赤いあいつ レッドマンこそ人類の味方

  • 2017.07.13 Thursday
  • 08:07

JUGEMテーマ:特撮

レッドマンという特撮ヒーローがいます。
ネットでは有名なので、ご存じの人も多いかもしれません。
どうして有名になったのかというと、あまりに残虐な戦いをするからです。
レッドマンの武器はパンチ、キック、レッドナイフ、レッドアローです。
他にも必殺技を持っていますが、このいずれかで怪獣を倒します。
放映時間の都合上、細かいストーリーや説明は一切ありません。
いきなり怪獣との戦闘から始まります。
どんな戦い方をするかというと、とても簡単。
「ボコってから刺し殺す」
まず徹底的にパンチやキックを浴びせます。(この時点で絶命する怪獣もいます)
そして弱った所にレッドナイフやレッドアローでトドメを刺すんです。
その刺し方がかなりエグイです。
ヒーローらしからぬ、とてもシンプルで無駄のない動きで刺すんです。
必殺技を叫びながら、眩いエフェクトなんてありません。
しっかりと武器を構え、相手に突進して、体重を乗せて刺します。
刺すというより刺殺です。
それも一回では終わりません。
徹底的に刺します。
怪獣が息絶えるまで何度でも。
そして倒した後でも、まだ戦いは終わりません。
ちゃんと死んでいるかチェックするんです。
複数の怪獣を倒した時は、一匹一匹ちゃんと確認して回ります。
ファンの間ではレッドチェック(死亡確認)と呼ばれています。
だけどレッドチェックはまだいい方です。
酷い時なんか、すでに絶命した相手を、レッドアローで串刺しにします。
それもレッドアローが曲がってしまうほど。
もっと酷いのもあります。
倒した怪獣を引きずっていき、谷の上から投げ落としたことあります。
通称レッドフォールです。
冷酷です、徹底しています、怖いです。
だけど設定上では「平和を愛する男」となっています。
「どこがやねん!」とツッコミたくなりますが、実はその通りのヒーローなんですよ。
というのも、レッドマンって絶対に市街地では戦わないんです。
戦闘はもっぱら岩場とか荒野です。
ゆえにレッドマンによる人的被害はゼロです。
どんなに激しく戦おうと、人間の街は壊されないし、人間は死なないですむんです。
他の巨大ヒーローは平気で市街戦をやります。
怪獣を止める為とはいえ、未だ人が残っている場所でも戦います。
街も壊れるし、人も死にます。
こう言ってはなんだけど、ウルトラマンは確実に何人か人を死なせているはずです。
もちろん故意ではないですが、犠牲者はいるでしょう。
なんたって市街地で怪獣とどつき合うんですから。
それに比べてレッドマンは、決して市街戦をやりません。
下手に戦えば余計に被害が大きくなるからです。
だから怪獣が街から出てきたところ、もしくは街へ向かう前に仕留めていることになります。
怪獣には容赦ないけど、人間には優しいんですよ、レッドマンは。
平成に入ってからのウルトラマンは、怪獣と共存だとか、悪くない怪獣は殺しちゃいけないなどと言っています。
ハッキリ言いましょう、ちゃんちゃらおかしいです!
例えば現実の世界で考えてみて下さい。
アライグマをよく知らない人は、「アライグマ可愛い」と言います。
しかしいざ日本に定着し、悪さを働こうものなら、途端に「駆除しろ!」に変わります。
怪獣も同じです。
「優しい怪獣かもしれない」とか「共存できるかもしれない」とか、理想を言うのは簡単です。
しかし少しでも人的被害が出れば、「怪獣殺せ!」に変わるでしょう。
自分にとって痛みがないから「怪獣を守れ」などと言うわけです。
もし人間に被害が及んだ時、怪獣を守ろうとしたウルトラマンは真っ先に責められるでしょう。
「甘っちょろいヒューマニズムなんてふりかざさずに、とっとと倒しておけばよかったんだ!」と。
その時ウルトラマンは、いかに人間が勝手な生き物か痛感するでしょう。
「怪獣を守れと言ったのは人間だろう・・・・」と。
ヒューマニズムを考慮していては、怪獣と戦えないですよ。
現実の世界でも一緒です。
ハンターほど熊の怖さを知っています。
山の中で暮らしている分にはいいんですよ。
だけど市街地に出てきたら「ズドン!」と仕留めるわけです。
レッドマンも同じです。
自ら怪獣の星に乗り込んで、怪獣を絶滅させようとはしません。
あくまで地球にやってきた怪獣を仕留めているだけなんです。
レッドマンの頭の中には、過去一万年分の怪獣の引き起こした事件、および怪獣の名前が記憶されています。
その膨大なデータによって、「怪獣は地球にとって脅威となる」と判断したわけです。
人間は怪獣のことを知りません。
だけどレッドマンは怪獣のことを知り尽くしています。
どちらの判断が正しいか、火を見るより明らかです。
仮に人類に友好的な怪獣がいたとして、地球で共存したとしましょう。
しかしそれは、地球の環境にとってはいいことなのか?
人は食べられないからいいけど、その他の生き物にとっては大迷惑でしょう。
もしも地球に人類以上の高等生物がいたとして、私たち人類はそれに従う立場だとしましょう。
ある日、他所の星から怪獣がやって来て、地球に住むことになりました。
その怪獣は高等生物には友好的だけど、人類のことは餌にしてしまう。
だけど地球を仕切る高等生物が許可した以上、私たちは餌になることを我慢しなければなりません。
そうなったらたまったもんじゃありませんよ。
怪獣が地球に住んでいいかどうかは、人類に友好的かどうかだけで決められないんです。
この辺も含めて、レッドマンは怪獣を退治するかどうか決めているんでしょう。
なんたって過去一万年分の怪獣のデータがあるんですから。
一見すると残酷なレッドマン。
一見すると優しい平成ウルトラマンたち。
でもそれは表面上の姿かもしれません。
どちらがより人類にとってありがたい存在か?
レッドマンこそ人類の味方です。

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