原作者も気に入った日本版スパイダーマン
- 2019.01.17 Thursday
- 14:26
JUGEMテーマ:特撮
昔に放送していた日本版のスパイダーマンは国内外で評判が良いそうです。
海外の特撮ファンも面白いと認めているんだとか。
日本の特撮は良い意味でぶっ飛んでいます。
このヒーローはこうあるべきというのを守りつつ、今までの常識を破壊し、新たな領域へ切り込んでいくからです。
戦隊ヒーローや仮面ライダー、そしてウルトラマンが今でも子供達に人気なのはそのおかげでしょう。
日本版スパイダーマンは登場シーンが面白いです。
派手に動き、筋の通ったことから、わけの分からないことまでカッコよく叫びます。
スパイダーマンのいかにも蜘蛛っぽい動きって、日本版からの逆輸入なんだそうですよ。
四足で地面を踏みしめ、シュタシュタっと軽快に動いてみせる。
子供は動きに反応しますから、分かりやすい動きをするスパイダーマンは大人気となりました。
私の好きな仮面ライダーブラック、ブラックRXだって変身後にアクションのあるポーズを決めます。
どう考えても無防備なだけなんだけど、でもそれがカッコいいんですよ。
日本版スパイダーマンの最大の特徴といえば、巨大ボロが登場することです。
名前はレオパルドン。
スパイダーマンで巨大ロボが登場するなんて、本家本元のマーベルでも思いつかないことでした。
もちろん賛否両論あります。
だって巨大ロボが登場するってことは、巨大な怪獣が登場するってことでもあります。
いくらスパイダーマンが強くても、さすがにビルのように大きな怪獣相手では不利です。
そこで巨大ロボの登場となるわけですが、なんとパイロットもスパイダーマン自身です。
だったらその巨大ロボで敵地を叩きのめしちゃえばいいじゃなんて思っちゃいけません。
ヒーローはフェアな戦いを大事にします。
巨大ロボで敵の基地を襲撃なんてしたら、それは悪者と変わらなくなってしまいますから。
本家本元のマーベルでは否定的な意見が多かったそうですが、原作者の方はデザインに関しては気に入ったそうです。
ちなみに日本版スパイダーマンも大好きだそうですよ。
パシフィックリムも日本の怪獣映画が好きな監督が手がけたものですし、海外でも日本のぶっ飛んだ特撮は受け入れられているんです。
ただし重要なのは、決してふざけて作っているわけじゃないということです。
ストーリーはしっかりした作品が多いし、それなりに重いテーマを扱ったりもしているんですよ。
日本版スパイダーマンの主人公も、敵に親を殺されていますし。
だけどどんな逆境にもめげない、引かない、諦めないって姿勢があるから、ぶっ飛んだ世界観の中でもカッコよく見えるんです。
日本の特撮は技術も一流だけど、発想や見せ方も一流です。
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