久しぶりの小説

  • 2012.10.28 Sunday
  • 18:06
 お久しぶりです。 
ヤカーです。
久しぶりにXファイルネタの読みきり小説を書きたいと思います。
機会があれば勇気のボタンや不思議探偵誌の読みきりも書きたいと思っています。
よろしくお願いします。

ラブリー・デイズ

  • 2011.04.04 Monday
  • 11:39
     女の幸せって何?
  ブランド品に囲まれること?
  セレブ御用達の高級ホテルで夜景を見ながらワインを飲むこと?
  それとも目玉が飛び出るほど高額な宝石を身につけること?
  いや違う。
  女の幸せは最高の男と時間を共に過ごすこと。
  でも世の中には男は星の数ほどいる。
  本当に良い男を見分けるのは、シュレッダーの中から破いた手紙を見つけるより難しいだろう。
  私には彼氏がいるが、彼は本当に最高の男なのだろうか。
  私の未来がどうなるかなんて、ノストラダムスでも予言出来ないだろう。
  最高の男の求め方。
  これはある意味、何も持たずにエベレストを登るより難しい。
  けど私は諦めない。
  だって私は、本当の幸せを求めているから。
     

                          *

部屋でテレビを見ていると、電話がうるさく鳴り響いた。
だるい身体を起こしながらケータイを取る。
「ハーイ!あたし、ジェリーよ。
ねえ、今夜暇?」
私はベッドから降りながら髪を掻き上げる。
「ハイ、ジェリー。
今テレビを見てた所よ。」
「あら、つまらない時間の過ごし方してるわね。」
「暇で何もすることがなかったのよ。」
私は短く息をは吐きながら言う。
「今夜セレブのイケメン達と合コンがあるのよ。
あなたも来るでしょ?」
またかと思った。
ジェリーは良い男を探すのに人生を費やすような生き方をしている。
「それより聞いてよ。
マックスったら酷いのよ。
私の勝負下着を見て、それ何のコスプレなんて言うのよ。
信じられない。」
ジェリーはあははと笑った。
「あんたまだあんな男と付き合ってるの。
いい加減別れなさいよ。
それで今夜良い男をゲットすればいいのよ。
ねえ、今夜の合コン来るでしょ?」
「まあ暇だから行ってもいいわよ。」
「じゃあ決まりね。
今夜七時、あなたのマンションに迎えに行くわ。」
「オッケー。準備して待ってる。」
「アマンダとスカーレットも誘うからね。
楽しみにしててね、じゃあ。」
ジェリーは短く笑うと電話を切った。
私はテレビを消し、シャワールームに向かった。
昨日マックスと飲んだ酒がまだ残っている。
「マックス、怒ってないかな。」
私は呟き、シャワーの蛇口をひねる。
私の彼、ジョン・P・マックス。
一流商社に勤めるエリートだ。
優しいし気遣いも出来るけど、最近些細なことで喧嘩する。
昨日も喧嘩した。
理由は乳を揉むタイミングはどの瞬間かだ。
下らないことで喧嘩になってしまった。
「まあ仕方ないわよね。
悪いのはお互い様。」
私は自分に言い聞かせ、熱いシャワーを浴びた。
     
                         *

「いい男ばっかりね。」
ジェリーがヨダレを垂らしながら言う。
私のマンションから車で一時間の場所にある高級レストラン、「タカイ・デ・ココ」。
運ばれて来る料理に口をつけながら、セレブのイケメン達と笑いながら喋り合っていた。
「僕はサーフィンが趣味なんですよ。
休日はいつも海に行っています。」
イケメンの一人が言う。
「まあ、どうりで良い体してると思ったわ。
ねえ、キャシー。」
ジェリーに同意を求められ、私は曖昧に頷く。
「私もサーフィンやったことあるわよ。
三ヶ月でやめちゃったけど。」
アマンダがワインを飲みながら言う。
「じゃあ今度教えてあげましょうか。」
イケメンが白い歯を見せながらニッコリと笑った。
「あら、いいじゃない、アマンダ。
私スポーツは全然ダメだから、運動神経の良い人って羨ましいわ。」
スカーレットがうっとりした目で言う。
「僕も学生時代にレスリングをやっていたんですよ。
これでもけっこう強かったんですよ。」
別のイケメンが言う。
「あらあ、レスリングやってたの。
じゃあ寝技は得意よね。
私是非教わりたいわ。」
ジェリーが甘えた声を出した。
「いいですよ。
あなたとの寝技なら楽しそうだ。」
「うふふ、本気にしちゃうわよ。」
ジェリーが妖怪のように笑った。
他愛無い会話で時間が進み、それと同時にお酒の量も増えていった。
そして一時間後。
「だからあー、この前の男下手くそだったのよ。
乳首撫でるのに足の指使うかっての、普通。」
ジェリーは完全酔っ払い、さっきから下ネタ連発だ。
「だから私も足の指で男のあそこを撫でてやったわけよ。
そしたらそいつ何て言ったと思う?
股間を愛撫するのに足の指を使うのはどうだろうか。
ちっとも気持ち良くないって言ったのよ。」
テメーだって足の指で私の乳首いじくり回してんだろうが!」
ジェリーの暴言はとどまるところを知らない。
「あ・・・あはは・・・、それは大変だね・・・。」
さっきまで歯磨きのCMに出られるような笑顔で笑っていたイケメン達の顔を引きつっている。
「ちょっと、ジェリー、飲み過ぎ。」
アマンダ顔をしかめて言う。
「うるさいわよ。
酒でも飲まなきゃ人生やってられないわよ。」
ジェリーはウイスキーを一気に飲み干し、急に服を脱ぎ出す。
「ちょ、ちょっと!何やってんのよジェリー。」
私は慌ててとめる。
「ああーくそ、邪魔すんな。
脱いで何が悪い。」
イケメン達は完全にドン引きだ。
その時、私のケータイが鳴った。
私は服を脱ぐジェリーをほったらかし、席を離れて電話に出る。
マックスからだった。
「もしもし。」
「ハイ、マックス。」
私は少し声を落とした。
「今夜会えないかな。」
「ごめん、今夜はちょっと無理だと思う。」
私は下着姿になったジェリーを見ながら言った。
「どうしても会いたいんだ。」
「でも・・・。」
「頼む。
君に会いたいんだ。」
マックスの声は真剣で、それが私の心を動かした。
「分かった。
今すぐは無理だけど。」
「うん。
じゃあ家で待ってる。」
「分かったわ。
また連絡する。」
「ああ待ってる。」
「それじゃ。」
私は電話を切り、下着まで脱ごうとしているジェリーの所に戻った。

                         *

「酒やー!酒持ってこんかーい!」
レストランの前でジェリーが叫んでいる。
「じゃあ僕たちはこれで。」
イケメン達はそそくさと去って行く。
しかしイケメンの一人が残った。
見るとスカーレットと手を繋いでいる。
「私この後彼の家に行くの。
じゃあね、みんな。」
スカーレットはそう言って笑い、イケメンと共に去って行った。
「上手いことやったわね、スカーレット。」
アマンダが感心したように言う。
「じゃあ私も帰るわ。
ジェリーのこと任せていいわよね。」
私はジェリーの体を支えながら頷いた。
「家まで送っていくわ。
アマンダも気をつけて帰ってね。」
アマンダは笑って頷き、夜の街へと去って行った。
「ちょっとしっかりしてよ、ジェリー。」
「うるさい!酒や!酒持ってこーい!」
「こりゃダメだわ。」
やって来た運転代行の運転するジェリーの車に乗り込み、とりあえずジェリーを家まで送った。
それから私はタクシーを拾い、マックスの家までやって来た。
ドアの前まで来て電話をする。
「マックス。キャシーだけど。
今家の前に着いたわ。
「分かった。」
電話を切るとすぐにドアが開いた。
「ああ、会いたかったよ。」
マックスは私を抱きしめ、唇を吸い寄せた。
「私も会いたかった。」
マックスは笑顔で頷き、私を抱えて家の中に入った。
そしてベッドの上に私を寝かせ、マックスは奥の棚から何かを引っぱり出している。
「何やってるの、マックス?」
マックスは笑顔で振り返り、ダンボールを手にして近づいて来た。
「何そのダンボール?」
するとマックスはそのダンボールの中から下着を取り出した。
「これをキャシーに着てもらおうかと思ってね。」
そう言って渡された下着を私はまじまじを見る。
「やだ!何これ。」
私は思わず声をあげた。
「ネットで買ったんだ。
君に似合うかと思って。」
それはTバックだった。
ただし普通のTバックではない。
股間の所に何か顔が付いている。
「何この顔?」
「知らないかい?
日本のものだそうだよ。
般若っていうらしい。」
「これを私に着ろっていうの?」
「ああ、その通りだ。
それを君につけてほしい。」
嫌だった。
何が悲しくてこんな下着をつけなくてはいけないのか。
「頼む。
それをつけた君の姿が見たいいんだ。」
マックスは真剣な目で訴えた。
私が迷っているとマックスは言った。
「頼む。
僕を愛しているならつけてくれ。」
私はさんざん迷ったが、やがてマックスの熱意に折れた。
「分かったわ。」
そして私はバスルームへ行き、般若の下着をつけた。
「うは!最高だよ!」
マックスは大喜びだ。
「ギザ萌えす!テラ萌えす!」
マックスは私を抱きしめ、ベッドに押し倒した。
「今夜の君は最高に綺麗だよ。」
マックスが私の目を見つめながら言う。
「あ・・・ありがと・・・。」
恥ずかしかった。
死ぬほど恥ずかしかった。
「さあ、あとはこれをつけてくれれば完璧だ。」
そう言ってマックスはダンボールからブラジャーを取り出した。
「何それ。」
私は呆れたような口調になって言った。
「何って見れば分かるだろ。
その般若のパンツとお揃いのブラジャーさ。」
そのブラジャーは真ん中に般若の面がついており、ささに乳首の所は丸く穴が開いている。
「さあ、これをつけてごらん。」
「い、嫌よ!」
「遠慮することはない。
さあ、さあさあ。」
言いながらマックスは私のブラジャーを脱がそうとする。
「ちょっとやめて!」
「いいじゃないか。」
マックスは力任せに私のブラジャーを取ろうとする。
「やめてって言ってるでしょ!」
「いいじゃないか。
さあ、これをつけるんだ。」
なおもマックスは私のブラジャーを脱がそうとする。
そこで私の怒りが頂点に達した。
頭の中でブチっと何かが切れる音がした。
「やめろつってんだろ!
この変態野郎!」
私はマックスの顔面を思い切り蹴り飛ばした。
ぐは!と言って床に倒れるマックス。
「テメー!調子乗んなよ!」
私はベッドから立ち上がり、マックスを見下ろした。
「そんなんだからテメーの〇〇は××で〇〇なんだよ!」
マックスは呆然と私を見つめる。
「それにセックスの時だってテメーの〇〇は××で〇〇なんだよ!
この腑抜け野郎!」
マックスは泣き出した。
「そこまで言わなくても・・・。」
「うるさい!
二度とこんな変態的なことすんな!」
私は般若の下着を脱ぎ、元の下着をはいて服を着た。
「ああ、キャシー・・・、待ってくれ。」
「黙れ!」
もう一度マックスを蹴り飛ばし、私はマックスの家を出た。
怒った私の足音が響いていた。

                         *

翌日、私は仕事から帰ってまたテレビを見ていた。
まったく、一体昨日のマックスは何だったのだ。
あんなに変態的な趣味があったなんて。
昨日のことを思い返して不機嫌になっていると、ケータイが鳴った。
「やあ、キャシー。」
マックスからだった。
「何か用?」
私はつっけんどんな声で言った。
「昨日は悪かったよ。
ごめん。」
謝られて、少し怯んだ。
「昨日は君の気持ちも考えずにあんなことをして。
本当に申し訳ないと思ってる。」
私はふうっと息を吐きだした。
「昨日は私も悪かったわ。
言い過ぎた。
ごめん。」
マックスに謝られて、私も昨日はかなり酷いことを言ったと思った。
「もう怒ってないかい?」
「さっきまで怒ってたけど、謝ってくれたからもうどうでもよくなった。」
マックスは短く笑った。
「そうか、それはよかった。
じゃあ今夜会えるかな。」
「ええ、別にいいけど。」
「昨日は本当に悪かった。
君は般若が嫌いんだね。
だから今日は別の下着を用意したよ。」
私は固まった。
「ちょっと、マックス。
何を言ってるの。
私が昨日怒ったのは・・・。」
そう言う私の声をマックスが遮る。
「いや、いいんだ。
君が般若を嫌いなんて知らなかった。
だから今日用意したのは悪魔の面のついた下着だ。
これなら君も喜んでくれるだろ。
な、どうだ?」
私の心の奥から、マグマのような熱い感情が湧いてきた。
「もしもし、キャシー?」
そのマグマが私の心全体を覆っていった。
「・・・けんじゃないわよ。」
「え、何?」
「ふざけんじゃないわよ!
私が怒ってる理由が全然分かってないじゃないかテメー!」
「え・・・え・・・、俺何かまずいこと言った?」
「テメー脳みその中はどうなってんだ!
誰があんな変態的な下着を二度と着るか!
しばらく連絡してくんな!」
「え・・・ちょっと、キャシー。
なら他の下着を用意するよ。
だからそんなに怒らないで・・・。」
マックスがまだ何か喋っていたが、私は電話を切った。
怒りのあまり頭がどうにかなりそうになる。
私はベッドに倒れ込むと、大きなため息を吐いた。
良い男に巡り合うのは難しい。
そして幸せになることはもっと難しい。
ああ、私の幸せ。
私は枕に顔を突っ込んだ。
その時ケータイが短く鳴った。
メールだ。
私は頭を動かし、ケータイを見た。
マックスからのメールだった。
「ごめん。
君が悪魔の面の下着を嫌いなんて知らなかったんだ。
新しい下着を用意するよ。
ライオンの面のついた下着だ。
これなら喜んでくれるだろう。」
私はマックスを着信拒否にした。

読み切り小説

  • 2011.04.04 Monday
  • 11:34
 読み切りで小説を書きます。
ある有名な海外ドラマのパロディーです。
多分友人がこの小説を楽しみにしています。
馬鹿らしいコメディー小説ですが、よければお付き合い下さい。

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