絵画の良さは言葉に出来ない

  • 2016.11.11 Friday
  • 09:52

JUGEMテーマ:アート・デザイン

先日友人と飯を食ったんですが、その友達は漫画好きです。
「殺し屋イチ」とか「カイジ」とか、暗めの世界観の作品が好きな奴です。
私も漫画が好きなので、一緒に飯を食った時はよく盛り上がります。
その話の延長で、絵の話になりました。
友達は漫画は好きなんですが、絵そのものに興味があるわけではありません。
対して私は絵が好きです。
漫画でもイラストでも絵画でも。
友達と話しているうちに、自然と自分の好きな画家の話をしました。
でも相手は絵に興味がないので、「絵画の何がええの?」と聞かれたたんです。
色々と説明しましたが、いまいちピンと来ない様子。
そして「ほなピカソの良さとか分かるんか?」と聞かれました。
いいえ、はっきり言って分かりません。
でも悔しいのであれこれと理屈を付けて説明すると「お前絶対分かってないやろ(笑)」と見抜かれました。
この時思ったんですが、絵画の良さってすごく説明しづらいんですよね。
音楽は聴く人が多いので、あれこれと言っても共感してくれることが多いと思います。
その友達も音楽はよく聴くので、相手が興味のないミュージシャンの話をしても、それなりに理解してくれます。
でも絵画となるとダメなんです。
ピカソだろうがゴッホだろうが、「何がええの?」と返されると、上手く説明できません。
本来絵画の良さなんて言葉にできないものだと思うんですが、でも何も答えられないというのは悔しいものです。
「いいと思ったからいい」
この一言で終わるんですが、それだとなんだかなあ・・・・と思ってしまって。
でも改めて問われると、絵画の良さって本当に説明しづらいです。
私はゴッホが好きなんですが、説明だけならいくらでも出来ます。
うねるようなタッチが凄いとか、原色を重ねた鮮やかな色合いとか。
それに絵具が盛り上がっているので、立体的に見えるとか。
じゃあ他の画家が同じように描いたら、ゴッホのようになるのか?
そんなわけありません。
ゴッホ風に描くことは出来ても、ゴッホと同等の絵にはならないでしょう。
ならゴッホのどこが凄いのか?
情熱?魂?生き様?
・・・・どれも上手く絵の説明に繋がるものではないように思います。
絵って言葉よりも遥かに抽象的で、だから全てを言葉で説明するなんて無理です。
そもそも言葉にできないものが絵なのであって、一から十まで言葉で説明できる絵があったとしたら、それは面白くない絵だと思います。
写真のようにリアルな絵なら、「まるで写真みたいにすごいねん!」と言えるんですが、ゴッホやピカソの絵はそうではありません。
やっぱり言葉に出来ない部分があって、それこそが魅力でしょう。
結局友達に絵画の良さを分かってもらうことは出来ませんでした。
別に絵画の楽しみは共有するものではないので、納得してもらえなくても問題ありません。
でも問われて何も答えられないのは、本当に良さを理解しているのか?ってことにもなります。
漫画でも小説でも映画でもそうだけど、悪い部分は口にできるのに、褒めるとなると難しいものです。
人は良いと思うものにこそ、言語を求めないのかもしれませんね。
言葉という形を持たせず、あえて抽象化しておきたい。
臭い言い方かもしれないけど、そこにロマンがあるような気がします。

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