才能を育む土壌

  • 2017.07.05 Wednesday
  • 08:42

JUGEMテーマ:アート・デザイン

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

北斎は海外でも認められる大芸術家です。
同じ浮世絵師なら歌川広重や歌川国芳もいいですね。
とくに国芳は好きです。
江戸時代にあの絵は斬新すぎます。
今見てもすごくカッコいいんですよ。
現代の漫画って、浮世絵にルーツがあるんですよ。
鳥獣戯画なんかも漫画のルーツでしょうね。
狩野派のように美しく高尚なものとは対照的です。
もちろん円山応挙や伊藤若冲も好きです。
惚れ惚れするほど美しいですから。
それに面白い絵も描きます。
若冲の絵だと、緻密に描かれた鳥の絵よりも、猫がたくさんいる絵や、デフォルメされた象の絵が好きです。
水墨画もいいですね。
でもやっぱり北斎には敵わないと思います。
広重にしろ国芳にしろ、北斎ありきの絵です。
芸術って今までにない価値を創造することです。
人が出来ることを、人より上手くやることじゃありません。
それはそれでもちろんすごいんだけど、そういう人は優秀というのであって、天才とは違うように思います。
ただただクオリティを求めるよりも、下手でもいいから今までにないものを生み出そうとする気持ちの方が大事でしょう。
テレビゲームの黎明期、今では考えられないような作品がありました。
「いっき」なんかその代表でしょう。
あの時代、クオリティよりも、「思いついたらやってみる!」精神の方が重要だったんだと思います。
その中で色んなものが生まれ、淘汰され、良質なものだけが生き残りました。
でもそれって、良いも悪いもやってみた結果です。
「いっき」は斬新なゲームですが、ドラクエやマリオのようなヒット作にはなれませんでした。
だけど「いっき」や「たけしの挑戦状」のようなゲームを受け入れる土壌があればこそ、その中から名作が出てきたはずです。
黎明期は一番面白いです。
そこから時代が下がると、どうしても定番や王道というのが出来てしまって、その道から外れるのは勇気が必要になります。
それにクオリティが低いと相手にされないだろうし。
「こうすれば上手くなる」とか「こうすれば良質になる」という方法が発見されるのはいいことです。
だけど創作に求められるのって、既存の価値観の破壊です。
守りに入ったら最後、そこにはお金と安寧を求める人達が集まってきます。
今私たちが見ているのって、ただの結果です。
ドラクエもドラゴンボールも、ものすごい大ヒット作品だけど、そこに至るまでの経緯はあまり重視されません。
ドラゴンボールがすごいのは、鳥山明先生という天才が作ったから。
それはみんな知っています。
だけどもしもあの時代じゃなければ、果たしてドラゴンボールはヒットしたのか?
大きな才能や斬新なアイデア。
それらを成功に導くのは、作家だけの力では無理です。
才能を受け入れる環境も重要なんです。。
今の時代、個人が頑張ってどうこう出来る世の中ではないように思います。
景気がよかった時代のように、努力次第で成功が掴める社会ではありません。
芸術にしろ商売にしろ、才能は絶対に必要です。
だったらその才能を育んだり、受け入れたりする土壌の方が、もっと重要かもしれませんね。

 

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>

GA

にほんブログ村

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM