイフや鉄パイプを持っているかもしれないし。あるいはその両方ということもあるでしょう。
そういう戦いだと、いくら格闘技をやっていようが、素手で挑むのは無謀ってことなんだと思います。
武術の師範もブルースリーもキッドさんも、素手対素手ならまず負けないくらいに強いでしょう。
だけど自分自身が真剣に格闘技をやっているからこそ、素手の限界を知っているんだと思います。
ほんとに強いってことですよね。
相手が刃物を出したなら、逃げるか謝るかして、とにかく命を守るのが先です。
護身術で戦うのは、他に方法がなくて、このままだと殺されるって時に限るでしょう。
何もしないよりはマシですから。
人間が本当の強さを発揮するのは武器を持ってこそ。
他のどんな動物よりも道具の扱いに長けているし、投擲能力にも長けているからです。
弓矢にしろ投げ槍にしろ銃にしろ、射撃が出来るのも人間だけです。
かのマサイ族も槍投げの達人だからこそ猛獣にも負けないわけです。
遠くまで正確に投げられるし、貫通力を高める為に回転まで掛けるそうですよ。
いくら護身術を習おうが、相手が武器を持ってるなら逃げるに限りますね。

シンプルだけどもっとも奥深い武器 棒

  • 2018.07.26 Thursday
  • 14:07

JUGEMテーマ:格闘技全般

数多ある武器の中、もっともシンプルといえば棒じゃないでしょうか。
刃物でも鈍器でもなく、ヌンチャクや鎖鎌のように特殊な武器でもありません。
ただの棒です。
しかし多くの武術で棒は取り入れられています。
棒術という独立した武術もあります。
警察は警棒を持ち、警備員は長い棒を持っていることがあります。
どうしてただの棒なのにここまで重要視されるのか?
どうして多くの武術や組織で取り入れられているのか?
それはシンプルゆえの使いやすさかもしれません。
杖術には「突かば槍、払えば薙刀、持たば太刀」という言葉があります。
杖とは棒のこと(実際には杖術で使う杖の方が短いそうです)

そしてこのシンプルは武器はどんな武器にも成りうるという意味なのでしょう。
刃物や鈍器は用途が決まっています。
刀は斬る為、槍は突く為、薙刀は薙ぐ為です。
もちろん色々な使い方ができますが、第一の目的な決まっています。
だけど棒はそうじゃありません。
こういうのがメインですよって決まっていないんですよね。
だからどんな使い方をしようとも自由。
それに刃物は扱いが危険ですが、棒はそうではありません。
刀や槍だとどう手加減しても傷を負わせてしまいます。
ていうかクリーンヒットしたら死ぬでしょう。
だけど棒の場合は加減がしやすく、軽い傷で取り押さえることも出来れば、命を絶つことも可能です。
それに間違って自分を傷つけることもありません。
また相手に奪われてしまった場合のリスクも低いです。
刀や槍は敵に奪われると自分が殺されるかもしれません。
だけど棒の場合、敵が棒術に長けていなければ致命傷を負わされる可能性は低いでしょう。
刀はかすっただけでも大怪我だけど、棒ならそうはなりませんから。
棒は一番手に入りやすく、扱えるようになれば汎用性も高く、加減も出来れば敵に奪われた際のリスクも少ない。
ある意味一番優れた武器かもしれません。
時代劇を見ていても、奉行所が敵の屋敷に踏み込む時は棒を持っている人が大勢います。
また奉行所の見張りをしている人も棒を持っています。
現代でも警官が長い棒を持って警備に当たっていることがあります。
それくらいに棒って優れた武器だし、棒術って用途の広い武術なんですね。
刀や槍のように、一つのことに特化していないからこそ親しまれる物なんだと思います。
ただ戦国時代の戦では槍の方がいいでしょうね。
現代でも銃剣といって、銃の先に刃物を取り付けた武器があります。
戦場のように命の奪い合いをする場所なら刃物の方が断然強いと思います。
けど日常でそんな事態になることはほとんどありません。
殺し合いでもない限りは、棒の汎用性の高さが一番なのでしょう。
シンプルだけどもっとも奥深い武器なのかもしれませんね。

喧嘩自慢の素人VS格闘家

  • 2018.07.25 Wednesday
  • 16:53

JUGEMテーマ:格闘技全般

格闘技のプロは普通の人よりも強いはずです。
喧嘩自慢の素人がリングの上でボクサーにボコボコにされるパターンは珍しくありません。
けどそれはあくまで格闘技という競技の中での話。
ルール無用のストリートファイトならどうなのか?
漫画バキの中で、御老公がこんなことを言っていました。
「盛り場の喧嘩でプロが素人に不覚を取るのはよくある話」
脱獄した死刑囚にバキが負けたあとのワンシーンです。
格闘技の試合はルールに守られているから、ルール無用の戦いになると不覚を取ることがある。
これは試合性の弊害であると言っていました。
じゃあ現実の世界ではどうなのか?
実は格闘家がやられたパターンはあります。
某総合格闘家が素人のパンチで骨折するという事件がありました。
相手は土建業の人なので力はかなり強いでしょう。
けど格闘技は素人なので、普通なら格闘家が負けるはずがありません。
じゃあどうして負けたのかというと、格闘家の方が抵抗しなかったからです。
素人相手に手を出したら大怪我をさせてしまいます。
だからあえて抵抗しなかったそうです。
暴行した相手は捕まりました。
そしてその格闘家は顔面を骨折。
この場合、怪我を負った格闘家の負けとも言えますが、それは手を出さなかったからです。
もし反撃していればあっさりと勝ったでしょう。
ちなみに格闘家の方も手を出したパターンがあります。
これは昔に読んだ元警察官の本に書いてありました。
著者の同僚に腕っ節の強い刑事がいたそうで、サウナかどこかでプロのキックボクサーと喧嘩になったそうです。
ちなみにその刑事さんも武道を嗜んでいますが、プロではありません。
キックボクサーと刑事の戦い。
決着はどうなったかというと、刑事の圧勝だったそうです。
顔面に思いっきりパンチをめり込ませ、キックボクサーの方は一撃でダウンです。
ただしこの刑事さんは相当な腕っ節の強さで、絡んできたチンピラを一瞬で二人も倒してしまったほどだそうです。
この刑事さんはただプロの資格を持っていないだけで、実力的にはプロに匹敵する武道家だったのでしょう。
完全な素人ではありません。
そもそも刑事だから荒事には慣れているでしょうし。
一つ目は格闘家が手を出さなかったパターン。
二つ目は相手がプロではないというだけで、プロを圧倒する実力者だったパターン。
じゃあ完全な素人がプロを打ち負かしたっていうのは・・・・聞いたことがないです。
調べていけば多少は見つかりましたが、どれも信ぴょう性に欠けるものです。
そもそも名前の通っているプロなら喧嘩なんてしないでしょう。
あの魔裟斗さんも素人に喧嘩を売られた際、絶対に手を出さなかったそうです。
理由は殴れば相手が死んでしまうからです。
それくらいに一流のプロのパンチやキックは威力があるんですよ。
逆の話ならよくあります。
これは有名ですが、ガッツ石松さんは一人で15人を相手にして勝利したそうです。
まとめて全員相手にするのは無理なので、狭い場所へ逃げていき、追いついてきた相手を一人ずつ倒していったそうです。
合計で8人ノックアウトしたのだとか。
そこまでやられたら残った人も戦意喪失してしまうでしょう。
もう一つあります。
とある空手家がチンピラ相手に戦った話が。
先にちょっかいを出してきたのはチンピラ。
しかも鉄アレイで殴りかかってきたそうです。
怒った空手家は反撃、あっさりと二人を倒してしまいました。
そのうちの一人は内蔵が破裂していたとか・・・・。
こんなのどう考えても空手家の正当防衛なのに、民事裁判では負けてしまったそうです。
おい裁判官!格闘家は鉄アレイで殴られても黙ってなきゃいけないのか!
こんなひどい判決はありません。
けど相手も内蔵破裂して大きな手術を受けたそうですから、こういう判決になってしまったそうです。
世知辛い話です。
やはり格闘家の攻撃力はパンパじゃありません。
もし素人が勝つパターンがあるとしたら、格闘家の方がよっぽど油断していたか、ものすごい体格差があるとかそういう時くらいでしょう。
鍛えた格闘家相手に素人では分が悪すぎます。
いくら喧嘩がルール無用とはいえ、それは格闘家も同じこと。
ルールがない戦いでは素人の方が危険に晒されるでしょう。
止めてくれるレフェリーもいなければ、守ってくれるルールもないんですから。
ガッツさんもパンチだけで8人を倒したわけではなく、蹴りも使ったそうです。
喧嘩で素人が勝てるなんて漫画の世界くらい。
基本的に格闘家に勝つのは無理だと思います。

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

GA

にほんブログ村

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM