学校や教師に生徒の地毛を変えさせる権利はない
- 2017.10.31 Tuesday
- 09:45
JUGEMテーマ:社会の出来事
とある高校で、髪の色が理由で退学させられたと問題になっています。
そういえば私の頃もありました。
地毛が茶色い人でも、「なに染めてねん」みたいに先生から言われたことがあります。
ちなみに私もちょっとばかし茶色いので、音楽の教師から黒くしろと言われました。
その時に私が言い返した言葉は「親に一筆書いてもらって、○○先生(担任)に提出してます」でした。
これ、中学の時の話なんですけど、担任に親の一筆を提出したなんて嘘です。
子供ながらに、先生もそれぞれの領域があり、安易にそこに踏み込んではいけないんだろうなと思っていたんです。
だから担任が了承しているとなれば、音楽の先生は何も言えないだろうなあと考えたわけです。
案の定、音楽の先生はそれ以上何も言ってきませんでした。
自分でも上手く切り抜けられたなと思っているんですが、もしも担任から「黒くしてこい」と言われていたら、この手は通用しなかったでしょう。
そうなったらそうなったで別の方法を取ったかもしれませんが。
ちなみに高校の時は、あらかじめ親の一筆が必要というシステムでした。
初日に提出したので、以後は何かを言われることはありませんでした。
髪の毛って皮膚が変化したもので、爪なんかも同じです。
皮膚の延長にあるものを「他人と色が違うから染めてこい」って、なかなかに学校や教師の頭の悪さが滲み出ています。
多くの学校では、髪の毛の脱色や染髪は禁止になっているはずですが、黒く染めるのはOKなんだなと思うと、やっぱり頭が悪いんだなと思ってしまいます。
矛盾したルールを設けるくらいなら、最初から「髪は黒くなきゃダメ!」と明記すればいいのに。
そうすれば入学前に「この学校はやめとこう」と、地毛の茶色い人は避けることが出来ます。
あえて入学させておいて、その後に髪の色を変えさせるって・・・・どこの詐欺師だよと思ってしまいます。
こういう所ってブラック企業も同じです。
調子の良い謳い文句を並べ、いざ入社したら「全然違うんやん!」ってのと一緒です。
ということは、学校もブラック化してきているんでしょうか?
もっというなら、例えば高校球児の丸刈りなんかもよく分かりません。
プロや社会人野球では、選手は好きな髪形にしています。
なのにどうして・・・・ねえ、高校球児はダメなのか。
でも高校球児の場合は「丸刈りが基本」って分かってるから、まだいいと思います。
生徒全体が髪の毛の色を強要されるなら、やっぱりそれは事前に知らせておかないと。
すでに入学金なり授業料なりを払ったあとでごちゃごちゃ言われても・・・・まったく詐欺と同じですよ。
事前にルールに明記していないことでの退学なんだったら、学校側はもらったお金を返金しなきゃいけません。
やっぱり学校もブラック化しているのかもしれません。
それとも未だに皇国思想みたいなものを持っているんでしょうか?日本人はこうあるべきみたいな。
森友学園みたいな学校は例外じゃないんでしょうか?
かと思えばやたらと日本のことを悪く言ったり、国家国旗に批判的な学校や教師がいたり。
学校や教師が右に寄ろうと左に寄ろうと好きにすりゃいいですが、しょうもない思想ゴッコに付き合わされる生徒はたまったもんじゃありません。
日本人の髪の毛は黒!・・・なんて言っている連中に限って、海外で金髪や赤毛を強要されたら、「差別だ!」なんて怒るんでしょうね。
企業だけでなく、学校までブラック化する時代・・・・日本が落ち込んでいるのは経済だけじゃないのかもしれませんね。
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