スリランカの病魔 ヤカー

  • 2016.01.24 Sunday
  • 14:40
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
ヤカーという悪魔がいます。
私のブログの名前も、この悪魔から名前を借りています。
ヤカーとはスリランカに住む病魔のことです。
病気といっても色々あるけど、それらは全てヤカーと仕業と考えられていたそうです。
しかも、この病気はこのヤカー、あの病気はあのヤカーという風に、まるで病原菌のように様々なヤカーがいます。
そしてそれら全てのヤカーの上に君臨するのが、サンニ・ヤカーです。
サンニ・ヤカーはヤカーたちの親玉で、病魔の王とされています。
人々は病魔から身を守る為に、お供え物をしたり、また病魔に扮して踊ったりしたそうです。
現代でこそ病気は細菌やウィルスがもたらすものと分かっていますが、昔はまったく未知の恐怖だったでしょうね。
相手は目に見えないほど小さな生き物だから、病気は生物がもたらすものとは考えもしなかったでしょう。
だから病魔から身を守る為に、お供え物や踊りを披露して、ヤカーにお引き取り願おうとしたわけです。
この辺の儀式ってすごく面白いです。
これは日本でもそうだけど、災いや病気を祓う為に、あえて悪神や魔物に供物を施すんです。
そして丁寧に祀ったり、時には踊りや歌を披露して楽しませたり。
西洋だと悪は倒すものなのかもしれないけど、東洋だとそうはならないようです。
戦うことは必要だけど、戦う以外にも、災いや病魔から身を守る儀式を持っていたってことです。
供物や踊りでヤカーにお引き取り願う。
それでも無理な場合は、病魔の王であるサンニ・ヤカーを呼んで、ヤカーたちを立ち去らせていたそうです。
これもまた面白い儀式です。
病魔を払うのに、病魔に頼む。
毒をもって毒を制すというわけです。
病気を操る魔物なら、病気を遠ざけることも可能なはず。
きっとそういう考えがあったんでしょうね。
日本でも禍神という神様がいて、これは厄災を司る神様です。
その神様を丁寧に祭れば、厄災を払ってくれるはずというわけです。
ヤカーは病魔だから、いわゆる疫病神ですね。
私がこのブログの名前をヤカーにしたのは、女神転生シリーズに出てきたヤカーが、非常に面白いというか、憎めないデザインだったからです。
それにヤカーという響きも気に入ってるし、それでこのブログをヤカーブログと名付けました。
病魔は恐ろしいけど、でも味方に付けることが出来れば、病気を遠ざけてくれます。
目に見えない恐怖は、目に見えない概念で対抗する。
昔のスリランカの人たちは、ヤカーを敵であり、味方でもあると考えていたのかもしれませんね。

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