時代の中に埋もれてしまった強力なゾイド オルディオス

  • 2018.09.21 Friday
  • 14:38

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

昨日はゴジュラスギガのことを書きました。
強いけど強いと思ってもらえにくい。
だからオルディオスと重なって見えると書きましたが、今日はそのオルディオスについて書きます。
オルディオスは旧大戦の末期に開発されたペガサス型のゾイドです。
開発目的は対ギルベイダー用です。
当時最強の共和国ゾイドであったマッドサンダーをいとも簡単に切り裂いてしまう化物のような強さのギルベイダー。
マッドに負けないほどの体格に、マッドを掴んだまま飛び上がるほどのパワー。
マッハ4で飛行して単機での大気圏の離脱と突入が可能。さらに無補給での大陸間の往復も可能。
最大の目玉武器あるビームスマッシャーは、デスザウラーの荷電粒子砲を完全に無効化してしまうマッドのシールドが紙切れのように切り裂きます。これを四つも装備しています。
飛行型でありながら重武装、重装甲で、しかも戦闘モードの切替で陸戦もこなします。
地上で戦ってもマッドを倒したことがあるほどで、キングゴジュラスを除けばこいつも充分にチートです。
こんな怪物に対抗するべく生み出されたのがオルディオスです。
対空攻撃が苦手なマッドに代わり、空戦においてギルベイダーを倒すことを期待されていました。
その性能は非常に高く、飛行速度はマッハ3.5。空戦と地上戦の両方が可能で、武装も強力です。
デスザウラーの重装甲でも貫通するほどのグレートバスターなるビーム砲を二門。
さらには接近戦用の武器として、ユニコーンのような一本角のサンダーブレードを備えています。
飛行速度、装甲、火力の面ではギルベイダーに劣りますが、俊敏性はオルディオスが上回ります。
正面からの戦いだと不利になりますが、その俊敏さを活かして翻弄し、隙をついて攻撃を叩き込めば勝機はあると言われていました。
しかし実際は大きな戦績は残せていません。
超優秀なパイロットが相討ち覚悟で一機のギルベイダーを落としただけです。
本当に相討ちになってしまったので、オルディオスも撃墜されています。
しかし当時無敵を誇っていたギルベイダーを沈めたのは大きな前進です。
共和国はオルディオスを500機配備したと偽の情報を流し、帝国側はこれを真に受けてしまいました。
これ以上のギルベイダーの損失を恐れ、前線から徹底させることにしました。
相討ちに終わった戦いだったけど、そのあとの展開を考えれば、これはオルディオスの勝利といえるでしょう。
なにせ初めてギルベイダーを撃墜したのですから。
しかし帝国側はすぐに手を打ってきました。
対オルディオス用のゾイドとして、ギルベイダーの小型版ともいえるガンギャラドを開発したからです。
小型といってもその戦闘力は非常に高く、大きさ的にもオルディオスとそう変わりません。
なにせギルベイダーは飛行ゾイドとは思えないほどの大型だからです。
ガンギャラドの大きさはオルディオスと変わらない準大型クラス。
しかも武装はオルディオスよりも強力で、飛行速度もマッハ3.7。わずかながらオルディオスを上回っています。
それでいて量産機でもあるので、数の上でもオルディオスに負けません。
さらにギルベイダーより小型ということもあり、俊敏性も高くなっています。
帝国側はギルベイダーをメインにしつつ、ガンギャラドというそれに次ぐ強力なゾイドを有しました。。
こうなってはオルディオスに勝ち目はありません。
総合的に見ればマッドサンダーを上回るであろうオルディオス。
デスザウラーと戦ってもほぼ一方的に勝てるであろう武装と性能。
にもかかわらず、敵があまりに強すぎる為に影が薄くなってしまいました。
それにデザインも賛否両論あるようです。
カッコイイと言う人もいれば、子供っぽすぎるという意見もあります。
そもそもオルディオスが発売された頃ってゾイドの人気が落ちていたんですよ。
ガンダムはBB戦士という低価格で簡単に組み立てられるオモチャを作り、しかも家庭用ゲーム機が普及した始めた時代でもあります。
多くのオモチャは隅に追いやられ、ゾイドもその波に逆らうことは出来ませんでした。
キングゴジュラスで全てを終わらせたのは、いろんな意味で全てをご破産にしないといけなかったのかもしれません。
そしてゾイドは新しい時代に突入します。
デスザウラー、マッドサンダーといったような決戦機という概念は薄れ、代わりにライガー系やジェノザウラー系の中型で高速機動のゾイドがメインになります。
大鑑巨砲主義の終了です。
まるで大和のような巨大戦艦が廃れ、代わりに航空機の時代に突入したかのごとく。
パワーではなくスピードが重視され、決戦機ではなく汎用性の高い機体の量産が重視されるようになります。
仕方ありませんね。どんなにパワーがあってもスピードで負ければ当たらないし、どんなに強い機体でも戦略的に攻めてくる複数の機体には勝てません。
ゾイドの流れは現実の兵器のごとくであり、オルディオスという名機はその流れの中に埋もれていきました。
強いのに影が薄い。
活躍もしたのに認知度が低い。
オルディオスはとても切ないゾイドかもしれません。

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

GA

にほんブログ村

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM