怒哀さえ宙を舞う

  • 2019.06.30 Sunday
  • 13:49

JUGEMテーマ:

どうして他人のことばかり見してしまうんだろう

 

どうして他人の目ばかり気にしてしまうんだろう

 

見ても参考にならず 気に入られても良いことはなく

 

なのにどうしてこうも他人他人に注意を取られるんだろう

 

そのうち誰が何を見て 自分と他人の違いすらなくなって

 

どこに自分の目と耳があるのかすら分からなくなってしまい

 

入っては出ていく見聞に踊らされて 病人か狂人へと変わってしまう

 

時代を呪うか 人を呪うか

 

怒りと哀しみの行方さえ宙ぶらりんだ

今日はお休みです

  • 2019.06.29 Saturday
  • 14:02

今日はお休みです。

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    召されたのは

    • 2019.06.28 Friday
    • 14:39

    JUGEMテーマ:

    棺桶を覗くと 死んだはずの父が腕立てをしていた

     

    遺影を振り返ると 死んだはずの母がパーマを当てていた

     

    小屋を覗くと 死んだはずの犬が尻尾を振っていた

     

    墓地に行くと 祖父が自分の墓に水を掛け

     

    祖母が花を取り替えていた

     

    これもしかして 死んだのは自分じゃないかと疑ってみるけど

     

    ポストに自分宛の引き落とし明細が入っているので

     

    どうもそういうわけじゃなさそうだ

     

    さて誰が死んだのか?

     

    わけが分からないまま 人の家で飯を食っていた

    水の恵み

    • 2019.06.27 Thursday
    • 13:00

    JUGEMテーマ:

    寝ても起きても肌がべとつく

     

    梅雨に入り 湿気に追い回される

     

    机もパソコンも ハンドルやスマホもべとついて

     

    初夏の心地よさは消え去った

     

    今は不快を耐えて水を蓄える時期

     

    田んぼへ引かれる水が勢いを増していた

    恐怖の正体

    • 2019.06.26 Wednesday
    • 14:59

    JUGEMテーマ:

    甲高い声で夜烏が鳴く

     

    闇を切り裂くような悲鳴は怖さがあって

     

    ビクっと身を竦ませてしまう

     

    星空は満点なのに 羽ばたく姿が見えないのが余計に怖い

     

    正体は昼間の川へ行けば分かるけど

     

    その姿を見ても誰も烏とは思わないだろう

     

    赤く染まった目 細い長いくちばし

     

    川魚を狙って 弓矢のごとく伸びる首

     

    その正体は小型のサギ 石を使って獲物をとる賢い鳥

     

    正体を知らなければ 姿の見えない夜烏は恐ろしい怪物のように感じる

     

    なんてことはない あれはただのサギだ

     

    正体を知ればなにも怖くない

     

    夜烏の声から怪物が消え去った

    時限爆弾

    • 2019.06.25 Tuesday
    • 13:54

    JUGEMテーマ:

    いつ誰がセットしたか分からない時限爆弾

     

    時間を刻む音が不気味で

     

    暗闇になれば数字も浮かぶ

     

    けど意外にも取り外しが可能なようで

     

    誰かに押し付けることで爆弾から解放される

     

    自由を満喫し 自在に時間を使い

     

    ある時にふと思い立つ

     

    もう一度セットしてみようと

     

    望めば一瞬 誰かに押し付けたはずの爆弾が傍に戻っている

     

    縛られた生活の中で 後ろ向きな充実感を得る

    夏の呼び声

    • 2019.06.24 Monday
    • 15:32

    JUGEMテーマ:

    カーテン越しに伝わる柔らかい光

     

    窓の外には映画のワンシーンのような夕暮れ

     

    道路で仰向けになったセミは僅かに足を動かし

     

    もう少しこの世を堪能しようとしている

     

    木に乗せると 再び羽ばたこうというのか

     

    上へ上へと登っていった

     

    あちこちに生死が蠢き出している

     

    もう梅雨が近い 夏の呼び声が聴こえる

    今日はお休みです

    • 2019.06.23 Sunday
    • 13:13

    今日はお休みです。

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      昨日の今頃

      • 2019.06.22 Saturday
      • 15:26

      JUGEMテーマ:

      コーヒーの残りを気にしながら煙を飛ばす

       

      ヤニが灰皿を埋め尽くし

       

      丸い先端が百目のように宙を睨んでいる

       

      どうしてこうも素直になれないのか

       

      解決策はない けど妥協も出来ない

       

      跳ね返る責任を受け止めるには覚悟が必要なのに

       

      まだコーヒーの残りなんかを気にしている

       

      昨日の今頃 もう話すことはないと

       

      背中を向けて出ていった姿だけが思い浮かぶ

      渓谷の遠吠え

      • 2019.06.21 Friday
      • 15:10

      JUGEMテーマ:

      空気を震わす遠吠え

       

      共鳴するようにあちこちから鳴り響き

       

      テントから這い出して耳を澄ませた

       

      距離は近くない

       

      けどテントで眠る気になれずに

       

      木の枝までよじ登った

       

      谷間に白い犬が駆け抜けていく

       

      続く数匹の野犬 逃げるは猪

       

      手を合わせ 猪に感謝する

       

      食われていたのは俺かもしれない

       

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