靄
- 2019.12.31 Tuesday
- 11:43
- 写真・カメラ
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JUGEMテーマ:写真
誰かがここにいた。
海には人のよく気配が残っています。
足跡、砂遊び、建物。
人がそこにいなくても人がいたであろうことが分かります。
それが数分前なのか数年前なのか分かりませんが、海には人の軌跡を記憶する力がありますね。
だから哀愁をかき立てるのだと思います。
JUGEMテーマ:詩
どうやったって自分の感性は消えない
変わりもしない 曇ることも尖ることも
最初から最後まで同じ量 同じ形であり続け
知識や経験にさえ左右されず
埋もれることはあっても 出ていくことはない
感性は追い風であり 足枷であり
幸せであり 苦痛であり
きっとこれを魂と呼ぶのだろう
JUGEMテーマ:詩
無いものねだりをしてみても
無いものはどうにも湧いてこない
ならばと不要なモノを捨ててみると
思いのほかスッキリした
色々と軽くなって そうかと気づく
求めていたのは無いものではなく
余計なモノから解放されることだったんだと
気づかないうちにまた溜まり
いつか疲れるんだろう
JUGEMテーマ:詩
誰も来ない寂れた公園で
どの季節も景色さえ見に来る人がいない山裾で
釣りやザリガニ採りさえ誰もしない小川で
今にも朽ちそうなベンチに寝転んで
何も求めずに空を見ていた
ただそれだけの一日だった
JUGEMテーマ:詩
いつかまたと手を振って
二度と会うことのない人はたくさんいる
淡い雪が降った去年 積もらずに消えていく無情な景色に
もう会うことのない人を思い出していた
今年は過去を振り返るだろうか
人と人との繋がりほど淡いものはない
JUGEMテーマ:詩
山上の月が道を照らす
ぼんやりと街の形が見えて
足元にも影を落とす
鹿の親子が振り返り
鳥居の向こうへ逃げていく
追いかければ違う世界へ行けるだろうか
暗い森からミミズクの声が響いていた