花の慶次が残した言葉 風流せい風流せい

  • 2018.08.20 Monday
  • 10:55

JUGEMテーマ:写真

 

 

 

 

 

花の慶次〜雲のかなたに〜という漫画があります。

前田利家の甥、前田慶次郎を主人公にした作品です。

かなり脚色されていますが、とても面白い漫画です。

慶次は何よりも傾くこと(変わったことをして目立つこと)、そして風流を好みました。

 

 

 

 

 

 

 

ラストのシーンで「風流せい風流せい」ってセリフを言うんです。

もはや合戦の時代は終わり、武力の代わりに権威とお金が支配する時代がやってきます。

天下は太平となり、そのあとは250年以上続く江戸時代となるわけですが、慶次は傾くことをやめ、風流だけを愛しました。

太平の世で傾いてもピエロにしかならないことを知っていたからでしょう。

常に命の危険がある時代だからこそ、型破りな傾奇者が愛されました。

なぜなら命懸けで遊んでいるからです。

本気でふざけているから面白いんですよ。

平和な世の中になって、慶次が残したのは風流だけ。

今はどうでしょうか?

情緒のある建物、風情のある庭。

そこに価値を見出す人は少なくなり、代わりに型破りなことをして注目を集める傾奇者が人気を得ている時代です。

平和な中で傾いてもピエロにしかならないのに・・・・・。

人は退屈を持て余すとロクなことをしません。

傾奇者だった慶次が傾くことを捨て、どうして風流だけ残したのか?

情緒のある建物、風情のある庭に来ると分かるような気がします。

こういう場所で風流すれば、暇を持て余した人たちがロクなことをしなくなるからだと思いました。

争いの中の争いも恐ろしいですが、平和の中の争いも等しく恐ろしいです。

下らないことを考える暇があるなら風流せい。

アトラクションがなくても、強い刺激がなくても、歴史ある文化にはそれらには代えられない価値があります。

平和の中で退屈に蝕まれていく人の心を、悪い方へ向かわないように止めてくれる。

退屈する暇があるなら風流せい。

もし花の慶次が今の世の中を見たらそう言うかもしれません。

 

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