閉鎖的な状況が暴力を生む

  • 2018.09.07 Friday
  • 12:56

JUGEMテーマ:社会の出来事

パワハラや暴力行為が話題になっているスポーツ界ですが、どうしてここまで問題になるのか?
以前の記事では戦前の軍隊教育を引きずっているのが問題だと書きました。
でもそれだけじゃありません。
暴力行為が行われる時って閉鎖的な状況であることが多いんだと思います。
スポーツの練習場は誰でも入れるわけじゃありません。
外から隔離された閉鎖的な状況です。
要するに閉じられた空間なわけで、そこで行われたことは内部告発でもしない限りは外へ漏れないということです。
閉鎖的な状況の中で優先されるのは法律ではありません。
監督、コーチなど、力のある者たちマイルールです。
例えばブラック企業が似たようなものじゃないでしょうか。
会社の中は外から隔離された空間です。
だから法律よりも経営者のマイルールが優先され、たとえ犯罪行為であっても外に漏れない限りは許されることになってしまいます。
DVやイジメも同じでしょう。
家庭内、学校の中、悪さをしてもいくらでも隠蔽のしようがあります。
閉じられた空間の中で力を持つ者は、その空間の中では絶対的な権力者になります。
半径数メートルから数十メートルの独裁国家を築くことが出来るわけです。
歴史上には残虐な独裁者がたくさんいますが、それに似た小規模な独裁状態はあちこちで起きているのだと思います。
バレなきゃ何をやっても構わない。
だからバレそうになった時は必死に否定します。
閉鎖的な状況が壊れてしまったら、独裁者は終わりです。
マスコミが来て、野次馬も来て、SNSで拡散され、完全にオープンな状況に早変わりするからです。
そして小さな世界の独裁者ほど、世間に晒された時は気弱にうろたえているように思います。
だってもうマイルールが通用しないんですから。
そこから先は法律の世界であり、世間からの厳しい批判が待っています。
私は思います。
気の弱い人間に力を持たせるとロクなことにならないと。
ソ連のスターリンは少しでも自分の地位を脅かしそうな人がいると処刑したそうです。
カンボジアのポルポトは大人という大人を虐殺しました。
経験や知識が豊富な大人はいつ恐ろしい敵になるか分からないからです。
ゆえに知識人から先に殺していきました。
二人共ものすごく気が弱いのです。
自分の不安を解消する為に処刑だの虐殺だのをされたらたまったものじゃありません。
でもそこまでじゃなくても、小規模な独裁者は至るところにいて、似たようことをやっています。
自分の権限を振りかざして脅したり、従わない者には暴力を振るったり。
全て閉鎖的な状況が生み出しているんだと思います。
上に書いたポルポトも、始めのころは優秀な指導者と思われていたそうですよ。
けど国内の事情が明らかになると、世界中から一気にバッシングを受けました。
最期はベトナム軍が侵攻してその独裁を終わらせています。
権力を持った人間は、見えないところで何をしているか分かりません。
だからスポーツ界はもっとオープンにする必要があると思います。
家庭を全てオープンにするのは難しいです。
DVを無くす為とはいえ、全てを曝け出せばプライベートも何もあったもんじゃなくなるからです。
学校のイジメを無くす為に全てをオープンにすることも難しいです。
いつどこから変質者が入って来るか分かりません。
でもスポーツの世界はそうではないはずです。
練習はプライベートではないし、変質者がやって来てどうこうということもないでしょう。
仮にやって来たとしても、鍛えられた人が大勢いる場所なんだから、下手なことをすれば返り討ちに遭うだけでしょう。
閉鎖的な状況が改善されない限り、小規模な独裁はなくならないでしょうね。

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