念能力そのものについて
- 2018.10.29 Monday
- 11:35
JUGEMテーマ:漫画/アニメ
ハンターハンターの念能力はとにかく奥深いです。
能力者の訓練次第であらゆる可能性を現実のものに出来るんですから。
劇中では当然のように使われている能力ですが、初期の頃はかなりトップシークレットな扱いでした。
能力を開花させるににもそれ相応の訓練が必要だったし、もちろん素質も必要でした。
けど今は当たり前のように使われ、条件次第では二週間で習得可能なようです。
でもこの辺は仕方がないかなと思います。
少年漫画で大事なのはワクワク感やドキドキ感だから、いつまでも昔の設定に拘ってテンポが悪くなるよりかはずっといいです。
底知れぬ可能性を秘めた念能力はハンターハンターの面白さに欠かせません。
しかし一つだけ言及が及んでいない大きな謎の部分があります。
それは「そもそも念能力ってなんなんだろう?」ってことです。
まだ初期の頃、闘技場でヒソカが言っていました。
念は奥が深いということ。
そしてどうしてこんな不思議な現象が起きるのかは僕にも分からないと。
たくさんのキャラクターが能力を使用しますが、念そのものについては詳しく語られたことはありません。
体を覆う不思議なエネルギーということは分かりますが、どうしてそれが訓練次第で物質化したり、擬似的な生物を生み出したりできるのか?
どうして科学を超越したような特殊能力を発言させることが出来るのか?
オーラによって肉体を強化、及びオーラそのものを放出できるのは分かります。
強化系、放出系はとても分かりやすい理論ですから。
でもその他の系統についてはかなりの超常現象です。
中でも特質系は群を抜いています。
色々な考察があるでしょうが、一番は「念は思考を現実化する媒体」としての力を持っているんじゃないかと思います。
オーラは肉体を覆う単純なエネルギーではなく、頭脳や精神といった内面との関わりが深いエネルギーなのかもしれません。
実際に精神状態によってオーラは揺らぎがあるようです。
深く精神や頭脳と関わっているとすれば、人が内面で思い描いた「何か」を読み取り、あたかも3Dプリンターのように外部に出力が可能なのかもしれません。
オーラはその媒体であるから、その多寡によって現実に呼び出せる現象や物質も、能力者によって差が出るということなのでしょう。
今のハンターハンターは暗黒大陸へ向かっています。
人類にとって未知の世界ですが、もしかしたら念能力の秘密もそこにあるのかもしれません。
設定一つとってもここまでワクワクさせてくれる漫画はそうそうありません。
尽きない謎がハンターハンターの最大の魅力かもしれませんね。
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