特撮物の怪獣やヒーローの大きさはプロが考え抜いたもの

  • 2018.05.27 Sunday
  • 13:38

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巨大な怪獣やヒーローが出てくる特撮物の魅力は、なんといっても巨大な者同士の戦いです。
人間を遥かに超える巨体がぶつかるのは、なんとも言えない迫力と爽快感があります。
しかし難しいのはどれくらいの大きさにするのかってことです。
初代ゴジラの身長は50メートル。
しかし最新作のシンゴジラでは120メートルに近いほどの身長になっています。
これはゴジラシリーズ最大です。(アニメの怪獣惑星を除く)
なにもいきなりここまで大きくなったわけではありません。
今までのシリーズで少しずつ大きくなっていきました。
逆に縮んだこともあります。
100メートルからまた初代なみの50メートルくらいに。
初代ゴジラが産声を上げた時代、高い建物はそうたくさんありませんでした。
しかし高度経済成長を経てあちこちに高層ビルが並ぶようになると、50メートルでは大きさが伝わりにくくなります。
人間が街を発展させるのと同時に、ゴジラも身長を伸ばしたわけです。その大きさを伝える為に。
これはゴジラだけに見られる現象ではなく、ガメラやウルトラマンも同じです。
シリーズを追うごとに巨大しています。
ガメラも最初は60メートルくらいしかなかったんですよ。
ゴジラと同じく、高いビルが少ない時代に生まれたからでしょう。
ウルトラマンも同様で、もし今の時代に誕生していたら、初代ウルトラマンの身長は100メートルを超えていたかもしれません。
けどなんでも大きくすればいいってわけじゃありません。
大きすぎるとかえって迫力が伝わりにくいんですよ。
ゴジラやガメラを超えるような巨大怪獣はいくらでもいるけど、あまり大きいとピンとこないんです。
例えばウルトラマンティガに出てきたガタノゾーアという200メートル級の怪獣はとても巨大に感じました。
まるでティガが子供に見える大きさでしたからね。
けど後のシリーズだと大きさが数キロもあるような怪獣も登場します。
これだとウルトラマンは小人のようになってしまい、数キロの巨大怪獣からすると、ウルトラマンも人間も変わらないほどの大きさになってしまいます。
大きいはずのウルトラマンが小さく見えることで、巨大怪獣の大きさが伝わるかというと、必ずしもそうではないと思います。
ガタノゾーアくらいの大きさであれば、ウルトラマンとの比較で大きさを体感しやすいです。
しかし数キロだの惑星クラスだのといった巨体になってしまうと、その巨大さを体感しにくいものです。
基本的には大きい方が強いわけで、もし○○と○○が戦ったら?という議論でも、体格と体重はとても重要なファクターです。
小さいと強さが伝わりにくくなってしまうからです。
小さすぎてもいけないし、大きすぎてもいまいち伝わりにくい。
ヒーローや怪獣の大きさの設定はとても難しいものだと思います。
色んな特撮物があって、数多くのシリーズがあって、けどだいたいの場合は50〜100メートルの間で統一されているようです。
それくらいの大きさが見ている人に一番伝わりやすいのでしょう。
そういえばスカイダイビングよりもバンジージャンプの方が恐怖を感じると聞いたことがあります。
理由はスカイダイビングの方が高すぎて、いまいちどれほどの高さにいるのかピンと来ないからだそうです。
逆にバンジーでよくある30メートルくらいの高さが、人がもっとも恐怖を感じる高さだと言われています。
実際の高さと、人間が感じる恐怖の度合いは比例しないってことです。
これは特撮物にも同じことが言えるでしょう。
人がその巨体を見上げた時、あまりに巨大すぎるものはやはり伝わりにくいんだと思います。
30メートルの高所でもっとも恐怖を感じるように、50〜100メートルくらいの大きさがもっとも巨大さを感じるんだと思います。
巨影都市ってゲームには様々な怪獣やヒーローが出てくるんですが、この中でもっとも大きいのはゴジラシリーズです。
けど体感的に大きいと感じたのは、50メートル級のウルトラマンや、80メートル級のエヴァンゲリオンです。
ゴジラやキングギドラは大きすぎて、近距離だと全てを見渡すこと出来ません。
だから全身を見る場合は距離を取る必要があるんですが、そうなると今度はその巨体の為に、景色の一部というか、なにか大きな現象が起きているとしか感じにくかったりします。
もちろん巨大だということは充分に伝わります。
けどもしこれ以上大きかったらと思うと・・・果たして素直に大きいと感じることができるかどうか。
巨影都市に登場したゴジラは90年代のデザインなので、大きさは100メートルくらいでしょう。
だからやはりこれくらいの大きさが、巨大さを体感できる限界なんだと思います。
小さすぎても大きすぎてもその迫力は伝わらない。
特撮における怪獣やヒーローは、見る側の心理や体感まで考慮した上で、いかにすれば迫力が伝わるかを考え抜かれたものです。
特撮の巨大生物や巨大メカを大きいと感じられるのは、プロの知恵や努力の賜物ですね。

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