シン・ゴジラを見てきました。
まず結論から言うと、今までに見たどこのゴジラとも違いました。
デザインはもちろん、内容も今までのものとはまったく違います。
私はエヴァンゲリオンってあまり見たことがないんですが、多少の知識はあります。
言うなれば今回のゴジラは使徒なんじゃないでしょうか?
これがエヴァンゲリオンならエヴァが迎え撃つだろうけど、残念ながらゴジラの世界にエヴァはいません。
それにメカゴジラやモゲラ、またスーパーXやメーサー戦車部隊などを有するGフォースも存在いません。
だから自衛隊や在日米軍が対処に当たることになります。
タイトルの副題で日本VSゴジラとなっているように、まさに日本とゴジラの戦いになります。
もし未知の巨大生物が現れたら、日本はどう対処するのか?
人々はどう動き、どう考えてゴジラと戦うのか?
そういった部分にスポットが当てられていました。
今回のゴジラはめちゃくちゃ強いです。
おそらくハリウッド版のゴジラと戦ったら秒殺出来るほどの強さです。
まず硬い!とにかく硬い!
人間の武器なんて効きません。
そして何よりあの熱線が・・・・・・。
今回のゴジラがどれだけ強いか?
それは映画を見て確かめて下さい。
このゴジラを正面から打ち負かそうとすると、それこそメカゴジラやスーパーXが必要になるでしょう。
それでも勝てるかどうか・・・・・。
強さだけで言うならば、今回のゴジラに勝てるのはデストロイアかスペースゴジラ。
またはデストロイアを葬ったバーニングゴジラか、ゴジラファイナルウォーズのゴジラだけでしょう。
GMKのゴジラもなかなか強いですが、いかんせん今回のゴジラは大きすぎます。
体格が半分ほどもないGMKゴジラでは、勝負は見えているでしょうね。
とにかく圧倒的な強さです。
だけど弱点がないわけじゃありません。
あまりに熱線を使い過ぎると・・・・・。
これも実際に映画で確かめて下さい。
ゴジラは作中では史上最強の生物なので、普通に戦っても勝てないんですよ。
物理的に倒すのが無理ならどうするか?・・・・ってことです。
あまりネタバレになってもよくないので、ここで止めておきます。
今回のゴジラは人間ドラマも重点的に描かれていました。
大勢の実力ある役者さん達が、迫真の演技を見せています。
大杉連さん、竹野内豊さん、それに平泉成さん。とても渋くてカッコいいです。
それにヒロインの石原さとみさん。
最初はクールでわがままなキャラかと思いきや、実は情熱的で責任感が強く、祖国を愛しています。
そして何より主人公の長谷川博己さん。
一見飄々とした掴み所のない感じなんですが、誰よりも国や国民のことを考えている主人公です。
日本って何かにつけて議論や手続きが多いから、そのせいでゴジラの侵攻を許してしまうことになるんです。
お互いが意地を張って縄張り意識を燃やしているってわけじゃありません。
なんでも手続きを通さないといけないから、予測不能の事態に陥った時に、対処が遅れてしまうという描写がありました。
もっとスピーディーに事を進めていれば、また違った未来があったのかもしれませんが、これも是非映画館で見てほしいです。
今回のゴジラは、初代のゴジラに似た感じです。
人とゴジラの戦いなんです。
対して2014年に公開されたハリウッド版ゴジラは、平成のVSシリーズに近いものを感じます。
ゴジラのファンって色々いて、ストーリーやメッセージ性を重視する人もいれば、怪獣対怪獣、もしくは怪獣対SF兵器の戦いに胸を躍らせる人もいます。
どちらもゴジラの醍醐味で、その違いが今回のシン・ゴジラと2014年のハリウッド版ゴジラの違いなんだと思います。
ストーリーやメッセージ性に重点を置くか?
それとも迫力ある戦闘シーンに重点を置くか?
これってけっこう大事なことです。
だってどちらもゴジラ映画に必要なものだからです。
だけど両立って難しいと思うので、やはりどちらに重点を置くかが大事です。
私はどちらかというと怪獣VS怪獣、もしくは怪獣VSF兵器が好きです。
どちらかというとですよ。
初代ゴジラだって大好きなんです。
今回のシン・ゴジラを見る限り、続編が出来そうな感じです。
もしまた庵野監督が撮るなら、次は是非とも敵役の怪獣をお願いしたいです。
対ゴジラ用のスーパーメカでもいいです。
ていうかエヴァが出てきたら一番面白そうですけどね。
使徒でもいいです。
ゴジラVSエヴァンゲリオンが見られたら最高です。
きっと大ヒット間違いなしでしょうね。
ていうか次回のエヴァってそうなったりして・・・・・。
それなら私、絶対に見に行きますよ。