自然の織りなす芸術

  • 2016.10.31 Monday
  • 14:12

JUGEMテーマ:生き物

ちょっと用があって、蝶の画像を検索していました。
そうしたら出るわ出るわ、見事な羽をした蝶の画像が。
有名なやつだとモルフォチョウがいます。
特にブルーモルフォは美しいです。
羽が美術品顔負けにキラキラ輝いているあの蝶です。
あれって構造色といって、実際に色はついていないそうです。
鱗粉のでこぼこのせいで、光が特殊な屈折をして色が着いているように見えるんだとか。
それにゴクラクトリバネアゲハという蝶も美しいです。
緑色に輝いているんですが、これまた美術品顔負けの美しさです。
地元の図書館にモルフォチョウの剥製があるんですが、ずっと見ていられるほどの美しさです。
画像検索すると、他にも色んな蝶が出てきます。
万華鏡のようにカラフルな色合いの蝶や、すごく品のある白い羽をした蝶。
中でも圧巻なのは、透明な羽を持つグラスウィングバタフライという蝶です。
無色透明のその羽は、向こうの景色まで透けて見えます。
花にとまれば花が透け、夕陽が照らせば夕陽が透けます。
まるで景色と一体化しているのかのよう。
透明な羽だから、景色の色が羽の色になるんです。
それに一部に色がついているものもいます。
これまた綺麗なんですよ。
光の加減でオーロラのように見えるやつや、羽ばたくと光ってみえるやつなんかもいるそうです。
色を持たないってことは、どんな色にもなれるってことです。
それに透明のままでもすごく綺麗です。
まるでガラス細工のような美しさがあって、画像でさえ見惚れるほどです。
でも蝶はどうしてここまで美しい羽を持つようになったのか?
花が美しいのは虫を引き寄せる為です。
だけど羽を美しくしたって、花が寄って来てくれるわけじゃありません。
それなのに美術品顔負けの美しさを備えているのは、まさに自然の織りなす芸術です。
人が生み出す芸術とはまた違った良さがあるんですよ。
派手な色なのに、いつまで見ていても飽きないからすごいもんです。
美しい虫といえば、タマムシもそうですね。
緑を基調として、赤い模様も入っています。
そしてモルフォチョウと同じように、キラキラ輝くんですよ。
一昨年の夏に実物を見たんですが、やっぱり綺麗でした。
タマムシの羽は工芸品に使われることもあるほど、とても綺麗なんです。
普段虫を敬遠している人でさえ、モルフォチョウやグラスウィングバタフライは綺麗だと思うはずですよ。
虫は決して人を楽しませる為に美しくなったわけじゃありません。
でも人が見ても美しいと思えるその羽は、美という意味での自然からの贈り物だと思います。
だからあまり手を触れないで、そっと眺めて楽しむのがいいと思います。
本当に目が洗われるほどの美しさですよ。

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