異種格闘技は本気になった方が不利なルールを強いられる

  • 2019.01.19 Saturday
  • 11:39

JUGEMテーマ:格闘技全般

先日、メイウェザーと那須川戦のことを書きました。
体重差は結果に大きな影響をもたらすという記事です。
ではもしルールがキックだったらどういう結果になっていたのか?
こればっかりは想像するしかありません。
那須川選手がキックで圧倒するのか、それともかえってメイウェザーを本気にさせて危険な試合になったのか?
実現していない試合の議論は結論のでないものです。
異種格闘技の一番の問題はルールです。
異なるルールの者同士が戦うんですから、とうぜん一筋縄ではいきません。
みんなが納得するようなルールというのは存在しないからです。
どの格闘技であれ、それぞれのルールの中で合理的に戦えるような技術体系になっています。
もし空手と柔道が戦うことになれば、パンチとキックを禁止にすれば柔道が勝つし、投げ技と寝技を禁止にすれば空手が勝つということです。
ルール一つ変わるだけで、結果もまったく変わってしまいます。
だからなるべく自分に有利なルールで戦いたいわけですが、異種格闘技においては本気になっている方が不利なルールを押し付けられます。
メイウェザーは現役時代にワンマッチ100億とか200億を稼いでいた選手です。
今回の試合は10億という大金ですが、今までの彼のファイトマネーからすればとても安い金額になります。
つまりメイウェザーからすれば、試合を受けるもの断るも、自分の気分次第ということになってしまいます。
もしも100億や200億を用意できたなら、この試合の運営側は自分たちに有利な条件を突きつけることができたでしょう。
けどそんなに払ってしまったらイベントそのものが成り立たなくなってしまう可能性があります。
これはあくまでエキシビション、やってもやらなくてもどっちでもいいというスタンスのメイウェザー。
対して大晦日の目玉として絶対に呼びたい運営側。
となると運営側の方が譲歩しないといけなくなります。
かのアントニオ猪木さんも、モハメド・アリと試合をする直前、とんでもなく不利なルールを突きつけられました。
なんとプロレス技のほとんどを禁止にされてしまったんです。
もし条件が飲めないなら、アリ陣営が試合をキャンセルすると言ってきました。
アリ陣営からすれば、猪木さんとの試合が不意になっても、特に困ることはありません。
しかし猪木さん陣営からすると、この試合を実現させる為にたくさんのお金と労力を使っているわけだから、キャンセルだけはなんとしても避けたい事態です。
結果、猪木さんはとても不利なルールで戦うことになりました。
異種格闘技というのは、名声を得ている人からすると、そこまで旨味のないイベントです。
逆に名声が低い人からすれば、大きなチャンスとなります。
猪木さんは日本やプロレス界では大きな名声を得ている人でしたが、世界的なスターであるアリには及びません。
今回のメイウェザーと那須川選手の試合も同じで、試合が実現したということだけで、那須川選手・・・というより運営側には大きなメリットがあったはずです。
異種格闘技はあくまでエンターテイメントと捉える大スター。
異種格闘技は自分を世界に売り込むチャンスと考える対戦相手。
本気度が違うからこそ、大スターからは足元を見られてしまうことになります。
異種格闘技は本気になった方が不利になる。
しかし今回の試合、せめて体重差だけでもカバーできるように、もう少し配慮があっても良かったんじゃないかなと思います。

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