ヒトラーの絵

  • 2018.05.10 Thursday
  • 16:00

JUGEMテーマ:芸術

ナチスドイツの総統アドルフヒトラーは、若かりし頃は芸術家を目指していたそうです。
第一志望は画家だったそうですが、美大の面接で落とされています。
風景画は得意だったそうですが、人物がが苦手な為、課題である人物の絵を提出しなかったからです。
そしてその風景画なんですが、上手いと言う人もいれば下手と言う人もいます。
私など素人の目から見ると上手いんですが、でも確かにバランスが崩れているかなという印象はあります。
ただ自分があそこまで描けと言われたら無理なので、偉そうなことは言えません。
しかし美大へ行こうという人はとにかく絵が上手いので、そういう人からすれば下手に見えるのかもしれません。
ヒトラーは写実画を描いていました。
写実画は読んで字のごとく、写実的じゃないといけません。
目の前の景色と絵の間にズレがあるとマイナスになります。
もちろん自分なりの個性を出すのは良いんですが、それはあくまで基本的な技術がしっかりしていればの話になります。
この辺が印象画や抽象画とは異なるところです。
私は写実画はそこまで好きではありません。
写真が登場した現代となっては、そこまで大きな意味があるとは思えないからです。
けどアニメや漫画の現場では、写実的に描く技術は必ず必要です。
でないと作画崩壊とネタにされる羽目になってしまうでしょうから。
自然風景はまだしも、建物などの人工物が並んでいる場所では、適当な描写はすぐにバレてしまいます。
写実画というものにどこまで芸術性を求めるかって難しいです。
そもそも見たままが基本である写実画の中で、自分なりの個性を発揮させるのは至難の業でしょう。
ヒトラーの絵は美大の面接官には太鼓判を押してもらうことは出来ませんでした。
プロから見ると足りない物があったってことなんでしょう。
二度目の試験も落っこちて、その際には建築家になることを勧められています。
しかし義務教育を修了していなかったヒトラーは建築家になる夢も諦めるしかありませんでした。
(建築家になるには義務教育修了が条件だったそうです)
もしもヒトラーが芸術家になることが出来ていたら、ナチスの総統になることはなかったでしょう。
けどそうなると別の誰かが代わりをやっていたかもしれません。
JINっていうドラマの中で、勝海舟がこんなセリフを言っていました。
竜馬が行方不明になった時、「アイツがいないなら別の人間が代わりをやるだけ。オイラはそんなもんだと思うぜ」と。
人が時代を創るのではなく、時代が人を動かしているだけだとしたら、必ずしもこの人間じゃなくていいってことなんでしょう。
ちょっと話が逸れましたが、写実画の評価ってほんとに難しいと思います。
印象画は絵に対する知識がなくても、けっこう良い悪いって分かるものなんです。
見た人にどういう印象を与えるかって絵なので、パッと見て分かりやすい部分があるからです。
抽象画はなんというか・・・・私には分かりません。
もしヒトラーが写実画じゃなくて、印象画や抽象画を描いていたなら、もしかすると芸術家として認められていたかもしれませんね。

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