自由がそこにある子供の絵

  • 2015.03.15 Sunday
  • 14:02
JUGEMテーマ:芸術
子供の描く絵って自由ですよね。
今日は甥っ子と絵を描いていたんですが、子供は自由に色を使います。
アンパンマンの塗り絵をしていたんですが、目が青で、顔は赤色でした。
メロンパンナちゃんも食パンマンも、緑とか黄色になっていて面白かったですよ。
それに自分でも何かを描いていたけど、それが何なのかは分かりませんでした。
本人に尋ねても分かっていない模様で、こういう絵もあるのかと新鮮な思いをしました。
絵を描く時って、大人は何を描くか決めてから描きますよね。
でも子供はそうじゃないみたいです。
何を描くかなんて決めていないし、何を描いているのかも分かっていない。
でも絵は描けるんです。
モチーフがなくても、自分で描いているものが分からなくても、絵が仕上がります。
面白いですね。これこそ真の想像かもしれません。
だって絵に描いたその瞬間にこそ、その絵は誕生するんですから。
名前もない、誰なのかも分からない。ハッキリしていることは、これが絵だってことだけです。
紙にぐちゃぐちゃと何かを描けば、もう絵になってしまうんですよ。
絵と文字だと、私は最初にあるのは絵だと思っています。
人類が最初に生み出した表現は、絵か音楽かのどちらかだと思います。
でも伝達手段としてもっと発達させる為に、やがて文字が生まれたのでしょう。
文字は絵の一部です。
造形が最初にあって、だから文字はやっぱり絵なんだと思います。
幼い子供は文字を知らず、まだ書くことも読むことも出来ません。
だから絵という文字を使って、言葉に出来ない何かを表しているんでしょう。
ある絵本作家が、子供の絵にはどう足掻いたって勝てないと言っていました。
あの岡本太郎も、子供はみんな絵の天才と言っています。
絵というのは、どれだけ既成概念を外して描けるかが、とても重要なんだと思います。
写真という表現がある今、写実主義は昔ほど意味を成さないでしょう。
もちろん写実を否定する気はないし、フェルメールは世界最高峰の画家だと思います。
モチーフの生々しさや、存在感という意味ならば、この画家に敵う者はいないでしょう。
写真よりも生々しい絵を描きますからね。
だけどやっぱり絵っていうのは、現実にあるものを、現実的に描くだけではつまらないと思います。
誰も見たことのないもの、誰も想像のつかないものを、絵が好きな人は見たいんです。
だから子供の絵は面白いですよ。
だって何を描いているのか分からないんだから、これほど面白い絵ってないんです。
ただそこに絵があって、その絵に何を見るかはその人次第。
子供の絵の中には、究極の自由が広がっているように思いました。

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