贋作は贋作 決して本物には及ばない

  • 2015.03.17 Tuesday
  • 13:12
JUGEMテーマ:芸術
絵画の世界には贋作というのがあって、本物そっくりに描かれた絵のことです。
偽物の絵を描いて、それで大金をせしめようというわけですね。
基本的に、贋作というのは素人にしか通用しません。
見る人が見れば、これは贋作であると見破られてしまいます。
さらに値段の高い絵や、学術上重要な絵の場合、一人の鑑定士が見ることはないでしょう。
きっと多くのプロが鑑定に関わり、時には化学的な方法を用いて検査されるかもしれません。
だけど中には本物を超える贋作というのがあるそうで、そのクオリティたるや凄いものがあるそうです。
本物を超える迫力、本物を超える繊細さ、本物を超える感動。
オリジナルを凌駕した贋作は、時としてプロの目さえも欺きます。
しかししょせん贋作は贋作。いくら出来がよかろうが、偽物であることに変わりはありません。
芸術はオリジナルこそ意味があり、その作者が、その作品を創りましたよという事実が重要なのです。
いくら贋作のクオリティが高くても、それはただの偽物。本物がなければ存在しなかった紛い物なのです。
絵は技術やクオリティだけが重要なのではありません。
もっともっと大事なことがあります。
それはオリジナリティであったり、その作者の内面を描くことです。
絵は人によって様々で、ゴッホの絵とダリの絵では似ても似つきません。
だけでそれが絵の面白いところ。私は絵ほど個性が出る表現物はないと思っているので、やっぱり絵画は本物でないといけません。
技術だけで成り立つような世界なら、なんと狭くて、なんと寂しいことかと思います。
だから本物以上に見える贋作があったとしても、やはり偽物は偽物。本物を真似て描いた、一銭の価値すらない落書きなのです。
芸術の根本は想像力、自分の内に広がる世界、そしてオリジナリティです。
未だ誰も見たことのない世界を描くからこそ、どんな芸術も価値があると思うのです。
それを真似ただけの贋作は、どんなに迫力があっても、やはりただの偽物です。
贋作は本物を超えることがある。
そういうセリフを何かの本か漫画かで見かけたことがありますが、決してありえないと言えますね。
何度も言うけど、本物があってこその贋作です。本物がなければ存在すらしなかったコピーでしかないのです。
真似ただけの芸術は、便所の落書きと同等です。
自分の内面なり、思想なり、哲学なり、どうしようもない感情なり、言葉に出来ないことなり、そういうものを描いてこそ芸術です。
真の芸術は、本人が創った本物だけ。
贋作というのは、ノートの落書きにすら劣るものであると思います。

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