ミリペンとつけペン

  • 2016.10.07 Friday
  • 13:41

JUGEMテーマ:アート・デザイン

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

ミリペンとつけペン。
どちらもペン入れをする時に使う道具です。
私は主にミリペンを使います。
でも以前に漫画を描いた時はつけペンを使いました。
理由は簡単で、ミリペンだと消しゴムをかけると薄くなるからです。
ミリペンはつけペンに比べて使いやすいです。
インクがこぼれて汚れることもないし、乾くのが速いから手で擦って汚すこともない。
非常に便利な道具です。
難点は線の太さを変えられないことくらいですが、様々な太さが用意されているので、それらを使い分けることで解決できます。
イラストにペン入れをするなら最適の道具ですよ。
だけど漫画となるとちょっと変わってきます。
漫画はペン入れをした後に必ず消しゴムをかけます。
下描きの線を消す為なんですが、この時にどうしても薄くなってしまうんです。
そうするとまた線を引かなきゃいけないから、二度手間になってしまうんですよね。
これがつけペンならこうはなりません。
つけペンでなぞった後って、少しだけ紙がへこんでいるんですよ。
指でなぞるとよくわかります。
これって紙の奥までインクが染みてるってことです。
だから消しゴムをかけたくらいじゃ薄くなったりしないんですよね。
でもミリペンのペン先は、つけペンのように硬くありません。
だからこそ使いやすいんだけど、でもつけペンほどしっかりインクが定着しないんですよ。
漫画の場合は表面がツルツルのケント紙を使いますから、余計に消しゴムで薄くなるんです。
ミリペンを使う漫画家さんもいるので、絶対に漫画に向かないということはありません。
絵柄によっては、ミリペンの柔らかい線の方が効果的でしょう。
画材って一長一短があるから、自分に合ったものを使うしかありません。
つけペンは漫画を描くには最適だけど、でも慣れないと難しいです。
特にGペンはクセが強いですから、慣れるまでは失敗の連続です。
この前久しぶりにGペンを使ったんだけど、全然ダメでした。
インクが滲むは、線がガタガタになるは。
Gペンのペン先ってすごく繊細だから、微妙な手の震えなんかでも線が歪むんです。
でもその分繊細な表現も出来るわけで、上手い人なら一番使いやすい道具でしょう。
Gペンで上手く描けなかったのは私が下手だから。
それは間違いのないことだけど、でもやっぱり画材には一長一短があって、自分に向いている物を使うのが一番です。
画材に優劣はなく、自分に合うかどうかだけ。
だからミリペンとつけペンどちらが優れているかなんて決められないし、ミリペンだから漫画には向かないってこともないでしょう。
でもやっぱり、Gペンでサッと描けたらカッコいいなとは思います。

画材の併用は楽しい

  • 2016.09.20 Tuesday
  • 12:26

JUGEMテーマ:アート・デザイン

画材の併用ってともても楽しいです。
今までは水彩なら水彩、コピックならコピックと分けていました。
もちろん併用することもあったんですが、それは全部同じ画材で描くのが面倒臭いからという理由でした。
でも最近はあえて併用しています。
今持っている画材はコピック、パステル、水彩色鉛筆、普通の色鉛筆、透明水彩です。
まず色鉛筆は何にでも相性がいいですね。
特に水彩色鉛筆は重宝しています。
水に溶かすとめちゃくちゃ鮮やかになるんで好きです。
背景に使うことが多いんですが、鉛筆の線が残るのが特徴。
もちろん線を残さないことも可能ですが、強めに描くと線が残るんです。
勢いや動きを出したい時は、あえて線を残すくらいに強く描きます。
そうすると透明水彩では出せない面白さがあるんですよね。
透明水彩とコピックもよく併用します。
この場合はまず最初に水彩を使います。
というのもコピックの上から水彩を塗っても、全部弾かれてしまうからです。
水彩は水で溶かすから、他の画材の上から塗るのは向いていないんですよね。
逆に下地に水彩を塗っておくと、ほとんどの画材を重ね塗りすることが出来ます。
コピックはだいたいどんな画材の上からでも併用できる感じです。
水彩だろうがパステルだろうが色鉛筆だろうが。
オイルやワックスを含んでいる画材だと難しいだろうけど、そうじゃないならまず色が乗ってくれます。
私の使っているパステルはオイルを含まないソフトパステルなので、併用が出来て便利です。
最近はマジックもよく使うようになりました。
前はラインを引くならつけペンかミリペンじゃないとダメって思ってましたが、今ではマジックを使います。
便利なんだから使わない手はないですよね。
使えるものは何でも使って描く。
その方が何倍も描くのが楽しいと思えるようになりました。

 

おっさんとババアは絵における癒しの神

  • 2016.08.29 Monday
  • 13:11

JUGEMテーマ:アート・デザイン

コミック系やアニメ風の絵といえば、美少女系が多いです。
次いで美男足、美人系でしょうか。
まず女性キャラクターが人気です。
イケメンキャラもそれに次ぐ人気があります。
どうせ描くなら美人やイケメンというのは、私も同じです。
だけどそれと同じくらいに気を引かれるのが「おっさん」です。
たまにおっさんを描きたくて仕方なくなることがあります。
そして描いていて楽しいと思うんですよ。
細いおっさん、太いおっさん、逞しいおっさん、貧者なおっさん。
おっさんは多種多様で、多様性という意味では美少女やイケメンの比ではありません。
だって考えてみて下さい。
美少女やイケメンって、必ず綺麗な顔をしていないといけないんです。
それにスタイルだってよくないといけないし、くたびれた格好をさせるわけにもいきません。
美少女やイケメンって制約が多いんですよ。
ちょっとでも顔のパーツをミスると可愛くならないし、腹が出ていてはイケメンも台無しです。
でもそれに比べておっさんは自由です。
不細工だろうが腹が出ていようが関係ないし、ちょっとくらい顔のパーツをミスっても、それはそれで味になるんです。
しょぼくてもだらしなくてもいいし、カッコよくても渋くてもいい。服装だって自由です。
おっさんというキャラクターには自由があるんですよ。
漫画太郎先生は徹底して「ババア」を描いていますが、やはり楽しいんだと思います。
漫画太郎先生のババアには、おっさん以上の自由すら感じます。
美少女やイケメンは、上手く描けたら嬉しいものです。
でもその代わり、どこか息苦しさがあるんです。
それは必ず可愛かったり、カッコよくないとダメだからです。
もしも美少女やイケメンばかり描いて疲れたら、おっさんを描くことをオススメします。
なぜならおっさんには自由があるから。
絵は本来自由なものです。
音楽には音の限界というのがあるそうだけど、絵に限界はありません。
ならば自らその限界を強いてしまうことほど、絵を描く上でしんどいことはないでしょう。
普段綺麗な絵や可愛い絵しか描かないのなら、たまにはおっさんやババアなどを描いてみる。
そうすることで、自由な絵の心を取り戻せるかもしれません。
おっさんやババアは、絵においては癒しの神です。

 

見て、描いて、真似てみる

  • 2016.08.23 Tuesday
  • 11:37

JUGEMテーマ:アート・デザイン

絵を描くのが好きなので、絵の教本を幾つか持っています。
コミック風の教本から、絵本風の教本、それに動物を描く際の資料のような本も。
一言で絵といっても、どういう絵を描くかでかなり変わってきます。
かの手塚治虫は、自身の漫画についこう言っていました。
「記号を使って、特殊な文字を描いているような気がする」
これはどういうことか?
おそらくですが、デフォルメされた漫画の絵は、絵よりも記号の組み合わせに近いものなんだと思います。
劇画のようにリアルな絵なら別ですが、手塚治虫の絵はシンプルであり、デフォルメも強いです。
漫画ってそういう絵が多いけど、それって描くスピードを上げる為なんでしょうね。
美術の絵のようにしっかり描いていたんじゃ、あまりにも時間が掛かり過ぎます。
だから記号のように簡略化することで、締め切りに間に合うように工夫しているんでしょう。
記号は絵であり、文字でもあります。
だから記号を使って特殊な文字を描いていると表現したんでしょう。
そもそも文字と絵の境目って、けっこう曖昧です。
昔の文字は絵そのものだったりするし、絵を崩して文字にしている場合もあります。
象形文字なんかまさにそうです。
文字は元を辿ると絵になる。
だから絵と文字は兄弟のようなものかもしれません。
そう考えると、漫画って特殊な文字を使った小説とも言えます。
もっと言うなら、象形文字を使った小説です。
象形文字は誰が見ても一目瞭然に伝わるから、国境の壁なんて関係ありません。
小説に比べて漫画が海外でも売れやすいのはこの為でしょう。
リアルな劇画は別にして、デフォルメの強い漫画は文字と絵の境目に位置するんでしょうね。
だけどベルセルクのようにリアルな絵になると、この限りではありません。
あの絵はどう見ても文字ではなく、美術の絵に近いです。
作者の三浦建太郎先生は、大学で美術の絵を学んでいます。
だからこその美術的な絵なんでしょうけど、まるで一枚一枚が絵画のように綺麗です。
記号の絵とは違った、絵の為の絵。
そのクオリティの高さゆえに、海外でも人気があるようです。
漫画一つとっても、その絵には大きな違いがあります。
別にどの絵が優れているというわけじゃなくて、バリエーションが豊富で面白いってことです。
アメリカだと漫画は分業制になるそうで、一人で描くことはないようです。
だからバリエーションの豊かさという意味では、アメコミよりも日本の漫画が上でしょう。
ストーリーだけでなく、絵柄だって千差万別なわけですから。
絵ってとても不思議だなと思います。
上手い下手は別にして、絵には人柄が出るからです。
強面でも優しい絵を描くなら、その人はきっと優しい人でしょう。
逆に優しそうに見えながら怖い絵柄の人は、根っこでは怖い人なのかもしれません。
絵は頭だけでなく、自分の体を使って描くものです。
頭と体を両方使うから、その人の内面が表に出やすいんだと思います。
そうなるといくら教本をたくさん揃えても、自分に合う本って少数だったりします。
どんなに上手い人でも絵柄にクセが出るから、教本って合う合わないがあるんですよね。
ちなみに一番の教本って、本じゃなくて他人の作品です。
上手い人、好みの絵柄を模写することで、各段に上達したりしますからね。
誰だって嫌いな絵を模写しようとは思わないから、模写に選ぶのは自分に合う絵柄になります。
模写して思うのが、絵って本当に十人十色なんだなってことです。
似ているようでも同じ絵ってなくて、模写することでハッキリとそれが分かります。
絵の上達は上手い人を真似るに限る。
芸術は模倣からって言葉もあるし、真似するって行為は偉大です。
もちろんパクリを推奨しているわけじゃありませんよ。
あくまで練習法の話です。
だからやっぱり模写こそが最高の教本です。
見て、描いて、真似てみる。
これに勝る練習法はないと思います。

 

水彩色鉛筆の魅力

  • 2016.08.05 Friday
  • 10:55

JUGEMテーマ:アート・デザイン

最近ちょくちょく水彩色鉛筆を使います。
だいぶ前に買ったやつで、あまり使わなかったんです。
ヴァン・ゴッホの水彩色鉛筆です。
この画材のいい所は、色鉛筆と水彩絵の具、両方の使い方が出来ることです。
そのまま使えば淡い色の色鉛筆。
水に溶かせば鮮やかな水彩絵の具。
好みに合わせて使い分けることが出来ます。
この画材の一番楽しいところは、まず色鉛筆として色を塗り、その後に濡れた筆で溶かす瞬間です。
淡い色鉛筆の画風が、筆で濡らした瞬間に鮮やかな色に変わっていく。
その瞬間こそが一番楽しいんです。
水に濡らして別の画材に変化する。
こんな画材は他にありません。
ヴァン・ゴッホの色鉛筆はなかなか渋い発色をしています。
色はとても綺麗で、でも落ち着いた色合いになります。
フィルムに例えるならコダックに近いです。
フジは派手で色鮮やか、コダックは渋めのいぶし銀って感じです。
どちらも味があって面白いけど、私はコダクローム64のいぶし銀な感じがとても好きでした。
ヴァン・ゴッホの水彩色鉛筆には、どことなく似たような部分を感じるんです。
チョコレートに例えるならビターです。大人の味です。
私はいつもクサカベの透明水彩を使っているんですが、クサカベはかなり鮮やかです。
ホルベインはもっと鮮やかです。
ヴァン・ゴッホはその対極って感じす。
水彩色鉛筆ってメインで使う人は少ないと思います。
中にはどっちつかずで嫌う人だっているかもしれません。
だけどこんなに面白い画材はないですよ。
色鉛筆で塗るか?
水彩で塗るか?
迷ったなら水彩色鉛筆を使えばいいんです。
まず色鉛筆として使って、それで満足ならそのままでOKです。
でもやっぱり水彩にしとけばよかったと思うなら、水に濡らした筆で溶かせばいいだけです。
一つの画材で二つの効果。
それが水彩色鉛筆の魅力です。

 

Gペンとミリペン

  • 2016.06.23 Thursday
  • 12:55

JUGEMテーマ:アート・デザイン

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

漫画やコミック風の絵は、下描きの後にペン入れをします。
多くの場合はGペンや丸ペンを使うと思います。
特にGペンが使われているんじゃないでしょうか。
ここのところずっとミリペンだったので、久しぶりにGペンを使いました。
大きな絵だとGペンの方が描きやすいです。
それに線の太さを変えられるのが便利ですね。
筆圧で太さが変わるから、絵に勢いが付きます。
だけど慣れないと難しい道具でもあります。
この前久しぶりに使ったら、インクを滲ませてしまいました。
それにまだ乾いていない部分を手で擦ってしまったり。
ああいう時って「ぬああああああ!」ってなりますよね。
せっかく苦労して描いても、一瞬で台無しになってしまうんですから。
そういう時は誤魔化すに限ります。
私はホワイトを使うのはあまり好きではないので、インクの滲んだ場所はあえて黒く塗りつぶします。
その後は背景を描き足したり、黒い部分を広げて影にしてみたり。
でも顔などの重要な部分をやってしまった場合には、潔く諦めます。
描き直すしかありません。
それに対してミリペンはとても使いやすいです。
要は細いマジックみたいなもんだから、Gペンのようにインクが滲むなんてことはありません。
それに細かい所を描くには便利だし、とても使いやすいです。
だけどGペンのように線の太さを変えられません。
だから線の太さを変えたい場合は、別のミリペンに替えるしかありません。
それに消しゴムを掛けると薄くなってしまうこともあるし、Gペンほど強い線は引けません。
後から色を塗るならミリペンは便利です。
線が柔らかいから、色の邪魔になりにくいんです。
でも線を活かしたい場合は、Gペンの方が向いていると思います。
それぞれの道具に一長一短があります。
漫画はGペンや丸ペンが絶対という意見もあるけど、ミリペンを使っている漫画家もいます。
道具には特徴があるから、自分に合った物を使うのが一番だと思います。
Gペンもミリペンも、私にとっては大事な画材です。

多種多様な絵

  • 2016.05.14 Saturday
  • 08:17
JUGEMテーマ:アート・デザイン
原作絵とアニメ絵。
同じ作品でもけっこう違います。
漫画の場合だと、基本的に漫画家が描きます。
もちろんアシスタントも描いているはずですが、主要なキャラは漫画家が描いているでしょう。
でもアニメの場合って、毎回同じアニメーターとは限りません。
すごく上手い人もいれば、ネットでネタになってしまうような人もいます。
アニメの場合は描く量が半端じゃなく、時間も無いから作画崩壊するのも無理はありません。
むしろそういうのを見つけると、ちょっと嬉しくなってしまったり。
描く人間が変われば、絵柄が変わるのも当然です。
漫画の絵とアニメの絵で違うのも当たり前でしょう。
全体的に二つの絵を見比べると、漫画の方が尖った絵のように思います。
そしてアニメの方がシンプルで丸みのある絵柄です。
アニメは動くから、漫画のように尖ったり描きこんだりしていると、見ている人の目が疲れるんでしょうね。
だからシンプルで丸みのある絵なんだと思います。
漫画の場合は止まっているから、目に焼き付くような絵の方がいいのでしょう。
だからしっかりと描きこんだり、癖のある絵柄だったりするんだと思います。
同じ絵でも、漫画とアニメでは違うんですね。
イラストと絵画も違いますよね。
基本的に絵画は油彩です。日本画なら岩絵の具。
イラストだと水彩や色鉛筆。
パステルもあるし、コミック風の絵ならコピックも使われます。
それに固形の日本絵具もあるし、色んな画材がありますね。
絵画だと重厚感や質感を持たせる為に、油彩を使うんだと思います。
基本的に複製することを考えていないから、その一枚で見た人を感動させないといけません。
だからしっかりと目に焼き付く油彩や岩絵の具の方が向いているのでしょう。
イラストは複製することが多く、また何かの挿絵で使われることがほとんどです。
だからあまりにインパクトが強すぎると、文章の邪魔になったりするはずです。
同じ絵でも、媒体によって変わる。
絵は絵でも、どういう風に見せるのかによって、画材も絵柄も変わってくるんですね。
ちなみに漫画は白黒の方が見やすいです。
色の付いた漫画は綺麗だけど、読むには白黒の方が良いです。
アニメだと断然カラーの方がいいんですけどね。
こういう違いも絵の面白いところです。
複雑で深い絵の世界。
だからいくら描いても、いくら見ても飽きることはありません。

絵を描くのに楽しいと思う心は必要か?

  • 2016.05.09 Monday
  • 11:34
JUGEMテーマ:アート・デザイン
絵を描くのは楽しいです。
楽しいからやっているわけで、楽しくないならやっていないでしょう。
だけどいつも楽しいわけじゃありません。
出来上がった時は楽しくても、描いている時ってしんどかったりします。
何でも楽しんでやれっていう意見もあるけど、いつでも楽しめるわけじゃないですよね。
でも私は、楽しくない時にこそ普段とは違うものが出来ると思っています。
写真の専門学校に行っていた時、先生から言われた一言があります。
「しんどいと思う時に写真を撮れ」
これはどういう意味かというと、しんどいとか、撮影に行きたくないと思う時には、いつもと違う写真が撮れるって意味です。
天気が良い日は、自ずと外へ出たくなります。
写真をやっている人なら分かると思うけど、青空ってカメラを持って出かけたくなるんですよ。
だけど天気の良い日ばかりに出掛けても、普段と違う写真は撮れません。
あえて雨の日に出掛ける、あえて曇りの日に撮影する。
そういう時にこそ、いつもと違う写真が撮れるんです。
だけど天気の悪い日に、わざわざ撮影に行こうとは思いません。
思わないんだけど・・・・行くのが大事です。
後から写真を見返した時、晴れの中に雨の写真が混じっていると、全然深味が違うんですよ。
同じような写真を並べても意味がなくて、一つでもいいから違う写真が入ると面白くなるんです。
絵だってきっと同じで、楽しい楽しいで描いていても、出来上がるのは同じようなものだと思います。
例え気分が乗らなくても、いつもとは違うようなキャラクターを描いてみる。
可愛い絵が描きたくても、あえて怖い絵を描いてみる。
気分が乗らないけど、無理矢理描いてみる。
そうすることで、いつもとは違う絵が出来上がるはずです。
自分の絵にどういう可能性があるかなんて、やってみるまで分かりません。
可愛い絵が向いていると思っても、実はホラー向きかもしれません。
美男美女が得意だと思っていても、実は爺さん婆さんの方が得意かもしれません。
ちなみに私は、中年や老人を描くのは苦手じゃありません。
逆に美男美女はすごく苦労します。
でも普段描きたいのは美男美女なんですよね。
でもあえて中年や老人を描きます。
描きたくない時でも無理矢理描きます。
楽しくないです。
でも時間が経ってから見返すと、描いてよかったなと思えるんです。
美男美女ばっかりの絵だと、すぐに飽きてしまうからです。
それに中年や老人を描くのって難しくて、勉強になるんですよ。
ただ豊齢線を入れればいいってもんじゃありません。
中年や老人って、輪郭や顔の窪みまで変わってくるんですよね。
だから上手く爺さん婆さんを描けた時って、けっこう嬉しいんです。
描いている時は楽しくないけど、時間が経って見返した時に、描いてよかったなと思えるんです。
私はその場その場の自分の気持ちに正直になるのって嫌いなので、描きたくなくても描いたりします。
その場その場の感情だけで決めてしまうと、時間が経ってから後悔すると知っているからです。
絵を描くのが楽しいのに越したことはないけど、楽しいと思う心は絶対に必要じゃありません。
大事なのは、時間が経ってから「描いてよかったな」と思えることです。
だから楽しくなくても描く。
絵は後々まで残るものだから、その時の気持ちだけでやると損をすると思います。

上手い絵 個性的な絵

  • 2016.04.26 Tuesday
  • 10:46
JUGEMテーマ:アート・デザイン
絵を描くのが趣味なので、もっと上手くなりたいと思っています。
だけど好きな画家や漫画家、イラストレーターに憧れたりもするので、味のある絵やインパクトのある絵も描きたいと思ったりします。
むしろそっちの方が重要なんじゃないかと。
でも上手くないと思い通りに描けないものだから、もどかしさが募ります。
上手い絵と個性的な絵。
どっちが大事かというと、私は個性的な絵の方が大事だと思います。
いくら上手くても、味や個性のない絵はすぐに忘れられてしまいます。
見た人に強烈なインパクトを残すには、やはり強烈な個性が必要でしょう。
でも上手くならないと、その個性を発揮できないというのもあります。
本来自分の中に眠っている絵の力は、練習なしでは引き出せません。
せっかく優れた個性があったとしても、技術なしでは意味がないはずです。
この前遊戯王の映画を観てきました。
そして漫画も読み返しました。
遊戯王の生みの親の高橋和希先生は、すごく個性的な絵を描きます。
プロなんだから上手いのは当たり前なんだけど、でも上手いで終わらない絵です。
先生はキャラクターを描く時、とにかくシルエットを意識するそうです。
漫画は登場人物が多いですから、似たようなキャラクターが出て来るのを防ぐ為だそうです。
それと同時に、シルエットだけでどのキャラか分かるような個性を持たせる為だそうです。
先生はご自身のことを、漫画家ではなくデザイナーだと仰っていました。
もし漫画家になっていなかったら、ゲームデザイナーになっていただろうと答えています。
優れたデザインはどれも個性的です。
特に漫画やアニメのキャラクターは、個性がないと魅力を感じません。
遊戯王のキャラクター、そしてモンスターは、どれも個性的です。
それはきっと、先生が強烈な個性と、高い画力を持っているからです。
絵が上手くなりたい。
でも見た人にインパクトを残すような絵を描きたい。
どっちも大事だと思うし、失くしてはいけないものです。
絵を描くって難しいですね。
でも難しいからこそ、楽しいと思えるんでしょうね。

墨で描く楽しさ

  • 2016.02.18 Thursday
  • 13:37
JUGEMテーマ:アート・デザイン
色んな画材があるけど、その中でも独特な面白さを持つものがあります。
その一つが墨です。
本来は書道で使われる物だけど、絵を描くのにも向いています。
水墨画って独特の魅力があって、カラーの絵にはない趣があります。
例えるなら、モノクロ写真とカラー写真の違いです。
モノクロだからこそ、物の形や陰影が際立つことがあります。
水墨画も同じで、色がないからこそ風景や人物の形が浮き立ちます。
私も何度か墨で描いたことがあります。
水墨画なんてカッコいいものじゃありませんが、でも描いていてとても楽しかったです。
墨で描く場合、まず下描きをしません。
いきなり筆で描いていきます。
ちょこちょこ描くんじゃなくて、失敗してもいいからサッと描きました。
それで時間を掛けて描きこむんじゃなくて、たくさん余白を残して仕上げます。
水墨画って白と黒とグレーの三色だから、余白を埋めるのはよくないと思ったんです。
良い水墨画って、余白の活かし方がすごく上手いんです。
繊細な絵で知られる伊藤若冲も、水墨画の場合はほとんど描き込んでいません。
たっぷりと白い部分を残し、流れるような筆の跡が印象的です。
このブログに「釣り人と仏様」という墨で描いた絵本を載せています。
よかったら読んでやって下さい。
普通は絵を描く時、すごくエネルギーを使います。
しっかりと集中して、ものすごく神経を尖らせて・・・。
だから描き終わった後にはとても疲れます。
だけど墨で描く絵は逆で、とてもリラックス出来ます。
集中するというよりも、どれだけ力を抜くことが出来るか?
頭の中が空っぽになったような気分で描いた方が、上手くいくように思いました。
そして描き終わった後は、すごくスッキリするんです。
頭の中がクリーニングされたような、一種の爽快感があります。
カッコいい水墨画を描くのは難しいだろうけど、墨で描くこと自体は誰にでも出来ます。
普段の絵に疲れた時、墨で描くととてもリフレッシュ出来ますよ。

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