羆の怖さ

  • 2018.01.18 Thursday
  • 14:28

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三毛別羆事件という有名な獣害事件があります。
立ち上がると3メートル50センチ、体重は380キロという巨大羆が村を襲いました。
小説にもなっているし、テレビで再現ドラマをやったりもしているので、知っている人も多いかと思います。
他にもワンダーホーゲル部が羆に襲われた事件があります。
逃げても逃げてもしつこく追跡してきて、凄惨な事件へと発展してしまいました。
三毛別でもワンダーホーゲルの事件でも、羆はある共通した習性から人を襲い続けました。
それは獲物に執着するという習性です。
羆は一度手に入れた獲物は自分の物だと思っています。
三毛別の事件では、その習性を利用して羆をおびき寄せ、銃で仕留めようとました。
ワンダーホーゲル部の事件では、食料の入っていたリュックを取り返してしまったが為に、羆に追跡されることになります。
羆はとにかく鼻が良いので、逃げても逃げても追いかけてきます。
大きな音や声で威嚇しても、逃げ出すのは最初だけ。
何度もやっていると慣れてしまうので、追い払うことも難しくなります。
また最近では火を怖がらない個体もいるそうです。
クマよけのスプレーは下手をすると自分がダメージを受けることもあるそうです。
人に慣れた羆の場合だと、クマよけの鈴の音に引かれて、逆に寄ってくることもあるんだとか。
そして当然のことながら死んだフリも通用しません。
熊は死肉も漁るので、死体はご馳走でしかないからです。
また同じ熊でも、ツキノワグマと羆ではかなり習性が異なるようです。
ツキノワグマは草食寄りの雑食性、羆は肉食寄りの雑食性です。
なのでツキノワグマの方が大人しく、羆の方が獰猛とされています。
ツキノワグマも人を襲うことはありますが、それは子熊を守る為とか、危険を感じて身を守る為だそうです。
食べる為に人を襲うことはないそうですよ。
しかし羆の場合、空腹だと人を襲って食べることがあるそうです。
上に書いたクマよけの鈴も、ツキノワグマには有効ですが、羆だとかえって危険なのはそういう意味からです。
そして獲物に対する執着性がすごいのも羆です。
走りが速く、泳ぎも得意です。
もし狙われた場合は、リュックの中の持ち物などを落として、羆の気を逸らしながら後退するのがいいそうです。
決して背中を見せて走ってはいけません。
追いかけてくるからです。
だけどダメだって分かっていても、もし遭遇してしまったら、落ち着いて後退するのは難しいでしょう。
動物園でもサファリパークでも羆は見ることが出来ます。
あれ、すごい迫力ですよ。
もし山の中で出会ってしまったら、パニックになるなという方が難しいと思います。
羆って銃を持っても勝つのが難しいそうです。
よっぽど熟練したハンターならともかく、素人や経験の浅いハンターだと、銃を使っても返り討ちに遭うこともあるようです。
というのも、羆はとても頑丈である為、正確に急所を射抜かないと倒れないそうです。
下手な所に当てたら、かえって怒らせてしまうだけ。
またショットガンではなくライフルでないと仕留めるのが難しいと言われています。
理由は銃の射程距離です。
ショットガンの弾はそう遠くまで飛びません。
有効射程は50メートルと言われています。
しかも羆を撃つ場合は威力の高いスラッグ弾(一粒弾ともいいます)を使う必要があるので、ショットガンのメリットである弾の拡散が使えません。
羆の足は最大速度で時速60から70キロ。
となるとショットガンの射程距離だと、仕留めるチャンスは一発程度ということになります。
もし外してしまったら、3秒くらいで間合いを詰めてくる計算になるからです。
羆を撃つ場合は、射程距離の長いライフルじゃないとほぼ無理なんだとか。
私は登山が好きですが、羆のいる山には登りたくありません。
ツキノワグマでも充分怖いのに、羆のいる山に登る人はよくなるなと感心します。
よほど経験のある人ならいいけど、私はそうじゃないのでいきなり素人だけで登る気にはなれません。
自然は美しいし癒されるけど、それと同等の危険がありますね。

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