ほぼ不死身 インド神話の龍ヴリトラ

  • 2016.03.31 Thursday
  • 11:18
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
どの神話にも必ずと言っていいほど龍が登場します。
良い龍もいれば悪い龍もいて、時に神様の乗り物になり、時に神様に敵対する存在となります。
インド神話にも龍は登場します。
その中にヴリトラという龍がいるんですが、この龍はほぼ不死身の身体を持っています。
ヴリトラはインドラという雷神のライバルで、両者は激しく争っていました。
しかしインドラはヴリトラの中に飲み込まれてしまいます。
どうにか逃げ出すことが出来ましたが、この後にヴィシュヌ神が二人の仲裁に入りました。
ヴリトラは戦いをやめる条件として、以下のことを申し出ました。
木、石、鉄、乾いた物、湿った物では傷つかない身体にしてほしい。
また昼も夜もインドラが自分を攻撃することは出来ないようにしてほしい。
とんでもない条件ですが、ヴィシュヌ神はこれを受け入れました。
かくしてヴリトラはほぼ不死身の身体を手に入れたわけです。
しかしインドラも黙っているわけではありませんでした。
こんな不利な条件の中、再びヴリトラに挑んだのです。
インドラは昼でも夜でもない夕方に、石でも木でも鉄でもなく、乾いても湿ってもいない、海の泡の柱を使ってヴリトラを倒しました。
ヴリトラはほぼ不死身ではありましたが、完全な不死身ではありません。
遂にはインドラに負けてしまったわけです。
ヴリトラは「宇宙を塞ぐ者」という意味があるそうで、この龍が死んだことによって宇宙の穴が開きました。
このおかげで雨が降るようになったそうですが、なんだか色々ぶっ飛んだ話です。
インド神話にはこういったぶっ飛んだ話が多く、神様もぶっ飛んでいることが多いです。
ヴィシュヌは口の中に宇宙があるし、シヴァは世界を滅ぼすほどの猛毒を持つ毒ヘビを、腰紐代わりに使っています。
インド神話は特にスケールが大きく、そこに登場するヴリトラもスケールが大きいです。
宇宙を塞ぐってどれだけ大きいんだよ!って話ですが、インド神話に細かいツッコミは無用です。
とにかくヴリトラは倒されたわけですが、でもその強さは並の神様では敵わないほどです。
インドラでさえ手こずるほどなので、いかに強い龍かが分かります。
インドラ以外で勝てるとしたら、ヴィシュヌ、シヴァ、ブラフマーの三大神くらいでしょう。
龍はいつだって強い存在として描かれます。
古今東西の物語に登場し、味方の時もあれば敵になる時もあります。
龍ほどポピュラーで、万人に受け入れられた空想上の生き物はいないでしょう。
ヴリトラは女神転生でお馴染みの悪魔で、種族は龍王、もしくは龍神となっています。
レベルの高い悪魔なので、戦闘力は高いです。
ゲームでも龍は重宝されます。
ヴリトラは龍の中でもかなり強い部類でしょう。
雷神とほぼ互角の強さなのだから、龍神と呼ぶのに相応しいかもしれません。
神話ごとに龍の扱いは違うけど、インド神話のヴリトラほど厄介な龍はいないかもしれませんね。

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