ナックルを返さずにパンチを打つ!不合理なようで合理的な江戸時代のパンチ

  • 2018.09.12 Wednesday
  • 14:42

JUGEMテーマ:格闘技全般

もし現代で喧嘩が起きたらどう殴るか?
おそらくボクシングのようにナックルを返して殴るでしょう。
ナックルを返すっていうのは、殴る瞬間に手首をひねるってことです。
そうすると手の甲が上になります。
指の付け根のゴツゴツした部分が相手に当たるわけなのでかなり痛いです。
でも江戸時代の喧嘩はそうではなかったようです。
昔の絵には拳を返さずに殴るような描写があるそうです。
構えもボクシングのような感じじゃなくて、手の甲が相手の方に向く感じです。
しかも拳をかなり高い位置に構えます。
現代だと顔を守るように構えるけど、昔は顔より高い位置に拳を構えていたみたいです。
そしてそのまま殴る!
ナックルを返さずにカナヅチのように打ち下ろしたんじゃないかと言われています。
正直言ってこの殴り方じゃ威力は出ません。
なぜならほとんど腕の力だけで殴ることになるからです。
しかもナックルを返さないから、当たった瞬間に力を込めることも出来ません。
ものすごく不合理です。
でもこれ、わざと不合理にしていたんじゃないかと思います。
例えば世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲは、仲間同士で本気の喧嘩をすることは少ないそうです。
なぜなら本気で戦うとどちらかが大怪我をしたり命を落としたりするからです。
でも喧嘩をまったくしないわけじゃありません。
ならどうするか?
レスリングをするんだそうです。
普段は四足歩行だけど、この時だけは後ろの二本足で立ち上がります。
そしてお互いにとっ組み合うんです。
要するに力比べをしているわけです。
そしてレスリングに負けた方が引き下がります。
こういう喧嘩ならお互いに傷つくことはありません。
爪が鋭いので引っかき傷くらいは出来るかもしれませんが、硬い鱗で覆われているので大怪我はしないでしょう。
本気で相手を傷つけずに勝敗を決める。
なぜなら同族同士で殺し合っても意味がないからです。
江戸時代の喧嘩ってこれと同じだったのかもしれません。
空手やボクシングのような殴り方だと本気で傷つけてしまいます。
それこそたった一発のパンチで死ぬことだってあるんです。
それを避けるためにあえて不合理なパンチの打ち方をしたんじゃないかと思います。
殴るのは殴るけど、本気で痛めつけるほどじゃない。
そして勢いに負けた方が大人しく引き下がると。
そもそも江戸時代は刃物の携帯が許可されていたはずです。
刀は無理だけど、短刀なら誰でも持ってよかったそうですから。
マジでやり合うなら短刀を抜くでしょう。
でもそこから先は殺し合い。喧嘩じゃありません。
お互いが本気で傷つかない喧嘩で治めるには、傷つけない程度のパンチで戦う。
そう考えると、この不合理なパンチも合理的に思えてきます。
時に戦いは避けられないもの。
けど本気で傷つけ合うのはよくありません。
だったら本気で傷つかない方法で戦う。
スポーツの原点がまさにこれです。
オリンピックって元々は代理戦争なんですよ。
今のオリンピックは違うけど、古代のオリンピックは死者や流血のない戦争なんです。
平和な方がいいに決まってるけど、争いはゼロにはならない。
江戸時代の人たちがコモドオオトカゲのレスリング的な意味で不合理な殴り方をしていたなら、それはとても合理的なパンチの打ち方だと思います。

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