バトル漫画における強さのインフレ

  • 2018.11.19 Monday
  • 10:42

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

バトル漫画ではどんどん強い敵が出てきますが、ここで打ち止めにしておかないとマズイってこともあります。
最初は車一つ吹き飛ばす攻撃で「強ええ!」ってなるけど、次に出てくる強敵は平気で島一つ吹き飛ばすとかありますからね。
その次は地球を、その次は太陽系を、その次は宇宙を、その次は高次元の支配者みたいな感じで、どこまでいってもキリがありません。
それに能力だってどんどん凄くなっていって、思うだけで何でも出来るとか、望んだことは全て現実になるとか、作者自身が使い用に困るんじゃないかって場合もあります。
何でも出来るってことは宇宙の創造や死者の蘇生や、自分の思い通りの世界を構築するとか、無敵を通り越した万能神です。
もはや誰と戦う必要もありません。
強すぎるがゆえに孤独を感じて寂しいなんてこともないでしょう。
そんな感情さえ何でも出来るならどうとでもなるんですから。
でもバトル漫画では次なる強敵にみんな期待します。
となると際限なく強い奴とか、神様みたいな能力の持ち主を出すしかなくなります。
けど多くの場合、そういった敵は自身の強さや能力を持て余しているように思います。
そしてなぜか遥かに格下の主人公に負けてしまったりと。
ストーリーの進行上、さすがに主人公がやられるわけにはいきません。
でも敵は敵でものすごく強いわけで・・・・。
要するに設定と物語の整合性が破綻してしまうのでしょう。
バトル漫画で強い敵は必須だけど、ここが強さの限界っていう基準はあった方がいいのかもしれません。
最強の弟子ケンイチでは長老が強さの上限でした。
バキなら勇次郎がこれに当たります。
どちらも主人公じゃないのに最強なんです。
でもそうやって強さの上限が決まっていれば、極度なパワーインフレが起こることはありません。
過去に倒された敵だって、強さの上限内であれば強化が可能なので、再登場させることも可能です。
けどこれが上限のない作品だと、過去の敵は負けて終わった弱い敵となり、再登場してもインパクトに欠けます。
そしてまたどんどん強い敵を出し、作者でさえも手に負えないキャラクターとなり・・・・。
何もない完全に自由な状態よりも、何か制約があった方が物事は進めやすいです。
自由は削られるけど、制約を基準としてルールを決めやすいですから。
だから強さの上限が決められている作品って、設定と物語の整合性が取れています。
どんな強敵が出て来ようが、長老や勇次郎には勝てないわけですから、主人公が目指す場所もブレません。
主人公がブレないなら物語だってブレないわけで、バランスがいいんですよね。
漫画はキャラクター、物語、舞台、設定など、色んな要素で成り立っているけど、バトル漫画の場合はとにかく設定と他の要素のバランスが大事なんじゃないかと思います。
でも口で言うのは簡単だけど、実際に作るとなるととても難しいのでしょう。
読者は客観的に見られるけど、作者はなかなかそうはいかないと思います。
自分の中から生まれた作品だから、思い入れがあったり、描きたい事や描きたくない事もあるだろうし。
何より忙しすぎて、仕上げるだけでも相当大変だと思います。
バトル漫画って難しいですね。

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