純白の海

  • 2019.05.24 Friday
  • 13:30

JUGEMテーマ:

遠浅の浜辺にいるカメラマンが

 

港へ帰っていく船の影を追っている

 

堤防から見える遠くの浮島たちは

 

岩を削られて恥ずかしそうに 朝霧の中に姿を隠そうとする

 

陽はまだ水平線の向こう

 

天高く太陽が昇る頃

 

ここには誰もいなくなる

 

人の目は消え 船の影も消え 浮島は姿を現し

 

海のイビキだけが聴こえる

 

何もかも真っ白に見える

初夏の目眩

  • 2019.05.23 Thursday
  • 12:41

JUGEMテーマ:

田んぼの畦 用水路のたまり場で躍る川エビ

 

覗き込めば黒い影が映り

 

後頭部に日差しが照りつける

 

背中が汗ばみ 靴の中も湿っていく

 

顔を上げると 目がチカチカするほどの緑が茂っていて

 

足元の草も逞しい

 

強烈な光 鮮烈な色

 

目に映る全てが眩しい

 

眩しすぎて目眩を起こしそうで

 

空を見上げる気になれなかった

癒しの音色

  • 2019.05.22 Wednesday
  • 13:45

JUGEMテーマ:

隣の家から風鈴の音が響く

 

去年の夏からずっと

 

冬に雪が降った時でさえ

 

爽やかの極みのような音色は

 

涼むというより和やかにしてくれる

 

緩やかな風が吹いている日

 

窓を開けることが多くなった

銀の雨

  • 2019.05.21 Tuesday
  • 13:21

JUGEMテーマ:

寝起きと共に聴こえてくる雨音にテンションが上がらない

 

髪の毛を触ると空気が湿っているのが分かる

 

そう暑くはない でも湿度の高い朝は不快で

 

雨とのダブルパンチで余計に気持ちが沈む

 

窓を開け 雨の匂いを嗅ぐと

 

鬱陶しさの中に懐かしさもこみ上げる

 

振り返ると 晴れた日のことよりも 雨の日のことをよく覚えている

 

澱んだ空も水溜りも

 

記憶の中では銀の雨に光っていた

使命と自由

  • 2019.05.20 Monday
  • 12:11

JUGEMテーマ:

四角いダンボールがあって

 

みかんの代わりに猫が収まっている

 

丸いアルミ缶があって

 

お菓子の代わりに小銭が貯まっている

 

捨てられた壺の中にはタコが住み着き

 

サイズの合わなくなった服は犬の毛布になっている

 

本来の役割を終えた道具たちが転職先を見つけ

 

今も元気に頑張っている

 

与えられた役目が全てじゃない

 

使命が終わったなら あとは自由だ

夢と感情

  • 2019.05.19 Sunday
  • 14:09

JUGEMテーマ:

夢を見ても内容は覚えていない

 

でも見たことだけは覚えている

 

記憶には残ってなくても覚えている

 

気持ちのいい寝起き

 

沈んだ気分の寝起き

 

頭には残っていなくても 感情が覚えている

 

今日は爽やかな朝だった

 

きっといい夢を見ていたんだろう

 

 

いつどこで

  • 2019.05.14 Tuesday
  • 11:42

JUGEMテーマ:

子供が高い高いを喜ぶのはいつまでだろう

 

玩具に胸を躍らせるのはいつまでだろう

 

そういえばたくさんあった怪獣の人形はどこへいったんだろう

 

仮面ライダーの変身ベルト

 

宝物にしていたはずなのに

 

あれを巻いて遊ばなくなったのは何歳だったろう

 

知らない間に楽しいと思うことは変わり

 

宝物は宝物ではなくなっていた

 

サナギになり 羽化して 何もかもが以前とは変わってしまう

 

そんな分かりやすい変化は人間にはない

 

いつどこで なにをキッカケに大人になったのか

 

思い出せないってことは きっと大したことじゃないんだろう

 

なのに思い出に浸るのは きっと大事な時間だったからだ

 

嘘の塊

  • 2019.05.13 Monday
  • 12:31

JUGEMテーマ:

一つの嘘が膨らんで

 

たくさんの嘘を生み出していく

 

足元には踏み場もないほど嘘が散らばって

 

もはやどこに本当の地面があるのか分からない

 

外れを踏めば真っ逆さま

 

膨らみすぎた嘘に囲まれて

 

最初の一歩さえ踏み出せなくなってしまった

 

あんまり

  • 2019.05.12 Sunday
  • 15:13

JUGEMテーマ:

あんまり乗り気じゃない

 

あんまりやりたくもない

 

あんまり好きじゃないし

 

あんまり楽しくもない

 

いつどこにいてもあんまりが口癖になる

 

悪い呪文のように あんまりあんまりって言ってると

 

笑えることなんて一つもなくなっていた

黒い炎

  • 2019.05.10 Friday
  • 13:10

JUGEMテーマ:

コンプレックスの炎が胸を焼く

 

眠れないほどの熱さ

 

笑えないほどの痛み

 

じょじょに心を蝕むその炎は

 

制御不可能な大きなエネルギー

 

もしこれを前向きに使えたら

 

そう思いながら 今日もまた焼かれる

 

消すことも 従えることも出来ないのなら

 

いっそのこと身をゆだねてみようか

 

行き着く先は幸か不幸か

 

迷っている今も燃え続けている

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