グレイヴ&リーパーのイラスト(緑川、アチェ)

  • 2016.01.31 Sunday
  • 14:01
JUGEMテーマ:イラスト


            緑川鏡一




            アチェ
 

グレイブ&リーパー〜墓場の王〜 第一話 首狩り刀(1)

  • 2016.01.31 Sunday
  • 13:54
JUGEMテーマ:自作小説
この国では、人を一人殺せば死刑も有り得る。
二人殺せばより死刑に近づき、その倍殺せばほぼ確実に死刑になる。
四人以上殺害した連続殺人犯は、警察に捕まればほぼ100%死刑台へ送られることになる。
誰よりもこよなくナイフを愛する緑川鏡一は、すでに12人も殺した連続殺人犯だった。
たった半年の間にこれだけの人数を殺め、世間では『夜明けの死神』とキャッチコピーまで付けられていた。
緑川が人を殺すのは、ほぼ明け方と決まっていた。
なぜなら彼は常に不眠症に見舞われ、睡眠薬を過剰に摂取しないと眠れない体質だからだ。
夜、ほとんどの人間は寝る。仕事の為、学校の為に、力を蓄えなければならないからだ。
しかし緑川にはそれが出来ない。目が冴えたまま朝を迎え、目が冴えたまま夜を越える。
そんな緑川にとって、最も気力と体力が充実するのが早朝だった。
寝ようと努力して布団に潜り込むものの、結局一睡も出来ないで朝を迎える。
誰もいない孤独の中で、布団にくるまって夜を明かす。
そんな時、一日のどんな時よりも頭は冴えて、なぜか元気になってくる。
陽が昇る頃には、一日で最高の状態になっている。
シャワーも浴びず、風呂にも入らず、顔だけ洗って歯を磨く。
例え何も食べていなくても歯を磨くのがクセで、糸ようじも決して忘れない。
服を着替え、弔う人もいないのに線香を立て、タンスからナイフを取り出して磨いていく。
それが終わるとテレビを点け、早朝のニュースを確認する。
朝のニュースはバラエティ志向のものがほとんどだが、それでも緑川の起こした事件は報道された。
今月に入って二人の犠牲者が出たこと。一人は警察官で、一人は自衛隊員。
これで合計12人の犠牲者が出たことになり、ニュースは大賑わいだった。
しかも今までは一般人が犠牲者だったのに、今回の犠牲者は警官と自衛隊員。
これは思想犯や政治犯の可能性もあるのではないかと、キャスターが淡々とした口調で原稿を読み伝えた。
時計を確認すると、午前六時前。季節は秋の初めなので、ようやく陽が昇りだした頃だった。
テレビを消し、もう一度歯を磨き、ナイフを懐に隠して家を出る。
今回使うナイフは、最近手に入れたばかりの物だった。
12人目の殺害を終えた後、一服つけながら家に帰っていると、足元でカランと音が鳴ったのだ。
何かと思って見てみると、そこには茶色く錆びたナイフが落ちていた。
緑川はそれを拾い、まじまじと見つめた。
刃渡りは15センチほどで、根本から先端に向けて広くなっている。
刃は反り返っており、弓のように湾曲している。
柄は石で出来ていて、滑らないように荒縄が巻き付けてあった。
そして柄の尻には髑髏のキーホルダーが付いていて、ぶらぶらと不気味に揺れていた。
こんなナイフを見るのは初めてで、緑川は興味を惹かれた。
手にした重み、弾いた時の金属音、これはオモチャではなく本物のナイフであり、なんとも不思議なナイフだなと感心していた。
緑川はそれを持ち帰り、丁寧に磨いた。
すると錆びは綺麗に削げ落ちて、中から茶色く光る刀身が現れた。
見た限り刃は付いていなかったが、指で触れるとパックリと切れた。
その鋭い切れ味に驚き、冷蔵庫から魚を取り出して切ってみた。
しかし魚はまったく切れず、刃を当てた部分がへこんだだけだった。
妙だなと思って手で触れると、ほんの少し触っただけなのに、指が落ちる勢いで切れてしまった。
これはますます不思議なナイフだと思い、数回自分の身体に触れさせてみた。
すると服を着ている部分はまったく切れないのに、直接皮膚に当てた場合だけ切れたのだ。
緑川はじっと刃を睨み、このナイフの不思議な特性に驚きを隠せないでいた。
・・・・このナイフは・・・・人体は斬れるがそれ以外の物は切れない・・・・。
人の肌は恐ろしいほど切れるのに、Tシャツ一枚隔てただけで切れなくなってしまう。
俄然興味の湧いてきた緑川は、今度の試し切りはこいつを使おうと決めた。
そして今日、その不思議なナイフを懐に忍ばせている。
ターゲットはもう決めていて、土手から市役所を迂回し、小さな工場が並ぶ団地に入った。
ここを抜ければ時代錯誤の平屋が並んでいて、ガラの悪い連中が住んでいる。
不法滞在する外国人。麻薬をさばくことでしか生きていけないジャンキー。そして家を追い出されたニートなど、まともではない人種が揃っている。
そして中には人を殺したヤクザもいると聞いたので、それを期待してやって来たのだ。
前回警官と自衛隊員を襲ったのは、ある理由があった。
緑川はこよなくナイフを愛しており、その中でも対人用の戦闘ナイフが最も好きだった。
人を殺す為にナイフを集めているわけではないが、人を殺してこその戦闘ナイフである。
使わない道具というのは宝の持ち腐れであり、愛するナイフに本来の役割を全うさせてやる為に、殺人を犯していた。
そして今までは無防備は一般人を襲っていたが、それは戦闘ナイフ本来の役目を果たしていないのではないかと思っていた。
殺すのではなく、戦ってこその戦闘ナイフ。ならば戦いに長けた者を襲ってこそ、その意味を全う出来ると考えたのだ。
だから今月の初め、交番で一人になった警官を襲った。
銃を使われては困るので、とりあえず後ろから鈍器で殴りつけ、動けなくしてから銃を奪い取った。
銃になど興味はないので、交番のゴミ箱に投げ捨てた。そして警官を近くの林まで背負っていった。
そして充分に時間を与えて、ダメージが抜けるのを待ってやった。
警官は怯えていたが、緑川は彼に戦う術を与えた。
自分のナイフを一本、足元にポンと投げてやったのだ。
死にたくなければ、それを使って戦えと言って。
すると警官はナイフには目もくれず、腰の警棒を抜いた。
それを見た瞬間、緑川はがっかりした。ナイフ対ナイフの戦いをしたかったのに、相手にそのつもりが無かったからだ。
だから投げナイフを使って足を貫き、怯んだ隙に首を突き刺した。
わずか数秒の早業で絶命させ、興味も無さそうにその場を後にした。
次に狙ったのは自衛官で、家から出てきた所を車で撥ねた。
相手はピクリとも動かず、その隙に車に乗せて、人気のない廃工場まで運んだ。
そして警官の時と同じように、ダメージが抜けるまで待ってやった。
幸いショックで気絶していただけで、大きな怪我は負っていなかった。
これなら対等に戦えると喜び、足元にナイフを投げてやった。
そして自分のナイフを突きつけると、あろうことに土下座をして命乞いをしてきた。
緑川は警官の時以上に落胆し、いいから戦えとナイフを向けた。
自衛官は怯えながらナイフを手にし、それを緑川に向けた。
二人は向き合い、攻撃するタイミングを窺う。すると相手はナイフを投げつけ、その場から逃げ出した。
『戦争が仕事じゃねえのかよ。』
そう舌打ちして、後ろから襲いかかった。
ナイフは背中に突き立てられ、肺まで達した。自衛官は胸を押さえ、血を吐きながら絶命していった。
警官も自衛官も駄目。てんで相手にならない。緑川は次の獲物を探すべく、誰か刃物の扱いに長けた人種はいないかと思案した。
そこで見つけたので、平屋に住むヤクザだった。
かつて大きな組に属していたらしく、匕首を使って敵対する組員を刺した。そんな噂を聞いた。
去年出所してこの辺に住んでいると聞いたので、それを期待してやって来たのだ。
工場地帯を抜け、しばらく歩いて平屋に辿り着く。どの平屋に住んでいるのか分からないので、とりあえず様子を見ることにした。
平屋からは何人か人が出て来て、家の前でタバコを吹かしたり、早朝から酒を飲んだりしていた。
南米系の外国人、顔色の悪い痩せた男、それにやたらと太った精気の無い若者など、社会から爪弾かれた人種が、寄り添うようにして生きている。
それはなかなか新鮮な光景であったが、狙うべき獲物ではない。
だから離れた場所から様子を窺い、ヤクザの風体をした男はいないかと探した。
しばらくすると一番左の平屋から、一人の女が出て来た。
秋口の早朝だというのにタンクトップを着ていて、二の腕から指先まて刺青が入っている。
右の頬には大きな切り傷の痕があり、唇まで伸びていた。
髪は短く、まるでどこぞのパンクロッカーのようだった。
それを見た緑川は、自分の思慮の浅さはかさに気づいた。
てっきり獲物は男だったと思っていたのに、あろうことか女だったからだ。
あの女の目、表情、雰囲気、そのどれもが人を殺した人間特有の『臭い』を備えていて、間違いなくコイツが獲物だと確信した。
電柱の陰に身を隠し、女が一人になるのを待つ。その間に殺し方を思案し、相手がこう来たらこう返すと、綿密にシュミレーションを行った。
しばらくしてから女は家に戻り、酒を片手に現れた。
ゴミ箱をひっくり返してその上に座り、酒を煽りながらタバコを吹かす。
しかしそれは緑川にとっては、あまり良い出来事ではなかった。
酒が入れば人は弱くなるので、対等な戦いが出来なくなってしまうからだ。
このまま飲み続ければ、女は酒に酔って弱くなる。そうなったら日を改めて襲うしかないなと思い、もう少しだけ様子を見ることにした。
女はグビグビと酒を飲み続け、あっという間にボトルを一本空けてしまった。
しかしまったく酔っぱらった様子は見せず、空に向かって煙を吐いている。
そして吸殻を投げ捨てると、また家に戻った。そして次に出て来た時、その手には何かを握りしめていた。
それは細い棒状のようなもので、所々に赤い染みが付いていた。
緑川は目を凝らし、それが匕首であると分かった。
《やっぱりあいつが元殺人犯のヤクザだ。しかも自前の刃物まで持ってる。》
途端に嬉しくなり、今すぐにでも声を掛けて、戦いを申し込みたかった。
しかしその必要は無かった。
なぜなら女は緑川の方へ歩いて来たからだ。まるでそこにいるのが分かっているかのように、じっと睨みながら歩いて来る。
《バレてたのか・・・・・。》
そうならそうと、もっと早くこっちへ来てくれればいいのにと思い、電柱の陰から出た。
今すぐにでも戦いたいが、ここでやれば周りに見つかってしまう。
もし捕まれば確実に死刑なので、それだけは避けたかった。
緑川は少し思案した後、背中を向けて歩き出した。ちらりと振り返り、こっちへついて来いと合図して・・・・。
平屋を抜け、工場地帯に差し掛かった頃、フェンスに囲まれた空き地へ入った。
ここには誰も使っていない公衆便所があるので、そこで戦おうと決めたのだ。
先に便所に入り、相手が入って来るのを待つ。
女の目は完全にやる気だったので、さすがの緑川もわずかに緊張していた。
便所の奥に立ち、懐からナイフを取り出す。
このナイフは恐ろしいほどよく切れるが、それは人体のみだ。
服の上からだとまったく切れず、肌が剥き出しになっている部分を正確に狙う必要があった。
女は露出の多いタンクトップを着ていて、下はボロボロに破けたジーンズだ。
狙える場所はいくらでもあるので、その分だけ自分が有利に戦えると思っていた。
懐にはもう一本ナイフが収まっており、これは相手に使わせる為のものだった。
しかし敵は自前の武器を持っており、これは無駄だったなと叩いた。
髑髏のキーホルダーのぶら下がったナイフを構え、便所の入り口を見つめる。
喉が渇き、鼓動が高鳴り、少しだけ手が震えてくる。
今日・・・・いよいよ本当の戦いを経験出来る。愛するナイフに、本来の役目を与えてやることが出来る。
人体しか切れないこのナイフは、まさに人を切ることにこそ相応しい。
だから早く来てくれと願いながら、ナイフを握りしめた。
しかしいくら待っても来ない。緑川はだんだんと焦れてきて、入り口に向かって歩き始めた。
その時ふと人の気配を感じ、咄嗟に飛び退いた。
それと同時に入り口の横から白刃が振り下ろされ、危うく斬られるところだった。
「チッ!」と舌打ちが聞こえ、先ほどの女が入って来る。
恨めしそうな目で睨みながら、「勘の良いガキ・・・」と呟く。
そして匕首を構え、身体ごとぶつかってきた。
緑川はまた後ろへ飛び退き、便所のドアを開いた。それを盾代わりにしながら、素早くしゃがみこんで女の足を斬りつける。
しかし女は靴下を履いていて、ナイフは通らなかった。
今度は緑川が舌打ちをし、ドアを蹴飛ばした。
女はその勢いで吹き飛ばされ、洗面台にぶつかる。しかしまた刃を向けて突進してきた。
「お前はどっちの味方だあ!?」
わけの分からない事を叫びながら、心臓を狙って突っ込んで来る。
緑川はもう一度便所のドアを盾にして、咄嗟に女の横に回り込んだ。
そして薙ぎ払うようにナイフを振り、首を切り裂いた。
あまりに斬れ味が良すぎる為に、斬った感覚さえ伝わって来ない。しかしナイフは確実に女の首を捉えていて、少し遅れてから頭が落ちていった。
床のタイルにぶつかり、ゴトリと重い音が鳴る。そしてコロコロと転がって、緑川の足元にぶつかった。
「これ・・・・とんでもない斬れ味だな。」
服はまったく斬れないクセに、人体は豆腐のように切り裂いてしまう。
改めて感心し、「拾ってよかった」と微笑んだ。
殺しを終えたならば、もうこんな場所に用はない。相手はヤクザであり、警察も組同士の抗争ということで処理するだろう。
そう思って便所から出た時、何かが足元に当たった。
目を向けると、それは女が持っていた匕首だった。
綺麗に磨かれており、曇り一つない。刀身は妖しいまでに輝いていて、見ているだけで誰かを斬りたくなる衝動に駆られるほどだった。
緑川は腰を下ろし、その匕首を手にする。その瞬間、背後に気配を感じて振り返った。
『・・・・・口惜しや・・・・・。』
全身が緑色にくすんだ男が立っていて、悔しそうにそう呟いた。
身に着けている物は褌だけで、頭からは血を流している。そして匕首を手に取ると、くるりと踵を返した。
背中には大きな刺青が入っていて、明王の目がこちらを睨んでいる。
男はふらふらと歩き、まるで蜃気楼のように消え去った。
緑川は呆気に取られ、その場から動くことが出来なかった。

スキャナーの代打 カメラの複写

  • 2016.01.31 Sunday
  • 13:50
JUGEMテーマ:カメラ
イラストをパソコンに取り込む時、普通はスキャナーを使うと思います。
デジタル絵ならあらかじめパソコン上にありますが、アナログだとスキャナーを使用しないとネットにも上げられません。
今までは複合機のスキャナーを使っていたんですが、ついこの前に壊れてしまったんです。
もう何年も使用していたので、寿命がきたんだと思います。
そこでスキャナーの代わりにカメラを使用しました。
今までにもちょくちょくカメラで撮ってアップしていたんですが、今ではもっぱらカメラです。
カメラでイラストを撮るのって、けっこう難しいんです。
昔はネガの無い写真を撮影して焼き増しをする方法があったんですが、これを複写といいます。
もちろん今でも使われる技法ですが、複写は意外と難しいんです。
写真って平面で四角いから、それをきっちり水平に、しかも歪みなく撮るというのは、けっこう腕が要求されます。
一般的な方法としては、壁に写真を張り付け、まんべんなく光が当たるようにライティングを調整します。
もし光の当たり具合が悪いと、ムラが出来たように写ってしまうからです。
カメラは三脚で固定し、しっかりと水平を保ちます。
そして壁に貼り付けた写真に対して、カメラが並行になるようにセットしないといけません。
もし少しでもズレていると、複写する写真も歪んでしまうからです。
ただしこれは仕事で撮影する時のレベルであり、細かい事を気にしないのなら、複写は便利な技法です。
そして複写は絵に対しても使えます。
アナログで絵を描き、それを写真に撮る。
最近のカメラは画質が高いので、かなり綺麗に複写出来ますよ。
私の場合は、絵を床に置き、窓からの直射日光を避ける為に、擦りガラスのドアを引きます。
擦りガラスを通った光は柔らかくなるので、絵にムラが出来ることはありません。
まんべんなく光が当たり、直射日光よりも滑らかに写ります。
多少の歪みはパソコンの補正で直せるし、明るさや色も同様です。
複写を使って絵を撮り、パソコン上で補正をかけてネットにアップ。
これ、かなり綺麗な画像が出来ますよ。
手間はかかるけど、でもスキャナー以上に立体感が出ます。
最近のカメラのレンズはとにかく性能がいいから、平面の被写体であっても、薄っぺらく写らないんです。
スキャナーが壊れた時には、複写はオススメですよ。

グレイヴ&リーパー(イラスト)

  • 2016.01.30 Saturday
  • 15:08
JUGEMテーマ:イラスト


            緑川とアチェ

新しい小説

  • 2016.01.30 Saturday
  • 15:01
JUGEMテーマ:自作小説
明日から新しい小説を載せます。
「グレイヴ&リーパー」という小説です。
連続殺人犯の主人公が、死刑を免れる為にUMA(未確認生物)と手を組み、恐ろしい武器でさらに殺人に手を染めていく話です。
ちょっとエグイかもしれませんが、よかったら読んでやって下さい。

目に映るものだけが全てじゃない スナップ写真

  • 2016.01.30 Saturday
  • 13:55
JUGEMテーマ:写真
最近はもっぱらスナップ写真ばかり撮っています。
少し前までは神社を集中的に撮っていたけど、今はその辺の何気ない景色に惹かれるようになりました。
昔はスナップ写真ってほとんど興味がなくて、綺麗な景色ばかり探していました。
だけど最近スナップ写真にハマったのは、景色が綺麗かどうかは、自分の腕と感じ方次第だと思ったからです。
とても綺麗な景色に出会っても、腕がないと綺麗に写すのは難しいです。
逆に腕のある人なら、その辺の景色でも綺麗に写してみせます。
それに何気ない景色の中にも、ちゃんと情緒や風情があります。
それに加えて、身近な景色の中にはノスタルジーがあります。
一種の文学性・・・というとカッコつけすぎですが、でも言葉では語れない、記憶の中に語り掛ける何かがあるように思います。
写真家の森山大道さんは、常に記憶というのをテーマに撮られています。
その写真は力強くてインパクトがあり、一度見ると目に焼き付くほどです。
それはその場所に宿る記憶を、森山のさんの目がカメラを通して見抜いているからではないかと思います。
言葉じゃない、物でもない。
およそ形容しがたい何かが、身近な景色の中に潜んでいるように感じるんです。
それを感じるのは自分の錯覚かもしれないけど、でも思わずカメラが向いてしまいます。
目に写るものだけを撮るんじゃなくて、そこに宿る記憶を写したい。
言葉には出来ない何かを、例え写らなかったとしても写真に収めたい。
観念的で抽象的で、きっと錯覚以外の何物でもないんだろうけど、そう思ってしまうんです。
ゲゲゲの鬼太郎の水木先生は、目に見えないものを信じよと仰ったけど、まさにその通りだと思います。
目に映るものが全てじゃない。
スナップ写真を撮る度に、そう感じます。

オールマイティに使える服 パーカー

  • 2016.01.30 Saturday
  • 13:54
JUGEMテーマ:ファッション
パーカーが好きなんでよく着ています。
普通のパーカーも好きだけど、ジップパーカーを着ることが多いです。
パーカーってTシャツやチェックシャツと並んで、とても使いやすいアイテムです。
ジップパーカーならちょっと寒い時に羽織るのに向いているし、Tシャツ一枚だと物足りないなという時にも使えます。
カジュアルな服だから、だいたいどこへでも着て行けるのがいいですね。
薄手のものから裏ボアのものまで、季節を問わず使えるアイテムです。
正装やそれに準ずるような服装を求められる場合は無理だけど、それ以外ならオールマイティに着ていられる服です。
家でも外でも、買い物でも遊びに行く時でも。
それになぜか分からないけど、パーカーを着ていると落ち着きます。
気持ちがリラックスするというか、肩の力が抜ける感じがして、楽に過ごせます。
下はカジュアルなズボンなら何でも合います。
ジーンズでもチノパンでも。短パンでもいいですね。
これを書いている今もパーカーを着ていて、家だとほとんどパーカーで過ごしています。
グレーや紺色のものは使いやすいし、チェック柄のものはちょっと可愛さが増すかもしれません。
パーカーはピッチリしたものを選ぶよりも、あえてワンサイズ上のものを着ると楽です。
普通はサイズが合ってないと不格好に見えてしまうけど、パーカーに関してはワンサイズ上の方がしっくりくる感じがします。
リラックスして気取らない雰囲気が出せるからだろうと思います。
つい最近もまたパーカーを買ってしまい、タンスの中にはパーカーの一群が出来上がっています。
どんだけ好きやねんって話ですが、逆に言えばそれだけ着やすく、使いやすいアイテムということです。
全然関係ないけど、成功者やお金持ちってパーカーを着ている人が多いように思います。
ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ、それにひろゆきさんもパーカーってイメージがあります。
飄々とした感じで、しかも力まず気取らないから、パーカーがよく似合っていますね。
着る服に困ったらパーカーを。
それくらいに、オールマイティに活躍してくれる服だと思います。

暖かい服を着て冬を楽しむ

  • 2016.01.29 Friday
  • 11:12
JUGEMテーマ:ファッション
アウターも良い物が増えました。
昔は分厚くて重くて、動くとシャカシャカ音がするような、いかにもって感じのジャンバーがありました。
今でもそういうアウターはあるだろうし、そういうアウターを好む人もいるはずです。
実は私もあのいかにもなジャンバーは嫌いではありません。
犬の散歩やちょっと出かける時には着たりします。
でも今のアウターって、凄く薄くて軽くなりました。
しかもそれでいて暖かいんですよね。
動いてもシャカシャカ音が鳴らないし、それに動きやすくもあります。
デザインだってカッコよくて、柄も色々あります。
値段だって高いのから安いのまであって、しかも安いのでもしっかりと暖かいです。
これはズボンも一緒で、暖かいジーンズもたくさんあります。
エドウィンやラングラーはもちろん、他にも色々あって、寒い冬を快適に、オシャレに過ごせるのはありがたいです。
冬は寒いから防寒が欠かせないけど、でも厚着を嫌う人もいます。
それに重くて動きにくくなるのは誰でも嫌だろうし、防寒+快適に過ごしたいはずです。
今のアウターや暖かいジーンズは、その願いを叶えてくれます。
下に暖かいインナーを着ておけば、ちょっと動くと汗が出て来るほどです。
寒いのは苦手な人も多いだろうけど、でも今は寒さに負けずに服を楽しめる時代です。
冬こそ服が楽しめる。
出掛けたくない寒い日でも、暖かくてオシャレな服なら、ちょっと出かけてみようかなとなるはずですよ。
私は写真をやるので、暖かいアウターやズボンは重宝しています。
冬には冬の景色や情緒があるので、家に籠るのはもったいないです。
暖かくてオシャレな服を着て、外へ出かけて楽しく過ごせる冬にしたいですね。

手放せないカメラ

  • 2016.01.29 Friday
  • 11:08
JUGEMテーマ:カメラ
家に壊れたカメラがあります。
かなり昔のデジタル一眼で、オリンパスのE−1というカメラです。
これはオリンパス初の本格デジタル一眼で、防塵防滴性能に優れています。
水の中に落としても無事だったという例もあるそうで、ちょっとした防水カメラ並です。
もちろん防塵防滴レンズを装着しないと意味がありませんが、でもここまで丈夫なカメラは珍しいです。
このカメラはコダック製のCCDを使っていて、すごくこってりした色合いに写るんです。
けっこう長く使っていたんですが、撮影した画像データが壊れるようになってしまい、今では棚の奥で眠っています。
前に持っていたカメラは売り払って、今は新しいカメラを使っています。
だけどなぜかこのカメラだけは手放せないんです。
壊れてるから売れないというのもあるけど、もし正常に作動しても売ることはないでしょう。
カメラって、写真をやる人間にとっては相棒みたいなものです。
どこへ行くにもカメラと一緒で、一番長い時間を共に過ごしているからです。
それに頑丈で性能の高いカメラほど、良い相棒になってくれるから、オリンパスのE−1はますます手放せません。
このカメラを見る度に、今までに行った場所を思い出します。
今はもう使うことはないけど、ただ手元にあるだけで満足です。
例えば車だって長く乗っていると愛着が湧きますよね。
あれと一緒で、カメラにもちゃんと愛着が湧くんです。
写真はカメラがあってこそ。
今ではスマホでも綺麗な写真が撮れるけど、でもやっぱりちゃんと撮る時はカメラを使います。
長年共に過ごしたカメラは、もう一つの自分の目と言えるでしょう。

カッコいい肉食獣 ピューマ

  • 2016.01.28 Thursday
  • 14:03
JUGEMテーマ:生き物
北アメリカ大陸に棲む、唯一のネコ科の大型肉食動物、ピューマ。
別名はアメリカライオン、クーガーとも言います。
ピューマはライオンやトラ、それにヒョウやジャガーと同じネコ科の肉食獣ですが、大きな違いがあります。
トラやライオンはネコ科ヒョウ属の動物。ヒョウやジャガーも同じです。
それに対してピューマは、ネコ科ピューマ属に分類されます。
ピューマはトラやライオンよりも、ヤマネコに近い生き物です。
だから他のネコ科の大型肉食獣のように、吠えるということが出来ません。
猫のように、シャーっと唸ることしか出来ないんです。
でも代わりに喉を鳴らすことは出来るそうです。
トラやライオンは身体も大きく、パワーもあります。
ヒョウやジャガーだって、トラやライオンには及ばないものの、とても力が強い動物です。
ヒョウなんか仕留めた鹿を、口に咥えたまま木に駆け上ることが出来ますからね。
ピューマはそれに比べてやや力は劣るみたいですが、他の肉食獣にはない俊敏性があります。
写真家だったか学者だったか忘れたけど、ある人の目撃談によると、たった一回のジャンプで二羽の鳥を捕まえたそうです。
それも鳥が飛び立った瞬間、まるで弾丸のように駆け出して。
それにクマとの戦いでも、俊敏性を生かして相手を翻弄するそうです。
クマの攻撃は空を切るばかりで、ピューマにはまったく当たらないんだとか。
ピューマは隙を見てクマに飛びかかり、鋭い爪で腹や背中を切り裂くそうです。
真偽のほどは定かではありませんが、そういう言い伝えが残るくらいに、俊敏な動物ということなのでしょう。
生息地にはクマ、オオカミといったライバルがいます。
さすがにクマと戦うことは避けるようですが、オオカミ相手だとかなり強気だそうです。
オオカミは群れでいる時は強いけど、単独だとクマやピューマ相手に戦えません。
だからオオカミが来ても、唸って追い払ってしまうようです。
それに冬ごもりの準備中のクマを相手に、じゃれついたりもするみたいです。
ヒューマってあまりメジャーな肉食獣ではないけど、でも実際に見るとすごくカッコいい動物です。
俊敏そうな肉体に、肉食獣特有の鋭い目。
四肢は逞しく、立派な尻尾を持っています。
数が少なくなっているそうだけど、絶滅してほしくありません。

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