特撮史の真なるキング、怪獣王ゴジラ!
- 2014.07.31 Thursday
- 20:34
今日はゴジラについて書きたいと思います。
ゴジラとは、それ自体が神話であり、それ自体が歴史であり、それ自体がひとつの世界である。
私は断言します。古今東西、未来永劫、ゴジラを超える特撮作品は現れない。
そしてゴジラを超える怪獣も、ゴジラを超える映画も現れない。
ゴジラという作品が生み出されたことで、SF映画は一つの完成形に到達したのです。
まだ映画が白黒の時代、ゴジラはスクリーンにその姿を現しました。
怪獣映画など馴染みのないこの時代、ゴジラという怪獣は人々の度胆を抜いたでしょう。
鉄塔より大きな黒い塊、電車を軽々と持ち上げ、高圧電線さえオモチャのように引きちぎる。
そんな想像を超えた怪物が、東京の街を襲ったのです。
当然人類に成す術はなく、人も街もただただ蹂躙されるしかありませんでした。
ゴジラの進撃と破壊は止まるところを知りません。
このままでは東京は火の海になり、誰も住めなくなるでしょう。
しかしいったいなぜ、こんな化け物が現れたのか?
それは人間のせいです。
ゴジラというのは、元々は大人しい性格の恐竜だったのです。
まあこの設定に関しては、作品によって違いがあります。
しかし恐竜の生き残りがゴジラになったというのが、多くの作品に共通している設定です。
この恐竜はゴジラザウルスといい、現代に生き残るたった一頭の恐竜でした。
当然親や兄弟はおらず、仲間さえいません。
ゴジラザウルスは、たった一頭で生きていたのです。
この時の彼、もしくは彼女の心境はどんなものだったのでしょうか?
寂しいのか?それとも一人気ままに暮らしていたのか?
いくら想像しても、それはゴジラザウルスにしか分かりません。
しかし一つ確かなことは、この恐竜はとても大人しいということです。
襲いかかってくる敵には牙を剥きますが、自分から喧嘩を吹っ掛けることはありません。
ゴジラザウルスは、与えられた命が終わまで、きっと静かに暮らすつもりだったのでしょう。
しかしそんな淡い願いは、あっさりと打ち砕かれます。
なぜなら、人間が科学という力を手にしてしまったからです。
科学は人間の生活を豊かにしましたが、その他の生き物にとってはそうではありませんでした。
棲みかを奪われ、乱獲により絶滅させられ、科学や医療の発展の為に、実験の対象にされたのです。
そしてゴジラザウルスもまた、そんな人間の暴挙の手から逃れることは出来ませんでした。
ひっそりと静かに暮らしていたゴジラザウルスは、人間のある実験によってその姿を変えてしまいます。
それは核実験です。
大量の放射線を浴びたゴジラザウルスは、その姿を醜く変えてしまいます。
身体は恐竜の限界を超えて大きくなり、皮膚は黒く、頑丈になります。
顔は悪魔のように恐ろしく、口からは鉄をも溶かす熱線を吐きます。
大量の放射線を浴びたその日、ゴジラザウルスは恐竜から怪獣に姿を変えてしまったのです。
こうなると、もうひっそりと暮らすことなど出来ません。
ゴジラは人間のせいで、その姿だけでなく、自分の在り方そのものまで強制的に変えられてしまたのです。
そして何より皮肉なのは、ゴジラが生きていく為には放射線が必要だということです。
ゴジラは、よく劇中で原発を襲います。なぜなら、そこに餌となる核物質があるからです。
放射線のせいで姿を変えられてしまったのに、その放射線がなければ生きていけない身体になってしまたのです。
これはきっと、ゴジラにとっては屈辱以外のなにものでもないと思います。
静かな暮らしを奪ったのが放射線なのに、その放射線がなければ生きていくことすら叶わない。
だから・・・ゴジラは人間を憎んでいます。憎くて憎くて仕方ないのです。
自分の姿を変えられ、その在り方まで変えられ、あまつさえ放射線を必要とする身体になってしまった。
そのすべての原因は、科学を信奉する人間のせいだったのですから。
だからゴジラは、復讐を誓います。化け物になったこの身体を以て、人間にも恐怖と絶望を味あわせてやろうと・・・・。
ゴジラは日本を表標的にし、その強大なパワーで破壊の限りを尽くします。
軍隊を蹴散らし、侵攻を食い止めるための高圧電線を食いちぎります。
このままゴジラが暴れ続けると、東京・・・・ひいては日本が滅んでしまいます。
そして日本を滅ぼしたあとは、別の国を襲うでしょう。
それほどまでに、ゴジラの人間に対する怒りは凄まじいのです。
もちろん人間は抵抗を試みますが、通常の武器では倒せません。
しかし核を使えば、それこそ東京が壊滅するし、何よりゴジラにどんな影響を与えるかわかりません。
下手をすれば、今以上の怪物になることだってあるのです。
もう人類は抗うすべを持たないのか?このまま滅ぼされるだけなのか?
しかしそんな時、一人の天才科学者が名乗りをあげます。
彼は必死に研究を重ね、ゴジラを葬ることのできる兵器を開発しました。
その名は『オキシジェン・デストロイヤー』
どんな兵器もしのぐ、最強の化学兵器です。
ゴジラはとにかく頑丈で、物理的に葬るのは困難です。
ならば化学的にダメージを与えればいいという考えで作られたのが、このオキシジェン・デストロイヤーなのです。
これを開発した芹沢博士は、この兵器を以てゴジラを葬ろうとします。
そしてたった一人で、ゴジラが眠る深い海へと向かったのです・・・・・・。
この先もまだまだ書きたいことはあるのですが、長くなりそうなのでまた次回書きます。
ゴジラとは、それ自体が神話であり、それ自体が歴史であり、それ自体がひとつの世界である。
私は断言します。古今東西、未来永劫、ゴジラを超える特撮作品は現れない。
そしてゴジラを超える怪獣も、ゴジラを超える映画も現れない。
ゴジラという作品が生み出されたことで、SF映画は一つの完成形に到達したのです。
まだ映画が白黒の時代、ゴジラはスクリーンにその姿を現しました。
怪獣映画など馴染みのないこの時代、ゴジラという怪獣は人々の度胆を抜いたでしょう。
鉄塔より大きな黒い塊、電車を軽々と持ち上げ、高圧電線さえオモチャのように引きちぎる。
そんな想像を超えた怪物が、東京の街を襲ったのです。
当然人類に成す術はなく、人も街もただただ蹂躙されるしかありませんでした。
ゴジラの進撃と破壊は止まるところを知りません。
このままでは東京は火の海になり、誰も住めなくなるでしょう。
しかしいったいなぜ、こんな化け物が現れたのか?
それは人間のせいです。
ゴジラというのは、元々は大人しい性格の恐竜だったのです。
まあこの設定に関しては、作品によって違いがあります。
しかし恐竜の生き残りがゴジラになったというのが、多くの作品に共通している設定です。
この恐竜はゴジラザウルスといい、現代に生き残るたった一頭の恐竜でした。
当然親や兄弟はおらず、仲間さえいません。
ゴジラザウルスは、たった一頭で生きていたのです。
この時の彼、もしくは彼女の心境はどんなものだったのでしょうか?
寂しいのか?それとも一人気ままに暮らしていたのか?
いくら想像しても、それはゴジラザウルスにしか分かりません。
しかし一つ確かなことは、この恐竜はとても大人しいということです。
襲いかかってくる敵には牙を剥きますが、自分から喧嘩を吹っ掛けることはありません。
ゴジラザウルスは、与えられた命が終わまで、きっと静かに暮らすつもりだったのでしょう。
しかしそんな淡い願いは、あっさりと打ち砕かれます。
なぜなら、人間が科学という力を手にしてしまったからです。
科学は人間の生活を豊かにしましたが、その他の生き物にとってはそうではありませんでした。
棲みかを奪われ、乱獲により絶滅させられ、科学や医療の発展の為に、実験の対象にされたのです。
そしてゴジラザウルスもまた、そんな人間の暴挙の手から逃れることは出来ませんでした。
ひっそりと静かに暮らしていたゴジラザウルスは、人間のある実験によってその姿を変えてしまいます。
それは核実験です。
大量の放射線を浴びたゴジラザウルスは、その姿を醜く変えてしまいます。
身体は恐竜の限界を超えて大きくなり、皮膚は黒く、頑丈になります。
顔は悪魔のように恐ろしく、口からは鉄をも溶かす熱線を吐きます。
大量の放射線を浴びたその日、ゴジラザウルスは恐竜から怪獣に姿を変えてしまったのです。
こうなると、もうひっそりと暮らすことなど出来ません。
ゴジラは人間のせいで、その姿だけでなく、自分の在り方そのものまで強制的に変えられてしまたのです。
そして何より皮肉なのは、ゴジラが生きていく為には放射線が必要だということです。
ゴジラは、よく劇中で原発を襲います。なぜなら、そこに餌となる核物質があるからです。
放射線のせいで姿を変えられてしまったのに、その放射線がなければ生きていけない身体になってしまたのです。
これはきっと、ゴジラにとっては屈辱以外のなにものでもないと思います。
静かな暮らしを奪ったのが放射線なのに、その放射線がなければ生きていくことすら叶わない。
だから・・・ゴジラは人間を憎んでいます。憎くて憎くて仕方ないのです。
自分の姿を変えられ、その在り方まで変えられ、あまつさえ放射線を必要とする身体になってしまった。
そのすべての原因は、科学を信奉する人間のせいだったのですから。
だからゴジラは、復讐を誓います。化け物になったこの身体を以て、人間にも恐怖と絶望を味あわせてやろうと・・・・。
ゴジラは日本を表標的にし、その強大なパワーで破壊の限りを尽くします。
軍隊を蹴散らし、侵攻を食い止めるための高圧電線を食いちぎります。
このままゴジラが暴れ続けると、東京・・・・ひいては日本が滅んでしまいます。
そして日本を滅ぼしたあとは、別の国を襲うでしょう。
それほどまでに、ゴジラの人間に対する怒りは凄まじいのです。
もちろん人間は抵抗を試みますが、通常の武器では倒せません。
しかし核を使えば、それこそ東京が壊滅するし、何よりゴジラにどんな影響を与えるかわかりません。
下手をすれば、今以上の怪物になることだってあるのです。
もう人類は抗うすべを持たないのか?このまま滅ぼされるだけなのか?
しかしそんな時、一人の天才科学者が名乗りをあげます。
彼は必死に研究を重ね、ゴジラを葬ることのできる兵器を開発しました。
その名は『オキシジェン・デストロイヤー』
どんな兵器もしのぐ、最強の化学兵器です。
ゴジラはとにかく頑丈で、物理的に葬るのは困難です。
ならば化学的にダメージを与えればいいという考えで作られたのが、このオキシジェン・デストロイヤーなのです。
これを開発した芹沢博士は、この兵器を以てゴジラを葬ろうとします。
そしてたった一人で、ゴジラが眠る深い海へと向かったのです・・・・・・。
この先もまだまだ書きたいことはあるのですが、長くなりそうなのでまた次回書きます。
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