天才にとっては冬の時代

  • 2018.11.24 Saturday
  • 12:42

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私が子供の頃、ちょうどファミコンが普及し始めた時代です。
それまでのゲームといえばパソコンゲームが主流で、あとはゲーゼンに行ってやるか。
でもパソコンは高価だし、ゲーセンなんてしょっちゅう行けないし。
だからファミコンが登場した時は衝撃的でした。
同じ頃にメガドライブやPCエンジンというハードもありましたが、人気は圧倒的にファミコンです。
今では十字キーと幾つかのボタンで操作するというのは当たり前だけど、それを最初に生み出した任天堂は偉大としか言えません。
そしてファミコンと同時に大人気になったのがマリオです。
そのあとにドラクエやFFが出てくるわけですが、全てファミコンありきの上で成り立ったことです。
後のスーパーファミコンも同じ。
この頃は実に色んなゲームが発売されていたけど、そのほとんどがスーファミのカセットです。
プレステの時代が訪れるまではファミコンの一強だったわけで、こういった黎明期は一番面白い時代です。
名作と呼ばれるゲームも多く、ネットの動画なんかでも未だに人気があります。
天才と呼ばれるクリエイターが多かったゲームの黎明期、でも天才の才能を発揮できる場所を作った任天堂の偉業は、天才よりさらに上です。
漫画で言うなら手塚治虫ですよ。
面白い漫画というだけなら、手塚治虫よりも上の人がいると思うけど、でもそれって手塚治虫が生み出した漫画の手法の上にしか成り立たないものです。
土台を作った人がもっとも偉大なんですよ。
今の漫画家が昔にタイムスリップしたら、逆に今の時代に手塚治虫がやってきたら、今の漫画家と渡り合えるかといえば難しいでしょう。
でも漫画の歴史は手塚治虫以前と以降に分けられるほど変わったわけで、今の漫画は全て手塚治虫という存在ありきです。
だからタイムスリップしてどうこうって比べても意味がありません。
現在は過去の積み重ねですから、部分部分だけ抜き出してもほんとに意味がないんですよ。
最近、私はほとんどゲームをしていません。
まあ当然でしょう、もういいオッサンですから。
もちろん歳を取ったからってゲームをしちゃいけないわけじゃないんだけど、昔よりやらなくなった人の方が多いんじゃないでしょうか。
だから最近のゲーム事情にえらそうに言える立場じゃないんだけど、でもやっぱり昔のゲームの方が面白いなあと思ってしまいます。
映像のクオリティは間違いなく上がりました。
まるで映画かと思うほど綺麗なものもあります。
昔よりも複雑なシステムになってやり込みがいがあったり、操作の自由度が上がったりと、至れり尽せりだと思います。
しかし残念ながら年々ゲームの売上は落ち込み、今はスマホゲームの一人勝ち状態です。
そしてそのスマホゲームすら、黎明期に流行ったゲームのキャラクターが登場します。
今一番流行っているゲームさえも、過去の遺産に頼らないと売上が伸びないというのが現状なのでしょう。
どうしてこんな状況になったのか。
きっとファミコンのような新しい世界を生み出す土台がないからなんでしょうね。
今の時代、才能のあるクリエイターがいなくなったわけではないと思います。
ただそういう人たちが力を発揮できるチャンスや土壌が少ないだけなのでしょう。
いくら天才でも自分一人じゃ何も出来ません。
ゴッホには弟のテオがいたように、宮崎駿監督には鈴木敏夫さんという名プロデューサーはいたように、鳥山明先生には鳥嶋和彦さんという名編集長がいたように。
例え周りから認められていなくても、自分だけは人その才能を理解して、なおかつ活躍出来るような土台がないと、世間を変えるほどの作品は出てこないと思います。
そしてそれが可能なのは、何もかもがごった煮状態の黎明期だけでしょう。
栄枯盛衰。
安定しているように見えても、緩やかに下降を続ける今の時代、天才にとっては冬だと思います。

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