滝は龍が宿る場所

  • 2016.01.26 Tuesday
  • 13:37
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
滝にはある種の神性を感じてしまいます。
以前は風景写真にハマっていたので、よく滝を撮りに行きました。
山奥の滝、クマが出る滝、それに観光地として吊り橋が整備されている滝や、誰も気に留めない小さな滝もあります。
滝って落差の激しい場所を流れる川のことで、様々な形状のものがあります。
垂直に落下する大きな滝や、霧状に霧散する滝、それに斜面を駆け下りるように流れていく滝。
名瀑と呼ばれる滝にも行ったし、滝は風景写真の人気のスポットと言えるでしょう。
私は人が集まる大きな滝よりも、山奥にひっそりと長れる小さな滝が好きです。
もちろん大きな滝も好きなんだけど、でも観光地として整備されている場合が多いので、一から十まで自然を堪能できるわけじゃありません。
だからあまり大きな滝じゃなくても、山の中でひっそりと流れる滝が好きです。
滝ってなんだか神社と似ているところがあって、常にしっとりとした空気が流れています。
別に滝の湿気のせいじゃないですよ。
そういう雰囲気があるという意味です。
あとは神聖な場所という気がします。
山から湧き出た水が流れていく。そしてその水は綺麗に透き通っています。
山の中の水は夏でも冷たくて、泳ぐのには向いていません。
だけどいつでもひんやりとしたあの水こそが、自然の最大の恵みだと思います。
水が無ければ、ほとんどの生き物は生きていけません。
水は命の根源と言ってもいいほどで、そもそも水が無ければ生物も生まれなかったでしょう。
その命の根源たる水が、最も神性を増す場所。
それが滝のように思えます。
だから滝を撮る時は、一礼してから撮ります。
そして撮影が終わったら、また一礼をして帰ります。
神社を撮る時と同じです。
私は滝を見ていると、いつだって龍を想像してしまいます。
鯉が滝を昇ると龍になるという言い伝えがあるけど、そもそも滝には龍が潜んでいるのかもしれません。
ロマサガの技で「下り飛竜」というのがあったけど、滝を見ているとそれを想像してしまいます。
滝は龍が大地に帰っていく姿で、逆にそれを昇ると新たな龍が生まれる。
そもそも滝という漢字に竜が入っているので、昔の人も滝に龍を重ね合わせて見ていたのでしょう。
滝は龍が下る場所であり、新たな龍が生まれる場所でもある。
龍とは自然に対する概念そのものであり、その象徴的な場所が滝だと思います。
滝を見つめ、滝に一礼する時、龍もこちらを見ているかもしれませんね。

スリランカの病魔 ヤカー

  • 2016.01.24 Sunday
  • 14:40
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
ヤカーという悪魔がいます。
私のブログの名前も、この悪魔から名前を借りています。
ヤカーとはスリランカに住む病魔のことです。
病気といっても色々あるけど、それらは全てヤカーと仕業と考えられていたそうです。
しかも、この病気はこのヤカー、あの病気はあのヤカーという風に、まるで病原菌のように様々なヤカーがいます。
そしてそれら全てのヤカーの上に君臨するのが、サンニ・ヤカーです。
サンニ・ヤカーはヤカーたちの親玉で、病魔の王とされています。
人々は病魔から身を守る為に、お供え物をしたり、また病魔に扮して踊ったりしたそうです。
現代でこそ病気は細菌やウィルスがもたらすものと分かっていますが、昔はまったく未知の恐怖だったでしょうね。
相手は目に見えないほど小さな生き物だから、病気は生物がもたらすものとは考えもしなかったでしょう。
だから病魔から身を守る為に、お供え物や踊りを披露して、ヤカーにお引き取り願おうとしたわけです。
この辺の儀式ってすごく面白いです。
これは日本でもそうだけど、災いや病気を祓う為に、あえて悪神や魔物に供物を施すんです。
そして丁寧に祀ったり、時には踊りや歌を披露して楽しませたり。
西洋だと悪は倒すものなのかもしれないけど、東洋だとそうはならないようです。
戦うことは必要だけど、戦う以外にも、災いや病魔から身を守る儀式を持っていたってことです。
供物や踊りでヤカーにお引き取り願う。
それでも無理な場合は、病魔の王であるサンニ・ヤカーを呼んで、ヤカーたちを立ち去らせていたそうです。
これもまた面白い儀式です。
病魔を払うのに、病魔に頼む。
毒をもって毒を制すというわけです。
病気を操る魔物なら、病気を遠ざけることも可能なはず。
きっとそういう考えがあったんでしょうね。
日本でも禍神という神様がいて、これは厄災を司る神様です。
その神様を丁寧に祭れば、厄災を払ってくれるはずというわけです。
ヤカーは病魔だから、いわゆる疫病神ですね。
私がこのブログの名前をヤカーにしたのは、女神転生シリーズに出てきたヤカーが、非常に面白いというか、憎めないデザインだったからです。
それにヤカーという響きも気に入ってるし、それでこのブログをヤカーブログと名付けました。
病魔は恐ろしいけど、でも味方に付けることが出来れば、病気を遠ざけてくれます。
目に見えない恐怖は、目に見えない概念で対抗する。
昔のスリランカの人たちは、ヤカーを敵であり、味方でもあると考えていたのかもしれませんね。

ギリシャ神話のケルベロスVS北欧神話のガルム

  • 2016.01.05 Tuesday
  • 13:41
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
ケルベロス。
それはギリシャ神話に登場する、地獄の番犬です。
この恐ろしい獣は、頭が三つあり、尻尾は龍になっているそうです。
しかも背中には毒蛇が生えていて、勝手に地獄から出ようとする者に襲いかかります。
また勝手に侵入しようとしても襲われるそうで、許可なき出入りは絶対に許しません。
ケルベロスの父はテュフォンという巨人で、母はエキドナというモンスターです。
女神転生ではお馴染みの魔獣で、このゲームではライオンのような姿をしています。
真女神転生機↓兇任蓮強力な悪魔であるにも関わらず、かなり早い段階で仲魔に出来ます。
高レベルの悪魔なので、序盤ではほとんど敵無しです。
この恐ろしい番犬は甘い物が好きなので、蜂蜜のケーキを持って行けば、襲われずにすむという伝説があるそうです。
ケルベロスはギリシャ神話に登場するモンスターで、このモンスターほど名前の通った魔獣もいないでしょう。
しかし北欧神話にも、似たような魔獣がいます。
その名はガルム。
死者の国であるニブルヘイムの見張り役で、脱走しようとする者に襲いかかります。
身体は黒く、胸だけが赤くなっているそうです。
なぜ胸が赤いかというと、貪り食った死者の返り血を浴びているからです。
それほどまでに獰猛なこの魔獣は、決して切れることのない鎖に繋がれています。
飼い主は冥界の女王ヘルです。
北欧神話には、神々の最終決戦ラグナロクがあります。
この最終戦争の時だけ、ガルムの鎖が解かれます。
それはつまり、ガルムが神々の争いでも活躍できるほど強いという証拠です。
ケルベロスとガルム。
どちらも地獄の見張り番で、親も強力な怪物です。
血統、気性、戦闘力、どれをとっても、神々に引けを取らないほど強いってことです。
もしこの二頭が戦ったら、いったいどちらが勝つんでしょうね。
実はガルムは一匹ではなく、複数の猟犬なのです。
それに対してケルベロスは一頭だけの魔物です。
ですが頭が三つもあり、背中から毒蛇を生やし、尻尾は龍になっています。
だからたった一頭であっても、ガルムの群れに負けないかもしれません。
私はおそらくケルベロスの方が強いと思っています。
ガルムは気性の荒さこそケルベロスを上回りそうですが、それ以外の部分では、ケルベロスに勝てる要素が見当たらないからです。
ガルムは群れですが、先ほども書いたように、ケルベロスには三つの頭や龍の尻尾があります。
だから数で攻めても、決してガルムが優勢とは限りません。
ケルベロスは黒くて大きな牙を持ち、その体もかなり巨大だと思います。
父は巨人だし、たった一頭で地獄の見張り番をするくらいだから、大きな体をしているはずです。
だからケルベロスの牙や爪は、たった一撃でもガルムを引き裂くでしょう。
しかしガルムも大人しくやられるとは思えません。
まるで狼の群れのように、チームワークで攻撃を仕掛けるでしょう。それもとても俊敏な攻撃だと思います。
それにとにかく気性が荒いので、自分より大きな敵でも怯まないでしょう。
ケルベロスとガルムの戦いは、言うなればライオンと狼の群れの対決のようなものです。
ライオンの方が優勢だとは思いますが、どちらが勝つかは分かりません。
共に地獄を見張る恐ろしい獣で、その強さも折り紙つきです。
だけど登場する神話が違うので、決して争うことはありません。
もしこの両者が出会ったなら、血の雨が降ることは確かでしょうね。

死してもなお人を襲う魔物 アンデッド

  • 2015.12.06 Sunday
  • 14:10
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
アンデッド。それは死してもなお人に襲いかかる魔物。
ゾンビ、骸骨の騎士、マミー、リッチ、ちなみにヴァンパイアもアンデッドに属します。
ゾンビでも色々な種類がいて、人間型のゾンビ、犬型のゾンビドッグ、そして竜型のドラゴンゾンビなど。
死んだはずにも関わらず、生きている魔物と同様に人を襲います。
アンデッドは海外に多い気がします。
日本ではあまり聞かないですね。
どちらかというと、怨霊や悪霊の類いが多い気がします。
死者を埋葬する方法としては、火葬や土葬、それに水葬や鳥葬というのもあります。
日本だと99%が火葬で、肉体は残らないわけです。
でも以前は土葬がほとんどで、死者でもしばらくは肉体が残っています。
だけどアンデッドという類いの魔物はあまりいません。
きっと日本人の考え方だと、死者が死者のまま襲いかかって来るという発想がなかったのでしょう。
肉体から魂だけが抜け出して、それが悪霊になって悪さをする。
そう考える方が、日本人にとって自然だったのかもしれません。
そもそも祖霊信仰のある国ですから、死者=霊魂という考え方があるのでしょう。
死んだら肉体は滅ぶけど、魂だけは残る。だから死者が悪さをするなら、それは魂だけになって悪さをするはずだ。
こういう発想なんじゃないかと思います。
でも海外、特に西洋だと違うみたいです。
土葬しているなら肉体が残っているわけだから、もし死者が悪さをするなら肉体を保ったまま襲って来るという発想なのでしょう。
もっというなら、死者の魂は神の元に召されるわけだから、土の中に埋まっているのはただの亡骸です。
もしも死者が魔物に変わるなら、それは魂の抜けた肉体が化け物になるということ。
そう考える方が、向こうの人にはしっくり来たのかもしれません。
アンデッドはよくゲームにも登場する魔物です。
弱点は火、もしくは光属性の魔法です。
ファイナルファンタジーだと回復魔法をかけるとダメージを与えることが出来ます。
アンデッドは死者に対する恐れがから来たものだと思います。
もし墓の下から死人が這い出てきたらどうしよう・・・・・?
夜中に墓を通る人は、そういう風に怖がったのかもしれません。
どんな民族でも死に対する恐怖はあると思うけど、その恐怖のイメージには違いが出るようです。
西洋人の死者に対する恐怖、その象徴がアンデッドなんだと思います。
日本人が幽霊を怖がるように、向こうの人はゾンビを怖がるそうです。
死に対する恐れは同じでも、その恐れに抱くイメージの違いはっきり分かれます。
死してもなお人を襲うアンデッドは、生きた人間が生み出した、死の恐怖の具現化なんでしょうね。

神の代理 最大最強の天使メタトロン

  • 2015.10.05 Monday
  • 13:53
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
メタトロン。
女神転生シリーズが好きな人なら、すぐにピンと来る名前のはずです。
そして天使に詳しい人も、この名前を知っているはずです。
メタトロンは神と同一視されるほど偉大な天使で、天使の王、神の顔などの異名を持っています。
メタトロンは非常に謎の多い天使で、元は人間だとする説もあります。
しかし逆に、全ての天使の頂点に君臨する神の代理という説もあります。
かの有名な四大天使、ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルよりも、その地位は上だという説もあるほどです。
ほとんどの天使に「エル」という言葉が名前に入っているのに、メタトロンだけは例外です。
それもまた、彼が特別な天使と解釈される所以です。
さて、メタトロンは女神転生シリーズにおいては、最上位の天使として登場します。
最強の仲魔といえば、シヴァ、ヴィシュヌ、メタトロンの三強と決まっているほどです。
ですがシリーズを追うごとにベルゼブブが仲魔になったり、英雄というやたらと強い種族を作りだせたり、または魔人という恐ろしい死神まで仲魔に出来るので、今ではこの三強は崩れました。
しかしメタトロンだけが例外的に強く、真女神転生轡泪縫▲スでは、真のラスボスであるルシファー戦まで活躍してくれます。
仲魔にするのは大変なんですが、頑張ってでも仲魔にしたいほどの強さを持っています。
マニアクスクロニクルでは、メタトロン、ベルゼブブ、魔人のいずれか、もしくはライドウが最強のメンバーかもしれません。
メタトロンは徹底した正義を持っているので、相手が人間であっても、神に背くなら容赦はしません。
けっこう残虐な面も持っているようで、多くの人間を串刺にしてしまったりと、天上界においてのサタンの姿ではないかとの説もあるほどです。
サタンといえばルシファーと並ぶ最大最強の悪魔ですが、それと同一視されるということは、いかにその力と権限が大きいかを物語っています。
実質的に神の意志を遂行するのは彼であり、配下の天使にあれこれと命令を出せる立場なのです。
人間の世界で例えるなら、神が会社を興した名誉会長ならば、メタトロンは恐ろしくやり手の社長ということでしょう。
彼の上に君臨するのは神だけであり、それ以外の一切に従う事はないのです。
そういう意味では、メタトロンは必ずしも人間の味方とは言えませんし、人間を守護する存在というわけでもありません。
とにかく神の意志を遂行することこそが大切なので、悪魔はもちろんのこと、人間でさえ神に背くなら天罰の対象となります。
そういう恐ろしい面を持っているのですが、それでも偉大な天使という事に変わりはありません。
人間の世界でもそうだけど、組織では上に行けば行くほど、良い人というだけでは務まらないはずです。
時に鬼になったり、時に悪魔になったり、そういう面を持ち合わせていなければ、巨大な組織のトップには君臨出来ないでしょう。
女神転生轡泪縫▲スの中では、悪魔の身体になってしまった主人公に対して、悪に染まってはいけないと忠告しています。
主人公がルシファーに利用されていることを知っているので、決して人の心を捨てるなと諭しています。
それは正義を守る天使だからこその忠告であり、また主人公が悪魔になってしまえば、ルシファーの配下が増えてしまうことになります。
二つの理由から、主人公に再三忠告を重ねていました。
それを無視し続けると、最終的には戦いになります。
新たな悪魔の誕生など、メタトロンにとっては断じて見過ごすことの出来ない事態ですからね。
私はキリスト教徒でもユダヤ教徒でもないけれど、でもメタトロンという天使の偉大さだけは感じてしまいます。
きっとゲームの影響なんだろうけど、彼には圧倒的な存在感、強さ、そして輝きがあります。
正義や光を体現する、比類なき天使なんだろうと思っています。

世界の元素 四つの精霊

  • 2015.09.25 Friday
  • 09:37
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
四つの精霊。
それぞれ火、水、土、風を司る、この世の元を構成する精霊がいます。
火はサラマンダー、水はウンディーネ、土はノーム、風はシルフです。
どの精霊もゲームや漫画で登場する事があるので、有名かもしれません。
精霊とは万物に宿る魂のような存在であると共に、世界を構成する大元の元素でもあります。
例えば日本の場合だと、精霊信仰というのはありません。
でもその代わりに八百万の神々といった概念があり、それは他文化における精霊とよく似た役割です。
火の神様なら火の精霊、水の神様なら水の精霊といった具合に、表現する言葉は違えど、役割は似通っていることが多いのです。
それに一神教のキリスト教においても、神様は一人ですが、多くの天使や精霊が存在しています。
力のある天使になると、多神教でも上位の神に匹敵するような存在になります。
だから名前に精霊が付いているかいないのかの違いだけで、多神教の神々も天使も、役割は似ているんです。
精霊信仰というのは、要するに自然信仰のことです。
目に見える自然、身に感じやすい自然といえば、やはり火、水、土、風になるでしょう。
その他にも植物や動物がいますが、これらは具体的過ぎるのでしょう。
精霊信仰の対象となるのは、もっと抽象的な存在です。
だから火や水、それに土や風こそが、世界を構成している元素と位置付けられたのでしょう。
科学が発展した今では、上記のどれもが元素ではないことが分かっています。
火は物質ではないし、風も物質ではありません。このどちらもただの現象です。
それに水と土は元素から構成されているものの、元素が集まって出来ているので、元素と呼ぶことは出来ません。
原始の世界では神様がいて、時代が下って哲学者のタレスが万物の根本を考えだし、科学が進んで元素が見つかりました。
そしてその元素さえも、素粒子というとても小さな粒から構成されているので、元素が世界の元ではありません。
でもこの地球に住んでいる限り、火、水、土、風が世界の要素といっても過言ではない気がします。
人は今でも農業を営み、水と土から恩恵を受けています。
それに風は種子を運び、緑を根付かせてくれるし、火はあらゆるエネルギーの源になります。
電気を作るのだって、火力がメインですからね。
だから私たちの生活を支えると言う意味では、この四つが世界の要素といっても正解だと思います。
それは地球の自然も同じです。この四つの要素こそが、命を育んでいるのですから。
現実には存在しないとしても、そこに精霊を描いてみる。
そうすれば、昔の人たちの目に、この世界がどう映っていたのか感じることが出来るかもしれません。

陰陽師の墓 安倍清明

  • 2015.09.13 Sunday
  • 12:14
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
JUGEMテーマ:歴史


昨日に続いて陰陽師の墓です。
こちらは安倍清明の墓。
芦屋道満とは別の山に建っています。
二つの山で対になるような感じです。





陰陽師の役割は、政治の助言や知識を活かした医療行為だったと思います。
でも創作の世界では、悪霊や妖怪と戦う、京の都の戦士です。
清明はイケメンとして描かれることが多く、道満は鬚を生やしたおじさんってイメージですね。





清明の墓にもお地蔵さんが建っていました。
陰陽師って道教的なイメージがあるけど、仏教とも深い繋がりがあるんですかね。
創作では式神を使って戦うことが多いです。





奥に見える山の向こう側に、道満の墓があります。
二つの墓が、山間の町を挟んでいる形です。





この日はお祭りで、清明の墓から道満の墓へ歩いていく人たちがいました。
巫女さんの恰好をしたりして、かなり賑やかなお祭りです。
カメラを持った人も大勢訪れていました。
安倍清明と芦屋道満。
二人の陰陽師は、あの世でもライバルなんでしょうか?
陰陽師はいつだって神秘的なイメージに包まれていますね。

 

陰陽師の墓 芦屋道満

  • 2015.09.12 Saturday
  • 14:31
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
JUGEMテーマ:歴史


大昔、京の都では陰陽師が活躍したそうです。
呪符を片手に物の怪と戦う。
京の平和を守る為、類い稀な霊力を以て悪霊や妖怪を打ち負かしていました。
さて、ここに映っているお墓は陰陽師の墓です。
日本で最も有名な陰陽師の一人、芦屋道満です。
あの安倍清明のライバルですね。





道満は安倍清明との戦いに敗れ、京を負われました。
それは霊力の戦いではなく、彼との勢力争いに負けたという事です。








昔は今ほど法律が整備されておらず、政教分離もなされていません。
だから陰陽師のような存在は、時の為政者にとって大事な存在だったのでしょう。

神託や占いや、もしくは祈祷。それによって政治を決めていた部分はあると思います。
そうなると、名のある陰陽師は為政者のお抱えとなります。








芦屋道満は、安倍清明との勢力争いに負けました。
時の為政者を批判して、都を追放されてしまったそうです。
その後、彼が辿った道は定かではありません。
一説では、薬屋を営んでいたのではないかと言われています。








シャーマンや陰陽師というのは、きっと当時における学者のような存在だったのでしょう。
様々な知識を身に着け、そしてある程度科学や医療にも精通していたはずです。
この草とこの根っこを煎じれば、この病気に効くといったような知識を持っていたんでしょう。
外国のシャーマンでも、解毒の際には薬草を用いたり、独自に調合した薬を使ったりします。
そのおかげでサソリの毒から助かったという話を、タレントさんがテレビで話していました。
それは霊力どうこうよりも、医学的な知識や技術のおかげだったのでしょう。
道満にもきっと、そういった知識や技術があったんだと思います。





棚田の見下ろせる丘で、道満は静かに眠っています。
本当にここで亡くなったのかどうかは分かりませんが、でも有名人の没した土地というのは至る所にありますからね。
もしここに眠っていたって、おかしくありません。

安倍清明のライバルだった芦屋道満。
彼の本業は、為政者の補助、そして医学的な知識を生かした医療行為だったんだと思います。
現在のように科学が発達していない時代、医療を操る人は特別な力を持った人間に見えたんでしょう。
京の都で物の怪と戦っていたのかはいざ知らず、偉大な人物であったことは間違いないと思います。
次回は安倍清明のお墓を載せます。

 

ルシファーとサタン

  • 2015.08.21 Friday
  • 13:17
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
ルシファーとサタン。
共に悪魔の王であり、地獄の君主とされます。
またこの両者は同一視されることもありますが、まったくの別物だという説もあります。
ルシファーは元々天使であり、全ての天使の頂点に君臨する最高位の天使でした。
ルシファーがまだ天使だった頃、ミカエルやガブリエル、それにラファエルやウリエルは、アークエンジェルという下級の天使でしかありませんでした。
ルシファーは神に最も近い場所にいる天使であり、光り輝くほど荘厳な姿だったそうです。
その姿は「明けの明星」と称されるほどで、神に次ぐ偉大な存在でした。
しかし神に次ぐ者では我慢出来なくなり、慢心から謀反を起こしてしまいます。
天使の三分の一の軍勢を引き連れ、神に弓引いたことで、悪魔に堕とされました。
この時の戦いでミカエルらが活躍したので、ルシファーに代わって最高位の天使になったのです。
ちなみにメタトロンという最も位の高い天使がいますが、この天使はユダヤ教の天使である為、ミカエルらと比べることに意味はありません。
ルシファーは元々、神に次ぐほどの天使でありました。そして謀反を起こした為に、地獄に堕とされて悪魔になったのです。
地獄に落ちてからの説は色々あるようですが、重要なのは元天使ということです。
それに対してサタンは、最初から悪者として描かれています。
しかしサタンもまた、出身はユダヤ教です。
この時のサタンは、実は天使の一人なのです。
そして人間界に降りては、様々な誘惑で人間を惑わしました。
この誘惑に引っかかると、神様からキツイお仕置きが待っています。
なぜなら誘惑に引っ掛かった人間は、サタンによって神に報告されるからです。
要するに、サタンは悪人を暴く為のオトリ捜査官のようなものということです。
しかし悪魔というわけではなく、神に仕える一天使でしかありませんでした。それも下級の天使だったそうです。
しかしキリスト教においては、人間を惑わす悪魔として描かれます。
サタンは蛇の姿をしていて、普段は地獄に住んでいます。
そして地上に這い出ては、人間を惑わすわけです。
サタンの誘惑に負けた者は、悪とみなされて地獄へ落とされてしまいます。
また最初の人間であるイヴを惑わし、禁断の果実を食べさせたのもサタンです。
キリスト教においては、サタンは完全に神の敵であり、そして人間を堕落させる悪魔です。
しかし元々は天使だったので、この点はルシファーと共通しています。
ルシファーは最高位の天使でしたが、サタンは下級の天使、それもオトリ捜査官です。
しかし二人とも最終的には悪魔になってしまいます。
ルシファーが悪魔になった経緯はハッキリしていますが、サタンが悪魔に変容した過程はよく分かりません。
ユダヤ教からキリスト教に取り込まれる過程で、悪魔に落ちたのは間違いないでしょう。
しかしルシファーのように、これがこうなって悪魔になりましたという説がハッキリしません。
サタンは悪魔の王であり、悪魔=サタンといっても過言ではありません。
サタンとはたった一人の悪魔でありますが、それと同時に悪魔そのものを意味することもあります。
神に反逆する者、人間を堕落させる物、そして地獄の主。
サタンはルシファーなのか?
悪魔になったルシファーがサタンに姿を変えたのか?
それともまったくの別物なのか?
それは色々な説があるので分かりません。
しかし双方ともに、光と影の面があるのは間違いありません。
元々が天使で、後に悪魔になってしまった。
善と悪。ルシファーもサタンも二面性を持つ存在であり、善悪二元論はゾロアスター教に起源を持ちます。
善と光の神アフラ・マスダ。悪と闇の魔王アーリマン。
それぞれの下には、対になる天使たちがいます。
人間の中には二面性があり、完全な善人、完全な悪人は少ないと思います。
ゾロアスター教では、決してアーリマンに惑わされてはいけないとされています。
これはルシファーやサタンとも共通しますね。悪魔に惑わされるのは、地獄へ落ちることを意味します。
東洋ではこれと似た思想に、陰と陽という考え方があります。
しかし陰は必ずしも悪ではなく、陽と対になる必要な存在です。
この世は陰陽のバランスで成り立っているという考え方です。
ルシファーとサタンは、陰陽には当てはまらないですね。
悪は悪。無くなるのに越したことはないけど、決してなくならないもの。
ルシファーもサタンも、人の心の邪悪な部分の映し身であり、そういう意味では同一の存在と言えるのでしょうね。

UMAと妖怪の境界線

  • 2015.08.17 Monday
  • 12:22
JUGEMテーマ:神話・伝承全般
妖怪とUMA。その境界線はどこにあるんでしょうか?
妖怪の中にオバリヨンという奴がいます。
こいつは木の上から飛び降りて、人間の背中にくっ付く妖怪です。
オバリヨンに憑かれると、まるで岩を背負ったように身体が重くなり、動くことが出来なくなると言われています。
しかしこの妖怪の元は、空腹にあるという説があります。
昔は今みたいに栄養のある物をたくさん食べられる時代じゃなかったので、栄養失調になって動けなくなることがあったのでしょう。
その動けなくなるという現象を、オバリヨンのせいにしたわけです。
他にもぬらりひょんって妖怪がいますね。
この妖怪は家人のいない間に家に忍び込み、勝手に飯を食う奴です。
気がつくと食べ物が少なくなっている。これはきっと妖怪のせいに違いない!
昔の人はそういう具合に考えたのではないでしょうか?
しかし昔は家の戸締りなんてずさんだったでしょうから、誰かが勝手に忍びこんで、飯を食うことも可能だったはずです。
それを妖怪の仕業と考えたのではないかと、私は思っています。
妖怪の元となるのは、不可思議な現象です。
目に見えない、実体がない。でも不思議な現象が起こる。
日常的に起こる不可解な現象は、妖怪という物の怪となって形を持った。
妖怪は人の不安や疑問を受け止める、心の映し身であると思っています。
ではUMAはどうか?
これは日本語で書くと未確認生物のことです。
生物ってことは生き物であり、しかし生物学的に定義されていない奇妙な生き物のことです。
もうこの時点で、決定的に妖怪と異なりますね。
妖怪は不可解な現象が形を持った者。UMAは未発見ながらも、目撃例がある生物のことです。
現象と生き物。これが両者の境目だと思っています。
妖怪が実在するということは有り得ないでしょう。
不可解な現象を具現化したものだから、実際に発見することは無理です。全ては人間の想像の産物なのですから。
しかしUMAに関しては、もしかしたら実在する可能性があります。
もし恐竜が生き残っていたら?もし本当にツチノコのような蛇がいたら?もし本当にモスマンのような巨大な蛾がいたら?
どれも絶対に有り得ないとは言い切れないと思います。
UMAは生き物に対しての不安、不可解、好奇心、それらが元になっていると思います。
もし雪男が実在していたとしても、別に不思議じゃありません。
雪男は真っ白なゴリラのような姿をしていますが、もしゴリラが雪山の環境に適応していたら、そういう姿になってもおかしくはないでしょう。
なぜなら毛が真っ白な方が、雪山では身を隠しやすいはずだからです。
身を守る為に理に適っています。
雪男は未だ発見されていませんが、もし見つかっても一ヶ月ほどで飽きられそうです。
でも雪女はいないでしょうね。なぜなら彼女は妖怪だからです。
人間の姿をしていて、その身は氷のように冷たい。
もし生き物だったら、氷のように冷たいという時点で死んでいます。
体温がマイナスの生き物なんて、ちょっと考えにくいですからね。
妖怪は現象、UMAは未発見の生き物。
境界線はハッキリしてるけど、でも混同してしまうことも多々あります。
ターボばあちゃんとかドッペルゲンガーとか、どっちに分類していいのか分かりづらい奴らもいますからね。
もしかしたら両者を分けることには、かなり難しいのかもしれません。

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>

GA

にほんブログ村

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM