格闘技が日常で力を発揮しないのはとても良いこと

  • 2018.09.26 Wednesday
  • 11:49

JUGEMテーマ:格闘技全般

格闘技の源流は護身と言われています。
そして多くの格闘技の元々の姿は戦場格闘技です。
刀が折れたら?弓矢が尽きたら?
現在の軍隊ではそこまで格闘技に時間を割かないそうですが、昔は違ったのでしょう。
戦場で素手になってしまったらどうするのか?
そのまま素手で戦うしかありません。
戦線を離脱するにしたって、それまでは敵の攻撃にさらされます。
合気道の元になった柔術では、鎧や刀で武装した相手との戦いを想定しています。
だから現代の格闘技から見ると不合理な動きかもしれないけど、戦場ではとても合理的だったはずです。
完全武装した相手にパンチやキックで戦うのは無謀です。
タックルも同じでしょう。
刀や槍を持った相手に接近するのは危険すぎます。
であれば敵の攻撃をさばき、手首をひねったて投げたり、組み伏せてしまった方が戦いやすいと思います。
グランドに持ち込まれると、敵は簡単に起き上がれません。重たい武装が逆効果になってしまうからです。
そこで相手の武器を奪い、トドメをさす。
そのあとは奪った武器で戦えばいいだけです。
やがて時代は太平となり、戦は縁遠いものになりました。
でも格闘技は廃れません。
日常においても危険はいっぱいあるからです。
誰かに襲われた時、何もできないままではやられてしまいます。
武器を携帯していればいいけど、そうじゃないならやはり素手での応戦になります。
だから江戸時代でも柔術は活躍したそうですよ。
けどどんな格闘技でも護身になりえます。
ボクシングでも空手でも柔道でも。
喧嘩に強い格闘技は当然身を守る手段としても有効です。
でも現代では法律という壁があるので、いくら護身の為とはいえ、格闘技で身を守るのはデメリットがあります。
その場の戦いでは勝利しても、あとから警察のご厄介になったりとか。
右ストレートで顎を砕いてしまったとか、上段蹴りで頭蓋骨にヒビを入れてしまったとか、背負投げで脊椎を損傷させてしまったとかになれば過剰防衛です。
合気道や少林寺拳法の場合でも、護身の為に自由に腕を振るうことは出来ないでしょう。
投げ技も関節技も、加減を間違えれば大怪我をさせてしまうからです。
よほどの熟練者でもない限り、互いで無傷で取り押さえるのは難しいと思います。
格闘技をやれば身を守れるけど、法律がある以上は簡単に手は出せません。
一番必要なのは、応戦してもいいのかどうかを判断す能力ですが、それこそ普通の人には無理です。
警察官でさえ犯人を取り押さえる時になるべく怪我を負わせないようにしています。
本気で応戦してもいいのは、相手がナイフを持ってるとか、明らかに殺しにかかってくるような時だけでしょう。
警察24時なんかを見ていても、少々手を出されたくらいでは殴り返したりはしていません。
格闘技は護身が源流なのに、それを上手く使うには警察官以上に瞬時に状況を把握する能力が必要なんだから、役立てるのは難しいです。
今、格闘技が生き残るは道は、礼儀作法を教える為とか、趣味で楽しむ為とか、スポーツ競技としてくらいです。
でもきっとそれでいいんでしょうね。
合気道の達人である塩田剛三曰く、「もう合気道が実戦で使われる必要はない。私が最後でいいんだ。これからは和合の道として歩めばよい。」
格闘技が日常で力を発揮するということは、治安が悪化している証拠。
格闘技を身につけても、練習や試合以外でそれを使う機会が少ないのは良いことですね。

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