角が一本のユニコーン 角が二本のバイコーン

  • 2017.08.03 Thursday
  • 12:11

JUGEMテーマ:神話・伝承全般

ユニコーンという聖獣がいます。
真っ白な馬で、頭に長い一本角を持っています。
イギリス文学によく登場するようで、純粋性の象徴とされています。
ユニコーンのすごい所は、堂々たるその一本角。
これに触れると、どんな病気でもたちどころに治ってしまうと言い伝えられています。
ユニコーンが死んで、角だけになってしまっても、その不思議な力は残っているそうです。
この角を求めて多くのハンターが戦いを挑みますが、仕留めることは至難の業だとか。
頭がよく、しかも喧嘩が強いんもんで、返り討ちに遭ってしまうんですね。
だけど弱点もあります。
それはうら若き乙女。
それも処女。
ハンターには「なんらワレこら!」と突っかかっても、処女の乙女が相手だと「膝枕してクレメンス」と眠ってしまうそうです。
なんとも女好きな聖獣がいたもんですが、聖獣は聖獣。
その角には万病を治す力があるので、多くの人から愛されているのです。
そして・・・・実はユニコーンには亜種がいます。
その名はバイコーン。
ユニコーンが神聖な獣であるのに対して、バイコーンは邪悪な獣であるとされています。
バイコーンの最大の特徴は、角が二本あるということです。
角が一本のユニコーン。
角が二本のバイコーン。
角の数が違うと、意味が変わってくるんだそうです。
一は純粋を表す数字だそうです。
理由は・・・男根です。
男のアレは一本です。
ユニコーンの角はそれの象徴なんですよ。
そしてその男根を鎮められるのは、うら若き乙女の処女。
要するにオスとメスの関係になっているわけです。
しかしバイコーンは角が二本あります。
一という数字が男根であり、それを鎮める乙女がいる。
このオスとメスという図式を崩してしまうのが、角を二本持つバイコーンなのです。
というのも、二は女性を表す数字だそうで、その意味は「誘惑」です。
ユニコーンという純粋、処女という純粋。
そこに水を差すのがバイコーンです。
昔は処女信仰が強く、聖母マリアも処女受胎をしています。
そういった純粋性を打ち消してしまうバイコーンは、邪悪とみなされたのでしょう。
現代の女性が聴いたら「ざっけんなコラァ!」とキレると思います。
「だったら童貞じゃない男もバイコーンだろが!!」と。
しかし大昔の思想や価値観は、現代とはかけ離れている部分もあるんです。
キリスト教徒ではないというだけで、魔女狩りが行われていた時代もあるんですから。
そして欧州にキリスト教が広まるにつれて、ユニコーンも悪魔に貶められてしまいました。
七つの大罪の一つである「憤怒」の悪魔として。
対立する宗教や宗派に対する、マイナスイメージのレッテル貼りです。
宗教同士の対立だとよくあることで、あの有名な魔王ベルゼブブも、元はバアルという偉い神様だったんですよ。
調べていくと、その時代のお国柄や民族性が見えてくるんです。
聖獣や魔王にだって歴史があるってことですね。

 

最大最強の龍神 九頭龍

  • 2016.09.27 Tuesday
  • 11:58

JUGEMテーマ:神話・伝承全般

幾つもの頭を持つ怪物は、世界各地に見られます。
ヤマタノオロチ、ヒドラ、ケルベロスなど。
そうした多頭の怪物の中でも、最も巨大なのが九頭龍です。
九頭龍は中国の龍神で、世界を支える巨大な龍です。
また風水における気の流れに関係しているそうです。
気は山から平地へ流れ、やがて行く着く先に龍脈というのがあります。
龍脈はもっとも気が充実した場所で、そこに九頭龍の頭があると言われています。
九頭龍は気の流れそのものってことです。
頭は九つあって、世界を背中に乗せるほど巨大とされています。
ギリシャ神話に空を支えるアトラスって巨人がいるけど、もっともっとスケールの大きなものということです。
九つある頭のうち、一つは日本列島を支えているそうです。
昔に「ヤイバ」という漫画があって、コナンの作者である青山剛昌先生の作品です。
特殊な力を宿した剣で戦うバトル漫画なんですが、とても面白いですよ。
このヤイバの中に、日本列島そのものが龍と化した怪物が出て来るんです。
デカイなんてもんじゃありません!
おそらくファンタジー系バトル漫画で最も大きな敵じゃないでしょうか。
しかし九頭龍はもっと巨大です。
頭一個分の大きさが、日本列島くらいあるんですから。
しかもそれが九つもあるんだから、いかに巨大か・・・。
匹敵する大きさの怪物といえば、バハムートがいます。
ファイナルファンタジーの影響でドラゴンだと思う人も多いでしょうが、本当は魚なんですよ。
それも世界を支えるほど巨大な魚です。
九頭龍もバハムートも、その巨大さゆえに倒すことが難しい怪物です。
また倒してしまっても困るので、討伐などもっての他!
世界が沈んでしまいますからね。
九頭龍は世界の命を根っこから支えている、偉大な龍神です。
昔の人の想像力はとても豊かで、現代の漫画や小説に大きな影響を与えています。
特にファンタジー系作品の場合は、神話の怪物が多々登場します。
しかしあまりに巨大な怪物は、その大きさゆえにそのまま登場させることは難しいです。
だって出て来たら勝ってしまいますからね、倒しても困ることになるし。
だから登場させる時は、ドラゴンなどにデフォルメしないと扱いづらいでしょう。
世界各地の神様や怪物が登場する女神転生シリーズにおいても、九頭龍は一回しか登場していません。
真女神転生兇暴个突茲襪鵑任垢、こいつを倒す為に宇宙から特大ビームを放たないといけないほどです。
大きな大きな龍神、世界を支える九頭龍。
その巨体と強さゆえに、漫画やゲームでも登場する機会が少ないです。
空想の世界においては、今この時でも私たちの足元を支えています。

 

龍神の天敵「大百足」

  • 2016.09.18 Sunday
  • 10:02

JUGEMテーマ:神話・伝承全般

龍や蛇はよく神話に登場します。
龍神や蛇神という、とても強い神獣として描かれます。
特に龍神は色んなゲームや漫画にも顔を出すので、とても強い印象があります。
ですがそんなに強い龍神や蛇神にも天敵がいるのです。
それは「大百足」です。
オオムカデは実在する生き物だけど、神話や伝承にも登場することがあります。
日本の伝承には大百足がよく出くるそうで、名のある武士に討伐されたりしています。
西洋のドラゴン退治に近い話ですね。
日本ではドラゴンは良いものとされているので、討伐の対象になることはありません。
その代わりとして、鬼退治や百足退治があるのです。
大百足はとても強く、一対一の戦いでは龍神でも勝てないそうです。
まず大百足はとにかく硬くて、並の攻撃は一切通じません。
そして強力な毒を持ち、動きも素早く、空を飛ぶという説もあるそうです。
しかし何より強力なのが、魔力が通じないということです。
龍神や蛇神がどんなに大きな魔力を持っていたとしても、大百足には通用しないのです。
これではいかに龍神といえども、勝負になりません。
そこで龍神は人間の武士に大百足の討伐を頼むことになります。
名のある有名な武士は、依頼を受けて大百足を討ち取りに行きました。
しかしあまりに硬い身体の為に、まったく武器が通りません。
苦戦した武士は、ものは試しにと矢じりに唾を付けて撃ちました。
すると大百足の硬い身体を貫通!
弱点を見抜いた武士は、見事に大百足を討ち取ることが出来ました。
また大百足は目が弱点とも言われています。
武器に人間の唾を付けるか、または目を狙うか。
これ以外に大百足を倒す術はなさそうです。
百足は龍神さえ圧倒する恐ろしい魔物ですが、それと同時に神の使いともされています。
百足を祭神として祀っている神社もあるそうなので、魔物なのか神なのかハッキリしない部分があるんです。
また百足は後ろに歩くことが出来ません。
決して後退しない生き物なんです。
だから戦国時代の武将の中には、百足をあしらった武具を持つ人もいたそうです。
決して後ろに退かない百足を、勇ましく思っていたんでしょうね。
あの異形な姿、生命力、そして神出鬼没なほどの速さ。
それは恐怖であり、不気味であり、それでいて強さを感じさせるものです。
それゆえに、魔物にもなれば神の使いにもなるんでしょう。
まったく興味深い生き物です。
だけど部屋の中に現れるのだけは勘弁してほしい・・・・。
もし家の中で出くわしたら、唾ではなく、殺虫剤で戦います。
それでも中々倒せないのが百足の怖いところ。
奴らは普通の虫とは違う何かを持っていますよ、きっと。

 

自然界を支える四大精霊

  • 2016.08.10 Wednesday
  • 09:27

JUGEMテーマ:神話・伝承全般

火、水、土、風。
この四つを司る四大精霊がいます。
火はサラマンダー、水はウンディーネ。
土はノーム、風はシルフです。
これって錬金術師によって定められたものだそうです。
サラマンダーは言うまでもなく火のトカゲです。
確か実際にこの名前のついたトカゲがいたはずです。
もちろん燃えてはいませんけどね。
サラマンダーはとにかく気性が荒く、そして暴れん坊です。
火の持つ性質を表しているんでしょうね。
ウンディーネは美しい乙女で、生命や浄化を表しているそうです。
若い男を誘惑することもあり、その際は水に引きずり込んで死なせてしまうそうです。
だけど恋に落ちるとすごく一途で、下手に叱るとショックで水に還ってしまうことも。
繊細だけど苛烈。
水の持つ恵みと破壊の二面性を表しているのかもしれません。
ノームはとても小さな妖精みたいな感じです。
人間の手の平に乗るくらい大きさで、赤い帽子と青い服を着た可愛らしい精霊です。
地面の中を自由に行き来出来る力を持っていて、どこに財宝が埋まっているかを知っています。
ノームは陽気な性格で、あまり攻撃的な面は持っていないようです。
しかし悪人が地中の財宝の手を伸ばしたら、それを守ります。
勇敢な面もあるんです。
シルフは風そのものを抽象化したみたいな感じで、あまり実体を感じさせない部分があります。
火、水、土と違って、目には見えないからでしょう。
それでも容姿はあって、華奢な乙女の姿で描かれます。
しかも魔術師の使い魔としてトラブルを引き起こすこともあるそうなので、このあたりは妖精と似ていますね。
ピクシーなんかが一番イメージに近いかもしれません。
小さくて可愛らしく、あまり人の目に触れない。
それでいてイタズラ好きで、だけど決して悪い存在ではない。
風の持つ儚いイメージが、ピクシーと合致してこのような性格になったのかもしれません。
このように四つの精霊が自然界の四大元素を司る者とし描かれています。
どの精霊も個性的な性格をしていて、それぞれの元素を抽象化した性格です。
ゲームや漫画でお馴染みの名前なので、知っている人は多いと思います。
特にサラマンダーやウンディーネは有名でしょうね。
精霊って妖精に近いものを感じます。
格としては精霊の方が上なんだろうけど、その個性的な性格には妖精、そして妖怪とも通じる部分があると思います。
まだ科学が発達していない時代、自然の中で起きる現象は精霊の仕業と考えられたのでしょう。
妖精や妖怪も同じです。
目に見えない怪奇現象、美しい現象、それらは自然の中や街の中に存在する、目には見えない存在のせいとされたはずです。
だけど精霊は妖精や妖怪とまったく同じではないです。
どちらかというと、多神教における神に近い存在でしょう。
万物に魂が宿るといった考えはアミニズムといいます。
日本なら八百万の神様となり、海外では精霊とされるのでしょう。
呼び方は違っても、それぞれの役割を持ち、司るものを持つという考えは同じです。
ここら辺が妖精や妖怪とは違うところです。
もっと神格の高いものが精霊なんでしょうね。
精霊ってたくさんいるけど、やっぱり有名なのはこの四大精霊でしょう。
ゲームや漫画で耳にするキャラクターの名前。
調べてみると面白いですよ。

 

自殺者の霊を導く神 イシュタム

  • 2016.06.18 Saturday
  • 12:32
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
JUGEMテーマ:社会の出来事

自殺は悪いこと。
自殺をすると天国へ行けないとか、悪霊になって現世を彷徨うとか言われています。
死後の世界なんて誰にも分からないのに、そういう話が出て来るってことは、自殺は悪ということなんでしょう。
もしあの世があったとしても、確かに自殺者は天国に行けそうにない気がします。
天国へ行くのは善人か、自分の人生をしっかり全うした人だけってイメージがあります。(悪いことした場合は別ですが)
だけど世の中には色んな神様がいて、自殺者に手を差し伸べる神様もいるんです。
その名はイシュタム。
マヤ神話の中に登場する神様で、自殺者の霊を天国へ導くと言われています。
とても珍しい神様ですね。
自殺を推奨するわけじゃないけど、でも自殺したいと思っている人にとっては、まさに救いの神だと思います。
だって自殺する人って、現世に絶望している人ですよ。
不治の病にかかっている人とか、定年前にリストラにあった人とか。
それに騙されて借金を背負ってしまった人とか、家族を殺されて悲しみに暮れている人とか。
現世になんの希望も見いだせない。
特に不治の病にかかっている人とか、定年近くにリストラされた人にかける言葉なんて、私にはありません。
「あんた落ち込むなよ。また仕事見つければいいじゃん」
こんな安易な言葉、歳とって仕事を失った人に言えません。
もしそんなことを言う奴がいたら、「お前が雇ってやれよ」って話です。
完全に追い詰められた人というのは、人生の中に逃げ道がないんです。
だからあの世に助けを求めようとするんです。
私も病気でそういう時期があったから、自殺をしようとする人の気持ちはよく分かります。
でもそんな人に対して、「自殺しても天国に行けないよ」なんて、それこそ全ての希望を毟り取る悪行でしょうね。
いったい何の権利があって、死後の世界の希望まで奪おうというのか?
反吐さえ出ます。
テレビに出てるタレントさんやコメンテーターは色々言うけど、あの人たちは強い人です。
強くなければ、図太く強かじゃなければ、テレビでこれみよがしに持論なんて吐けないはずです。
ああいう人達は放っておいても自殺などしないでしょう。
まっとうな神経を持つ人なら、例えテレビであっても身勝手な持論は披露しないと思います。
元々が強いんですよ、ああいう人達は。
自殺は悪。ではその人を自殺にまで追いやろうとしているのは、いったい何なのか?
病気か?借金か?それとも大切な人を亡くしたからか?
理由は様々だけど、私は自殺者に手を差し伸べることは出来ません。
その後の人生なんて、まったく責任が持てないからです。
そこで登場するのが自殺者を導く神です。
イシュタムがいてくれるなら、自殺しても天国へ行けます。
イシュタムは現世に絶望した人達が生み出した、最後の希望です。
だけどイシュタムがいることで、自殺する前に踏みとどまることが出来るかもしれません。
あの世も地獄、この世も地獄なら、人はまだ見ぬ方に可能性を賭けて、自殺を選ぶかもしれません。
だけど自殺してもいいんだよって神様がいるなら、「まだ逃げ道はある」って、少しだけ現世に希望が持てるんじゃないかと思うんです。
自殺しようとする人は、どこにも逃げ道がないと思い込んでいる場合があります。
でもそれは、あまりにも真面目だったり、責任感が強すぎる為にそうなってしまうのだと思います。
それならば、「どうせ自殺しら天国に行けるんだから」と思った方が、少しは気が楽になって、この世でもう少し生きてみようかと前を向くかもしれません。
追い詰めるからこそ自殺するんであって、逃げ道があるならそうはならないでしょう。
ドランクドラゴンの鈴木さんは、ムカつく人がいた場合「どうせコイツ殺せるからいっか」と思うようにしているそうです。
鈴木さんって格闘技をやってるから強いんですよね。
だけど実際に殺すなんてことはしないはずです。
しないはずだけど、でもそう思うことで、気が楽になるってことなんでしょう。
最悪殺せるんだから、まあ許してやる。
嫌な相手にそう思えるってことでしょう。
イシュタムという神様だって同じで、最悪自殺しても天国に連れてってくれるんだから、今はとりあえず自殺はやめておくかとなるかもしれません。
現世も地獄、あの世も地獄。
だったらそんなもん、最初から生まれて来なきゃよかったてなもんです。
せめて死後に楽園を描く自由はあってもいいはずです。
イシュタムは現世に絶望する人にとって、最後の砦ともいうべき神様です。
逃げ道があるからこそ、困難に立ち向かえるってこともあるんですからね。

妖精の国 アイスランド

  • 2016.06.14 Tuesday
  • 13:01
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
アイスランドでは国民の六割の人が妖精を信じているそうです。
そして最高裁までもが妖精を認める判決を出したのだとか。
道路建設に反対する自然保護団体が、自然が破壊されると妖精が住みにくくなると訴えたそうです。
裁判の結果、道路建設は中止されました。
これはアイスランドの司法が妖精を認めたってことです。
向こうでは妖精はとても大切にされているそうで、妖精について学ぶ学校もあるんだとか。
凄いですね。
幽霊が見えるとか、亡くなった人の声が聴こえるとか、そういう力は欲しくありません。
でも妖精を見たり、話したり出来る力があるなら、ぜひ欲しいです。
霊媒師は胡散臭いけど、魔女なら会ってみたいですし。
「私魔女なんです」って人がいたら、ちょっと興味を惹かれます。
きっと夢があるからでしょうね。
妖精、魔女、どちらもお伽噺のような世界の話です。
でもアイスランドの人たちは信じているんだから、お伽噺というのは失礼かもしれません。
妖精は自然の中に住まう精です。
森、川、海や空などにも妖精は住んでいるのでしょう。
これって日本の八百万の神様と似た概念です。
万物に魂が宿る。アミニズムってやつです。
だけどたくさん神様がいる多神教と、万物に魂や精が宿るアミニズムって異なる概念です。
仏教も多神教だけど、神道とはまた別物です。
日本には八百万の神様がいるけど、でももっと妖精に近い存在がいますね。
それは妖怪です。
神様でもなく悪魔でもなく、宗教でもなく信仰の対象にもならない不思議な存在。
しかも人の身近にいるのが妖怪の特徴です。
妖精って神様とはまた違っていて、妖怪のように人の生活に馴染んでいるような気がします。
普段の住処は自然の中だったとしても、人から遠い場所にいる存在ではないように思います。
神様のように高尚ではないけれど、悪魔のように邪悪なわけでもない。
妖精はとてもイタズラ好きだそうなので、これも妖怪と似ています。
ぬらりひょんは家人の留守中に飯を食っていくような妖怪ですからね。
最近じゃ妖怪リモコン隠しとかもいますね。
身の回りで起きる不思議なこと。だけど怖いことじゃないこと。
それが妖怪の元になっているんだと思います。
妖精も同じで、身の回りで起きる不思議なことが元になっているのかもしれません。
だから神様と人間の中間に位置している存在なんだと思います。
アイスランドの人達は、これからも妖精を信じ続けてほしいです。
アイスランドって未開の部族が住んでいる国じゃありません。
れっきとした文明国です。
かの有名なビョークはアイスランド出身ですしね。
だけどそれでも妖精を信じる。
すごくいいです。最高です。
そういう国が一つでもあるとホッとします。
特に日本人のように疲れ切った人達には、妖精を信じるくらいの心が必要かもしれません。
いるかどうかは別にして、景色に妖精を重ねる余裕があるくらいの方が幸せだと思います。

神様をルーツに持つフランスの鬼 オーガ

  • 2016.05.19 Thursday
  • 12:45
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
オーガという鬼がいます。
これはフランスに伝わる人食い鬼です。
人の倍ほどの大きさがあって、人を餌としている怪物です。
体が大きいので力が強く、それに加えて魔法も使えるそうです。
しかも変身まで出来るそうなので、もはや鬼の域を超えていますね。
山や丘で暮らしているそうで、男はオーガ、女はオーグレスというそうです。
もちろんオーグレスも人間より大きく、やはり人を食べるようです。
人食い鬼。
化け物が人を食べるというのはよくあるけど、オーガも同じです。
こんな化け物に狙われたら、多分生き残れないでしょう。
刃牙に出て来る最強の雄、範馬勇次郎は、オーガという異名を持っています。
それは盛り上がった背中の筋肉が、鬼の顔に見えるからです。
だけど実際のオーガは、勇次郎どころの強さじゃなさそうですね。
勇次郎は強いといっても、あくまで人間です。
でもオーガは正真正銘の化け物で、魔法も変身も可能ときている。
オーガの前に本物のオーガが現れたら、勝負は見えているでしょう。
ちょっと話が脱線するけど、最近刃牙のオーガが昔ほど強く思えなくなってしまいました。
昔は絶対無敵の超人という感じがしていたんですが、最近は天才に落ちてしまったかのように見えます。
本来の勇次郎は超人なんです。
常識なんて一切通用しない生き物で、SFやファンタジー作品を除けば、漫画の中で最強のキャラだと信じていました。
でも最近翳りが見えてきたような・・・・。
きっと武蔵のせいでしょうね。
それにピクルとか郭海皇とか、あまりに強すぎるキャラが多くなってしまった為かもしれません。
刃牙の成長も著しいですし、油断していると地上最強の生物の座が奪われてしまうかもしれません。
かつての超人ぶりを発揮するオーガは見られるのか?
今後の刃牙に期待しています。
話を戻すと、オーガは鬼の域を超えた強さを持っています。
それもそのはずで、オーガのルーツは神様だからです。
死と予言の女神オルクスという神様が、オーガのルーツです。
この女神がオーガの名前のルーツとなったそうなので。
要するにご先祖様が神様ってことです。
そりゃあ他の鬼とは比べものにならない力を持っているはずです。
あと少し強ければ、鬼神になれたかもしれません。
鬼は鬼でも、そんじょそこいらの鬼とは違う、エリートの血筋だったわけです。
ゲームでは怪力自慢という設定になることが多いけど、実際は魔法も変身も出来る、もっと頭の良い鬼なのかもしれませんね。
とにかく出くわしたら命はなさそうな化け物です。
現実にいなくてよかったです。

ほぼ不死身 インド神話の龍ヴリトラ

  • 2016.03.31 Thursday
  • 11:18
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
どの神話にも必ずと言っていいほど龍が登場します。
良い龍もいれば悪い龍もいて、時に神様の乗り物になり、時に神様に敵対する存在となります。
インド神話にも龍は登場します。
その中にヴリトラという龍がいるんですが、この龍はほぼ不死身の身体を持っています。
ヴリトラはインドラという雷神のライバルで、両者は激しく争っていました。
しかしインドラはヴリトラの中に飲み込まれてしまいます。
どうにか逃げ出すことが出来ましたが、この後にヴィシュヌ神が二人の仲裁に入りました。
ヴリトラは戦いをやめる条件として、以下のことを申し出ました。
木、石、鉄、乾いた物、湿った物では傷つかない身体にしてほしい。
また昼も夜もインドラが自分を攻撃することは出来ないようにしてほしい。
とんでもない条件ですが、ヴィシュヌ神はこれを受け入れました。
かくしてヴリトラはほぼ不死身の身体を手に入れたわけです。
しかしインドラも黙っているわけではありませんでした。
こんな不利な条件の中、再びヴリトラに挑んだのです。
インドラは昼でも夜でもない夕方に、石でも木でも鉄でもなく、乾いても湿ってもいない、海の泡の柱を使ってヴリトラを倒しました。
ヴリトラはほぼ不死身ではありましたが、完全な不死身ではありません。
遂にはインドラに負けてしまったわけです。
ヴリトラは「宇宙を塞ぐ者」という意味があるそうで、この龍が死んだことによって宇宙の穴が開きました。
このおかげで雨が降るようになったそうですが、なんだか色々ぶっ飛んだ話です。
インド神話にはこういったぶっ飛んだ話が多く、神様もぶっ飛んでいることが多いです。
ヴィシュヌは口の中に宇宙があるし、シヴァは世界を滅ぼすほどの猛毒を持つ毒ヘビを、腰紐代わりに使っています。
インド神話は特にスケールが大きく、そこに登場するヴリトラもスケールが大きいです。
宇宙を塞ぐってどれだけ大きいんだよ!って話ですが、インド神話に細かいツッコミは無用です。
とにかくヴリトラは倒されたわけですが、でもその強さは並の神様では敵わないほどです。
インドラでさえ手こずるほどなので、いかに強い龍かが分かります。
インドラ以外で勝てるとしたら、ヴィシュヌ、シヴァ、ブラフマーの三大神くらいでしょう。
龍はいつだって強い存在として描かれます。
古今東西の物語に登場し、味方の時もあれば敵になる時もあります。
龍ほどポピュラーで、万人に受け入れられた空想上の生き物はいないでしょう。
ヴリトラは女神転生でお馴染みの悪魔で、種族は龍王、もしくは龍神となっています。
レベルの高い悪魔なので、戦闘力は高いです。
ゲームでも龍は重宝されます。
ヴリトラは龍の中でもかなり強い部類でしょう。
雷神とほぼ互角の強さなのだから、龍神と呼ぶのに相応しいかもしれません。
神話ごとに龍の扱いは違うけど、インド神話のヴリトラほど厄介な龍はいないかもしれませんね。

心に巣食う悪魔の自分 ドッペルゲンガー

  • 2016.02.08 Monday
  • 12:43
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
ドッペルゲンガーという化け物がいます。
これは二重体という意味もあって、もう一人の自分ということです。
ドッペルゲンガーは自分自身の影であり、その性質は悪魔に近いそうです。
というのも、誰でも心の中には醜い部分を持っていて、その影が実体化したのがドッペルゲンガーだからです。
ドッペルゲンガーはもう一人の自分であり、自分の中の悪魔ということだそうです。
自己への激しい憎しみとか、悲しみとか、それに暴力性とか。
後ろ向きな暗い部分が肥大化すると、ドッペルゲンガーは力を増します。
そして形を持って自分の前に現れます。
通常は自分とまったく同じ姿をしているそうですが、稀に異性の姿で現れることもあるそうです。
もしかしたらドッペルゲンガーの中には、自分の願望も含まれているのかもしれません。
男だったらよかったとか、女だったらよかったとか。
もしくは一人で寂しいから、意識の中に妄想のパートナーを創り出し、それがドッペルゲンガーと重なって現れるのかもしれませんね。
ドッペルゲンガーは見たら死ぬと言われていますが、それはなぜか?
おそらくもう一人の自分に乗っ取られてしまうからではないかと思います。
ドッペルゲンガーは自分の影の部分であり、心に巣食う悪魔です。
その悪魔に負けてしまったら、自分という人間は変わってしまうでしょう。
欲望、暴力、支配、殺戮、蹂躙・・・・・。
そういった暗い心が支配し、以前の自分ではなくなってしまうはずです。
人間というのは何かがキッカケで大きく変わることがあります。
悪人が善人になることもあれば、善人が悪人になることもあるでしょう。
ドッペルゲンガーに負けるということは、自分の負の心に負けるということです。
そしてドッペルゲンガーが目の前に現れるということは、負の心を増大し、自分でもコントロールすることが出来なくなっているということです。
自分の中には大勢の自分がいて、ほとんどの場合は調和が取れているはずです。
でもそのバランスが負の方へ傾いてしまった場合、ドッペルゲンガーが現れるのでしょう。
それはきっと自分にしか見えないだろうし、力や武器では倒すことの出来ない悪魔です。
なぜなら戦うべきは自分自身なので、負の心に負けない強い心が必要になるからです。
人間が何かで迷った場合、よく天使と悪魔が出て来て争いをする絵があります。
自分の中の悪魔を倒せるのは、自分の中の天使だけ。
ドッペルゲンガーに支配されたら、悪い心に全てを乗っ取られ、完全な悪魔に変わってしまうでしょう。
誰だって負の影はあるものだけど、決してドッペルゲンガーに負けないようにしたいですね。

いつだって泣いている妖精バンシー

  • 2016.02.06 Saturday
  • 10:31
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
普通は妖精と聞くと、可愛い姿を思い浮かべるはずです。
手の平くらいに小さくて、とても愛らしい感じの、憎めない奴ってイメージですよね。
でも妖精にも様々な奴がいて、その中にいつも泣いている妖精がいます。
その妖精の名はバンシー。
この妖精は寿命をまっとうせずに死んでしまった美女の精と言われています。
いつだって泣いていて、そのせいで目は真っ赤です。
髪はとても長く、青白い顔をしているそうです。
そして灰色のマントをまとっていて、誰かが死ぬと傍に来て泣きます。
特に伝統のある家柄や、音楽をやっている人が死ぬと現れるといいます。
みんなから愛されるような人の場合だと、何人ものバンシーが現れて泣くそうです。
バンシーは死者の傍で泣くだけで、特に悪さをするわけではありません。
死の妖精と呼ばれていますが、不吉な存在ではないんです。
ただ誰かが死ぬと、傍に来て泣く。
それはきっと、死というものを心から悲しんでいるせいなんだろうと思います。
自分は寿命をまっとうせずに死んでしまったから、それが悲しくて悲しくて仕方ないんでしょう。
あの世にも行かず、かといって悪霊となって悪さをするわけでもなく、ただただ嘆いているんです。
でも誰かが死ぬ時にも泣くから、どちらかというと良い妖精なんでしょうね。
自分のことだけを考えているなら、誰かが死んで泣くはずがありません。
人の死に悲しみを覚える。だから泣く。
バンシーはいつだって泣いていて、死者がいればその傍に立ちます。
そして他人の為に泣き、それが終わるとまたどこかへ消えてずっと泣いているわけです。
バンシーは泣くこと以外に何もせず、いつだって嘆きのどん底に立っている。
そう思うと、すごく悲しい妖精です。
可愛らしくて楽しい妖精のイメージとは大違いで、幸せを感じることなく涙に明け暮れているわけですから。
バンシーだって本当は笑いたいだろうに、それが出来ないからバンシーなんでしょう。
いつか悲しみから解放され、笑顔を取り戻したのなら、それはもうバンシーから抜け出したってことです。
誰かの為に泣く優しい心の持ち主、バンシー。
バンシーがバンシーでなくなる時、明るい妖精が一人誕生したってことなのでしょうね。

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