トンビの八つ当たり

  • 2019.01.21 Monday
  • 13:44

JUGEMテーマ:生き物

近所の川に渡り鳥が来ています。
冬になると北方から飛んでくるんです。
カモ系の水鳥です。
ユラユラと水面に浮かび、時折ダイビングしています。
そして鵜も多く見られます。
こっちも時々羽を広げて乾かしています。
ポツンと突き出た岩の上によくいますよ。
水面の鳥たちはけっこう穏やかにやっているんですが、この時期はトンビもけっこう活発に飛び回っています。
狙いは魚。
急降下して狩りをするんですが、しょっちゅうカラスと揉めています。
トンビとカラスって仲が悪いんですよ。
縄張りをめぐって喧嘩ばかりしています。
カラスはトンビのように魚を狩ることはありませんが、川が縄張りに入っていた場合、トンビを追い払おうと集団で攻撃を仕掛けるんですよ。
以前に激しく戦っているのを見たことがあります。
トンビは一羽、カラスは三羽でした。
一対一はあまりないです。
カラスって賢いから、自分より大きな相手とはタイマンを張らないんです。
一羽のトンビと三羽のカラス。
そしてなぜか両者の間にアオサギがいました。
アオサギは翼を広げると1.5メートルくらいある大きな鳥ですが、性格は大人しいです。
だから頭上で喧嘩しているトンビとカラスに迷惑そうな顔をしていました。
川のほとり、突き出た木の枝にとまっていたんですが、喧嘩に巻き込まれたくないのか、空に舞い上がることはありません。
やがてトンビとカラスの喧嘩は決着をみます。
さすがに多勢に無勢、トンビは三羽のカラスに負けてしまいました。
スゴスゴと退散していく途中、なぜか枝にとまっていたアオサギめがけて急降下。
何をするつもりなのかと思いきや、思いっきり頭を蹴ったんです。
ビクっと首を縮ませるアオサギ。
またキックをお見舞いするトンビ。
もしかしてアオサギを狩るつもりなのかと思ったんですが、そうではありませんでした。
何発か蹴りつけたあと、スイーっと大空へ去って行ったんです。
おそらくですが、単なる八つ当たりだったんだと思います。
負けて悔しかったのか、とりあえず近くにいたアオサギを蹴ってみたんでしょう。
アオサギはトンビが去るやいなや、ササっと舞い上がって逃げていきました。
犬や猫は八つ当たりってするけど、鳥もやるんだなと驚いたのを覚えています。
可哀想なアオサギ、なんの関係もないのにキックされるなんて。
でも可哀想なんだけど、なんか面白いものを見たなと、ちょっと得した気分でもありました。
動物の行動は時に予想がつきません。
あのトンビ、またどこかで八つ当たりしているんじゃないかと思っています。

怠惰を求めて勤勉になる 本当に働かない1割のアリたち

  • 2018.12.11 Tuesday
  • 16:09

JUGEMテーマ:生き物

アリは巣にいる仲間の2〜3割が働かないと言われています。
しかしある本によれば、実は働き者は2割だけで、7割はほとんど仕事をしていないんだそうです。
7割も働かないということは、7割も社会に貢献していない者がいるわけだから、普通ならそんな社会は崩壊します。
例えば無職が70パーセントなんてことになったら日本という国は維持できないでしょう。
消費税は10パーセントどころか50パーセントにしても足りないと思います。
そんな税金を払い続けたら、まともに働いている人も生活が苦しくなってギブアップですよ。
しかし7割も働かない者がいるのに、アリの巣が崩壊することはありません。
それはなぜか?
実は働かない7割はリザーブ要因だからだそうです。
みんながみんな一斉に働くと、病気が蔓延したり、仕事中に怪我たり、外で捕食される者が増えた時に困ります。
あと疲れて働けない者が増えた時とか。
そういう時にリザーバーの7割が活躍するというわけです。
もしもの時の為の予備兵力として、普段は働かずに体力を温存しているというわけです。
それに仕事はみんなにあるわけじゃありません。
全員が一斉に働くと、仕事の取り合いになって効率が悪くなります。
そして働いた分だけ餌を必要とするわけだから、これまた効率が悪いです。
7割のリザーバーは働き者のアリよりも仕事への反応が遅いらしく、傍から見るとただの鈍間のように思えるそうです。
でもそれはわざと仕事への反応を遅らせることで、働き者のアリが優先的に仕事が出来るという仕組みになっているそうですよ。
だから働き手が減ればリザーバーは動き出します。
2割が働き者、7割がリザーバー。
となると残りの1割はどうなのか?
実はこの1割、まったく仕事をしないそうです。
リザーバーとは違い、予備兵力として存在しているわけじゃありません。
本当に働かないだけのタダ飯食らいなんだそうです。
しかも働かないことを咎められないように、働いているフリまでするんだそうです。
他のアリがせっせと餌を運んだり巣のメンテナンスをしている中、自分もいかにも忙しそうに動き回っているんだけど、よく見るとなんの仕事もしていないそうです。
実に頭の回る奴らです。
怠ける為にせっせと動き回り、仕事をしているように見せかける。
そこまでするなら働いた方がいいんじゃないかと思うんですが、これがいわゆる「怠惰を求めて勤勉になる」というやつでしょう。
一生怠け者でいるには、それなりの努力が必要なようです。

食糧難を救うかもしれない虫食という文化

  • 2018.12.02 Sunday
  • 12:08

JUGEMテーマ:生き物

虫食という文化があります。
イナゴの佃煮、スズメバチの唐揚げ、イモムシの揚げ物など、見た目はゾっとするけど味は抜群だそうです。
特にスズメバチは美味しいそうで、テレビなどで無理矢理食わされた人もだいたい「これ美味い」と言っています。
秋になるとスズメバチ食べたさに巣を取りに行く人もいるそうです。
スズメバチの捕獲なんてかなり危険ですが、それでも行くってことは相当美味いのでしょう。
特に唐揚げがイケるそうです。
酒の肴にすると最高なんだとか。
虫食の優れているところは味だけじゃありません。
とにかく栄養抜群なんだそうです。
虫はタンパク質の塊だそうで、遭難した人が虫を食って生き延びた例もあるそうです。
またアフリカのある国では、水辺に大量の蚊柱が発生して問題になっていたそうですが、だったらいっそのこと食べてみようとなりました。
たくさん捕まえて、すり潰して挽き肉みたいにして、虫のハンバーグを作りました。
現地の人によれば、味はまあまあだそうです。
そして何より栄養価の高さが素晴らしいんだとか。
たった一枚そのハンバーグを食べるだけで、成人男性の一日分のカロリーやタンパク質を賄えるほどだそうです。
虫は飼育やしやすく、数も増やしやすい生き物です。
そして小さな見た目に見合わないほどの栄養価を蓄えています。
来るべき食糧難において、虫は人類を救う食料として期待されているそうですよ。
もちろんどんな虫でもいいというわけではありません。
食えないほど不味い虫もいれば、栄養どころか毒になる虫もいます。
昔のある小説家は、虫を食って体を壊したせいで小説家になったそうです。
その人は何を思ったのか、畳の上を這っているムカデを箸で掴み、サっとお湯に通してから食べてみたそうです。
すると途端に具合が悪くなり、その後も体調が回復せずに、今までやっていた仕事を辞める羽目になったそうです。
ほとんど家から出られない状態なので、体を動かさずにできる小説家という職業を選んだそうですよ。
しかし中国ではムカデを食べる地域があるそうです。
ムカデの丸焼きは滋養強壮に効くとされ、確か世界ふしぎ発見で紹介していました。
ゲストにもムカデの丸焼きが出され、黒柳徹子さんはペロリと完食していました。
片や体調を壊し、片や滋養強壮の食べ物として重宝されている。
その違いはなんなのかというと、ムカデを食べる際の注意点にあるそうです。
ムカデは牙と脚に毒を持っているので、調理する際に牙と全ての脚を取る必要があるんだそうです。
そしてしっかりと火を通すこと。
さっとお湯に通したくらいじゃダメなんですね。
ムカデって生命力が強いから、熱湯につけてもしばらく生きていることがあるほどです。
虫は人類を救う食料になるかもしれないけど、間違った食べ方をしてはいけないってことです。
自分も虫を食べてみようかなという人がいたら、虫の種類や食べ方をちゃんと調べてから手を出した方がいいと思います。
ちなみに私は虫食に手を出すつもりはありません。
理由は生理的に無理だから。
虫そのものは好きなんですが、食べるとなると話は別です。
いつか訪れる食糧難の時まで、虫を口にすることはないでしょう。

足元の感動

  • 2018.11.14 Wednesday
  • 11:37

JUGEMテーマ:生き物

JUGEMテーマ:日常

昨日の夜。コンビニへ行こうとしたらキツネに出会いました。
最初は野良猫かなと思ったんですが、尻尾はフサフサしているし走り方が犬っぽいし、これはキツネだと思いました。
夜だったし、私に気づいて走り去っていく所だったから、ハッキリとは姿を見ていません。
けどキツネで間違いありませんでした。
最近よくキツネを見かけます。
夜になると山から下りてくるようです。
鳴き声がよく聴こえるんですよ。
犬よりも甲高くて、猫の唸り声よりもよく通ります。
子供を連れた母ギツネが道路を走っていく所を見たこともあります。
以前はよくフェレットを見かけたんですが、ここのところはあまり見ません。
代わりにキツネをよく見かけます。
山に食べ物がないのか、それとも人里の旨味を覚えたのか。
動物は賢いですから、例え山に餌があったとしても、人里で餌が手に入ると知れば下りてくることがあります。
キツネの他にはタヌキもちょこちょこ見かけます。
以前、車に轢かれて死んでいました。
道端に死体があったんですよ。
よく見るとタヌキでした。
夏前だったので短い毛をしていました。
濃い茶色の体毛で、よく知らない人なら野良犬と勘違いしてしまうでしょう。
冬になるとみんながよく知るモフモフの毛皮になるので一目で分かるんですけどね。
あれは中々可愛いですよ。
けどキツネよりも鈍臭いのか、たまに車に轢かれているのを見かけます。
可哀想に・・・・。
田舎はよく野生動物を見かけます。
鹿やイノシシはもちろんのこと、キジの群れに出くわしたこともあります。
キジはハーレムを作るんですよ。
一羽のオスが複数のメスと群れを作ります。
オスは鮮やかな体毛、メスはウズラのような地味な体毛をしています。
他の鳥のように長距離を飛ぶことは出来ませんが、大きな川でも対岸くらいまでなら飛んでいきます。
こういった野生動物に出くわすと嬉しくなります。
人に飼われている動物とは全然動きが違うんですよ。
キツネの走る姿なんてものすごく躍動感があります。
タヌキはテコテコっと可愛らしく走り、鹿は飛び跳ねるように駆けていきます。
イノシシは怖いです。
以前に犬の散歩中に茂みの中からイノシシの鼻息が聴こえてきたんですよ。
慌ててその場を離れました。
でも自分の知らない場所で、人の手を借りずに生きている動物たちがいることに、なぜか喜びを感じます。
この喜びの正体はハッキリとは分かりませんが、おそらくだけど人間は孤独じゃないって安心感があるのかもしれません。
全ての動物が人間の飼育下にいるなら、人間は孤独です。
対等に並ぶ者がいないんですから。
でもそうじゃありません。
人間以外にも自分の力だけで生きている者たちがいる。
虫も花もそうなんですが、やっぱりキツネやタヌキを見た時の方が、そういう思いが強くなります。
あまり人目につく場所には現れませんが、だからこそ出くわした時に嬉しくなるのでしょう。
空を見上げて遠い星のことを考えるのもいいですが、足元を見ればまだまだ感動できることは転がっています。
よく目を凝らさないと分からないことの中にも、大事なことはあると思います。

史上最大の巨大ザメ メガロドンの強さはどれほどか?

  • 2018.09.25 Tuesday
  • 16:04

JUGEMテーマ:生き物

メガロドン。
大昔に存在した史上最大のサメです。
1800万年くらいに前に誕生したそうで、恐竜がいた時代よりはかなり後になります。(恐竜が絶滅したのは6500万年前)
そして150万年ほど前まで生息していたそうなので、生物の歴史から考えるとかなり最近までいたことになります。
大きさは諸説あります。10メートルほどだったという説もあれば、20メートルはあったという学者もいるそうです。
どちらにせよ現代のホオジロザメより巨大であることは間違いありません。
メガロドンはよく最強の海洋生物候補にあがります。
でも私はこのサメがどこまで強かったのか疑問があります。
というのも、サメは軟骨魚類であり、見た目の割に貧相な骨格なんです。
ネットにサメとシャチを比べた骨格画像がありますが、一目見ただけでその差は歴然ですよ。
サメは頭の骨だけが大きく、他は細い背骨とヒレの骨があるだけです。
それに対してシャチの骨格はすごいです。
ガッシリした頭の骨、太い背骨、内蔵を守る頑丈な肋骨。
そして恐竜かと思うようなヒレの骨。
両者の骨格の差を見ただけでもどっちが強いのかよく分かります。
実際にシャチの方が強いんですが、それは骨格だけじゃなくて体格も力もスピードも知能も優っている為です。
けどもしも同じ体格だったとしても、それ以外のところに差がありすぎるので勝つことは難しいでしょう。
メガロドンはホオジロザメをそのまま大きくしたような魚です。
サメは恐竜のいた時代より前からいる生き物であり、長い歴史の中でずっとこの形を維持してきました。
つまりサメのデザインは生物としては非常に完成度が高いわけです。
しかしあまりに巨大になりすぎたメガロドンには、そのデザインの有効性が発揮できなかったもかもしれません。
例えば大昔には今よりもずっと大きな猛獣がいたそうです。
ヒグマなみの大きさのライオン、そのライオンを超えるほどの巨体をもつホラアナグマ。
しかし滅びました。
巨大になるということはメリットばかりではないからです。
動きが鈍くなり、ハンティングは難しくなります。
そのクセ食べる量は増えるから余計に大変です。
ゾウやサイのような草食動物なら草を食べていればすむけど、肉食動物の場合は過ぎた巨大化はデメリットの方が大きいということなんでしょう。
メガロドンが絶滅したのもこれが理由ではないかと言われています。
巨大すぎる為にじゅうぶんな食べ物が確保できなくなり、他の生物との生存競争に負けたのだろうと。
では戦う力はどうだったのか?
まず弱いわけはないでしょう。
なんたってサメだし、とにかく大きいし。
でも巨体の割には強くなかったのではないかと思います。
理由は上に書いたサメとシャチの違いです。
どんなに巨大になったところで軟骨魚類であることに変わりありません。
貧相な骨格のせいで防御力は低く、泳ぐスピードも魚の中では遅い方です。
現代のホオジロザメの場合でも、シャチどころからイルカに負けることさえあるそうですよ。
お腹へ体当たりをくらって内蔵にダメージを受けるからだそうです。
イルカはシャチと同じく哺乳類だから頑丈な骨格を持っています。
少々ぶつかったところでどうってことはありません。
でも肋骨を持たないサメは内蔵にモロにダメージをくらいます。
しかもイルカの攻撃をかわすほどのスピードでは泳げません。
噛む力は強いけど、他のあらゆる面でイルカが優位というわけです。
メガロドンが生息していた時代、たくさんのクジラ類がいたそうです。(ちなみにシャチもイルカもクジラの仲間です)
そんな奴らに果たして勝てるのか?
少々体格が上回っている程度では不利です。
けどもっと大きくなってしまったら、それこそ動きが鈍くなって、ハンティングどころではなくなるでしょう。
結局のところ戦う力に関しても、見た目ほどではなかったのではないかと思っています。
軟骨魚類のサメは、死んだあとはほとんど骨が残りません。
見つかっている化石は僅かなものばかりで、その僅かな骨から大きさを推測しているだけです。
恐竜の場合は完全に近い化石が見つかったりしているので、大きさに関してはかなり信用性があります。
でもメガロドンはそうじゃありません。あくまで推測の大きさです。
これは私の想像ですが、意外と臆病だったんじゃないかと思います。
サメって獰猛と思われがちだけど、無理な戦いはしないそうです。
それに反撃を受けるとすんなり退散してしまったりと、実は気の弱いところがあるんですよ。
その臆病のさがあるからこそ、今まで絶滅せずにすんだのだと思います。
メガロドンは強いことは強いでしょう。
でも当時のライバルたちに優位に立てるかというと疑問です。
むしろ自分の方が気を遣っていたんじゃないでしょうか。
ヤバイと思ったらすぐ退散。
余計な戦いはせず、確実な獲物だけ手に入れる。
サメってシャチやイルカには及ばないものの、魚の割には頭が良いそうです。
メガロドンの最大の武器って、意外と知能の高さだったりするかもしれないですね。

ティラノサウルスは本当に強かったのか?

  • 2018.09.16 Sunday
  • 15:03

JUGEMテーマ:生き物

日々新しい発見がある恐竜。
最も有名なティラノサウルスはちょくちょくその姿を変えます。
真っ直ぐ立っていたり、水平に立っていたり。
カラフルだったり羽毛が生えていたり。
骨しか残っていない恐竜は正確な姿を再現するのは難しいです。
例えばカバの骨ってどう見ても怪物みたいに厳ついんですが、未来の人があの骨を見て丸っこい感じのカバを想像することは難しいでしょう。
ティラノサウルスは未だ正しい姿は分かりません。
でもいつの時代も最強の恐竜として王者に君臨しています。
じゃあ最強というのは正しいのか?
恐竜に詳しい人に言わせれば、ティラノサウルスは最強ではないでしょう。
ギガノトサウルスやカルカロドントサウルスといった、ティラノを上回るかもしれない肉食恐竜の化石が発見されているからです。
だけどほぼ完全に近い化石が発見された肉食恐竜はティラノだけです。
ほとんどの恐竜は化石の一部しか見つかっておらず、姿形どころか大きささえも想像上のものでしかありません。
またブラキオサウルスのような大型の草食恐竜に勝てるかどうかとなると怪しいです。
トラやライオンも単独ではゾウには敵いません。
体格差がありすぎると勝負にならないからです。
人間にとっては致命傷になる猛獣の一撃も、ゾウやサイにとってはかすり傷程度のもの。
だからさすがのティラノもブラキオサウルスのような超大型の肉食恐竜には敵わないでしょう。
そもそも生きていた時代が違うので出くわすことはないんですが、もし同じ時代に生きていたとしても、たぶん敵わないと思います。
図鑑などでよくティラノのライバルとして描かれるのが、三本の角に襟巻きを持つトリケラトプスです。
最近トロサウルスという似たような恐竜と統合されたと聞きました。
トリケラトプスはトロサウルスの幼体の可能性があるからだそうです。
まあとにかくティラノとトリケラは、よく向かい合った状態でイラストに描かれます。
同時代、同地域にいたこの二大恐竜の対決、果たしてどちらが強いのか?
ある恐竜の本でこう書かれていました。
ティラノが積極的にトリケラを襲うことはなかったはずと。
なぜなら同時代には他にも獲物となる草食恐竜がいたからです。
代表的なのは、頭の後ろに長い筒のような物が伸びているパラサウロロフスです。
この恐竜はトリケラのように角は持っておらず、代わりに足の速さが武器だったそうです。
ティラノからしてみれば、わざわざトリケラのようなリスクのある獲物を狙わずとも、パラサウロロフスのほうが安全に仕留められる獲物です。
足が速いから逃げられる可能性はあるけど、トリケラのように角がないので、反撃を受けて傷つくことはありません。
また同時代にはアンキロサウルスという恐竜がいます。
こいつはジュラシックワールドに登場しました。
背中が鎧のように硬くなっていて、尻尾の先にハンマーみたいな丸いコブが付いています。
人工の恐竜、インドミナスと戦ってやられていました。
このアンキロサウルスもティラノと同時代にたくさんいたそうです。
でもトリケラと同様に強い草食恐竜なので、積極的には襲わなかったでしょう。
映画だとインドミナスに負けていましたが、あれって実際の戦いなら勝っていたと思います。
途中で尻尾のハンマーの一撃がヒットしていましたから。
あれを食らったら確実に顎の骨が砕けるでしょう。
まあ映画だから、序盤で目玉恐竜が負けてしまったら話になりません。
ティラノがいた時代の地層からはたくさんのトリケラの化石が見つかっているそうです。
ていうかほとんどトリケラらしいですよ。
てことはそれだけ大繁栄していたってことです。
アンキロにしたってなんでそこまで武装するの?ってくらいにゴツイ恐竜だし、鎧竜の中では最大なんです。
これってつまり、ティラノサウルスに対抗して進化したんじゃないかと言われています。
トリケラやアンキロのような恐竜じゃなければ、ティラノのいる時代に生き延びることが出来なかった。
パラサウロロフスは獲物として狙われていたけど、逃げ足を磨くことで生存率を上げていたはずです。
おそらく全てティラノ対策と思われます。
だからティラノが強いことは間違いありません。
トリケラもアンキロもかなり厳つい恐竜で、そこまで進化しないと対応できないほどだったんでしょう。
でもその結果、ティラノも容易に襲えないほど強い恐竜になったのでしょう。
だからこそ大繁殖して、今でもたくさんの化石が残っているんだと思います。
おそらくですけど、ティラノは一対一の戦いでは不利だったはずです。
トリケラの角は三つとも正面を向いているし、弱点となる首は襟巻きで覆われています。
しかもこの襟巻き、骨が入っているのでかなり頑丈だったようです。
アンキロにしても背中と頭が鎧で覆われています。弱点となるお腹は下を向いているので攻撃が届きません。
そして尻尾のハンマーの一撃はティラノの足も砕くほどだったとか。
これ、かなり強いですよ。
そんな獲物にタイマンで勝負を仕掛けるなんてリスクが高すぎます。
だから勝てないことはないけど、必ず勝てる相手でもなかったでしょう。
ティラノは最強とは思いません。
けど最強であってほしいと思う気持ちもあります。
謎多き恐竜たち、その中でも最も有名なティラノサウルス。
ジュラシックパークのように現代に復活することは望みません。
けど一度でいいからその姿を見てみたかったです。

強いのか弱いのか分からない虫 カマキリ

  • 2018.09.15 Saturday
  • 13:11

JUGEMテーマ:生き物

夏が終わり、部屋に入ってくる虫の数が減りました。
でも実は秋もかなり虫が多い季節です。
まずカメムシ。
自動販売機、コンビニの窓、街灯の下など、どこにこれだけいるんだってくらいに群がってきます。
しかも下手に潰したりしたら臭いのでタチが悪いです。
それにハチも増えます。
アシナガバチ、スズメバチなど、民家に巣を作るハチが増えてきます。
反面コオロギや鈴虫など、風情を感じる虫も増えてきます。
虫嫌いの人は姿を見るのは嫌だろうけど、あの涼やかな鳴き声を嫌う人は少ないんじゃないでしょうか。
他にも増えてくる虫がいます。
それはカマキリ。
正確には増えるというより目にする機会が増えます。
理由は産卵の時期だから。
メスは体力を付ける為にせっせと狩りをするし、オスは交尾相手を探す為にあちこちに出没します。
さて、このカマキリですがとても優秀なハンターです。
ゴキブリ、コオロギ、ガなど、その大きな鎌で狩っていきます。
動きも俊敏で、ユラユラと体を揺らしながら、一瞬の隙をついて飛びかかります。
だから強い虫というイメージがあるんですが、実はそこまででもないんですよね。
カマキリは攻撃力はピカイチだけど、防御がお粗末なんです。
ソフトインセクトだから体も柔らかく、甲虫類にはまず敵いません。
カブトやクワガタが相手ならあっさり逃げ出します。
自慢の大鎌さえ通用しないんですから。
逆にクワガタの大顎で挟まれたら致命傷です。
カブトが相手でも簡単に投げ飛ばされて終わりでしょう。
他にも強敵がいます。
スズメバチです。
スズメバチはカブトやクワガタほどではないにしろ、硬い外郭で覆われています。
だから上手く関節を狙わないとダメージを与えられません。
あとパワーでも負けています。
オオスズメバチ相手だと、あの強靭な顎による連続噛み付きでやられてしまうでしょうね。
それとムカデに負けることもあります。
ムカデは獰猛なようで臆病なので、そこにカマキリがいると分かっていれば近づきません。
もし鉢合わせしたら自分から逃げ出すでしょう。
けどカマキリの鎌に捕まってしまったらどうなるか?
細長い体をひねって毒牙(ほんとは肢)で咬みつきます。
もし一撃でも決まればカマキリの負けです。
ムカデの毒は回りが速いそうなので、カマキリはすぐに絶命してしまうでしょう。
それにムカデってけっこう頑丈なんですよ。
甲虫でもないクセにやたらと丈夫なんです。
あとアシダカグモが相手でも分が悪いでしょう。
実際に戦っているところを見たことはないけど、アシダカグモの異様なスピードについていけないと思います。
アシダカグモも優秀なハンターです。
カマキリが一方的に負けることはないと思いますが、やはり分が悪いかと思います。
ちなみにカマキリはゴキブリの親戚に当たるそうです。
いつも他の虫に食べられてばかりのゴキブリですが、カマキリは食べる側へと進化しました。
ハンティングに特化した強いゴキブリの仲間、それがカマキリと言えるかもしれません。
そう考えると決して弱い虫じゃないかも。
いつも食われてばかりのゴキブリだったのが、狩る側へとパワーアップしたんですから。
カブト、クワガタ、ムカデ、サソリ、オオスズメバチ、大型のクモなど、ガチで強い虫には敵わないというだけで、それ以外の虫相手には優位に立てます。
逆にガチで強い連中に勝てる虫の方が少ないでしょう。
一時期話題になったリオックでさえ、大型の甲虫相手だと勝負にならないし、大型のムカデやサソリだと逆に食われてしまうでしょう。
タランチュラには良い勝負をしていましたけどね。
オオエンマハンミョウも強いけど、そもそもこいつは甲虫ですし。
あの顎とあの硬さとあのスピードで弱いわけがありません。
そう考えるとカマキリは強い虫です。
強いんだけど、ガチで強い虫に勝てるほどではないって感じです。
戦う力を持たない虫には勝てるけど、力を持った虫には勝てないという、強さ的にはけっこう中途半端なんです。
でもカマキリ自身にとってはそれでいいはずです。
なにも甲虫やハチと戦う為に今の姿に進化したわけじゃないでしょうから。
獲物となる虫を捕まえられるならそれでいいんです。
強いのか弱いのかは分からないけど、ハンターとしては間違いなく一流の虫です。

人間は特異な動物 男女における人間の進化論

  • 2018.08.27 Monday
  • 12:40

JUGEMテーマ:生き物

生物のことや進化のことを学ぶととても面白いです。
だけど難しい本だと理解しづらいので、ネットやテレビから知識を仕入れています。
嘘があったり脚色されていたりと、どこまで真実が分かりません。
鵜呑みにするのは危険です。
けどそれなりに理屈が通っていることもあるので、娯楽感覚で見るなら楽しいです。
男女の違いや進化についての生物史を見たんですが、けっこう面白かったです。
例えば女性の胸が膨らんでいるのは赤ちゃんの為だと思われているけど、それは違うんだそうです。
たしかにおっぱいと母乳は赤ちゃんの為にあるけど、胸が膨らむのは違う理由からだそうです。
まだ人間が猿だった時代、発情したメスのお尻は赤く染まっていました。
だけど人間に進化して直立二足歩行するようになると、猿の時よりもお尻が見えにくくなりました。
その代わりとして胸が膨らんだんだそうです。
女性が大人になると胸が膨らむのは、異性に対して生殖が可能であるとアピールする為なんだそうです。
そして男性が女性の胸を見て性的興奮を覚えるのは、それをセックスシンボルとして認識するように遺伝子に書き込まれているからだそうです。
逆に男性のペニスの長さも異性へのアピールなんだそうです。
実は人間って体の大きさの割にペニスが長いんだそうです。
人間よりも大きなゴリラでさえ3センチくらいしかないそうですから。
生殖さえできればいいんだから、そこまで長い必要がないんだそうです。
けど男性のペニスが長いのは、女性の胸が膨らむのと同じく、異性へのアピールなんだそうです。
男性は本能的に女性の膨らんだ胸に性欲を刺激され、逆に女性も男性の長いペニスを見ると性欲を刺激される本能を持っているそうです。
それに猿は発情期にしか交尾しないのに対し、人間は一年を通して発情しています。
理由は人間の赤ちゃんは他の動物に比べるととても未成熟な状態で生まれてくるからだそうです。
多くの動物は生まれて数分から数時間で歩くことが出来ます。
そうしないと他の動物に食べられてしまうからです。
だけど人間の場合は歩くまでに一年ほどの時間を必要とします。
人間の場合、知能が発達した代償として、とても大きな頭を持つようになりました。
となると歩けるほど成長してから子供を生もうとすると、頭が大きすぎて産道を通れなくなるんだそうです。
本当ならあと一年はお腹の中にいた方がいいんですが、それだと出産は難しいし、母体への負担も半端じゃなくなるので、あえて未成熟な状態で生むんだそうです。
その間、母親は赤ちゃんを守らないといけません。
しかし発情しなくなった女性に男性は興味を示さなくなってしまいます。
そうなると自分も赤ちゃんも困るから、常に発情することで男性を惹きつけておく必要があるんだそうです。
これは女性と赤ちゃんが生き抜くための戦略だそうです。
また男性は狩りが主な仕事だったので、女性よりも筋肉質な体をしています。
対して女性は男性が獲物を持って帰ってくるまで、村で赤ちゃんと一緒に待っていないといけません。
となると満足に食べられない危険性がある為、栄養を貯めておけるように脂肪のつきやすい体になっているそうです。
それに他の動物が一度に何匹も出産できるのに対し、人間は基本的に一人、多くて二人でしょう。
希に三つ子やそれ以上ということもあるけど、やはり珍しい例です。
となるとたくさん生んで生き残った子供を育てればいいといった野生動物のような戦略は使えません。
獅子は我が子を谷突き落とし、這い上がってきた子を育てるというけれど、あれは人間には向かないわけです。
人間の場合、とにかく一人一人の赤ちゃんを大事に育てる必要があります。
そこから夫婦という関係が生まれたそうですよ。
動物の場合はあくまでも繁殖の為の「つがい」です。
動物の子供は身を守る為に成長が早いので、大人になるまで人間ほどの時間を必要としません。
繁殖と短期間の子育て、これが終わると「つがい」という関係は解消され、新たなパートナーを探しに出かけます。
けど人間の子供は成長が遅く、しかも弱い存在なので、長時間大事に育てないといけません。
その為には長期間のパートナーが必要になります。
これが夫婦の始まりだそうですよ。
不倫をすると男女ともにめちゃくちゃ叩かれるけど、あれも本能的なものなのかもしれません。
不倫を自由に認めてしまうと、子供が大人になるまで育てるのに支障をきたしてしまいます。
つまりそれは人類の繁殖が阻害されるという危険がある為に、それにストップをかける本能が宿っているのかもしれません。
人間は特異な生き物です。
他の動物とは大きく異なるところがたくさんあります。
例えば老後という時間は人間だけが持つそうです。(人の飼育下にいる動物は別)
生き物の中には繁殖をすませると死んでしまう者までいます。
けど人間の場合はそうではありません。
子供が成人したあとでも何十年と寿命が残っています。
老いてこそ人生という言葉があるけれど、あれは生物的な役割から開放されて、ようやく自分の時間が持てるようになったという意味なのかもしれません。
そんな動物はやはり人間くらいなので、非常に変わった生き物です。
よく他の動物を例えに出して話をする人がいるけど(私もそうです)、人間が特異な動物である以上、それは注意が必要なんだなと自覚しました。
ただしここで書いた知識はあくまでテレビやネットから仕入れたものなので、鵜呑みにすることは出来ません。
私自身科学者でもないただの素人ですし。
こういう説もあるんだなってくらいの感覚で、面白く受け取ってもらえれば嬉しいです。

しつこいバッタ

  • 2018.08.24 Friday
  • 11:57

JUGEMテーマ:生き物

窓を開けているとよく虫が入ってきます。
片方の窓には網戸がないので、夜になると部屋の光に誘われてやってくるのでしょう。
蛾はしょっちゅう入ってくるんですが、この前はギンヤンマが入ってきて驚きました。
明るい緑色をした綺麗なトンボなんですよ。
今ではもう数が少なくなっています。
そっと捕まえて外に逃がしました。
あとカナブンもよく入ってきます。
奴らの羽音は重低音で、スズメバチと聞き間違うことが多いんです。
ヤバ!と思って振り返るとずんぐりむっくりのカナブンがブイ〜ン!と飛んでいます。
なんだよお前か・・・・って安心してから、素手で掴んでペっと外に逃がします。
めいっぱい足を広げて、ブイ〜ンってまたどこかへ飛んでいくのがちょっと可愛いです。
だいたいは外へ逃すとそれで終わりなんですが、この前すごくしつこい奴がいました。
背後でバタバタバタって音がするから振り返ったら、バッタが飛んでいました。
珍しい奴が入ってくきたもんだと思いながら、いつものように外へ逃がしました。
その数分後、またバタバタバタと音が。
戻ってきたんかい!って思いつつ、今度は別の窓から逃がしました。
こっちには網戸があるのでもう戻って来られないだろうと思って。
しかし数分後、なぜか網戸がある窓から入ってきました。
今度はバタバタバタじゃなくて、シュタ!っと床に降りてきたんです。
どうやら窓と網戸の隙間から侵入してきた様子。
どんだけしつこいねん!と思いつつ、外の草むらまで持っていって逃がしました。
これでもう戻って来られないだろう。
そう思っていたんです・・・・。
その翌日のこと、近所のコンビニへ買い物に行きました。
店から出ようとすると、入口のマットのところでバッタが積み潰されて死んでいました。
可哀想にと思いながら外へ出ると、そこにもまたバッタが。
こっちは生きています。
しかも私の足元のすぐ近くにいて、顔をこっちに向けていました。
その時ふと思いました。
こいつ昨日のバッタなんじゃないかって。
私は胸の中で呟きました。
入口のバッタを踏み潰したのは俺じゃないからな!って
おそらく奴は誤解しているでしょう。
そして隙あらばまた私の部屋にやってくるのでしょう。
申し訳ないけど私は仮面ライダーじゃないのでバッタの気持ちは分かりません。
なにか伝えたいことがあるなら、藤岡弘、さんの所へ行った方がいいと思います。
もしかしたらあのバッタは、ショッカーに捕まって100%バッタに改造されてしまった元人間なのかもしれません。
ライダーに改造しようとして失敗しちゃったみたいな。
だとしたら私には何もできません。
ショッカーと戦う力もないし、人間に戻してやる科学力もないし。
いったいあのバッタはなぜ私に付きまとっていたのか?
永遠に謎のままだと思います。

可愛いだけが動物じゃない 時には恐ろしい一面も

  • 2018.07.21 Saturday
  • 14:37

JUGEMテーマ:生き物

JUGEMテーマ:社会の出来事

一昨日くらいにテレビ番組のアンビリバボーでクマの事件をやっていました。
場所は飛騨、ツキノワグマが登山客に襲いかかりました。
ツキノワグマはヒグマよりも小さく、どんなに大きくてもせいぜい150センチくらいです。(立ち上がったとき)
飛騨に現れたツキノアワグマは120センチほどだそうです。
人間でいうと9歳くらの子供の身長です。
大きさだけなら断然人間の大人の方が大きいです。
しかし暴れまわるこのクマを止めることは誰にも出来ませんでした。
襲われる登山客、助けようとする仲間。
何度も登山用の杖で殴りつけますが、クマはビクともしません。
それどころか怒って立ち上がり、爪を振り下ろしてきました。
クマの一撃は強力で、爪で叩かれたその方は大きな怪我を負いました。
一撃で目と歯を切り裂かれてしまったんです。
襲われている人を助けようとすると、今度は自分が襲われる。
そんな恐怖の中、誰もクマに挑むことは出来ません。
クマは次々と人に襲いかかります。
父が襲われているのを見つけた息子さんが、何度もクマを蹴りつけました。
しかしまったく効いている様子はありません。
まるで毛皮のついた岩を蹴っている感触だったと後に答えていました。
クマは登山客が避難していた施設にも襲いかかりました。
ここでもバスの運転手や従業員の方が怪我を負います。
銃を持たない人間では、例え小さなクマであっても太刀打ちできないのだなと、野生動物が牙を剥いた時の恐ろしさが伝わってきます。
やがて猟友会が到着し、どうにかクマを仕留めることができました。
怪我を負った人は大勢いるけど、不幸中の幸いで死者はいませんでした。
本来ツキノワグマは大人しい動物です。
食性もほぼ草食に近い雑食性だし、人を襲って食べるなんてことはまずありません。
それどころか鹿や猪を狩ることもなく、せいぜい死肉を漁る程度です。
そんな大人しいはずのツキノワグマがどうしてここまで凶暴になったのか?
はっきりと原因は分かっていないそうですが、目撃者の証言からおそらくこういではないかという推測がされてしまいた。
クマは登山客とバッタリ出くわしてしまい、驚いて逃げ出した。
その途中に柵に挟まってパニックになり、そのあとにバスと出くわして余計にパニックになって、興奮状態になっていた。
逃げた先には登山客が大勢いて、興奮状態にあったせいで攻撃的になっていた。
要するに襲おうと思って襲ったのではなく、パニックと恐怖から攻撃的になっていたのではないかと推測されていました。
このツキノワグマの事件のあとにはヒグマの事件もやっていました。
北海道のクマ牧場から六頭のヒグマが脱走した事件です。
駆けつけた猟友会によって全て射殺されましたが、二人の飼育員が犠牲になりました。
ヒグマは深さ4.5メートルの堀の中にいたんですが、隅っこに積み上がった雪を登って脱走しました、
幸いクマ牧場の敷地から出る前に射殺することができましたが、二人の命が犠牲になってしまったことは本当に残念です。
警察が捜査を進めていくうちに、これは積雪による偶然の事故ではなく、経営者のずさんな管理に問題があるということが分かりました。
要するに人災だったんです。
今はこのクマ牧場は閉鎖し、そこにいたクマたちは別のクマ園へと引き取られました。
小さなツキノワグマでも人は太刀打ちできないのだから、巨大なヒグマともなればどれほど恐ろしいかよく分かります。
クマを可愛いと思えるのは、動物園やサファリパーク、それにクマ牧場など、人間が絶対に安全でいられる場所だからこそです。
もし野生のクマに出くわしたら、もし飼育されているクマが逃げ出したら。
可愛い動物は恐ろしい猛獣に変わってしまいます。
私の住んでいるところは田舎なもので、さすがにクマこそ出ませんが、鹿や猪は出ます。
角を持った鹿や大きな猪に出くわした時、かなり怖いですよ。
特に猪と出くわした時は冷や汗が出ます。
車に乗っていれば平気なんですが、降りてる時だとソッコーで車に逃げます。
動物って自然の中で出くわすと大きく見えるんですよ。
大人の猪なんて岩が動いているかのようです。
突進されたら交通事故と同じ、無傷じゃいられません。
最近は動物の可愛い面だけ取り上げる番組が多いですが、それはあくまで動物の一面に過ぎません。
時には牙や爪を剥き、人に襲いかかってくるということも忘れてはいけませんね。

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